reporter

二刀流森井翔太郎が公式戦デビュー 3番DHで初打点記録──桐朋からアスレチックスへ

アスレチックス傘下のルーキーリーグであるACLアスレチックスに所属する森井翔太郎内野手(18歳、桐朋高校出身)が公式戦デビューを果たしました。彼はヒットを放つことはできなかったものの、初の打点を挙げました。今シーズンの開幕戦となるACLジャイアンツ戦では、「3番DH」としてスタメン出場しました。試合は1-3、不利な状況で迎えた6回1死二、三塁の場面で、彼は左翼への犠牲フライを打ち、初打点を記録しました。1回2死での第1打席ではセカンドゴロ、4回1死一塁での第2打席では空振り三振、また7回1死一、二塁の第4打席でも空振り三振となり、合計で3打数無安打、1打点、2三振という結果でした。東京都の進学校である桐朋高校から、森井はアスレチックスとマイナー契約を結びました。彼は打者として高校通算45本塁打を記録しただけでなく、最速で153キロの速球を投げることができる投手としても注目されています。

ジャッジがメジャーで2位の11本目となるソロホームランを含む活躍、打率はリーグで圧倒的首位の.432

ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)の素晴らしい活躍が続いています。この日はホームでのレイズ戦に「2番・ライト」で出場し、1回の1アウトから先制の11本目のソロホームランを放ちました。直近4試合で3本目のホームランを記録。4打数2安打1打点のマルチヒットを達成し、打率を.432にまで引き上げました。ホームラン数ではマリナーズのローリー(12本)に次いでメジャー単独2位となっており、打率は両リーグで圧倒的な1位、打点33でも両リーグ1位で、現在二冠を達成しています。OPS1.312、出塁率.520、長打率.792など、多くの打撃カテゴリーでもメジャートップを誇っています。ジャッジはこれで初回のホームランが通算71本目となり、ヤンキース球団ではデレク・ジーターと並び歴代4位タイに。ベーブ・ルース、ミッキー・マントル、ルー・ゲーリッグに次ぐ偉大な記録です。また、今シーズンここまでチームの33試合で54安打を放ち、開幕から33試合ではデレク・ジーターの記録を更新し、球団史上最多となりました。

【ACLE】川崎フロンターレ、悲願のアジア初制覇ならず涙…272億円のアルアハリに枠内シュート0本で0-2完敗

川崎フロンターレの夢はついに叶うことはありませんでした。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝で、アルアハリ(サウジアラビア)に0-2で敗れ、初めてのアジア王者の夢は次回に持ち越しとなりました。試合では枠内シュートを一度も打てず、アルアハリが初代ACLE覇者となりました。 川崎Fは準決勝で歴史に名を刻む戦いを見せました。ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWマネを擁するアルナスル(サウジアラビア)を3-2で破り、スタメン5人を入れ替え、MF脇坂泰斗主将(29)やMF家長昭博(38)が挑みましたが、頂点には届きませんでした。 長谷部茂利監督(54)は「非常に悔しいです。鬼木達前監督から引き継ぎ、ここまでこれましたが、最後の役目を果たせませんでした。応援してくれたサポーターに報いたかったのですが、本当に申し訳ない。Jリーグがまた始まるので、この悔しさを晴らしたい」と述べました。 前半、相手にボール支配率で優位を取られる中、均衡は破られました。0-0の35分に、元ブラジル代表FWフィルミーノ(33)からのパスを受けたブラジル代表FWガレーノ(27)が美しいゴールを決めました。続く42分、三浦颯太が負傷でピッチを離れた際に追加点を奪われました。 後半、反撃に出ようとFWエリソンに代えてFW山田新を投入。20分にはMF伊藤達哉と大関友翔を投入し、ボールを保持する展開に持ち込もうとしましたが、一点が遠かったです。気温30度の中で奮闘しましたが、枠内シュートを放つことができませんでした。 長谷部監督は公式会見で「チャンピオンになるチャンスがきた」と話しましたが、サウジアラビアの政府系ファンドで強化されたアルアハリには多くの世界クラスの選手が揃っていました。 「トランスファーマーケット」によると、選手の総価値は約272億円とされ、川崎Fの約24億円の10倍以上です。長谷部監督は「お金でプレーできない」と述べましたが、個々の能力差がそのまま得点差に現れました。 今季から新たな大会方式となり、準々決勝以降、中東ジッダで集中開催となりました。川崎Fは初の決勝に進出し、努力を見せましたが勝利には至りませんでした。 日本勢としては22年の浦和レッズ以来となる優勝の機会を逃しましたが、川崎Fの功績は色褪せることはありませんでした。 【得点経過】 0-1 前半35分 ガレーノ(アルアハリ) 0-2 前半42分 ケシエ(アルアハリ) 【今大会の成績】 ▼1次リーグ 6勝2敗 ▼準々決勝 川崎F 3-2 アルサド(カタール) ▼準決勝 川崎F 3-2 アルナスル(サウジアラビア) ▼決勝 川崎F 0-2 アルアハリ(サウジアラビア)

