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渋野日向子、前日の自己ワーストから切り替えられず60位に

渋野日向子(26=サントリー)は3バーディー、4ボギーで73を記録し、通算2アンダーの286で、日本選手7人の中で最下位の60位に終わりました。 第2ラウンドでは今季自己ベストの65を記録しましたが、第3ラウンドでは同ワーストの78とスコアが不安定で、最終日もスコアを落としてしまいました。 「できるだけ上を目指しましたが、なかなか(第3ラウンドの)流れから切り替えることができませんでした」と語る一方で、「2日目のスコアは奇跡的だと思いますけど、それが出たことを前向きに受け止めています」と明るさも忘れていません。 ◆放送&配信 WOWOWは、メジャー3大会を含むLPGAゴルフツアーの29大会を放送・同時配信しています。WOWOWオンデマンドでは日本人選手専用のカメラも全大会で視聴可能です。

大坂なおみが優勝 WTA下部「WTA125」相当のサンマロ・オープン

女子テニスのサンマロ・オープンは4日、フランスのサンマロでシングルス決勝が行われ、大坂なおみ(フリー)がカヤ・ユバン(スロベニア)に6-1、7-5で勝って優勝した。今大会は女子ツアーを統括するWTAのカテゴリーで下部の「WTA125」相当。大坂は4月下旬開幕のマドリード・オープンでシングルス1回戦で敗退していた。(共同)

** 「広場恐怖症」菅沼菜々、1年半ぶりにツアー優勝し通算3勝目を達成 男子ツアー出場で奮起 **

** 首位からスタートした25歳の菅沼菜々(所属:あいおいニッセイ同和損保)は、2023年10月の延田グループ・マスターズGCレディース以来となるツアー通算3勝目を飾りました。彼女は5バーディー、2ボギーで69のスコアを記録し、通算で10アンダーの206。ウイニングパットを決めると、両手を高く挙げ、笑みを浮かべました。ギャラリーや関係者から「おめでとう」と声をかけられると、感極まったのか、彼女は何度も両手で顔を覆いました。 優勝インタビューでは「昨年は非常に厳しくて、こんなに早く復活できるとは思っていませんでした。また優勝することができて、本当に嬉しいです」と復活を喜ぶ様子が見られました。 昨年、彼女は苦境に立たされていました。23年ツアー初優勝を含む2勝を挙げたものの、昨年はトップ10入りがわずか1回で、29試合中16試合で予選落ちし、シードも失う状況でした。今シーズンは3試合に出場し、そのうち2回は予選落ち。しかし、転機となったのは前週のプレーでした。男子ツアーの前澤杯に特別推薦で出場し、初日から2日間、石川遼選手、片山晋呉選手と共にラウンドしました。「男子選手に迷惑をかけないようにと、早いプレーを心がけていたら、良いリズムを取り戻すことができました」と彼女は述べています。順位は89位と振るわなかったものの、プレーリズムの改善や男子選手の高い技術に触れたことが大きな収穫でした。 乃木坂46のファンであり、自称“アイドル風ゴルファー”である一方、公共交通機関や閉鎖空間での不安を感じる「広場恐怖症」を抱えています。それにより、飛行機や船を使えないため、北海道や沖縄の大会には出場できないことがしばしばです。このような病を抱える人々にも勇気を与える、1年半ぶりの優勝となりました。

渋野日向子「自身を整えることができなかった」今季自己ワースト78 一問一答/ブラックデザート選手権** **

** 7位からスタートした渋野日向子(26=サントリー)は、2バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーで今季自己ワーストの78を記録し、通算3アンダーの213で62位に後退しました。初めの1、2番ホールで突然の強風により、スコアを大きく5つ落としてしまいました。結果、6つ落とし、優勝争いから完全に後退しました。以下は主な一問一答です。-本日のプレーを振り返って渋野 本当に最後まで不甲斐ないゴルフをしてしまい申し訳ない気持ちです。出だしで苦戦してしまい、最後まで自分のプレーがどうにもならない感じでした。-強風の影響は渋野 1、2番ホールは特に苦手な場所だったので、余計に焦る状況でした。本当に最悪のスタートでした。-ショットは安定していましたか?渋野 6番でバーディーを取れたものの、7番では短いパットを外してしまいました。そこで入っていれば流れが変わっていたかもしれません。その後は慎重になりすぎてパッティングも打ち切れないことが多かったです。後半も風が強まり、どうしようかと悩みながら回っていました。-風の影響は大きかったのでしょうか?渋野 左右も、前後も非常に強い風で、クラブ選びが大変でした。それ以上に、自分の心の整理が最後までできなかったため、スコアにその影響が出てしまったと思います。-16番でのバーディーについては渋野 流れ的には入るとは思いませんでしたが、入ってくれてよかったです。ただ、その後すぐにボギーだったので、台無しになった感じがあります。(最終日は)しっかりと気持ちを切り替えて明日頑張ります。◆放送&配信 WOWOWでは、メジャー3大会を含むLPGAゴルフツアー29大会を放送し、同時に配信しています。WOWOWオンデマンドでは日本人選手専用カメラも全大会で配信予定です。

