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【バレー】西田有志が涙…大阪B終戦「最後の1点取り切れなかった」悔しさ胸に来季リベンジ誓う

レギュラーシーズン(RS)1位の大阪Bが準決勝で同4位の愛知に連敗し、決勝進出を逃した。大阪Bは第1セットを奪われた後、2セットを連取。激戦となった第4セットを落とすと、最終第5セットも一歩届かず敗戦。前日25日の第1戦も制した愛知が、決勝へ駒を進めた。     ◇     ◇     ◇RSを制した大阪Bが、悔しい敗戦で今季を終えた。1-1で迎えた第3セットでは、エース西田有志(25)がサービスエース3本を含む4連続得点を決めるなど爆発。しかし続く第4セットでは、2度のマッチポイントを迎えながらも試合を決める1本が出なかった。第1戦で封じられながらも、この日最多26得点をたたき出した西田は「最後の1点が取り切れなかった」と要所で決められなかったことを悔やんだ。RSでの対戦では、5勝1敗と上回った相手にまさかの連敗。ティリ監督は2戦先勝で勝ち抜けとなる短期決戦への調整に苦慮したことを明かした。「RSとプレーオフは全然別の世界。うまく準備を持っていけなかったところは後悔している」と肩を落とした。ウオーミングアップの際、今季でチームを離れるジェスキーに「今日で終わりじゃないから」と伝え、勝利を確信していた西田は、想定より早い終戦に涙した。「しっかり反省して次に勝ちたい」。悔しさを胸に刻みながら、来季のリベンジを誓った。【永田淳】【バレー】サントリーがストレート勝ちで第3戦へ 1位大阪Bは敗退/SVリーグCS準決勝第2戦

【陸上】サニブラウン、ダイヤモンドリーグ開幕戦で10秒42の結果に 1位はシンビネ、記録は9秒99

世界大会で連続入賞を果たしている陸上選手、サニブラウン・ハキーム(26=東レ)がダイヤモンドリーグ開幕戦で、スタートで出遅れた後、追い風0.2メートルの中10秒42で全体の最下位10位となりました。優勝したのは南アフリカの選手シンビネで、記録は9秒99でした。サニブラウンは昨年夏、パリオリンピックの準決勝で9秒96の自己ベストを記録しましたが、決勝進出にはわずか0.03秒及びませんでした。今年9月に開催される世界選手権東京大会(国立競技場)でのリベンジが期待されます。彼はすでに参加標準記録の10秒00を突破しています。7月上旬に行われる日本選手権で3位以内に入れば代表が内定。また、世界ランキングによっても代表入りの可能性があります。

【バレー】大阪B退団のジェスキーがリーグに提言「利益ばかりに目を向けず選手の健康を大切に」

準決勝で敗退した大阪ブルテオンのトーマス・ジェスキー(31)は、SVリーグのさらなる発展を願い、率直な意見を伝えました。今季限りでチームを離れることとなったジェスキーは、5月に開催されるアジアクラブ選手権には出場せず、この日が大阪Bでの最後の試合となりました。23年にパナソニック(現在の大阪B)に加入し、今季はミゲル・ロペス、西田有志に次ぐ426得点を挙げ、レギュラーシーズン(RS)1位に大きく貢献しました。これまでの日本での活動を振り返り、ジェスキーは「パナソニックから声がかかった時は本当にうれしかったし、誇らしかった。毎日7時間ほど共に過ごしたチームメートと働けたことが何よりの喜びだった。特に印象に残っているのは、『スマッシュブラザーズ』でたくさん遊び、たくさん笑ったこと(笑)」と笑顔で語りました。日本への愛情があるからこそ、環境の改善につながる意見も湧き出ました。44試合に及ぶRSについて、彼は「リーグは選手たちの健康状態にもっと配慮するべきだ。今は正直、選手の健康より利益を優先していると感じる。プレーオフが2試合で終わるのも本当に理解できない。RSを短くし、プレーオフにもっと時間をかけることができれば、選手もファンもより楽しめる」と自身の考えを提案しました。対戦回数についても「チームによって4試合や6試合という差がある理由も納得できなかった」と、新しいシステムへの改善を求めました。リーグ運営に疑問を抱く一方で、大きな期待も寄せています。「日本の組織や環境は世界で最も素晴らしいと思う。だからこそ、必要な部分を変えれば、最高のリーグになれると信じている」。ラストマッチで涙を流したアメリカ代表は、最後に熱いメッセージを届けました。

