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青森山田、21世紀初の県内公式戦での敗北—連勝記録418でストップし、県総体の連覇も24で途絶える

絶対的な王者、青森山田の県内無敵の伝説に終止符が打たれました。25度目のインターハイ出場を目指していた青森山田が、八戸学院野辺地西に1-1からのPK戦で5-6と敗北しました。これにより、全国高校総体予選の連覇記録は昨年までの「24」で止まり、県内での連勝記録も準決勝までの「418」でストップしました。27度目の優勝を目指していた青森山田は前半に先制されましたが、後半に追いつきました。1-1で延長戦に突入したものの決着はつかず、PK戦の末5-6で敗れ、連続優勝が「24」で途絶えました。1999年(平成11年)の新人戦決勝(三沢商業との対戦)以来、県内で公式戦に敗れることはなく、「21世紀」に入ってからの初の黒星となりました。八戸学院野辺地西はついに青森山田を破り、悲願の初優勝を達成しました。「青森県代表」として7月26日から福島県で開催される全国高校総体に初出場します。

パリ・サンジェルマンが欧州CL初優勝、騒動で2人が死亡し約560人が拘束

5月31日の夜、サッカー欧州チャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(フランス)が初めての優勝を飾りました。この勝利を祝うために、多くのファンが集いましたが、一部の熱狂したファンがパリを中心にフランス各地で暴徒化しました。フランスメディアの報道によれば、6月1日未明にかけて2名が死亡し、約560人が拘束されました。大半のファンは平和的に優勝を祝いましたが、パリ市内では1名が車にひかれて死亡、またフランス南西部では17歳の少年が刺されたことで命を落としました。パリ南西部では少なくとも2台の車が放火され、また、中心部のシャンゼリゼ通りでは一部のファンが商店を破壊したため、警察は催涙弾を使用して事態を収束させました。ルタイヨー内相はX(旧ツイッター)で「多くの真のファンが素晴らしいパフォーマンスに感動している一方で、暴徒たちはパリの街に出て悪行を働き、警官を挑発した」と非難し、警察に適切な対応を取るよう要請しました。CLの決勝戦はドイツ・ミュンヘンで開催され、パリ・サンジェルマンはインテル・ミラノ(イタリア)を5-0で破り、初優勝を遂げました。CL決勝で5点差が付いたのはこれが初めてのことでした。

【欧州チャンピオンズリーグ】インテル、15シーズンぶりの4度目の優勝ならず スクデットに続きビッグイヤーも逃す

15シーズンぶりの4度目の優勝を狙ったインテル・ミラノ(イタリア)は、0-5でパリ・サンジェルマン(フランス)に敗れました。シモーネ・インザーギ監督(49歳)は、2シーズン前の決勝でマンチェスター・シティ(イングランド)に惜しくも敗れた雪辱を果たせず、国内リーグ戦での2位に続き、チャンピオンズリーグでも準優勝に終わりました。「ファンを笑顔にしたい」。そんな思いを抱えて臨んだ決勝の舞台。インテルは準々決勝でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、準決勝ではバルセロナ(スペイン)との激戦を制して勝ち上がりました。序盤から自陣に引いて守る予想通りの展開でした。しかし前半12分、右サイドから崩され、最終的にハキミ選手に得点を許しました。その1分前にも、左サイドをデンベレ選手に突破され、シュートを打たれましたが、これはGKゾマーの正面に。それでも3バックの横のスペースを相手に攻略されました。20分には、ロングカウンターを受け、19歳のFWドゥエ選手に右足でのゴールを奪われました。36歳のGKゾマー、37歳のDFアチェルビ、36歳のMFムヒタリアンと、多くの経験を持つ選手たちが歴史的に初の35歳以上の選手3人で先発。しかし、パリSGの19歳アタッカーにさらなる得点を許してしまいました。後半開始からの交代はありませんでしたが、9分にけがが万全でないDFパヴァールに代わりDFビセック、MFディマルコに代わりMFザレフスキが出場。しかし、ザレフスキはその2分後にパリSGのMFファビアン・ルイスに対してファウルをしてイエローカードを受けました。13分にはインザーギ監督が審判への抗議でイエローカード。試合の流れは大きく変わらないまま、交代出場のビセックが負傷退場するアクシデントがありました。その直後、後半18分に速攻から再びドゥエ選手に得点を許し、勝敗は決定的となりました。スタジアムには涙を流すインテルサポーター。28分にも攻め上がった最終ラインの背後をFWクワラツヘリア選手に抜け出されて失点。42分にも途中出場の19歳MFマユル選手に5点目を許し、完敗を喫しました。今シーズンはスクデットに続き、ビッグイヤーも逃し、笑顔で終わることはできませんでした。