【陸上】村竹ラシッド、ダイヤモンドリーグで2連続の2位、自己ベスト13秒10を記録 110mハードル

2024年のパリオリンピックで5位に入賞した村竹ラシッド(23歳、JAL所属)が、世界最高レベルのダイヤモンドリーグ(DL)で2戦連続の2位に輝きました。今回、自己ベストとなる13秒10(追い風0.6メートル)を記録しました。優勝したティンチ(アメリカ)とは0.23秒差がありましたが、自身の持つ日本記録にわずか0.06秒差まで迫る素晴らしいタイムを残しました。村竹選手は順天堂大学4年生だった昨年9月に、日本タイ記録である13秒04をマークし、同大学の先輩である泉谷駿介選手(住友電工)の日本記録に肩を並べました。昨シーズンも好調を維持し、パリオリンピックでは日本選手団の中で短距離個人種目において最高の5位に輝きました。今シーズン初戦となった4月26日のDL厦門大会では、13秒14(追い風0.3メートル)を記録し2位となりました。これは参加標準記録(13秒27)を大きく上回るタイムであり、9月の世界選手権東京大会への代表内定を果たしています。

【陸上】青学大OB太田蒼生が会社設立発表「皆さまの日常に価値を提供する」箱根駅伝連覇の立役者

青学大時代に箱根駅伝で活躍した太田蒼生(22=GMOインターネットグループ)が3日、自身のインスタグラムを更新。株式会社を設立したと発表した。太田は「お知らせ」と題し「株式会社Plus aとして会社を設立しました」と報告。「この会社は皆さまの日常に+a,(プラスエー=ちょっとした豊か)となる価値を提供する企業です。+a,の『,』にはこの価値の提供にピリオドを打たないという意味があります」と説明した。太田は青学大時代に4年連続で箱根駅伝を出走。3年時に3区、4年時に4区で区間賞を獲得し、連覇の立役者となった。3月に卒業後はプロランナーに転向。4月20日には上海ハーフマラソンでプロデビューを飾った。同4日には、一般女性と婚姻届を提出したことを発表している。

【陸上】29歳桐生祥秀、10秒29で優勝「出せないと思った時期あったけど」8年ぶり自己ベストへの意欲を語る

日本のスプリンター、桐生祥秀(日本生命)が10秒29(向かい風1.1メートル)のタイムで大会を制しました。予選では全体2位のタイム、10秒28で決勝に駒を進め、最終的には竹田一平選手を0秒03差で振り切りました。大会の中で最年長である29歳の彼は、わずか3日前に行われた織田記念からの短い間隔でのレースにもかかわらず、その実力を発揮。「勝ち切れたことが大きな収穫」と自信を見せました。今シーズンの目標は、自己ベストの9秒98を更新することです。彼は2017年、日本人として初の9秒台を突破しましたが、その後のベストタイムは10秒01に留まっています。8年ぶりの記録更新を目指しています。「もうタイムを出せないと思った時期もありましたが、今はしっかりと練習できているので、どこでも良いタイムを出せる選手になりたい」と今後への意欲を語りました。