【バレー】井上博明さんが67歳で逝去、九州文化学園高を数多く日本一に導いた名監督

女子バレーボールにおいて長崎県の九州文化学園高等学校を数多く日本一に導いた名指導者、井上博明(いのうえ・ひろあき)さんが、26日午前2時11分に下咽頭がんのため長崎県佐世保市の病院で他界されました。享年67歳。井上さんは長崎県の出身です。葬儀・告別式は、29日午前11時より佐世保市元町1-15のさせぼ元町メモリードホールで執り行われます。喪主は妻の由美子(ゆみこ)さんです。井上さんは日本体育大学を卒業後、九州文化学園高等学校を全国屈指のバレーボール強豪校に育て上げました。定年退職後は2023年から新たに長崎県で西彼杵高等学校を指導し、今年1月の全日本高校選手権で同校を初出場に導きました。

「プラチナ世代」青木香奈子が下部ツアーでプロ初勝利、中村心とのプレーオフで新人対決を制す

プロ1年目の青木香奈子(25歳=マイナビ)は、中村心(19歳=ヤマエグループHD)とのプレーオフにおいて新人対決を制し、プロとして初の優勝を果たしました。まだ下部ツアーではありますが、この勝利は彼女を新たなヒロインとして躍進させる大きな一歩となりました。 青木は単独首位でスタートし、6バーディー、4ボギーで70をマークし、通算12アンダー、204を記録。一時は後続を3打差で引き離しましたが、終盤の15番から3連続ボギーを叩き、並ばれました。しかし、18番でのプレーオフ3ホール目でバーディーを奪い、勝利を決めました。 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式インスタグラムでは、真っ白なチャンピオンジャケットをまとい、優勝メッセージを寄せました。「大王海運レディースオープンを優勝することができました。今日は少し苦しいゴルフでしたが、プレーオフで勝つことができ、本当に嬉しいです」と喜びを表し、今後については「ステップアップツアーでの2勝目、そしてレギュラーツアーでのトップ10入りを目指し、頑張りたいです」とさらなる飛躍への意気込みを語りました。 ファンからは「青カナ優勝おめでとう 本当に素晴らしかった」「とても強かったです」「今年一番注目しています」などの声が寄せられました。 宮崎市出身の青木は、昨年のプロテストに6回目の挑戦で合格しました。デビュー前から多くのスポンサー契約オファーを受け、9社と契約を結びました。インスタグラムのフォロワー数は8万人を超え、今注目を浴びるルーキーのひとりです。同じ01年度生まれの「プラチナ世代」には、古江彩佳、西村優菜、吉田優利、安田祐香などがいます。 今シーズンのレギュラーツアーでは4試合に出場し、2試合で予選を通過。デビュー戦となった3月の「Vポイント×SMBC」では13位と健闘しました。下部ツアーであるステップアップツアーでは2試合目で頂点に立ちました。ルーキーとしては、先週の「フンドーキンレディース」を制した水木春花に続き、2人目の優勝者となりました。

【陸上】村竹ラシッド、東京世界陸上110m障害代表に内定 日本勢トラック種目で“第1号”

