【阪神】7年目の近本光司、球団生え抜きとして最速で通算1000安打達成
阪神タイガースの外野手、近本光司選手(30)が通算1000安打を達成しました。残り3安打だったところから一気に記録を達成し、プロ野球史上323人目です。 試合は0-0で迎えた3回の2死の場面で、オリックスの先発投手宮城選手からセンター前にヒットを放ちました。2点を追う6回無死一塁では右前に見事運び、続く森下選手の逆転3ランホームランへと繋げました。今シーズン既に18度目のマルチヒットを記録し、1000安打という大記録へリーチをかけました。さらに1点リードの7回2死一、二塁から一塁線を抜くタイムリーツーベースを決めました。 この記録は、彼の861試合目での達成となり、阪神の生え抜き選手としては初代ミスタータイガース藤村富美男選手の864試合を超え、最速記録となりました。 阪神の選手が1000安打を達成するのは、2015年のマット・マートン選手以来、10年ぶりのことです。日本人選手としては2013年の西岡剛選手、生え抜きとしては2010年の鳥谷敬選手以来となります。 近本選手は、社高校(兵庫県)-関西学院大学-大阪ガスを経て、2018年のドラフト1位で阪神に入団しました。1年目から159安打を放ち、セ・リーグ新記録を樹立しました。2021年には178安打を記録して最多安打のタイトルを獲得しました。また、昨年までの6年間の通算安打数が「933」に達し、これも長嶋茂雄選手を超える日本記録となりました。 今季も安打数でトップを競っています。