【欧州CL】パリSG初優勝!インテルに5-0圧勝、ドゥエ2得点1アシストにエンリケ監督歓喜

パリ・サンジェルマン(フランス)が悲願の初優勝を飾った。2019-20年シーズン以来となった決勝でインテル・ミラノ(イタリア)を5-0と圧倒した。決勝での史上最多得点差となった。19歳のフランス代表FWデジレ・ドゥエが2得点1アシストと大活躍。名将ルイス・エンリケ監督(55)は14-15年のバルセロナ(スペイン)に続いて、異なるチームを指揮してのCL制覇は史上7人目となった。スピード感あふれる攻撃でインテル・ミラノをのみ込んだ。前半12分にMFビティーニャを起点としたパスワークで左サイドから崩し、ペナルティーエリアに入ったドゥエからゴール前のDFハキミに渡り、右足ワンタッチで先制点が生まれた。続く前半20分には持ち味とするカウンターが決まった。自陣ゴールライン際からDFパチョが相手ボールをカットを起点にFWクバラツヘリア、FWデンベレと渡って左サイドから持ち込む。カットインから右からゴール前に入ったドゥエへパスが届く。鋭く右足を振り抜くと、インテル・ミラノMFディマルコの体に当てながらディフレクションしたボールは勢い良くインゴールへ飛び込んだ。2-0で折り返した後半もパリSGの勢いは止まらない。18分、デンベレのヒールパスからビティーニャがスイッチし、素早くドリブルで持ち出し、右前方へパス。受けたドゥエが持ち込み右足でゴールを奪った。3-0。誰も予想しなかった一方的な展開となった。決勝で得点とアシストの両方を記録した選手は史上6人目で、19歳362日は最年少記録となった。殊勲のドゥエはお役御免とばかりに後半22分、FWバルコラに代わってベンチに下がった。さらに後半28分、再び切れ味鋭いカウンターを発動。左のデンベレからクバラツヘリアにパスが渡り、そのままドリブルで独走。左足で駄目押しの4点目が決まった。勝利を決定付けるゴールにルイス・エンリケ監督も手足を広げながらピッチサイドを走り回り、歓喜の感情を爆発させた。 まだ終わらない。後半42分には波状攻撃から途中出場のMFマユルがゴールし、大量5ゴールとなった。新方式となった今大会。参加チームは従来の32から36に広がり、決勝までの試合数も13から17に増えた。パリSGの戦いは順風ではなかった。1次リーグではアーセナル、アトレチコ・マドリード、バイエルン・ミュンヘンに屈して15位での突破だった。しかし決勝ラウンドに入り、ルイス・エンリケ監督のもと一戦ごとにチームは結束し、成長した。プレーオフラウンドでブレストを2戦合計10-0と一蹴。そこから1位突破のリバプールをPK戦の末に下し、アストンビラ、再戦となったアーセナルとはねのけ、そして17試合目となったファイナルでも2シーズン前に準優勝しているインテル・ミラノを圧倒した。流動性あふれる攻撃ばかりが目立つが、守護神ドンナルンマ、この日が欧州CL通算107試合目となったDFマルキーニョスらが鉄壁の守備を披露。強固なディフェンスがあるからこそ、デンベレを軸にした切れ味鋭いカウンター、変幻自在の動きで相手を翻弄するビティーニャを起点とする連動性あるパスワークも決まった。メッシ、ネイマール、エムバペが去り、スターに頼らぬチーム一体となった戦い方を築き上げたルイス・エンリケ監督。誰が出ても高いレベルで戦えるスタイルを完成させた。1970年創設から55年、PSGが最高峰の舞台で栄冠を手にした。

