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西郷真央と古江彩佳が最終日へ、1打差で2位 渋野日向子は52位で予選通過

西郷真央(23歳、島津製作所)と古江彩佳(25歳、富士通)が、通算10アンダーの132で日本勢トップの2位となり、首位とはわずか1打差で最終日に挑みます。12位からスタートした西郷は、1アルバトロス、5バーディー、2ボギーで65を記録。一方、4位からスタートした古江は、5バーディー、ノーボギーで66でした。韓国の李日姫がこの日3ストローク伸ばし、通算11アンダーで首位を維持しました。日本勢では、岩井千怜(22歳、Honda)と山下美夢有(23歳、花王)が66でラウンドし、通算8アンダーで6位にランクインしています。吉田優利(25歳、エプソン)は初のホールインワンを達成し67、竹田麗央(22歳、ヤマエグループHD)が68、馬場咲希(20歳、サントリー)が69で、それぞれ通算7アンダーの12位に位置しています。岩井明愛(22歳、Honda)は72で回り、通算5アンダーで25位に。勝みなみ(26歳、明治安田)は67、渋野日向子(26歳、サントリー)は69でラウンドし、共に通算2アンダーで52位に。決勝ラウンドへはカットラインぎりぎりで進出できました。野村敏京(32歳)は71でラウンドし、通算1オーバーの88位。西村優菜(24歳、スターツ)は74で通算2オーバーの97位に終わり、予選落ちとなりました。

【バレー】「天使」の1人が20歳で電撃引退「気付けば12年間…」SNS感涙「なんて美しいんだ」

バレーボールの世界で「天使」と称される東京サンビームズのリベロ、大門莉珠(20)が7日までに電撃引退を表明しました。彼女は自身のインスタグラムで「公式発表もありましたが、ファン感謝祭をもって引退することになりました」と報告しました。 以下、彼女のメッセージをそのままお届けします。 「先週のファン感謝祭にお越しいただき、本当にありがとうございました。」 「公式にも発表されましたが、ファン感謝祭にて引退を迎えることになりました。」 「小学生の頃に始めたバレーボール、もう気がつけば12年の月日が経ちました。振り返るとたくさんの出来事がありましたが、大好きなバレーボールを続けられて本当に幸せでした。後悔は一切ありません!!」 「バレーボールを通じた様々な出会いに感謝します!これまでたくさんの応援を本当にありがとうございました!またどこかでお会いできることを楽しみにしています!!」 大門選手は2005年1月26日に富山県氷見市で生まれ、高岡商高を経てVリーグ女子の東京サンビームズに加入。24−25年シーズンには21試合に出場し、2年間のプレーの後、今季限りでの退団が決定していました。 SNSには「なんて美しいんだ」「現役生活お疲れ様でした!新しいステージでの幸運を祈っています!」「これからも色々な時間を頑張って乗り越えてください。これまで続けてきた力でこれからも乗り切れると思います。身体に気をつけて、お疲れ様でした 」など、多くの惜別メッセージが寄せられています。