日本記録保持者である村竹ラシッド選手(23歳、JAL所属)が、9月に行われる世界選手権東京大会の代表に内定しました。彼は13秒14(追い風0.3メートル)のタイムで2位となり、世界選手権の参加標準記録(13秒27)を突破しました。さらに、昨夏のパリ五輪では5位に入賞しており、日本陸連の選考基準を満たして2大会ぶりに2度目の出場権を手にしました。女子やり投げの北口榛花選手など、他の選手もすでに内定を受けていますが、トラック種目に限ると日本勢で最速の内定となります。村竹選手は、順天堂大学4年生時の23年9月に、日本タイ記録の13秒04をマークしました。これは、同大学の2学年先輩である泉谷駿介選手(住友電工所属)の日本記録に並ぶものでした。昨シーズンも好調を維持し、パリ五輪ではオリンピックの短距離個人種目で日本勢として最高位の5位に輝きました。本大会には泉谷選手も出場し、13秒39のタイムで8位となりました。

シェブロン選手権:西郷真央が暫定2位、渋野日向子が40位に浮上 霧のため2日連続で中断

第2日目は濃霧の影響でスタートが約1時間半遅れたため、9人の選手が第2ラウンドの競技を終えることができず、2日連続で競技が中断されました。順位は暫定とされています。日本選手では、西村優菜(24=スターツ)以外の12人がすでにホールアウトしています。その中で、西郷真央(23=島津製作所)は6バーディー、2ボギーでスコア68を記録し、通算6アンダーから16位から2位へと上昇しました。中国の劉艶は72でラウンドし、通算7アンダーで首位をキープ。西郷は1打差でその後を追っています。竹田麗央(22=ヤマエグループHD)と山下美夢有(23=花王)はスコア70、岩井千怜(22=Honda)は71、古江彩佳(24=富士通)は72で回り、彼ら4人は通算1アンダーで32位です。渋野日向子(26=サントリー)は71、岩井明愛(22=Honda)は72で回り、通算イーブンパーで40位に並んでいます。畑岡奈紗(26=アビームコンサルティング)は72で1オーバー、46位につけています。吉田優利(25=エプソン)は73、初日に3アンダーで日本勢トップだった勝みなみ(26=明治安田)は77とスコアを崩し、共に通算2オーバーで64位です。予選通過ラインはこの時点で2オーバーの64位までとなっています。西村優菜は1ホールを残したところで競技が終了せず、この時点で通算3オーバーの83位です。笹生優花(23=アース製薬)は2日連続の75、馬場咲希(20=サントリー)は73で回り、通算6オーバーで109位に位置しています。 ◆放送&配信 WOWOWは、メジャー3大会を含むLPGAゴルフツアー29大会を放送・同時配信します。WOWOWオンデマンドでは、日本人選手専用カメラも全大会配信を行っています。

【バレーボール速報】SVリーグCS準決勝の第2戦!大阪Bは愛知と、サントリーは名古屋と対決

現在行われている大同生命SVリーグ男子チャンピオンシップ(CS)の準決勝第2戦。 レギュラーシーズン1位の大阪Bは愛知と対戦し、2位のサントリーは名古屋と対戦しています。 【イラスト】男子バレーSVリーグ・チャンピオンシップ進行状況 大阪B216-2525-2225-15 -  - 1愛知 ◆試合の進行 第1セット RS首位ながら初戦を落とし、後が無い大阪Bは、S永露元稀、OP西田有志、OHミゲル・ロペス、トーマス・ジェスキー、MB山内晶大、ラリー・エバデダン、L山本智大をスタメンに採用。一方、RS4位の愛知は、S関田誠大、OP宮浦健人、OHリカルド・ルカレッリ、トリー・デファルコ、MB高橋健太郎、村山豪、L小川智大を起用。 第1セットは大阪Bが西田のサービスエースやロペスのブロックアウトで8-5とリード。しかし、愛知が9-11から連続得点を重ね逆転し、さらに宮浦のサーブで4本のエース含む6連続得点を記録し、最終的に25-16でセットを取った。 大阪B対愛知 第1セット 激しいスパイクを打つ大阪Bの西田(撮影・和賀正仁) 大阪B対愛知 第1セット タイミングが合わないスパイクを打つ大阪B西田(撮影・和賀正仁) 第2セット 第2セットも愛知が勢いを維持し、特にトリー・デファルコの攻撃で7-4とリード。しかし、大阪Bがトーマス・ジェスキーのサービスエースで反撃し、11-9と逆転。最終的に、試合は一進一退の攻防が続き、大阪Bがミゲル・ロペスとジェスキーの活躍で25-22とセットを奪った。 大阪B対愛知 第2セット 喜び合う大阪Bの選手達(撮影・和賀正仁) 大阪B対愛知 第2セット サーブを決めてガッツポーズする大阪B西田(撮影・和賀正仁) 第3セット セットカウント1-1で迎えた第3セットは、大阪Bが11-6とリード。西田有志がサービスエースを重ね、最後はスパイクで25-15でセットを取った。大阪Bが試合を優位に進めています。 大阪B対愛知 第3セット サービスエースを決めた西田(撮影・和賀正仁) サントリー- -  -  -  -  - -名古屋 ◆試合の進行 第1セット

