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日本バレーボール協会、国籍変更選手を巡り関係者処分「本当に大反省しております」川合俊一会長

日本バレーボール協会(JVA)は16日、都内での臨時理事会後にオンラインで会見し、国籍変更選手を巡る対応に不備があったことを受け、関係者の処分を発表した。川合俊一会長と国分裕之専務理事が出席。事実と異なる文書をつくったなどとして、マーケティング本部長のけん責処分を報告。同会長は「帰化申請支援」はJVAの本来の業務ではないと説明した上で、「いろいろな方に迷惑をかけた。執行部は責任を感じないといけない。私と執行理事が給料の一部を返上する形にしたい」と、自身の給与の一部返納についても決定した。額などについては今後検討するという。この問題では協会の対応に不備があったとしてコンプライアンス委員会が調査を行っていた。同会長は「夢を持った選手にしっかりとした情報を与えていたら、また違った方向にいったんじゃないかな。これは本当に大反省しておりますんで。今後こういったことがないように尽力する」と、ガバナンス体制を強化し再発防止に努めるとした。

日本女子プロゴルフ協会が福本佳世理事の辞任発表 選手の不倫問題で不適切発言、5月けん責処分

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は16日、福本佳世理事(60)の辞任を発表した。発表文には「このたび、福本佳世より理事辞任の申し出があり、その申し出を受理した」とある。辞任の理由は明かされていない。福本理事は、3月7日の定時社員総会で7人の理事の1人として選任されていた。今回の辞任後も、法令及び定款に定める理事の数は満たしているという。3月に週刊文春が女子プロ3選手と既婚者である男性キャディーの不倫問題を報じた。その後、同誌は「『あなたの夫と付き合った子は優勝する』不倫されたゴルファー妻(26)に協会理事が発した驚愕の“不適切発言”」との題名で続報を出していた。5月に協会は「協会の名誉と信用と秩序に与える影響が大きい」などとし、同理事をけん責処分としていた。

【柔道】阿部詩が5度目の優勝「これまでとは違う安堵感、達成感」パリ五輪からの復活 兄の一二三も称賛

柔道女子52キロ級で世界選手権(ブダペスト)金メダルを獲得した阿部詩(24=パーク24)が16日、羽田空港に帰国しました。彼女は5度目の優勝を果たし、28年ロサンゼルス五輪に向けて「最高のスタートと言える」と喜びを語りました。24年パリ五輪では、思いもよらない2回戦敗退を経験。「先の見えない時期もあった」と振り返ります。昨年11月に世界選手権への出場を決意し、実力を発揮。決勝でコソボのクラスニチを背負い投げで破り、雪辱を果たして世界チャンピオンに返り咲きました。「五輪での敗戦があったからこそ、モチベーションを高めて優勝できた。これまでとは違う安堵感と達成感があった」と涙を見せる場面もありましたが、「ほっとした。純粋に嬉しかった」と笑顔で振り返りました。兄の阿部一二三(27=パーク24)は「強い選手に勝っての優勝で、嬉しく思う」と称賛しました。兄は男子66キロ級準々決勝で隣の畳で敗れましたが、それでも「意外と重く感じていなかったし、落ち込んでいる様子もなかった。気持ちを切らさずに戦っていて、彼女の持つ強さは違っていた」と評価しました。世界一の座を取り戻したとはいえ、次の目標があります。「ロサンゼルスへの第一歩になった。五輪で優勝したい。さらに強くなりたい」との意欲を示し、12月6、7日(東京体育館)のグランドスラム東京への出場を予定しており「優勝して次に繋げたい」と意気込みを語りました。 【飯岡大暉】