【全仏オープン】19歳小田凱人、史上2人目3連覇!V4国枝慎吾さん以来も「10連覇目指します」

第1シードの小田凱人(東海理化)は、全仏オープンで見事に史上2人目となる3連覇を達成しました。決勝では第2シードのアルフィー・ヒューエット(27=英国)と対戦し、激戦の末、第1セットを6-4で奪った後、第2セットを7-6(タイブレーク8-6)で制しました。 勝利の瞬間、小田選手は両手を天に向かって叫びながら突き上げ、ラケットをギターに見立てて喜びを表現しました。これは、グランドスラム(4大大会)での5度目の優勝であり、昨年のこの大会以来、1年ぶりの栄冠です。 試合の第1セットは、4-4の状態から第9ゲームで3度目のブレークを奪い、そのまま第10ゲームも勝ち取りました。 続く第2セットは一時5-3とリードしましたが、ブレークの応酬により6-6のタイブレークに突入。初のタイブレークとなった場面では見事に8-6で押し切り、7-6で勝利しました。前回1月の全豪オープンで敗れた相手に、今回は勝利を収めることができました。 表彰式では「10連覇」を目指すと宣言しました。以下、優勝インタビューの内容です。 英語:まず最初に、いつもありがとうございます。本当にありがとう。ここに来てくれた、みんな、ありがとう。パリでプレーするのは、いつも特別なんです。なぜなら、僕の名前(凱)はパリを象徴する建物(凱旋門)から取られているから。本当にありがとうございます。 日本語:WOWOWさんのカメラを含め、応援ありがとうございました。たくさんの日本人の方々や子供たちが観戦してくれて、その前で3連覇できて嬉しいです。最後には疲れも出たので、ホッとしています。またこの舞台で「10連覇」を目指して頑張ります! この快挙は、2007~10年に4連覇を果たした国枝慎吾さん以来のものです。昨年のパリ・パラリンピックでも金メダルを獲得した思い出の地で、「師匠」を超える5連覇以上を目指すと意気込みました。まだ19歳の彼には無限の可能性が広がっています。 男子ダブルスの決勝にも進出しており、ステファン・ウデ(フランス)と組んでヒューエット、ゴードン・リード組(英国)と対戦し、2冠を狙っています。 ◆放送&配信 全仏オープンテニスはWOWOWとWOWOWオンデマンドで連日生中継。グランドスラム全試合が視聴できるのはWOWOWだけです。

【バレー】協会幹部が書類偽造を試みる 有力選手の日本国籍取得に伴う国への申請書について、コンプライアンス委員会が調査

日本のバレーボール女子の有力選手が日本国籍を取得する過程で、日本バレーボール協会の幹部が国へ提出する申請書の偽造を試みていたことが明らかになりました。この選手が以前所属していたVリーグ(現在のSVリーグ)チームが署名と押印を拒否したため、結局は提出されませんでした。協会のコンプライアンス委員会がこの問題を重視し、現在調査を進めています。関係者の複数名がこれを報告しています。 女子選手は2018年から日本でプレーを続けていますが、オフシーズンには出生国に戻り、代表チームや以前の所属チームでの練習をしていました。国籍変更の手続きを進める過程で、オフシーズンの長期帰国が不利になることが判明し、日本協会の幹部が昨年に書類の偽造を企てました。 その幹部は、選手の帰国がVリーグチームの指示に基づく出張であったと装うため、「技術向上のための研修として出張命令を出した」という虚偽の内容の申請書を作成しました。さらに、協会として帰化を進めていることを説明し、「申請が承認されるか否かの瀬戸際である」として、チームの責任者に署名と押印を求めました。 これに対しチーム側は拒否姿勢を貫き、協会幹部は文面を変更して再度依頼を試みましたが、再度拒否されたため、申請書は法務省に提出されないままになりました。 女子選手は日本国籍を取得すれば代表選手に選出される可能性があるとされていますが、昨年6月に国籍を取得しました。しかし、日本協会の手続きに不備があったため、国際バレーボール連盟(FIVB)から所属協会の変更を承認されず、代表資格を得ることができていないことが既に明らかになっています。 日本協会では、2021年にビーチバレーの国際大会に関連して選手の診断書偽造問題が発覚した際、当時の会長が解職され、強化責任者が解任されました。協会の幹部は6日、この件について「コンプライアンス委員会で調査中であるためコメントは控える」と述べました。