ツアー&メジャー初優勝へ西郷真央、1打差暫定2位「今日は非常に満足できる結果」/シェブロン選手権

ツアー2年目の西郷真央(23歳、島津製作所)が、6アンダーで2ボギーの68に纏め、通算6アンダーで16位から暫定2位に躍進しました。注目の今季メジャー第1戦は、濃霧の影響でスタートが約1時間半遅れ、9人の選手が第2ラウンドを完了できない中、2日連続で競技は中断となりました。日本勢では、西郷を含む12人がラウンドを終えました。通算7アンダーで首位を守る中国の劉艶とは1打差。メジャーのこの大舞台で勝利すれば、西郷にとってツアー初勝利となります。ラウンドを終えた西郷は、終始落ち着いた様子を見せました。「今日のプレーは昨日よりも安定していて、スコアをまとめやすかったです。ロングホールでのボギーは少し残念でしたが、それ以外は非常に良いプレーでした。今日の自分のゴルフは高く評価できると思います。」この日のフェアウェーキープ率は85.7%で、ティーショットを外したのは2回だけ。前半の16番と17番では、約4メートルのバーディーパットも成功させました。ツアー1年目の昨季は、全米女子プロ選手権と全英女子オープンで7位に入り、29試合で7回のトップ10入りを果たしました。目標とするタイトル獲得は逃しましたが、新人賞「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。日本選手としては、1990年の小林浩美さん以来、2人目の快挙でした。残り2日間を迎えるにあたり、西郷は「今日のピンポジションは簡単ではなかったと思います。このショットの安定感を残りの2日間も持続しながら、パットでしっかり決められるようなゴルフをしていきたい」と意気込みを見せました。◆放送&配信 WOWOWは、メジャー3大会を含むLPGAゴルフツアー29大会を放送・同時配信しています。WOWOWオンデマンドでは、日本人選手専用カメラも全大会で配信しています。 ---

耐えた女子二人…男子ツアーに参戦した寺西飛香留はイーブンパー88位、菅沼菜々は1オーバーで91位

開幕戦で2位に入った米沢蓮(25歳、パルコホーム所属)は、ボギーなしで5つのバーディーを奪い、65のスコアをマークし、通算13アンダーの127で単独首位になりました。ニュージーランドのマイケル・ヘンドリーが1打差で2位、今平周吾がさらに1打差で3位に続きました。10アンダーでは、塚田陽亮や稲森佑貴など6選手が並んでいます。石川遼は、通算7アンダーで19位に浮上しました。女子選手の寺西飛香留はイーブンパーで88位、菅沼菜々は1オーバーで91位でした。今大会では予選落ちがありません。   ◇   ◇   ◇主催者推薦で参戦している女子2選手は、この日も必死に食らいつきました。寺西選手は3番ホールで先にバーディーを奪いましたが、「ショットの調子があまり良くなかった」と振り返り、我慢の展開で初日に続いてパープレーとなりました。「またアンダーパーを出せなかったのは悔しい。しかし、耐えることができた」と話しました。菅沼選手も12番ホールでバーディーを取りましたが、14番からの3連続ボギーが響き1打落としました。「とにかくパットが決まらず、5、6個はチャンスを逃しました」と悔しさをにじませていました。