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【バレー】蘭代表イケメンがSVリーグ初代MVPに輝く ネクタイ姿で笑顔「とても光栄です」

バレーボール大同生命SVリーグ2024-25の年間表彰式が、8日に都内で行われました。男子部門では名古屋のニミル・アブデルアジズ選手(33)がレギュラーシーズン(RS)の最優秀選手賞(MVP)を受賞しました。これまでイタリアやトルコなどのリーグで活躍してきたオランダ代表のアタッカーは、新リーグ初のMVPを受賞したことに対し「とても光栄です。素晴らしいシーズンでした」と笑顔を見せました。 アブデルアジズ選手は、世界最高峰の技術を見せ、総得点(1181点)、アタック決定率(57.5%)、サーブ効果率(17.7%)でリーグトップの成績を収めました。また、RS3位でのプレーオフ進出にも貢献し、MIP賞やベストオポジット賞など数々のタイトルを総なめにし、6冠を達成しました。名古屋からの退団を発表していますが、「またここに戻ってきたいと思っています」と明るい笑顔で語りました。日本のファンへは、「世界最高のリーグの一つです。これからも多くの選手が日本を訪れるでしょう」とメッセージを送りました。【勝部晃多】

【バレー】西田有志と高橋藍が選手会設立の意向を明示「現在進行中」円滑な話し合いの場の重要性を強調

バレーボールの大同生命SVリーグ2024-25年間表彰式が8日に都内で開催され、サントリーの高橋藍選手(23歳)と大阪Bの西田有志選手(25歳)がリーグの発展に対する考えを語りました。今シーズンはレギュラーシーズンの試合数が44試合となり、昨季のVリーグの倍の試合数となっています。高橋選手は、「試合の数や大会の運営について、もっと選手の意見が反映される環境があってもいいのではないかと思います」と意見を述べ、選手とリーグが互いに意見交換する場がリーグの発展に重要であると説きました。また、「リーグだけでなく、代表となる選手がそういった基盤を作り上げていければ」と、選手会の設立に向けた前向きな姿勢を示しました。リーグの運営に対して、自身の考えを以前からSNSで発信していた西田選手も、「高橋選手の言うように、リーグとコミュニケーションを取るための場が必要です」と賛同。「運営者と対立したいわけではなく、協力して選手たちが同じ方向を向いて意見交換できる場を作り、質の高いものを目指したい」と語りました。選手会設立に関しても「現在進行中」とし、「バレーボールがさらに盛り上がるように努力し、来シーズンもより良い形になるように頑張っていきたい」と意気込みを語りました。【勝部晃多】

【卓球】丹羽孝希が米国へ、ニューヨーク入り オンラインカジノ利用で日本で資格停止6カ月

米プロ卓球リーグ「メジャーリーグ・テーブルテニス(MLTT)」は8日までにロースターを発表し、男子団体で16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)銀、21年東京五輪銅メダルの丹羽孝希(30)がニューヨーク・スライスに在籍することとなった。ホームページのチームの選手一覧にも、米国、イラン、中国、韓国の選手とともに名を連ねた。MLTTは9月に開幕、全10チームが参加する。丹羽は23年、オンラインカジノサイトにアクセスした上でスポーツの勝敗を予想する賭博をしたとして25年1月下旬に書類送検された。千葉簡裁から罰金10万円の略式命令を受け、4月には日本卓球協会が資格停止6カ月の処分を発表していた。

