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【陸上】柳田大輝、追い風参考も9秒95で優勝 守祐陽も9秒97/関東インカレ

昨夏のパリオリンピック(五輪)400メートルリレー代表の柳田大輝(21=東洋大)が追い風4・5メートルの参考記録ながら、9秒95で制した。追い風参考記録での9秒台は、昨年6月の日本学生個人選手権に続き、自身2度目。電光掲示板にタイムが表示されると、スタジアムからはどよめきが起こった。この日は男子100メートル2部決勝でも、守祐陽(大東文化大4年)が追い風3・9メートルの参考記録ながら9秒97を記録。柳田は「2部で守くんが9秒台を出した。それを超えたいと思ったので、超えられて良かった」と笑みを浮かべた。公認記録での自己ベストは10秒02。「追い風参考で9秒台が出た。やることをやっていたら、いつか公認記録でも(9秒台を)出せる」と自信を口にした。パリ五輪イヤーとなった昨季は100メートル代表の有力候補に挙げられながら、最終選考会となった6月末の日本選手権は3位。出場権獲得ラインの2位には、同タイム着差ありで及ばなかった。雪辱に燃える今季は、9月の世界選手権東京大会100メートルの参加標準記録(10秒00)突破を狙う。3月にオーストラリアで2レースをこなし、4月の日本学生個人選手権では10秒09をマークしていた。

【フィギュア】注目のアイスダンスカップル誕生 島田高志郎&櫛田育良「私たちだけの世界観を」

フィギュアスケート男子で日本のトップアスリートの一角を占める島田高志郎(23=木下グループ)が、アイスダンスに挑戦します。この新たな挑戦は9日に発表され、彼は23年全日本ジュニア選手権で女子2位に輝いた櫛田育良(17=木下アカデミー)とペアを組むことになりました。アイスダンス専念を決めた島田は、「私たちにしか出せない独自の世界観や表現を追求して頑張りたい」と意欲を示しました。一方で、シングル競技との“二刀流”を目指す櫛田は、「まだ未成熟ですが、これからの成長を期待して見守っていただければ嬉しいです」と語りました。彼らの初演技は、8月末に開催予定の「フレンズ・オン・アイス」で披露されます。シニア男子やジュニア女子で日本トップの実力を持つ2人が、新たな種目での活躍を目指します。島田は愛媛県出身の23歳で、15歳からスイスでステファン・ランビエル氏の指導を受けました。ジュニアグランプリファイナルで銅メダル、シニア転向後はGPシリーズでの活躍を続け、22年全日本選手権で2位に入賞しました。今年のGPフランス杯では初のメダルを獲得し、その長身を活かした表現力でアイスショーでも人気を博しています。パートナーの櫛田は愛知県出身の17歳で、京都・宇治市にある木下アカデミーで練習を積んでいます。20年にジュニアGPシリーズを転戦し、23年全日本ジュニア選手権で2位。24年世界ジュニア選手権では5位を獲得し、今季も全日本ジュニア選手権で3位に入るなど、その長い手足を活かした演技で観客を魅了してきました。アイスダンスはジャンプがなく「氷上の社交ダンス」とも呼ばれます。過去の五輪での日本最高位は、06年トリノ大会の渡辺心、木戸章之組や18年平昌五輪の村元哉中、クリス・リード組の15位です。20年からは元男子世界王者の高橋大輔が村元哉中とのペアでこの種目に挑戦し、23年世界選手権では11位と注目されています。今季の全日本選手権には4組が出場し、初優勝を果たした吉田唄菜と森田真沙也(愛称“うたまさ”)のペアが世界選手権に初出場しました。新たに誕生した櫛田、島田組によって、日本のアイスダンス競技のさらなる飛躍が期待されます。

【阪神】今シーズン3回目の試合中止 夜まで悪天候予報で阪神園芸も動けず

午後2時15分、雨天での試合中止が発表されました。この時点では小雨でしたが、夜にかけて雨が強まる予報であるため、早めの判断が下された模様です。球場の内野部分にはシートが敷かれていました。試合が行われることになれば阪神園芸のスタッフはフル稼働する予定でしたが、中止の知らせを冷静に受け止めていました。