【柔道】「敗北で強くなる」阿部一二三、6年ぶりの黒星の後、ロサンゼルス五輪への決意を新たに

男子66キロ級で阿部一二三(27=パーク24)が銅メダルを獲得しました。3位決定戦では、キューバのオルランド・ポランコに一本勝ちしました。今大会は、昨夏のパリオリンピックで2連覇を果たして以来初めての国際大会です。阿部は2回戦から登場し、イタリアの選手に優勢勝ちしました。3回戦では、フィンランドの選手に対して袖釣り込み腰で一本勝ちを決めました。しかし、準々決勝でタジキスタンのオビド・ジェボフに内股透かしで一本負け。66キロ級での敗戦は、2019年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に技ありを奪われて敗れて以来、5年10カ月ぶりのことです。海外選手に敗れたのは、2019年2月のグランドスラム(GS)パリの初戦で、イタリアのロンバルドに一本負けして以来6年4カ月ぶりとなります。2020年4月にパーク24に所属するようになった阿部にとって、社会人として初の黒星でした。予想外の敗退から立て直し、十数分後の敗者復活戦でカザフスタンのグスマン・キルギズバエフに優勢勝ちし、3位決定戦でも果敢に攻めてメダルを確保しました。阿部一二三は試合後に、「パリ五輪が終わってから1年もたっていない中で、再び世界選手権の畳に立てたのは良かったです。敗北を乗り越えて強くなると信じています。この敗北をロサンゼルス五輪へ向けて無駄にしたくない」と語りました。男子日本代表監督の鈴木桂治は、「阿部はすでにオリンピックで2回優勝している選手です。これからどう心をつくっていくかが重要になる」 とコメントしました。

【柔道】阿部一二三が銅メダル獲得、準々決勝で6年ぶりの一本負けから敗者復活戦で快進撃 阿部詩は金メダル-世界選手権

男子66キロ級の阿部一二三(27歳、パーク24所属)が銅メダルを獲得しました。3位決定戦では、キューバのオルランド・ポランコに一本勝ちを収めました。同大会は、昨夏のパリオリンピックで2連覇を達成して以来の国際大会出場でした。2回戦でイタリアの選手を優勢勝ちで下し、続く3回戦ではフィンランドの選手に対して袖釣り込み腰で一本勝ちを決めました。しかし、準々決勝では、タジキスタンのオビド・ジェボフに内股透かしで一本負け。同階級の試合での敗戦は、2019年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に技ありで敗れて以来5年10カ月ぶりのことでした。海外の選手に負けたのは、2019年2月のグランドスラム(GS)パリ初戦でイタリアのロンバルドに一本負けを喫して以来6年4カ月ぶりとなりました。2020年4月にパーク24に所属して以来、阿部にとっては社会人になって初めての黒星となりました。予想外の敗北から立ち直り、数十分後に行われた敗者復活戦でカザフスタンのグスマン・キルギズバエフに優勢勝ちしました。続く3位決定戦でも積極的に攻め、見事にメダルを確保しました。女子52キロ級では、妹の阿部詩(24歳、パーク24所属)が5度目の優勝を果たしました。

【柔道】男子66キロ級 武岡毅が見事初優勝 阿部一二三との対決は実現せずも…1年越しのリベンジを果たす 柔道世界選手権

男子66キロ級において、武岡毅選手(26歳、パーク24所属)が見事に初優勝を果たしました。決勝戦ではタジキスタンのヌラリ・エモマリ選手に優勢で勝利を収めました。昨年5月のアブダビ大会では、決勝でJESエレベーター所属の田中龍馬選手に敗れ、準優勝に終わりましたが、今回見事にリベンジを果たしました。2回戦から登場した武岡選手は、一本勝ちで幸先の良いスタートを切りました。3回戦も優勢勝ちし、準々決勝と準決勝では再び一本勝ちを収めました。大会では波乱も起こりました。五輪で2連覇を果たした阿部一二三選手(27歳、パーク24所属)が準々決勝で敗退。阿部選手との直接対決は実現しませんでしたが、大会前に「上ばかりを見ていると躓く」と自らに言い聞かせ、足元を大事にしながら決勝まで進み、頂点に立ちました。武岡選手は足立学園高校から國學院大学へ進学し、2023年11月の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で初めて優勝しました。さらに、2024年2月に開催されたグランドスラム(GS)パリ大会では、決勝で元世界王者の丸山城志郎選手を破り、頂点に立ちました。2024年12月のGS東京大会や今年2月のGSバクー大会でも優勝を果たしました。

