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【横浜】宮市亮、エンジン全開からの痛恨…右ハムストリング肉離れに「自分の弱さ、情けなさ」

横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に1-2で敗れ、クラブワーストとなる7連敗を記録しました。この試合で左ウイングとして出場したFW宮市亮(32)は、水を得た魚のごとく輝きを放っていました。 苦境から脱出するため、チームはこれまでの戦術を見直し、シンプルに前方へボールを蹴り出す戦法を採用しました。GKからのビルドアップをあえて避け、ゴールキックは全て前方へ展開しました。 前半2分、飯倉のロングキックを神戸DF山川が目測を誤る中、背後へ流れたボールを宮市が独走し、左足でシュートを放つシーンが見られました。角度が厳しく、ボールはサイドネットにかかりましたが、意図が見えた瞬間でした。 その後も宮市は果敢にスプリントとドリブルを続け、チャンスを生み出しました。しかし、前半29分にシュートを放った際、右ハムストリングを痛め、これは自身だけでなくチームにも大きな痛手となりました。宮市は担架でピッチを去ることになりました。 試合後、宮市は「ピッチ内での皆の方向性が一致していると感じた。この戦い方を基盤に継続すべきだと思う」と手応えを感じた様子でコメントしました。 前半はシュート数で9-4と上回り、横浜は多くの好機を作っていましたが、宮市の負傷退場が試合結果に影響を及ぼした可能性があります。 「自分が出るからにはスプリントが求められるし、そこで何かを変えたかったし、勝ち点3を狙いたかった。このようにケガをしてしまうのが、自分の弱さであり、情けなさだと思います。でももう一度立ち上がり、前を向いてがんばりたいと思います」と宮市は悔しさを滲ませました。 右太もも裏の肉離れにより、3日後の鹿島戦出場は不透明で、6月の試合出場も厳しい状況です。「情けなさは残りますが、しっかりリハビリして戻ってきたい」と前向きな姿勢を見せました。

ロバーツ監督「そういう姿を見せる投手を私は信じたくなる」山本由伸、エースの存在感110球

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)20日(日本時間21日)=斎藤庸裕】ドジャースの山本由伸投手(26歳)が、メジャー自己最多の110球を投げる熱投で、エースとしての存在感を示しました。ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回まで無安打投球を続け、2回以降は毎回三振を奪うなど、持ち味である制球力を発揮しました。7回を1安打無失点、防御率1.86はメッツの千賀滉大投手(32歳)に次いでリーグ2位です。試合は9回に同点に追いつかれ、勝ち星は逃しましたが、延長10回にはマンシーの犠牲フライで三塁走者の大谷翔平投手(30歳)が生還し、ドジャースはサヨナラ勝ちで連敗を4で止めました。   ◇   ◇   ◇ベンチで試合の流れを見守っていた山本は、うれしそうな笑顔で歓喜の輪に加わりました。延長10回にサヨナラ勝ち、大谷選手のホームインを見届け、チームメートたちと喜びを分かち合いました。「逆転されましたが、最後に打線がつながって、なんとか全員で勝てたので、とてもいい試合だった」。9回に同点にされたものの、今季6勝目はならずとも、窮地のチームを救ったのはエースの熱投でした。7回、先頭バッターのマルテに初安打を許し、2死三塁のピンチから四球を与えました。この時点で球数は104球になっていました。左打者のスミスとの対戦を迎えると、ブルペンでは左腕のベシアが用意されていましたが、ロバーツ監督は動きませんでした。山本は「監督の方を見たら出てきていなかったので。もちろん自分も行く気で最後のバッターに向かいました」と語り、期待に応えカットボールでスミスを空振り三振に仕留めました。「リトル(小)ライオン」と呼ばれる山本は、渾身のガッツポーズを決めました。 言葉を交わさずとも、互いの意思は通じ合っていました。ロバーツ監督は「彼は最後の打者を抑えたいと思っていた。マウンドで彼が見せる姿に、信頼感が湧くんだ」とコメントし、続投を決断しました。投手陣を中心に故障者が続く中で、先発の長いイニング消化が期待されている状況でした。監督から“エース”と称されることについて、山本は「そう言っていただけることは非常に嬉しいですし、その期待に応えられるように活躍していきたい」と語りました。すべての球種を捕手スミスの位置に丁寧に制球し、2回以降は毎回9奪三振を奪いました。自己最多110球の熱投について「勝利に貢献できたことがすごく嬉しいですし、もっともっとチームの勝ちに繋がる投球を毎試合目指していきたい」と強く述べました。「メキシカン・ヘリテージ・ナイト」として開催された試合で、ドジャースの公式インスタグラムでは選手にメキシコの国民的スポーツ「ルチャ・リブレ」のプロレスマスクを被せたショットが公開されました。場内は「ヨーシ! ヨーシ!」の大合唱。「歓声はたくさん聞こえました」と山本が語るように、5万1932人のファンを魅了する姿はまるで、「ヨシノブ・ヤマモト・ナイト」のようでした。