【阪神】巨人戦での死球「本当に厳しい」中野拓夢が練習に参加

7日の巨人戦(東京ドーム)で背中に死球を受けた阪神の中野拓夢選手(28)が、甲子園での全体練習に参加しました。試合後の状態については「本当に厳しい。大丈夫かと聞かれたら、まあ『大丈夫』と言うに決まっているじゃないか」と険しい表情を見せ、多くの人が心配していました。

山本由伸、5失点で痛い敗戦 防御率は2位に

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸選手(26歳)は、今季最悪の5失点を喫し、シーズン3つ目の敗北(4勝目)を喫しました。試合開始から3回までは無失点で投球を続けていましたが、4回に1安打2四死球で無死満塁のピンチを招きました。2ボールのカウントからモレノに投じたカットボールが真ん中に入り、右翼席への満塁ホームランとされました。さらに5回にはマルテにソロホームランを許しました。5回を終えて88球、6安打2四死球により5失点。投球速度の最高は95.9マイル(約154キロ)でした。6回からジャック・ドライヤー選手(26歳)にマウンドを譲りましたが、チームの反撃は及ばず敗戦しました。試合前の時点でナショナルリーグトップだった防御率は0.90から1.80に増加し、メッツの千賀滉大投手(32歳)の1.16を下回りました。これまで今シーズンで8試合に登板し、4勝3敗、防御率は1.80。合計45イニングで53の三振を奪っています。

大谷翔平、9回2死から130mの特大11号ソロ 敵地の「Beat LA」コール突き破る

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場。9回2死から11号ソロを放つなど、5打数1安打1本塁打1打点だった。1回無死で右腕ファットと対戦。1ボールから低めのツーシームを捉えたが、打球は中堅手トーマスの正面だった。第2打席は0-0の3回1死、1ストライクから低めのチェンジアップを狙ったが、タイミングを外され左飛に倒れた。第3打席は山本由伸投手(26)が満塁弾を浴びた直後、0-4の5回2死。カウント1-1から内角の直球を痛烈にはじき返すも、二塁手マルテの正面を突く二ゴロとなった。打球速度は103マイル(約166キロ)の当たりだった。第4打席は0-5の7回2死一塁で、左腕ビークスと対戦。カウント1-2から、内角低めのチェンジアップにバットが回り、空振り三振に倒れた。第5打席は2-5の9回2死で、右腕ギンケルと対戦。大谷が打席に立つと、ダイヤモンドバックスから「Beat LA!(ドジャースを倒せ!)」が巻き起こった。フルカウントから真ん中高めの95・9マイル(約154キロ)の直球を捉え、右中間席へ飛び込む11号ソロとした。2試合ぶりのアーチは打球速度112・9マイル(約182キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)、角度22度だった。これで打率は2割9分6厘、11本塁打、16打点、10盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.032とした。【動画】大谷翔平9回2死から11号放つ 弾丸ライナーで中堅右へ運ぶ>>

横綱昇進に挑む大の里、初日は若元春戦 夏場所、2日目までの取組決定

日本相撲協会は9日、大相撲夏場所(11日初日・両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。先場所覇者で横綱昇進に挑む大関大の里は、初日に若元春、2日目に小結高安の挑戦を受ける。両者には春場所の本割で敗れており、難敵を迎えることになった。先場所を途中休場した横綱2場所目の豊昇龍は、小結若隆景、若元春とぶつかる。大関琴桜は王鵬、阿炎の順で当たる。両関脇は大栄翔が阿炎、霧島が豪ノ山と初日に顔が合った。8場所ぶりに三役に復帰した元大関の高安は、40歳の玉鷲と初日に対戦する。十両以上の休場者は幕内琴勝峰だけだった。

