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【全米プロ】松山英樹は初の予選落ち、73で通算3オーバー 久常涼は通算3アンダーの17位

第2ラウンドが行われ、60位で出た松山英樹(33=レクサス)は73とスコアを落とし、通算3オーバー、145の84位となり、13度目の出場で初めて予選落ちした。メジャーでは2019年全英オープン選手権以来、6年ぶりで連続予選通過は19で止まった。9位から出た久常涼(22=SBSホールディングス)は71で回り、通算3アンダーで首位と5打差の17位に後退も決勝ラウンドに進出した。70の金谷拓実は3オーバー、71の中島啓太は5オーバーで予選落ちした。ジョナタン・ベガス(ベネズエラ)が8アンダーでトップをキープした。(共同)

【バスケットボール】宮崎早織、来シーズン限りで引退「今は再び大好きです」東京五輪銀メダル恩師への思い

日本の女子バスケットボール代表として21年の東京オリンピックで銀メダルを獲得し、24年のパリオリンピックでも主力選手として活躍した宮崎早織さん(29歳=ENEOS所属)が、25~26年シーズンをもって現役を引退することを15日に発表しました。東京都内で行われた記者会見で、宮崎さんは「28年のオリンピックを目指すのは難しいと感じています。何かを嫌になったわけではなく、体力と元気があるうちに潔く辞めたいと思いました。ファンの皆さんにどう恩返しできるかを考えると、早めに伝えて、1年間一緒にいい思い出を作ることができたらと思いました」と決断に至った思いを明かしました。埼玉県出身の宮崎さんは、2014年にENEOSに入団し、キャプテンとしてチームの顔として活躍してきました。この数年間は「パリまで頑張る」と決意していたものの、その後は「目標が見つからなくなり、次のステップに進むべきだと感じました」と心理的な難しさもあったようです。日本代表として東京オリンピックでは銀メダルを獲得し、輝かしい成績を収めた一員となりましたが、当時のトム・ホーバス監督(58歳)には厳しい指導を受けることが多かったと振り返ります。「東京五輪では怒られすぎて嫌いでしたが、今は再び大好きです」と笑って話しました。現在は芸能事務所GATEに所属しており、引退後もバスケットボールとの関わりを維持しつつ、テレビでの活動も視野に入れています。記者会見では笑顔と涙を見せながら、「優勝して引退したいという思いが強いです」と意気込みを語り、最後にファンへの感謝の気持ちを伝えました。 「この1年間を通して、ファンの皆さまにたくさん恩返しをし、感謝を伝えたいです。SNSでも多くのメッセージをいただいています。すべてには返信できていませんが、しっかりと読ませていただいています。『学校に行きたくないけど頑張っています』『病気で苦しんでいます』といったメッセージも全て目を通しています。そういった方々の力になれるよう、変わらずに笑い楽しんでいる姿を見ていただければ嬉しいです。」限られた時間を大切にし、前を向く宮崎さんの思いが伝わる会見でした。【松本航】◆宮崎早織(みやざき・さおり)は1995年生まれの埼玉県出身。父は野球、母はハンドボール経験者で、5人きょうだいの次女として生まれました。姉の優子さんもバスケットボール選手、兄の泰右さんはプロサッカー選手、妹の安奈さんはボートレーサーとして活躍するスポーツ一家です。高校では聖カタリナ学園で全国高校総体準優勝、14年にENEOSに入団。21年の東京五輪で銀メダルを獲得し、アジア杯で優勝しベスト5に選ばれました。24年パリ五輪の代表選手でもあります。コート上ではのニックネーム「ユラ」で親しまれ、1月には同じENEOSで野球部に所属していた榎本和輝さんとの結婚を発表しました。身長167センチ、体重56キロ。

【全米プロ】松山英樹選手が挑む難関「グリーンマイル」…刑務所の死刑台へと続く通路が名前の由来

男子ゴルフのメジャー第2戦、全米プロ選手権はクウェイルホロー・クラブ(7626ヤード、パー71)で開催されています。このコースの16~18番ホールは、その難易度の高さから「グリーンマイル」と呼ばれています。その名前の由来は、刑務所内で死刑台に続く通路が緑色の床で覆われており、「死に向かう長い道」として名付けられたことにあります。アメリカでは1990年代後半に、この通路を舞台にした奇跡の物語が小説として発表され、その後映画化もされています。この3ホールはすべて水が関与しています。16番ホールは529ヤードの長いパー4で、グリーン左奥には池が控えています。17番は223ヤードのパー3で、池を越えるホールとなっており、左から奥に広がる池からの風が影響を与えます。18番は494ヤードのパー4で、左側には小川が続き、フェアウェーからわずか数ヤードで球が転がり落ちることがあります。このコースは1961年にオープンされ、2016年には名デザイナーであるトム・ファジオ氏によって改修されました。2017年には全米プロ選手権、2022年にはプレジデンツ・カップが開催されています。マスターズ・トーナメントで知られるオーガスタ・ナショナルGCには、11~13番ホールが「アーメンコーナー」と呼ばれ、祈りの気持ちで挑むことで有名です。数々のドラマを生み出してきましたが、今週は「グリーンマイル」での逆転劇が期待されます。