【阪神タイガース】木浪聖也が意地の三塁打を放ち、「与えられた役割を全力で準備して挑む」と次の試合に意気込み

阪神タイガースの内野手、木浪聖也選手(30)が意地のタイムリー三塁打を放ちました。3点差を追う7回、先頭打者の梅野選手がセンター前ヒットで出塁しました。そして、続く無死一塁の場面で、2番手投手中川選手の初球、126キロのスライダーを見事に捉え、右越えの適時三塁打を打ちました。第1打席では、先発投手井上選手の4球目スライダーに手を出して空振り三振に終わり、第2打席も投ゴロに倒れました。「先頭打者として塁に出ることや、打線をつなぐことが大切です。与えられた役割をしっかりと準備し、次の試合でも全力で臨みたい」とのコメントを残しました。

【ルヴァン杯】8強に挑むプレーオフカード決定 J2唯一の磐田は湘南と対戦

ルヴァンカップ1次ラウンドの第3戦が全国で行われました。その結果、J2のジュビロ磐田が延長の末、ガンバ大阪に2-1で勝利し、J2勢で唯一、8強を目指すプレーオフ・ラウンドへの進出を果たしました。アビスパ福岡はJ2のカターレ富山に2-1で勝利し、柏レイソルはJ2レノファ山口FCを2-0で破りました。 湘南ベルマーレはFC東京に1-0で競り勝ち、横浜FCはFC町田ゼルビアと1-1で引き分けた後、PK戦で3-1で勝利しました。セレッソ大阪は4-1で京都サンガFCに快勝し、東京ヴェルディもアルビレックス新潟を2-0で下しています。 6月4日と8日に行われるプレーオフには、1次ラウンドを勝ち抜いた7チームに加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場したサンフレッチェ広島を含む8チームが参加します。勝者4チームは、浦和レッズ、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと9月の準々決勝を戦います。 ホームアンドアウェー方式のプレーオフの対戦カードは以下の通りです。    ◇   ◇   ◇ ▽第1戦 6月4日 東京ヴェルディ vs 柏レイソル(19:00 味の素スタジアム) 湘南ベルマーレ vs ジュビロ磐田(19:00 レモンガススタジアム) セレッソ大阪 vs 横浜FC(19:00 ヨドコウ桜スタジアム) アビスパ福岡 vs...