【フィギュア】“りくりゅう”は仏&米、シニア1季目の中井亜美は2大会/GPSエントリー発表

国際スケート連盟(ISU)は6日、2025-26年シーズンのフィギュア・グランプリ(GP)シリーズのエントリー選手を発表した。26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)シーズンとなる。日本勢はペアで世界王者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が、第1戦フランス杯(10月17~19日、アンジェ)と第5戦スケートアメリカ(11月14~16日、レークプラシッド)に登場する。女子で世界選手権2位の坂本花織(シスメックス)は第1戦フランス杯と、第4戦NHK杯(11月7~9日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)となる。男子で同3位の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)はNHK杯と、最終第6戦フィンランド大会(11月21~23日、ヘルシンキ)に名を連ねた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に、新シーズンがシニア1季目となる中井亜美(TOKIOインカラミ)も、第1戦フランス杯と第3戦スケートカナダ(10月31日~11月2日、サスカトゥーン)の上限2試合に出場することになった。日本勢のエントリーは以下の通り。◆第1戦フランス杯(10月17~19日、アンジェ)◇男子三浦佳生壷井達也◇女子中井亜美坂本花織住吉りをん◇ペア三浦璃来、木原龍一組◆第2戦中国杯(10月24~26日、重慶)◇男子佐藤駿山本草太◇女子松生理乃吉田陽菜渡辺倫果◆第3戦スケートカナダ(10月31日~11月2日、サスカトゥーン)◇男子三浦佳生友野一希◇女子青木祐奈千葉百音中井亜美◆第4戦NHK杯(11月7~9日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)◇男子鍵山優真佐藤駿※1人は後日発表◇女子樋口新葉坂本花織※1人は後日発表◇ペア※1組は後日発表◇アイスダンス田中梓沙、西山真瑚組吉田唄菜、森田真沙也組◆第5戦スケートアメリカ(11月14~16日、レークプラシッド)◇男子友野一希壷井達也◇女子樋口新葉渡辺倫果吉田陽菜◇ペア三浦璃来、木原龍一組◆第6戦フィンランド大会(11月21~23日、ヘルシンキ)◇男子鍵山優真山本草太◇女子千葉百音松生理乃住吉りをん◇ペア長岡柚奈、森口澄士組

【陸上】マラソン鈴木優花&赤崎暁が結婚を発表「笑顔の絶えない家庭を」ともにパリ五輪6位

日本の陸上界で活躍する女子マラソン選手、鈴木優花(25歳、第一生命グループ所属)と、男子マラソン選手、赤崎暁(27歳、九電工所属)は、2024年パリオリンピックで共に6位入賞を果たした二人が、5日にそれぞれSNSで結婚を発表しました。鈴木選手は自身のインスタグラムで、「まだまだ未熟な私たちですが、皆さまに感謝の気持ちを忘れず、これからも共に目標に向かって走り続けます」と報告。一方、赤崎選手も、「これからは夫婦として手を取り合い、笑顔の絶えない家庭を築いていきたい」と意気込みを語りました。鈴木選手は大東文化大学を卒業後、2022年に第一生命グループに入社。2023年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で優勝し、日本代表として初出場となったパリ五輪で6位という日本最高成績を収めました。赤崎選手は拓殖大学卒業後、2020年に九電工に入社。2023年MGCで2位となり、同じくパリ五輪で6位入賞を果たしました。パリ五輪では、赤崎選手が女子マラソンを走る鈴木選手の給水ポイントに現れ、ドリンクを手渡し励ます一幕があり、話題を呼びました。◆鈴木優花(すずき・ゆうか):1999年9月14日生まれ。秋田県大仙市出身。中学時代はバスケットボール部、高校から本格的に陸上を始め、大東文化大学在学中には全日本大学女子駅伝で3年連続区間賞を獲得。趣味は絵を描くことです。◆赤崎暁(あかさき・あきら):1998年1月21日生まれ。熊本県大津町出身。中学時代はバレーボール部、開新高等学校で陸上を開始し、拓殖大学では4年連続で箱根駅伝に出場。好物はパンです。