【体操】岡慎之助、NHK杯で2連覇へ「今目の前のことに集中すれば勝機あり」演技構成を変更せず完成度を重視

体操男子選手であり、パリオリンピックで3冠を達成した岡慎之助選手が、NHK杯での2連覇を誓いました。この大会は、10月にジャカルタで開催される世界選手権の最終選考会も兼ねており、開幕を翌日に控えた15日、会場の東京体育館で記者会見が行われました。岡選手は「調子は悪くない。しっかりとピークを合わせられたら」と意気込みを語りました。4月の全日本選手権で当初2位だった岡選手は、床運動、あん馬、鉄棒の3種目でDスコア(演技価値点)を引き上げる予定でしたが、約1週間前に従来の演技構成に戻し、完成度で勝負する決断を下しました。「現在の演技で十分に戦える。完成度を武器にしたい」と、彼が磨いてきた着地など細部までこだわりを持っています。新旧の五輪王者による一騎打ちを制し、再び頂点に立ちたいという決意があります。今大会では、全日本選手権での得点の半分を持ち点とし、2日間にわたって演技が行われます。岡選手は、2年ぶり4度目の優勝を目指す全日本5連覇の橋本大輝選手(日本生命/セントラルスポーツ)を0.300点差で追います。初日の予選から「100%を出し切る」と述べ、「常に逆転が可能な差だから、今目の前のことに集中すれば勝てる」と自信を示しました。また、個人総合代表の2枠をかけた戦いにおいても「しっかりと自分の演技で勇気と感動を届けたい」と奮起している姿が印象的です。【勝部晃多】

ネリー・コルダ、胸とおへその部分が目を引くスタイリッシュな水着姿を披露「圧巻の美しさ」

女子プロゴルファーであり、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得したネリー・コルダ(26=アメリカ)が、14日に自身のインスタグラムを更新しました。アメリカの人気スポーツ誌「スポーツ・イラストレーテッド」の水着特集に登場したことを発表しました。彼女は引き締まった腹筋や美しい脚を披露しています。胸元とお腹の部分がデザインされた青色の水着を身にまとい、7枚の写真を公開しました。同誌の水着特集は年に一度の恒例企画で、多くの読者に支持されています。「夢が叶ったようです…!多くの素晴らしいアスリートや女性たちと一緒に紹介され、心が躍っています!」と喜びを表現しました。フォロワーやファンからは「圧倒的に美しい」「彼女はカバーガールになるべきだ」「この号はきっと完売するに違いない」と多くの称賛の声が寄せられました。

【バレーボール】石川真佑が女子日本代表の主将に就任 兄・祐希と共に兄妹で日本代表をリード

日本バレーボール協会(JVA)は14日、石川真佑(24)が女子日本代表のキャプテンに選ばれたと発表しました。これにより、兄の石川祐希(29)とともに、兄妹で日本代表の主将としてチームを牽引することになります。女子日本代表は、昨年のパリ五輪後、東京五輪後からキャプテンを務めていた古賀紗理那さんが引退したため、次期キャプテンの人選に注目が集まっていました。石川選手は今シーズン、イタリアのノバラに移籍し、リーグでチーム最多の344得点を記録し、4強進出に貢献しました。日本代表でも古賀さんに代わるエースとしての活躍が期待されています。女子代表は6月初旬に開幕するネーションズリーグに参加予定で、8月にはバンコクで開催される世界選手権が控えています。