【横浜】クラブ史上ワースト7連敗…神戸の大迫が決勝点、宮市選手は負傷交代

最下位の横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に1-2で敗れ、クラブ史上最悪の7連敗を記録しました。これまでのワースト記録は、2008年の6連敗でしたが、17年ぶりに更新しました。3月16日のG大阪戦(2-0)以来、11試合連続で勝利を逃しており、2カ月以上も低迷期が続いています。 逆境を打破すべく、横浜はリスクを承知で攻撃的に出ました。両サイドバックが攻撃的な位置を取り、攻撃の人数を増やしました。左ウイングのFW宮市は速さを活かして果敢な縦突破を繰り返し、試合開始から積極的な姿勢を見せていました。 しかし、豊富な経験を持つ神戸にスキを突かれました。前半19分、MF扇原がエリア内に浮き球のパスを送り、エリキが巧みにコントロールし左足でゴールを決めました。 さらに不運が重なります。前半24分、DFウォルシュのインターセプトを皮切りに、MF山根から左前方の宮市へスルーパス。鋭いドリブルからシュートを放った際に右ハムストリングを痛めました。試合開始からのスプリントが影響した可能性があります。宮市は自らベンチに「アウト」を示し、担架で運び出されました。この鋭いプレーを見せた武器を、1点ビハインドの状態で失いました。 重苦しい空気を一新するのは主将のMF喜田でした。前半43分、ショートコーナーキックから山根が喜田の足元へパスを出します。ゴールまで約25メートル。喜田はゴール前の状況を瞬時に見極め、右足を鋭く振り抜きました。無回転シュートの弾丸ミドルはゴール左隅に見事に突き刺さり、1-1の同点に戻しました。 次の1点が試合の流れを決する状況で、神戸の絶対的エース、大迫が勝ち越し点を奪いました。 後半6分、神戸は左サイドからFKを獲得。扇原がファーサイドに高いボールを送ると、待ち構えた大迫がヘディングで華麗に合わせ、GK飯倉の手を越えてゴールに吸い込まれました。大迫は2試合連続ゴール。再度1点のビハインドです。 巻き返しを試みて懸命にボールを追うも、神戸の経験豊富な選手による老練な攻守に翻弄されました。ゴール裏のサポーターは力強く歌い続け、チームを後押ししますが、攻めあぐねる場面が増え、膠着状態を打破できません。時間だけが過ぎ、追加タイムは8分ありましたが、1点が遠く感じました。無情のホイッスルが響きました。 ホーランド前監督から引き継いだキスノーボ監督は代行指揮を含めて5戦全敗。25日の次節(日産ス)は、7連勝中の首位・鹿島が相手です。93年のJリーグ初年度から参加する「オリジナル10」でJ2降格がないのは鹿島と横浜のみ。しかし、今季は両者の勝ち点差が既に29に開き、明暗がはっきりしています。 攻撃の要である宮市の負傷離脱が、横浜に暗い影を落とす中、現在の横浜には光が見えません。【佐藤隆志】

【中日】井上監督も驚き!田中幹也選手の決勝ソロホームラン「人生最高の当たり」

「小さな大巨人」という新たなニックネームが誕生!? 中日ドラゴンズの内野手、田中幹也選手(24)が価値ある決勝1号ソロホームランを放ちました。試合が同点に追いつかれた9回、一度はリードを詰められた不利な状況を一振りで断ち切りました。 打球はDeNAのピッチャー入江投手が投げた内角152キロの速球を捉え、ファンが待つ左翼席に飛び込んだ。「これが人生で一番の打球です。自分も驚きました。ストレート一本に絞り、1、2、3のリズムで振りました」。2ボール1ストライクからの4球目に、変化球を捨てて直球に狙いを定めていました。「とても速かったので、泳ぐくらいのつもりで」。チームは借金3で踏みとどまり、井上監督は「彼がこんなにやってくれるとは思わなかった。小さな大巨人、田中幹也には感謝しかない」と絶賛しています。 どうしても気持ちを取り戻したかった。田中選手は2点リードの7回1死一塁の場面で、相手の打球に飛びつき、間に合わない二塁ではなく一塁に送球してしまいました。「自分の判断ミスです」。その後同点に追いつかれたことに対するリベンジを自らのバットで果たしました。 3月1日の2軍教育リーグで左手の有鈎骨を骨折し、今月6日にようやく1軍に戻った田中選手。井上監督は「遅れてきたにもかかわらず、素晴らしいプレーを見せ続けているので、簡単には外せません」と目を細めています。10試合で打率3割6分1厘を強調し、2軍では村松選手や福永選手も実戦復帰していますが、田中はポジションを譲るつもりはありません。【石橋隆雄】