【柔道】阿部詩5度目V 昨夏失った「世界一」奪還し何度も目元ぬぐう…兄の分も奮闘 世界選手権

女子52キロ級で阿部詩(24=パーク24)が5度目の優勝を果たした。決勝で、女子48キロ級で21年東京オリンピック(五輪)金メダルのディストリア・クラスニキ(コソボ)を背負い投げで破った。優勝が決まると、左腕で何度も目元をぬぐった。“恩返し”に成功した。昨夏のパリ五輪で、兄の一二三(27=パーク24)は2連覇を果たした。一方、自身はまさかの2回戦敗退。「兄妹同日V」を逃し、号泣した。その姿に批判も集まり、謝罪したが、兄から「情けなくなんかない」とフォローされた。約11カ月後の国際大会。兄は「もう1度妹と同じ舞台で、きょうだいで金メダルを目指す」と宣言した。ところが、今大会は兄が準々決勝で一本負け。世界選手権では23年ドーハ大会以来4度目となる「同日V」が消滅していた。それでも、妹は揺らぐことなく勝ち抜いた。2回戦で優勢勝ち、3回戦は延長戦で反則勝ち。準々決勝では出口ケリー(カナダ)に小外刈り、準決勝ではマシャ・バルハウス(ドイツ)に袖釣り込み腰で一本勝ちを決めた。兄の分も、頂点に立ってみせた。妹は大会前に「一挑戦者として、世界一になりたい」と宣言していた。五輪で失った“世界王者”の称号を取り返した。

【柔道】阿部詩が決勝進出 兄一二三は準々決勝で敗退も「世界一」へあと一歩 世界選手権

女子52キロ級での5度目の優勝を目指している阿部詩(24=パーク24)は、決勝進出を果たしました。準決勝では、ドイツのマシャ・バルハウスに対して袖釣り込み腰で見事な一本勝ちを決めました。2回戦からの出場で、キプロスのソフィア・アスベスタを内股で下し、続く3回戦ではパリオリンピック3位の実力を持つフランスのアマンディーヌ・ブシャールと延長戦までもつれ込み、反則勝ちを収めました。準々決勝ではカナダの出口ケリーを小外刈りで一本勝ちし、決勝進出を決めています。一方、男子66キロ級では兄の一二三(27=パーク24)が準々決勝で敗退。23年ドーハ大会以来の4度目となる「兄妹同日V」は叶いませんでした。しかし、妹の詩は今回の大会で「世界一」の称号を手に入れることを目指しています。残る1戦を勝ち切り、王者としての栄光を取り戻す決意です。

【柔道】阿部一二三、3位決定戦へ 準々決勝まさかの一本負けも敗者復活戦には勝利 世界選手権

柔道男子66キロ級でオリンピック2連覇を果たした阿部一二三選手(27歳、パーク24所属)は、世界選手権の準々決勝でタジキスタンのオビド・ゼボフ選手に一本負けを喫しました。この階級での敗北は2019年8月以来であり、日本の男子選手としては史上最多となる5度目の世界選手権優勝の機会を逃しました。しかし、その後の敗者復活戦で勝利し、3位決定戦に進むことになりました。同じパリ五輪代表で女子52キロ級の阿部詩選手も5度目の世界選手権優勝を目指して決勝に進出しました。3回戦では、東京五輪銅メダリストであるフランスのアマンディーヌ・ブシャール選手に延長戦の末、指導3つによる反則勝ちを収めました。

【柔道】阿部一二三、準々決勝で意外な一本負け 内股透かしに屈し悔しさを露わに 世界選手権

男子66キロ級で4度の優勝経験を持つ阿部一二三(27=パーク24)は、準々決勝で敗退しました。 タジキスタンのオビド・ジェボフに内股透かしで一本を取られ、右足で内股を試みたところを逆に返されました。 この階級での敗北は、2019年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に敗れて以来、6年ぶりのことです。外国選手に敗れたのも、2019年のグランドスラム(GS)パリ大会初戦でイタリアのロンバルドに一本負けして以来です。 阿部選手は2回戦から登場し、イタリアの選手に優勢勝ちしましたが、3回戦ではフィンランドの選手に袖釣り込み腰で一本勝ちを収めました。2017年の初出場初優勝を果たした思い出のブダペストで快進撃を続けていましたが、まさかの準々決勝負けとなりました。試合後、両手で頭を抱え、悔しさをにじませました。 昨夏のパリオリンピックで2連覇を達成して以来の国際大会となった今大会。今年4月の全日本選抜体重別選手権で復帰し、体重無差別の全日本選手権にも参戦していました。国内での調整を重ねつつ、「挑戦者としての気持ちを再確認した」と意欲を新たにしていました。 今大会では、日本男子最多となる5回目の優勝がかかっていました。山下泰裕や高藤直寿らを超える記録を前に、「あまり考えすぎないようにしている」と話していましたが、一方で「結果として最多優勝となれば嬉しい」と期待を寄せていました。 女子52キロ級で妹の詩(24=パーク24)と「兄妹同日V」を果たした2023年大会以来の出場でした。2024年パリ五輪では、妹が2回戦敗退しこの同日Vの再現は果たせませんでしたが、28年ロサンゼルス五輪への新たな一歩を踏み出すことを目指しています。