【バレー】女子代表アクバシュ監督が初陣で大活躍、日本語で「今日はいいですね!ナイスゲーム」

2028年のロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得を目指す世界ランキング7位の女子日本代表チームが、素晴らしいスタートを切りました。VNL(バレーボールネーションズリーグ)の予選ラウンド初戦では、世界ランキング9位のオランダに対し3-0(25-17、25-15、25-16)で圧勝。トルコ出身の新監督、フェルハト・アクバシュ氏(39)の初陣を見事に飾りました。試合後のテレビインタビューでは、日本語で「みなさんこんにちは。ナイスゲーム! 今日はいいですね」と話すなどし、上機嫌の様子を見せました。強力なサーブで相手の戦術を封じ、「相手に臨む態度が良かった。サーブの質についてしっかり研究し崩すことができた。チームは若いので、次に向けてさらに成長していきたい」と笑顔を見せました。試合中は、選手たちと積極的にコミュニケーションを取る姿が印象的でした。「コート上でリラックスすることを常に伝えている。それと同時に、戦略についても具体的かつ適切に指示をしている」とその考えを述べました。次の試合は6日(日本時間7日)に、世界ランキング10位のセルビアと対戦します。「カナダラウンドの試合はどれも難しい。セルビアは若いながらも有望な選手がいる。今日よりも難しい試合になるでしょう」と気を引き締めていました。

【卓球】平野美宇、中国スーパーリーグ参戦を表明 世界女王・孫穎莎らが所属チーム

卓球女子でパリ五輪日本代表の平野美宇(木下グループ)が4日、自身のインスタグラムで最高峰の中国スーパーリーグに参戦することを表明した。「深■大学チームから参加できることを、とてもうれしく思います。頑張ります」と記した。25歳の平野は5月にカタールで行われた世界選手権個人戦の女子シングルスで2回戦敗退。日本代表での活動ペースを落とすことを明らかにし、帰国後は「また違う新しい気持ちで卓球に取り組んでいきたい。環境をちょっと変えてみたい」と語っていた。深■大学チームには世界選手権女子シングルスで2連覇を達成した孫穎莎らが所属している。(共同)※■は土ヘンに川

【競泳】名コーチ・平井伯昌氏が日本水連の競泳委員を辞任「長年やってきた。自分はもういい」

日本水泳連盟が2日に東京都内で開催した競泳委員会において、数々の名選手を育てた名コーチの平井伯昌氏(62)が、国際大会の選考基準などを策定する役割を担う競泳委員を辞任することが報告されました。平井氏は「長年この仕事を続けてきた。自分にはもう十分です」と言及しました。ただし、日本代表の強化に関わり続ける意欲は変わらず、今年7月にシンガポールで開催される世界選手権のコーチ役は継続する予定です。また、東洋大学の監督としてチームを率いる平井氏は、これまで競泳委員長や日本代表ヘッドコーチを歴任してきました。昨年のパリ五輪では、男子400メートル個人メドレーで2位に輝き日本勢唯一のメダルを獲得した松下知之(東洋大)を指導。また、北島康介選手や萩野公介選手、大橋悠依選手をオリンピック金メダルに導いた功績もあります。

【全米女子オープン】渋野日向子が涙の7位「本当に悔しい終わり方」

昨年2位だった渋野日向子(26=サントリー)は健闘したものの、最終的にトータル3アンダーの285で7位に終わりました。 最終日は2打差で3位からスタートし、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーを記録し、スコアは74となり下降しました。 後半の14番パー5では3メートルのイーグルチャンスを逃したものの、この日2個目のバーディーを取り、トータルを6アンダーまで伸ばしました。 しかし、次の15番パー4で痛恨のミスがありました。ラフからの第3打がピンを大きく超え、約10メートルのパーパットも4メートルほど左にずれてしまいました。この3パットによるダブルボギーで首位との差は5打となり、優勝争いから後退しました。 ホールアウト後、渋野は悔し涙を流しました。 「バーディーが最初に来てくれたのは良かったけれど、その後続かず、ダブルボギーもあり、本当に悔しい終わり方でした。4日間いい位置でプレーできて嬉しさもあったのですが、同時に悔しさも感じます」 2019年の全英女子オープンで初出場優勝を果たして以来、6年ぶりの2度目のタイトル獲得はなりませんでしたが、この大会では20年4位、24年2位、25年は7位と安定した成績を残し、翌年の出場権も獲得。今季最高の成績を収め、メジャー大会での強さを改めて証明しました。