「非常に残念で悔しい。十分に勝機があった試合だった」- 伊東純也選手所属のスタッド・ランス、リーグ・ドゥへ降格決定

サッカーのフランス1部リーグ(リーグ・アン)と2部リーグ(リーグ・ドゥ)間の入れ替え戦第2戦が29日にフランス・ランスで行われました。伊東純也選手が所属する1部16位のスタッド・ランスは、2部3位のメッスに対して延長戦の末に1-3で敗北し、2試合合計スコアで2-4となり、リーグ・ドゥへの降格が決まりました。延長戦で2失点を喫し、来シーズンは2017~18年シーズン以来の2部リーグで戦うことになります。伊東選手は、試合の後半に先制点のきっかけを作りながら、フル出場しました。同じく日本の中村敬斗選手もフル出場。関根大輝選手は、1-0の状況で後半途中から試合に出場しました。(共同通信)○…3名の日本人選手が所属するスタッド・ランスは、延長戦の末に敗れ、降格という厳しい結果を迎えました。試合終了と共にピッチに座り込んだ伊東選手は「非常に残念で悔しい。勝てる試合だっただけに悔しさが残ります」と語りました。後半、伊東選手がゴール左側でターンを行い、やや流れたボールを味方が走り込んでのシュートで先制点を獲得。しかし、その後ペナルティーエリア内で不用意にボールを失い、同点とされました。延長後半では連携の乱れから再び失点し、さらにアグレッシブに攻めたところを突かれて追加点を許してしまいました。

【セレッソ大阪】ザルツブルクに完全移籍した北野颯太がクラブW杯でデビュー予定 対戦相手は6月26日のレアル・マドリードか

オーストリア1部のザルツブルクに完全移籍するセレッソ大阪のFW北野颯太(20)が、6月14日に開幕するクラブワールドカップ(米国)でデビューする可能性が高いことが29日に明らかになった。北野は6月1日の清水戦(ヨドコウスタジアム)を最後にセレッソ大阪を離れることが一両日中に正式発表される。2日には欧州へ渡り、ザルツブルクと現地で正式契約を結ぶ予定だ。関係者によれば、北野はクラブW杯に参加するザルツブルクの米国遠征メンバーに含まれており、移籍交渉の過程で、1次リーグ最終戦となる6月26日のレアル・マドリード戦でデビューする可能性が示唆されていたという。クラブW杯の1次リーグ第1戦は6月18日に、かつて本田圭佑が所属したパチューカ(メキシコ)と対戦、第2戦は同22日にアルヒラル(サウジアラビア)と対戦する。6月上旬にザルツブルクに合流予定の北野のコンディションを考慮すれば、時間的な状況からも、レアル・マドリード戦でのデビューが有力視されている。世界屈指のビッグクラブであるレアル・マドリードは今シーズン無冠に終わったが、新監督としてシャビ・アロンソ(43)が指揮を執ることから、世界的にも注目が集まる試合となる。セレッソ大阪から若くして欧州へ飛び立つのは、2015年2月に当時20歳のMF南野拓実(現モナコ)がザルツブルクへ移籍し、2010年7月には当時21歳のMF香川真司(現ドルトムント)が移籍した。当時の2人ともその後、ビッグクラブへと移籍を果たした。クラブW杯という大舞台ですぐにチャンスを得る北野は、そのプレー次第でさらに大きな可能性を手に入れることができる。◆ザルツブルクのクラブW杯日程 全32チームが8組に分かれる1次リーグ。ザルツブルクはH組に入り、18日(日本時間19日)にパチューカ戦、22日(同23日)にアルヒラル戦、26日(同27日)にレアル・マドリード戦に臨む。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出し、ザルツブルクが勝ち上がれば、G組のマンチェスターC、カサブランカ、アルアイン、ユベントスのいずれかと対戦予定。日本代表として浦和はE組に出場。決勝は7月13日で、約1ヶ月間の大会となる。◆北野颯太(きたの・そうた)2004年(平成16年)8月13日、和歌山・有田市生まれ。小学4年からセレッソ大阪U-12のエリートクラスに所属し、U-15、U-18に昇格。高校1年の2020年10月25日に、J3G大阪戦でクラブ史上最年少16歳2ヶ月12日で公式戦デビュー。高校3年進級前の2022年2月に早期プロ契約。準優勝した同年のルヴァン杯では史上初の高校生でニューヒーロー賞を獲得。2023年5月のU-20W杯では日本代表として全3試合に出場し、同年6月の神戸戦でJ1初得点を記録。J1通算67試合8得点。背番号38。身長172センチ、体重60キロ。