【巨人】「甲子園モンスター」再来 浅野翔吾ヘッドスライディングでユニホームを黒くし判定覆す大活躍

「甲子園モンスター」と呼ばれた男が再び登場しました。巨人の外野手、浅野翔吾選手(20)が雨が降りしきる甲子園で首位の阪神に挑戦。4回無死一、二塁の場面で、左翼線へ適時二塁打を放ち試合の均衡を打ち破りました。これは彼が高松商在学中、2022年の夏の甲子園以来の「聖地」での打点です。シーズン初のタイムリーヒットが彼を蘇らせました。その後も、1死三塁で井上選手のショートゴロに反応し、ヘッドスライディングでホームインして追加点を奪い取りました。ユニホームを黒土で汚しながらの熱戦で、チームも勝利を収め、今カードを1勝1敗の五分に戻しました。   ◇   ◇   ◇浅野選手は勇敢に頭から突っ込みました。高校野球とプロの境目を越えて交錯する「甲子園の浅野」の勢いは健在です。4回1死三塁、井上選手の打球が内野ゴロに変わると、三塁から本塁まで疾走しました。ショートからの返球に対し、阪神の梅野選手のタッチをかわしながらヘッドスライディングを決めました。審判のアウトの判定に、「手が届いている」とアピールし、セーフを求めました。巨人の阿部監督はすぐにリプレー審査を要求。雨に濡れる観客が期待する中、判定は覆ってセーフとされました。貴重な2点目の成功に、浅野選手は「必死で結果を出したい」と叫び、ベンチ前でガッツポーズを見せました。彼のユニホームは土で汚れていました。2021年と2022年の夏、高松商時代と同じ光景です。甲子園の舞台で5試合に出場し、17打数11安打、打率.647、4本塁打、8打点を記録しました。「高校生のときのユニホームは1枚だけ。それを泥だらけにしてプレーしていました。一球一球に観客が湧いていました。最高の思い出です」と、今でも心に刻まれる場所です。 力を感じずにはいられない状況でした。4回、彼がホームに戻る前に、プロ入り後初となる甲子園での打点を記録しました。無死一、二塁のピンチでビーズリー投手のスライダーを捉え、左翼線への適時二塁打を放ちました。このヒットは、試合前に阪神の森下選手からもらったバットで打った15打席ぶりの一打でした。「追い込まれていたので、なんとか食らいついていきました」と、彼は高校時代以来の甲子園で打点を得て語りました。今シーズンは4月25日に一度3軍に降格。それから2週間で2軍、1軍と再び昇格し、10日のヤクルト戦(神宮)では今季初のスタメン、初安打、初本塁打で勝利に大きく貢献しました。かつての自分を思い返す日々に、「自分がチームを引っ張る」という高校時代の精神を取り戻したかのようでした。試合後、浅野選手はヘッドスライディングに込めた想いを語りました。「一番若い自分が先頭に立つことで、チームが盛り上がる。勢いに乗ることができる。もともとガッツポーズをよくするタイプなので、それを続けていきたい」。あの真夏、汗と土にまみれてから3年。高校時代によくやっていた場所で、再びその活躍を見せてくれると彼は誓ったように見えました。雨と土にまみれた姿で、プロ3年目の決意を固めた【阿部健吾】。

【日本ハム】今季5人目の完投勝利を達成した北山亘基、5月までの5人完投は34年ぶりの快挙

日本ハムが今季2度目の劇的なサヨナラ勝ちを収め、連敗を2でストップさせました。この試合に負けていれば、試合がなかった2位の西武に並ばれるところでしたが、勝利により再び1ゲーム差を広げ、単独首位を守りました。投げては北山亘基投手(26)が9回を1失点に抑えて完投。自己最多の10三振を奪う力投で、シーズン3勝目を挙げました。試合後のお立ち台で、今季封印するはずだったお決まりのフレーズ「さいこーきでーす」が飛び出しました。    ◇    ◇    ◇▼日本ハムの北山が完投勝ちを収め、今季チームで完投勝利を挙げたのは、金村、伊藤、古林睿煬、山崎に次いで5人目です。日本ハムでシーズンに5人以上が完投勝利を収めたのは、2015年(上沢、大谷、吉川、中村、メンドーサ、有原=計6人)以来。しかし、5月までに5人が完投を記録したのは1991年以来、実に34年ぶりの快挙です。この年には、西崎、松浦、芝草、柴田、内山の5人が5月までに完投を記録し、6月以降に酒井、西村、小島の3人が加わり、合計8人が完投勝利を挙げました。