韓国の「キューティフル」パク・ヒョンギョン「自分を褒めたい」初日スコア3アンダー、おやつは…

「キューティフル」の愛称で親しまれているパク・ヒョンギョン(25歳=韓国)が、日本ツアーに初参加し、4つのバーディーと1ボギーで3アンダーのスコアを記録しました。彼女はインからラウンドを始め、11番ホール(パー4)で1.5メートルのバーディーパットを決め、最初のバーディーを達成しました。さらに、2番ホール(パー3)で12メートル、3番ホール(パー4)で5メートルのパットを沈め、最終ホールの9番(パー5)では7メートルのバーディーパットを見事に成功させました。「日本のギャラリーから沢山の拍手と応援をいただき、本当に感動しました」と彼女は笑顔で語りました。ラウンド中、彼女は同じく25歳の友達として知られる安田祐花さんらに干し芋をお裾分けし、“もぐもぐタイム”を一緒に楽しみました。また、日本語と韓国語を教え合い、楽しいひとときを過ごしました。彼女は、「ハジメマシテ。ミギ、ヒダリ、マッスグ…。イタダキマス」と流暢に言葉を並べていました。「キュート」と「ビューティフル」を掛け合わせた「キューティフル」というニックネームが韓国で知られている彼女は、まさにその名の通りの25歳です。イ・ボミ2世とも言われており、初日を終えて、「今日は本当に素晴らしい成績で、自分で自分を褒めたいです」と笑顔でコメントしました。

渋野日向子「元気は元気です」東海岸へ長距離移動 みずほアメリカズ・オープン、8日開幕** **

** 米国女子ゴルフツアーの「みずほアメリカズ・オープン」が8日からニュージャージー州にあるリバティー・ナショナルGCでスタートします。26歳の渋野日向子(サントリー所属)は、7日にWOWOWのインタビューを受けました。昨年の大会では通算6オーバーで予選を通過することができませんでしたが、今年は上位入りを目指しています。前週に開催されたユタ州でのブラックデザート選手権では60位でした。東海岸への長距離移動はありましたが、新たな気持ちで大会に臨みます。主なインタビューの質疑応答は以下の通りです。-連戦続きのコンディション、コースの印象は渋野: 全然、元気は元気です。昨日、一昨日は天候が非常に悪かったんですが、今日は晴れてくれてよかったです。-雨の影響は渋野: 昨日は午後から回ったので雨にはほとんど当たらなくて済みましたが、とても風が強くて、去年と同じく難しいと思いました。でも、コースのコンディションはそれほど悪くないですし、去年から自分もいろいろと変化があったので、どうなるか楽しみです。 -グリーンが大きくなったり、バンカーが増えた渋野: 確かに気づくところもありましたが、あまりはっきりとは分かりませんでしたね。基本的にはドライバーを使うことが多いと思いますが、やっぱりパー5ではしっかりバーディーを取りたいです。スコアがあまり出ているイメージはないのですが、雰囲気によるところもありますし、天候次第で大きく変わります。風も影響するので、きちんと同じ面に乗せられるよう頑張ります。-ショットの感覚は渋野: 試合が続いている中で、疲れも感じつつありますが、しっかりとスイングできているし、距離も出ている感じがします。先週とはまた違ったアジャストが求められますが、それも上手くやっていきたいと思っています。◆放送&配信: WOWOWは、メジャー3大会を含むLPGAゴルフツアー29大会を放送・同時配信しています。また、WOWOWオンデマンドでは、日本人選手専用カメラも全大会で配信されます。

【写真特集】菅沼菜々は髪をなびかせ笑顔 スタート前に笑顔を見せる脇元華/女子ゴルフ第1日

国内女子ゴルフツアー、ワールド・サロンパス・カップ(茨城県茨城GC)第1日の模様を写真でお届けします。 菅沼菜々 笑顔で移動する菅沼(撮影・足立雅史) 10番、ティーショットを放つ菅沼(撮影・足立雅史) 山内日菜子 スタート前、笑顔を見せる山内(撮影・足立雅史) 鳥居さくら(アマチュア) 10番、ティーショットを放つアマチュアの鳥居(撮影・足立雅史) 新垣比菜 10番、ティーショットを放つ新垣(撮影・足立雅史) 鶴岡果恋 10番、ティーショットを放つ鶴岡(撮影・足立雅史) 桜井心那 10番、ティーショットの行方を見つめる桜井(撮影・足立雅史) 中村心 10番、コースを見つめる中村(右)(撮影・足立雅史) 10番、ティーショットを放つ中村(撮影・足立雅史) 脇元華 スタート前、笑顔を見せる脇元(撮影・足立雅史) 小林夢果...