【日本代表】佐野海舟が初の謝罪会見「賛否もちろん…行動で」昨夏逮捕、勾留期間中に引退も覚悟

サッカー日本代表に復帰したMF佐野海舟(24=マインツ)は28日、千葉市で取材に応じ、昨年夏の逮捕以来初めて謝罪会見に臨みました。 冒頭、佐野は黒のスーツに紺のネクタイを締め「自分の行動により、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。これからも自分の行動と言動に責任を持ち、プレー以外でも社会に貢献していく所存です」と頭を下げました。 佐野は約1年2カ月ぶりに26年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日、パース)、インドネシア戦(10日、パナスタ)に臨む日本代表に復帰しました。「自分の口からしっかり伝えるべきだと思い会見を決意しました。毎日、自分にできることを考えながらサッカーに取り組み、今後も続けていきたいです。代表に選ばれたことに感謝し、誰よりも責任感を持って頑張りたいです。」と、彼は真剣な表情で語りました。 招集については「自分に対する賛否は当然あると理解していますが、私は日本サッカーのために自分にできることを全力でやり続けたいと思っています。」と述べました。 事件の詳細に関しては、法的な理由から「自分の口からはお話しできません。」とし、勾留中に引退を考えたかどうか問われると「もちろん、その考えはありました」と認めました。 鹿島アントラーズからマインツに移籍が決まった直後の昨年7月、不同意性交容疑で逮捕され、その後釈放、不起訴処分となっていました。そのことについては「一番大事な時期に自分の甘さが出てしまいました。サッカーをできるチャンスをいただいた以上は、しっかりと取り組むべきです」と述べました。 釈放後、直接の説明がないままドイツへ渡ったことについて所属事務所が「私の判断です」と責任を負いました。 その後、現地のリーグでのプレーは順調で、今シーズンの2024-25年でマインツで開幕戦から先発出場し、ブンデスリーガ全34試合で先発を果たしました。 メンバー発表会見では、選ばれた理由について山本昌邦ダイレクターが「相手に謝罪し、話し合ったこと、本人が深く反省していること、不起訴が確定したこと」と説明しました。 森保一監督も「ミスを犯した選手を再挑戦させる道を与えることが重要だと感じました」と話しました。佐野も監督に謝罪した際、「反省の意を伝えました。自分は走らなければならない」と決意を語りました。 また、今回の代表メンバーには彼の弟である佐野航大(21=NECナイメヘン)も初選出され、兄弟での日の丸を背負うことになりました。

久保建英、リーグ被ファウル数最多選手に 73回でビニシウスを上回る、チームの不振も影響

レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が今季のスペインリーグで、被ファウル数最多の選手になったことをスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が27日に報じた。久保は今季のスペインリーグを、36試合(先発27試合)、2382分出場、5得点0アシストという成績で終了した。同紙によると、久保はその間に合計73回(1試合平均2回)ものファウルを受けたとのことだ。これは70回のビニシウス(レアル・マドリード)、68回のヤンヘル・エレーラ(ジローナ)、ウチェ(ヘタフェ)、64回のベリンガム(Rマドリード)、アイマール・オロス(オサスナ)を上回り、スペインリーグで最多となった。同紙は久保がこんなにも多くのファウルを受けた理由について、「創造的なパートナーの欠如、チームの攻撃力低下、前線の負傷者続出により、久保はプレーに安定性を欠いた。これにより彼は例年以上に個人での戦いを強いられ、その多くがファウルになった」と分析し、チームの成績不振が大きく影響したことを強調した。(高橋智行通信員)

【日本代表】アンチェロッティ監督が率いるブラジル、今秋に日本での対戦が実現する可能性

カルロ・アンチェロッティ新監督(65)が指揮を取るブラジル代表が、今秋に日本代表と強化試合を行う可能性があることを、27日にブラジルの「ESPN」が報じました。秋の国際マッチデー(IMD)にアジアと欧州を巡る計画が進行中です。日本はすでに10月と11月のIMDを国内で行うことを発表しています。同メディアによれば、「現在最も現実的に交渉が進んでいるのは、日本サッカー協会からの招待を受け、日本と対戦することです」と報じています。直近の対戦は2022年6月に国立競技場で行われ、FWネイマールに決勝ゴールを許し、0-1で敗れました。

C・ロナウド、アルナスル退団を示唆「この章は終わった」6月開幕のクラブW杯出場チーム移籍?

世界最多得点記録を更新し続けているポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド(40=アルナスル)が27日、自身のインスタグラムを更新。退団を示唆した。サウジアラビアのプロリーグで2年連続の得点王に輝いたが、チームは4位に終わり、アルナスルのユニホームを着た自身の写真とともに「このチャプター(章)は終わった」と投稿。続けて「物語? まだまだ執筆中だ(続いている)。全てに感謝している」とつづった。ロナウドは4月末から5月初旬にかけて行われたアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に、主将として出場。しかし準決勝で川崎フロンターレに2-3で敗退し、無冠に終わっていた。22年末にマンチェスター・ユナイテッドからアルナスルへ加入。3シーズン目となった今季は、リーグ戦で25得点を挙げていた。欧米メディアでは、来月開幕するクラブW杯(ワールドカップ)米国大会に出場するクラブへの移籍が取り沙汰されている。