大谷翔平、15年契約の可能性も「ショウヘイはパフォーマンスを保ちたかった」代理人バレロ氏が明かす

2023年12月にロサンゼルス・ドジャースと総額7億ドル(約1015億円)で10年契約を結んだ大谷翔平選手(30)ですが、最大で15年のメガ契約を結ぶ可能性もあったことが代理人のネズ・バレロ氏によって明かされました。しかし、大谷選手自身の希望によりその選択肢を選ばなかったとしています。この件について、ロサンゼルス・タイムズ電子版などが8日(日本時間9日)に報じました。 バレロ氏はロサンゼルスで開催されたスポーツビジネスのイベントに出席し、その場で地元メディアに取材に応じました。大谷選手のドジャースとの契約について「(最大で)13年、14年、15年までの契約も可能だった」と話しつつ、最終的に大谷選手自身が長期契約を望まなかったと述べました。「ショウヘイは選手としての高いパフォーマンスを維持したかった。キャリア終盤にパフォーマンスが低下し、13年目、14年目、15年目に『この選手は誰だ? ファーストベースまで走れもしない』などと言われないようにしたかったんだ」と、10年契約に落ち着いた理由を説明しました。 この10年契約の総額は当時の最高額でしたが、その約97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)は後払いとなり、インフレ率などを考慮した現在価値は実質4億6100万ドル(約669億円)ほどとされています。一方で、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1110億円)の後払いなし契約を結び、総額で大谷選手を上回る契約をしました。これについて、バレロ氏は「何も変わらない。彼はチャンピオンになるために最適なチームを選んだ。後悔はない」とコメントしました。 さらに、バレロ氏は大谷選手のスポンサー収入についても言及しました。アメリカのメディアでは、大谷選手の今年のスポンサー収入が1億ドル(約145億円)に達すると試算されていますが、その数字を「間違いない。正しい」と認めました。現在約20社とスポンサー契約を結んでいますが、「露出を増やしすぎないように気を付けている。そうでなければ、契約が4、50社まで増えてしまう」とも明かしました。

山本由伸、満塁弾含む5失点で5勝目を逃す 防御率1.80で2位に後退…千賀滉大がトップに

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は5勝目を目指して先発登板しましたが、満塁本塁打を含む2本のホームランを許し、5回を投げて5失点でマウンドを降りました。試合の立ち上がり、1回では1番のキャロルを直球で二ゴロに仕留め、続いてマルテをフルカウントから内角のカットボールで一ゴロ、3番のスミスを投ゴロで3者凡退に抑え、順調なスタートを切りました。2回ではネイラーとスアレスを左飛に打ち取りましたが、2アウトからモレノに左前打、グリエルに右前打を許してピンチを迎えます。しかし、トーマスをフルカウントからのカーブで空振り三振に仕留め、難を逃れました。3回、先頭のペルドモには中前打を許しましたが、キャロルをスプリットで一ゴロに。1アウト一塁の場面でマルテをスプリットで二ゴロ併殺に打ち取りました。0-0で迎えた4回、スミスを四球で歩かせると、ネイラーに内野安打、スアレスに死球を与え、無死満塁の大ピンチ。続いてモレノにカットボールを右翼スタンドに運ばれ、グランドスラムを浴びました。その後は3人を抑えました。0-4の5回、キャロルを直球で空振り三振にしましたが、続くマルテに内角のカットボールを右翼席へ運ばれ、この試合2本目の被弾。その後はスミスとネイラーを打ち取りました。5回まで88球を投げ、6安打2四死球で5失点。最速は95.9マイル(約154キロ)でした。防御率は1.80となりました。6回からはジャック・ドライヤー投手(26歳)にマウンドを譲り、山本投手の5勝目は次の機会に持ち越しとなりました。試合開始時点では7試合に登板し4勝2敗、防御率0.90で40イニングで49奪三振を記録していました。開幕からの好投で3月と4月の月間MVPを受賞し、防御率はナ・リーグ1位だったものの、1.16で2位だったニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(32歳)に追い越されました。