【卓球】早田ひな、厳しい状況を語る「暗いトンネルの中」「苦しい時間」 – 17日からドーハ世界選手権

卓球で2024年パリ五輪で女子団体銀メダル、シングルス銅メダルを獲得した早田ひな(24歳=日本生命)が7日、シングルス一本で戦う世界選手権個人戦(17日~25日、カタール・ドーハ)への意気込みを語りました。都内で行われた日本代表の合宿に参加中です。パリ五輪で傷めた左腕については「状態はますます良くなっていると感じています。感覚が戻ってきている部分もありますが、逆に戻ったからこその現実の厳しさもあります。まるで暗いトンネルの中にいるような感覚で、今はかなり辛い時間が続いていると感じます。ただ、その一方で『抜け出せない』という感じではないので、時間がある程度解決してくれると思っています」と語りました。前回の世界選手権個人戦は2023年ダーバン大会で、シングルス銅メダルを獲得。今回は1月の全日本選手権で3連覇を達成し、出場権を得ており、シングルスに専念します。故障からの復帰過程で苦しんでおり、全日本でのタイトルも「まぐれみたいなところがある。自分の感覚では、実力はまだ足りない。現状をしっかり受け入れて、それを超えようと努力しています」と自己分析しています。その上で「(メダルの可能性は)当然低いと思っていますが、自分の卓球人生の中で一番、世界選手権を心から楽しめそうな大会です。何かが起きるかもしれないし、起きないかもしれない。それは運命的な部分だと思います。だからこそ、今できることがあると思います」と意気込みを示しました。世界選手権の女子シングルスには、世界ランク7位の早田選手の他に、6位の張本美和(木下グループ)、8位の大藤沙月(ミキハウス)、9位の伊藤美誠(スターツ)、18位の平野美宇(木下グループ)も出場します。【松本航】

「シダマツ」志田&松山ペアが誓う「バドミントン選手としてここに立っている、ジャパンオープン初優勝」

「シダマツ」の愛称で親しまれているバドミントン女子ダブルスの志田千陽(28歳)と松山奈未(26歳)のペア(再春館製薬所)が、7月に東京体育館で開催されるジャパンオープン(15~20日)での初優勝を決意しました。 6日、彼女たちは東京都内で行われた会見に出席しました。そこで、松山選手は「国内での国際大会でまだ優勝がないので、優勝を目指し、ファンの皆さまに楽しんでいただけるように全力を尽くします」と意気込みを語り、志田選手は「何年もベスト8で足踏みしていました。今年こそシダマツとしてジャパンオープンで優勝を狙います」と力強く誓いました。 昨年のパリオリンピックでは銅メダルを獲得し、今年の3月には全英オープンで3年ぶりに2度目の優勝を果たしました。また、4月のアジア選手権でも準優勝に輝きました。 彼女たちの人気は、オリンピックを機に急上昇しています。ジャパンオープンでも多くのファンの来場が期待されています。 志田選手はインスタグラムで108万人のフォロワーを持ち、「プレー以外のコメントも多いですが、私はバドミントン選手としてここに立っています。今までプレーを見たことのない方にも見ていただける機会が嬉しいです。選手として認められ、応援してもらえる姿を見せたいです」と心境を語り、松山選手も「バドミントンをまだ観たことがない人にも興味を持ってもらえることが、私たちにとっても日本のバドミントン界にとっても良い影響を与えると思います。楽しんでいただけるプレーを目指します」と思いを込めました。 彼女たちの次なる目標は8月下旬にフランス・パリで行われる世界選手権での初優勝です。今月20日から始まるマレーシアマスターズなどで3週連続で国際大会に出場し、試合感を養う予定です。松山選手は「ケガをすることなく、どれだけ良い状態で試合に臨めるかを大切にし、その3週間を乗り越えて、世界選手権へ向けた良いステップを築いていきたい」と語りました。