井上尚弥が「戦友」ドネアと再会「将来の殿堂入り2人、それは議論の予定がない」MC絶賛

【ラスベガス(米ネバダ州)3日(日本時間4日)=藤中栄二】プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が3度目のベガス決戦へ、計量クリアした。4日(同5日)、当地のT-モバイルアリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)との防衛戦を控え、MGMグランドで公開計量に登場。121・8ポンド(約55・24キロ)でパスしたカルデナスに対し、井上は121・9ポンド(55・29キロ)でクリアした。計量会場に設置された特設スタジオには、ゲストとして元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(42)が招かれていた。計量後、井上はスタジオでインタビューに応じた際、ドネアと再会。ガッチリと握手を交わした。両者は19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級決勝、そして22年6月にWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦で2度戦っている。ドネアから「試合ごとに良くなっている。彼のキャリアがどこまでいくか楽しみにしている」をエールを送られた。すると井上は「ノニトとの試合が自分のキャリアの中で1つの分岐点だった。ありがとう」と笑顔で応じた。カメラマンの求めに応じ、井上はドネアとツーショット撮影。その2人をみつめながらMCは「将来の殿堂入り候補2人、それは議論の余地がない。間違いない」と絶賛していた。【井上尚弥5・5防衛戦】カルデナスと米ラスベガスで激突/試合当日ライブ速報します>>

井上尚弥、ラスベガスでの3度目の試合に向けて計量パス「キャリアの分岐点」—再会したドネアと共に

【ラスベガス(米ネバダ州)3日(日本時間4日)=藤中栄二】プロボクシングで4団体統一スーパーバンタム級王者である井上尚弥選手(32=大橋ジム)は、ラスベガスでの3度目の試合を前に計量をクリアしました。現地時間で4日(日本時間5日)、T-モバイルアリーナで行われるWBA世界同級1位のラモン・カルデナス選手(29=米国)との防衛戦に向け、MGMグランドでの公開計量に登場。井上選手は121.9ポンド(約55.29キロ)で、カルデナス選手に対する計量をクリアしました。カルデナス選手と顔を合わせた後、井上選手は「とても落ち着いていて、仕上がりも良い印象です」と語りました。約200人のファンを前に公開計量を終えた彼は、「イベントとして日本とは全く異なるものです」と笑顔で語り、今のモチベーションについては「さらに強くなりたいという気持ちです。最終目標として1つ上のフェザー級にもチャレンジしたい」と意気込みを新たにしました。計量会場の特設スタジオでは、ゲストとして招かれた元5階級制覇王者のノニト・ドネア選手(フィリピン)と再会。2019年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝、そして2022年6月のWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦で2度対戦した「戦友」に励まされました。井上選手は「ノニトとの試合は自分にとってキャリアの一つの分岐点でした。ありがとう」と、3度目のラスベガス決戦を前に士気を高めていました。

ドジャース、中堅手キム・へソンがメジャー昇格「とても驚いた」 エドマンが負傷者リスト入り

ロサンゼルス・ドジャースは、内野手のキム・ヘソン(26歳)のメジャーリーグへの昇格を発表しました。それに代わり、トミー・エドマン内野手(29歳)が右足首の炎症で負傷者リスト(IL)に入りました。 キム選手はチームに合流し、試合前にはフィールドで守備練習を行いました。彼はメジャー昇格の知らせについて、「昨日、マイナーリーグでの試合後、3Aの監督から聞いて非常に驚きました。とても嬉しく、ワクワクしています」と感想を述べました。 キム選手は、韓国プロ野球のキウムからポスティングシステムを通じて、今年1月にドジャースに移籍しました。その際、3年総額1250万ドル(当時の為替レートで約19億3750万円)で、2年間の球団オプション付きの契約を結びました。彼は4年連続で打率3割を超える実績を誇っており、期待されていましたが、オープン戦では苦戦し、15試合で打率.027、1本塁打に終わりました。 しかし、3Aでは28試合で打率.252、5本塁打、19打点を記録。キム選手は「今はとても良い感覚で、自信を持ってプレーできている。バッティングを改良し、かなり練習を重ねてきた。春キャンプでチームに初参加した時と比べて、かなりレベルアップした」と胸を張りました。 メジャー昇格後初めてのこの日はベンチスタートとなりました。天候不良が予想されていますが、途中出場となれば、これがメジャー初出場となります。

