メッツ千賀滉大投手(32)が、6回6安打2失点で降板し、自身に勝敗はつかなかった。チームは8回に逆転したが、9回に再び逆転され、サヨナラ負けを喫した。0-0の2回2死二塁、ナショナルズ・テナに詰まりながらも、左前に運ばれ、先制点を献上。今季初登板だったマーリンズ戦の4回に2点を奪われた以降は連続無失点だったが、自身4試合ぶりに失点した。3回には先頭のヤングに右前打を浴び、1番エイブラムズに中堅フェンス直撃の適時三塁打で追加点を許した。粘りを発揮したのは、ここからだった。なおも無死三塁のピンチだったが、2番ウッドを捕ゴロ、3番ロー、4番ルイーズを連続三振で3点目を阻止した。4、5回は3者凡退とし、6回は2死から連続四球で一、二塁のピンチを背負ったが、ベルを見逃し三振でピンチを脱した。試合後、千賀は「今日に関しては最初、うまくいかないこともありましたけど、途中からだんだん良くなって、試合を何とか作れたことは、今後にとてもポジティブだなと思います」と前を向いた。また、無失点が止まったことについては「ずっとゼロでいたっていうのはもちろん自分自身わかってるんですけど、別にそこはいつか切れるものですし、とにかくゼロを増やしていくってことは、またこれからやっていく作業かなと思います」と話した次回登板に向け「後半から非常に自分の中で手応えがでてきて、次の試合ぐらいから不安なく、いけるんじゃないかなって思えるような、いい手ごたえをつかめることができたので、後半が非常に良かったなっていうふうに思っています」と話した。千賀は、クオリティー・スタート(QS=6回以上、自責3以内)を達成し、ゲームメークしたが4勝目はならず。リリーフ陣が踏ん張れず、連勝が7で止まった。【動画】千賀滉大83マイルのお化けフォーク!>>