** 石川佳純さんが参加した「チビリンピック」、他競技のレジェンドたちとともに充実した一日 **

** 卓球女子でオリンピックにおいて3大会連続でメダルを獲得した石川佳純さん(32)が5月5日、神奈川県の日産スタジアムで開催された「JA全農 チビリンピック2025」に参加したことを発表しました。元プロレスラーのアニマル浜口氏(77)や、その娘で女子レスリングのオリンピックメダリストであり、タレントとしても活躍する浜口京子さん(47)、オリンピックで3連覇を達成した吉田沙保里さん(42)、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(52)、さらにサッカー元日本代表の中村憲剛氏(44)らと一緒に撮影した写真をシェアしました。石川さんは、「聖火リレーから始まり、和牛クイズやお餅つき、そして卓球大会にも参加し、とても充実した1日となりました。参加選手の皆さんの頑張りを見て、多くのパワーをいただきました」とコメントしました。石川さんはまた、自らラケットを手に取り、子供たちに卓球を指導するなど、活き活きとしたこどもの日を過ごしたようです。フォロワーからは「佳純ちゃんの笑顔は最高です」「とても楽しそうですね」といった声が寄せられました。

【記者の目】バレーSVリーグ課題浮き彫り 試合数、判定不信…後回しでは遠のく「世界最高峰」

2030年までに「世界最高峰」を目指すSVリーグ。その初年度は、華々しい成果と解決すべき課題が同居した。レギュラーシーズン(RS)の観客動員数はVリーグ最終年の前季比204%増の103万4668人に達し、男子は66万4709人で1試合平均3000人超を記録。イタリアやポーランドのトップリーグに匹敵する数字に、リーグは「順調な滑り出し」と自信を示した一方、数々の問題点が浮き彫りとなった。選手から不満の声が相次いだのが試合数の不均衡。男子RSは10チームによる4回総当たり(36試合)と前シーズン順位に基づく追加8試合で計44試合を戦うが、追加試合の割り振りにより特定チームとの対戦頻度に偏りが生じ、公平性が疑問視された。大阪Bの西田がSNSで「バレーボール以外の部分で納得いかない部分が今シーズンは多すぎる」と運営の見直しを訴え、山内らトップ選手が次々と賛同。リーグは選手の声を「初年度ゆえの当然の反応」と受け止めながらも、来季は現行フォーマットを維持する方針で、早急の改善は見込めない。判定の不透明さも選手の不信を招いた。相次いだ公式記録の得点の誤りと、プレーオフでの誤審騒動。レフェリングの均一化を求める西田らプレーヤーの声は真摯(しんし)に受け取るべきだ。また、昨年度から倍増した44試合のRSに加え、決勝の会場についても選手に大きな負担を強いた。愛知の関田は女子が固定会場でプレーできるのに対し、男子が初戦と第2戦以降は別会場となることについて「(適応は)大変なこと」と指摘。また、第2戦以降は会場で事前の練習ができず、サントリー大宅は「しっかりと考えて欲しい。普通はありえないこと」と声を大にした。男女の人気格差も顕在化した。女子は1試合平均入場者数が前季比31%減と低迷。初代王者が決まった決勝第2戦ですら4300人にとどまった。この現状に大阪M田中は「女子バレーをもっと応援してほしい」と切実な思いを吐露。リーグは「女子はこれから」とするものの、即効性のある方法を探すことは容易ではない。「初年度だから」と言えばそれまで。だが、選手からの声をないがしろにし、課題を後回しにすれば、「世界最高峰」の夢の実現は遠のくだろう。選手との対話強化と迅速な改革が、リーグの未来を切り開く鍵となる。【バレーボール担当=勝部晃多】【バレーSVリーグCS男子決勝第2戦ライブ詳細】こちら>>