【バレー】大阪Mが初代SVリーグ女王に輝く 田中瑞稀主将「歴史に名を刻めた」と喜び NEC川崎に圧勝

レギュラーシーズン(RS)でトップに立った大阪マーヴェラスが初めてのSVリーグ王者に選ばれました。2日の第1戦に続いて、第2位で昨シーズンまでVリーグを2連覇していたNEC川崎を、3-0(25-22、25-21、25-16)のストレートで下しました。この新しいリーグの1年目で、男女を通じて初の栄冠を手にしました。田中瑞稀主将(29)は「歴史に名を刻むことができて、本当に嬉しいです。試合数が多くなり、チームが新しいことに挑戦するシーズンでした。みんなで目標に向かって結果を出せたことが誇らしい」とコメントしました。第1セットは終盤まで手に汗握る展開でしたが、ルーキー大山遼のアタックで勝ち取りました。続く第2セットでも終盤に連続得点し、勝利を確実にしました。逆転されそうになっても冷静さを保ち、試合を見事に運びました。昨シーズンの悔しさを晴らせました。22戦無敗でレギュラーシーズンを優勝しながらも、決勝でNEC川崎に敗れ、涙を呑んだ過去があります。圧倒的な強さの裏で、重要な局面では精神的な弱さが露呈しました。田中主将が指摘したのは、精神と身体のピーキングでした。今シーズンはRSで7敗を喫しましたが、「負けたらどうしようという気持ちは全くなかった。去年は全勝することがプレッシャーになっていました」と語りました。マイナスをプラスと捉え、全てを経験値に変換しました。パリ五輪代表アタッカーでありチームの中核を担う林琴奈も語ります。「去年は相手に押された時に受け身になっていました。リードされている時でも守りに入らずに攻めていくことができました」と振り返りました。失点や敗戦に一喜一憂せず、常に「次」を意識して声を掛け合いました。前身のリーグを通じて4年ぶり4回目の優勝を遂げました。「実力を出し切れば勝てる」。田中の言葉通り、必然の日本一となりました。【勝部晃多】

【バレー】大阪Mが勝利で初代女王に、NEC川崎が勝てば1勝1敗のタイに/SVリーグCS決勝第2戦スコア速報

初代女王のタイトルをかけて、大同生命SVリーグ女子・チャンピオンシップ(CS)の決勝第2戦が開催されました。 2日に行われた第1戦では、大阪Mが3-0でストレート勝ちし、先手を取りました。 2戦先勝方式のこの決勝で、大阪Mが再び勝利すれば、優勝が決まります。 一方、NEC川崎が勝利すれば、1勝1敗のタイとなり、勝負の行方は4日の第3戦で決まることになります。 大阪M225-2225-21 -  -  - 0NEC川崎 試合前 SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 試合前に記念撮影を行う大阪M(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 試合前に撮影を行う川崎(撮影・山本朝陽) 第1セット SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第1セット、大阪Mは得点し喜ぶ(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第1セット、大阪Mは得点し喜ぶ(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第1セット、ネット付近で戦う両チーム(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第1セット、得点し喜ぶ川崎(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎第1セット、レシーブをする大阪Mの塩出(撮影・山本朝陽) 第2セット SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第2セット、得点し喜ぶ川崎(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第2セット、アタックを放つ川崎の佐藤(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第2セット、大阪Mのファンヘッケはアタックを放つ(撮影・山本朝陽) SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム2 大阪M対NEC川崎 第2セット、大阪Mの蓑輪幸(右上)はアタックを放つ(撮影・山本朝陽)

【陸上】久保凛、世界陸上代表に近づく 静岡国際女子800メートルで優勝 今季自己ベスト2分00秒28

女子800メートルで日本記録を持つ17歳の久保凛(東大阪大学敬愛高校3年生)が、全体トップの成績を収めた。彼女は今年度の自己ベストとなる2分00秒28を記録し、9月に東京で開催される世界選手権の開催国枠エントリー基準である2分00秒99を突破した。これにより、代表選出へ一歩近づいた。 「基準を突破するのが目標でした。タイムを見た時は『悔しいな』と思いましたが、開催国枠をクリアできたので、次は1分59秒を切りたいです」と久保はコメントしました。 久保選手は高校2年生の昨年に大きく飛躍し、6月の日本選手権で初優勝を果たしました。さらに、7月には日本女子で初めて2分を切る1分59秒93を記録し、19年ぶりに日本記録を更新しました。 今シーズンも1月から記録会に積極的に参加し、3月には1000メートルで2分40秒23を記録し、U20とU18の日本新記録を樹立しました。高校3年生に進級後の4月の金栗記念では、800メートルで2分2秒58をマークしました。 彼女の今季の目標は、9月の世界選手権東京大会での入賞です。代表選出の条件としては、参加基準記録(1分59秒00)を突破した上で、7月初旬の日本選手権で3位以内に入ることが求められます。また、世界ランキングや8月24日までに開催国枠のエントリー基準記録(2分00秒99)を突破した場合、他の選手の成績や条件に応じて代表選出の可能性もあります。【藤塚大輔】