【陸上】サニブラウン、初の予選敗退「これもスポーツ」全治3週間の骨挫傷が影響 世界選手権内定は持ち越し
サニブラウン・ハキーム(26歳、所属: 東レ)は、世界選手権で2大会連続入賞を果たしている実力選手ですが、今回は予選での敗退となりました。男子100メートル予選の第7組で10秒45の記録で4位に終わりました。彼が予選で敗退するのは、初出場の2015年以降、大会に欠場せずに参加した場合としては今回が初めてのことです。100メートルで3度、200メートルで2度の優勝経験を持つエースである彼が、予期せぬ形で競技を終えることとなりました。サニブラウンは、「こうした予期せぬこともスポーツの一部です。まだチャンスはあるので、世界陸上で選ばれる際に備えてケガをしっかり治して準備を進めなければなりません。無駄にできる日は少なくなってきています。最善のコンディションで挑むために必要なことをやって、できるだけベストな記録を出したかったです」と語りました。3日前の日には、彼はケガを負ったことを明かしており、6月26日の練習中に全治3週間の右股関節上部の骨挫傷を負ったことを告白していました。「足を上げると痛みがあり、少し慎重になっている自分もいます」と話していました。今大会は9月の世界選手権東京大会の選考を兼ねており、サニブラウンは日本人選手の中で唯一、参加標準記録(10秒00)を突破しています。今大会で内定を得るには3位以内に入る必要がありましたが、出場権の獲得は次回に持ち越されました。世界ランキングでは日本人トップの位置にいるため、8月下旬以降に代表入りが決まる見通しです。
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