【ソフトバンク】小久保監督、相手先発の力に感服「あの姿を見たら心打たれる」サヨナラ負けで勝率再び5割に

ソフトバンクは今季2度目のサヨナラ負けを喫し、再び勝率5割に戻りました。打線が日本ハムの北山に対して9回で4安打1得点に抑え込まれ、10三振を喫しました。150キロ台前半の勢いのある直球に苦戦し、得点は山川の犠牲フライのみにとどまりました。最終的に1−1の9回裏1死満塁で、5番手の大山が郡司にサヨナラ打を許し連勝は3でストップ。日本ハムの先発には、前日の伊藤に続き2試合連続で完投を許しました。小久保裕紀監督(53)は「120球を超えても球威が落ちない。あの姿を見たら野手も心が打たれるでしょう」と北山の力を称賛しました。彼の力強い投球には昨季の8月24日から3連敗。同日も10三振を喫するなど、新たな難敵となっています。チーム4安打のうち3安打を放って活躍した4番中村は「力を入れる場面のメリハリが上手だった。直球のコントロールも良かったと思います」と、苦戦した理由を振り返りました。優れた投手に力負けしたとしても、気になるのは栗原陵矢内野手(28)の状態です。5月に入ってからの打率は1割2分2厘で、不動の3番としては調子が上がらない状態。この日も3打数無安打で通算打率は2割にまで低下しました。指揮官は「見ての通り、良いわけがない」と辛口。昨季はキャリア最高の87打点を挙げて打線の中心として活躍しており、栗原の復調が得点の鍵となるでしょう。チームの5月成績は7試合を残し、12勝6敗となっています。今季初の月間勝ち越しは、22日のカード3戦目に持ち越されました。小久保監督は「ピッチャーはよく頑張った。大山もこれを経験にして次に活かせばいい」と前向きに切り替えました。【只松憲】

【阪神】雨の中で伝統の戦いに惜敗、3連勝がストップ ビーズリーの無敗神話も終焉

阪神は巨人に惜しくも敗れ、3連勝が止まりました。この日は2位の広島が試合中止だったため、両チーム間のゲーム差は1に縮まりました。球団史上3人目の快挙を目指した森下翔太外野手(24)の巨人戦での5戦連続ホームランも叶いませんでした。 先発のジェレミー・ビーズリー投手(29)は、4回途中6安打2失点で今シーズン2敗目を喫しました。これまで甲子園での登板16試合で無敗、巨人戦でも7試合で負けなしの記録が、ついに途絶えてしまいました。 スコア0-0で迎えた4回、ビーズリーが無死一、二塁のピンチから浅野に左翼への先制適時二塁打を打たれました。ここで富田蓮投手(23)に交代しましたが、1死三塁の場面で野選による2点目を奪われ、流れを止められずにいました。3連打を浴び、その後キャベッジの二ゴロの間にさらに生還を許し、この回で4失点を重ねました。 それでも、最後まで反撃の手を緩めませんでした。直後の4回1死で森下、佐藤輝、大山の主軸による3連打で1点を返し、1-5で迎えた6回2死から佐藤輝、大山の連打で再び1点を返しました。さらに7回、先頭の梅野が中前打を放ち、木浪が右翼へ3点目の適時三塁打を放ちました。その後も2死三塁で中野が適時内野安打を決め、1点差まで追い詰めましたが、あと一歩及びませんでした。 激しい雨の中の伝統の一戦で勝利とはなりませんでしたが、22日の第3戦で2カード連続の勝ち越しを狙います。