【陸上】ウクライナの妖精マフチフ「失敗しても大丈夫」“眠れる森の美女”が大切にする競技観

陸上女子走り高跳びで注目を集めるヤロスラワ・マフチフ(23=ウクライナ)が、2024年のパリ五輪での金メダルに向けた意気込みを語りました。9月に控える東京での世界選手権に向けて、彼女の期待は高まっています。13日、彼女は東京都内で日本陸上界のスターである戸邉直人(33=JAL)と対談を行いました。夏を感じさせる白い衣装で現れたマフチフ選手は、「満員のスタジアムで感じる熱気の中でベストを尽くしたい」と、連覇を目指す舞台に向けて決意を新たにしました。彼女は東京・国立競技場で18日に開催されるセイコー・ゴールデングランプリ(日刊スポーツ共催)に出場するため来日中です。今月9日には自身の世界記録に迫る2メートル2を跳び、「シーズンベストを更新したい」との意欲を見せています。ウクライナは2022年からロシアの軍事侵攻を受けていますが、マフチフ選手は世界中で活躍を続けています。「『跳んでくれてありがとう』というメッセージが私の精神的な支えになっています。今競技を続けているのは母国ウクライナの人々のためです」と力強く語りました。さらにイベントの参加者に向けて、「最も大切なのは情熱です。好きなことを見つけてください。1回の失敗は大丈夫。走り高跳びでは3回のチャンスがあります。続けること、そしてベストを尽くすことが重要です」とメッセージを送り、自分の情熱を追求することの大切さを説きました。

【フィギュア】ロシア女子の逸材17歳ペトロシャン ISUが五輪予選会出場可能リストを発表

国際スケート連盟(ISU)は13日(日本時間14日)、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの予選会に出場可能なAIN(個人の中立選手)のリストを発表しました。ISUは2024年12月に厳格なドーピングや倫理の検査を行った上で、フィギュアスケートに関しては2025年9月に北京で開催されるオリンピック予選にロシアとベラルーシの選手をAINとして出場を許可しました。これらの国は、各1名の男子選手、女子選手、ペア、アイスダンスの出場を推薦できるとされていますが、団体戦にはエントリーできないと発表されています。注目の女子選手にはアデリア・ペトロシャン(17歳)が選ばれました。彼女は2024年12月に行われたロシア選手権でショートプログラム(SP)とフリーの両方でトップに立ち、合計262.92点で2連覇を達成しました。SPではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、フリーでは3回転半ジャンプと2本の4回転トゥループを決めています。ISU非公認ながら、その合計点は2025年の世界選手権で優勝したアリサ・リュウ(アメリカ)の222.97点を大きく上回っています。男子選手としてはピョートル・グメンニク(23歳)がリスト入りしています。彼は2020年世界ジュニア選手権でアンドレイ・モザリョフ(ロシア)、鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大学)に続いて銅メダルを獲得しました。ペアやアイスダンスの選手は今回のリストに記載されませんでした。

【陸上】“眠れる森の美女”マフチフが来日「一番大事なのは情熱…好きなことを見つけること」

2024年のパリオリンピック(五輪)で金メダルを獲得した女子走り高跳び界の新星、ヤロスラワ・マフチフさん(23歳・ウクライナ出身)が13日、東京都内で日本の男子走り高跳び選手、戸辺直人さん(33歳・JAL所属)と対談を行いました。彼女は18日に東京・国立競技場で開催されるセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)に出場するために来日しました。夏らしい白い服をまとい、登場した彼女は、「眠れる森の美女」というニックネームでも知られています。14歳で走り高跳びを始め、2021年の東京オリンピックで銅メダルを、2023年の世界選手権で金メダルを獲得しています。さらに、2024年には2メートル10センチの世界新記録を樹立し、パリ五輪での優勝を果たしました。「姉が空手をしており、約10年前にヨーロッパ大会で2位になりました。(最初は)私も空手に誘われましたが、1、2週間で辞めました」と話し、「陸上のほうが好きだったので、結果的に良い選択だった」と笑顔を見せました。彼女の母国ウクライナは2022年からロシアによる軍事侵攻を受けています。「ウクライナの人々のために競技を続けている」と語り、「一番大事なのは情熱です。皆さんも好きなことを見つけてください」とメッセージを送りました。9月の世界選手権東京大会に向けては、「東京オリンピックの時にも来ましたが、今回もとても楽しみです」と期待を寄せています。【藤塚大輔】

【陸上】青学大・原晋監督、ユニクロ女子陸上部スペシャルアドバイザー就任 箱根8度優勝の名将

ユニクロ女子陸上部は13日、青山学院大長距離ブロック監督の原晋氏(58)がスペシャルアドバイザーに就任したことを発表した。原氏は04年に中国電力を退職し、青学大の監督に就任。09年に33年ぶりに箱根駅伝出場へ導いた。15年に同駅伝で初優勝を収めると、史上4校目の4連覇を達成。今年の箱根路でも2年連続8度目の優勝を果たした。ユニクロは昨年10月のプリンセス駅伝で初優勝し、同11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)は9位。パリオリンピック(五輪)1500メートル代表の後藤夢らが所属している。