大谷翔平、35球の強度を上げたピッチング練習を行う ロバーツ監督「良い兆候」スライダー解禁時期は未定

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が試合前にブルペンでの投球練習を行い、復帰に向けたリハビリを進めました。彼はフォーシームやツーシームといった速球を含む35球を投げ、時にはスプリットを交えました。球団スタッフによると、最速で94マイル(約151キロ)を記録しました。この強度の上がった投球練習により、順調に調整が進んでいます。ロバーツ監督は「球速が少し上がったと聞いている。良い兆候だ」と現状を説明しました。しかし、スライダーを解禁する時期はまだ決まっていません。同監督は「解禁の判断は医療スタッフが行うことになると思う。それがいつになるかは現時点では分からない」とコメントしました。今後のプロセスとしては、すべての球種を解禁した後、実戦を想定したライブBP(バッティング練習)が予定されています。監督は「エラトロシュ医師、担当トレーナー、そしてショウヘイの意見を集約し、慎重に進めていくことになる」と将来の見通しを明かしました。

大谷翔平「1番DH」出場なるか、佐々木朗希のメジャー初勝利に期待/速報

ドジャースの大谷翔平選手が「1番DH」で先発しています。 一方、先発投手は佐々木朗希選手で、彼のメジャーリーグ初勝利を目指しています。 試合は当初午前8時15分開始予定でしたが、雷雨予報のため、マウンドとホームベースにシートがかけられ、開始が遅れる見込みです。試合が始まり次第、速報をお届けします。 チーム123456789計 ド 0 ブ 0 大谷翔平の第1打席 佐々木朗希の1回 1番  2番  3番  ドジャース大谷翔平(25年4月撮影) ドジャース佐々木朗希投手(25年4月撮影)

【西武】7回無失点3勝目 うなぎのぼり今井達也を支えるのは下り坂「うまく利用する」というココロは

エースの力投が6連勝を呼び込んだ。西武今井達也投手(26)が、7回を4安打無失点で今季3勝目。チームを単独2位に引き上げた。   ◇   ◇   ◇今井の勢いが止まらない。うなぎのぼりだ。でも今井は下り坂が好きだ。2月、宮崎・南郷の春季キャンプ。隅田と一緒に下り坂をダッシュしていた。「坂に身を任せるというか、なるべく自分の力で走らないように走るっていう感じ」と謎めいたことを話す。追い風で加速しすぎないよう我慢したりとか、向かい風に立ち向かうとか、そういう感じだろうか。「うーん…」。違うようだ。「下り坂をうまく利用するんです。無駄な力が入らないように。心肺的な疲労は時間が解決するんですけど、筋肉的な疲労は試合中になかなか抜けないんです。マウンドも同じ(下りの)傾斜を利用して投げるので、投げる時に筋肉的な負担が少なくなるように。こうして走って、うまく走れないと首とか肩や腕が張ってきちゃうんです」今井独特の脱力投法にもつながる部分。半年間のペナントレース完走を見据え、考えて備えてきた。【西武担当 金子真仁】

【ACLE】川崎F、初アジア制覇は逃すも賞金「9・57億円」を獲得 J1優勝賞金の3年分以上

川崎フロンターレの悲願は、かなわなかった。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝でアルアハリ(サウジアラビア)に0-2で完敗。初アジア制覇の夢は、持ち越しとなった。枠内シュートを1本も打てない準優勝で、アルアハリに初代ACLE覇者の座を譲った。相手は、サウジの政府系ファンドが保有し、国家を挙げて強化してきたクラブの1つ。元ブラジル代表FWフィルミーノやアルジェリア代表MFマフレズら、世界的スター軍団に破れはしたが、功績は色あせず、手にしたものも大きい。準優勝の賞金は400万ドル(約5億8000万円)。さらに1次リーグの参加賞金80万ドルと勝利給10万ドル×6勝の計140ドルが加算され、決勝トーナメント1回戦で20万ドル、準々決勝で40万ドル、準決勝で60万ドルも獲得してきた。その合計は660万ドル(約9億5700万円)で、今季のJ1優勝賞金3億円の3倍超もの額を手中に収めた。【得点経過】0-1 前半35分 ガレーノ(アルアハリ)0-2 前半42分 ケシエ(アルアハリ)【今大会の勝ち上がり】▼1次リーグ 6勝2敗▼準々決勝 川崎F 3-2 アルサド(カタール)▼準決勝 川崎F 3-2 アルナスル(サウジアラビア)▼決勝 川崎F 0-2 アルアハリ(サウジアラビア)