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【横浜】宮市亮、エンジン全開からの痛恨…右ハムストリング肉離れに「自分の弱さ、情けなさ」

横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に1-2で敗れ、クラブワーストとなる7連敗を記録しました。この試合で左ウイングとして出場したFW宮市亮(32)は、水を得た魚のごとく輝きを放っていました。 苦境から脱出するため、チームはこれまでの戦術を見直し、シンプルに前方へボールを蹴り出す戦法を採用しました。GKからのビルドアップをあえて避け、ゴールキックは全て前方へ展開しました。 前半2分、飯倉のロングキックを神戸DF山川が目測を誤る中、背後へ流れたボールを宮市が独走し、左足でシュートを放つシーンが見られました。角度が厳しく、ボールはサイドネットにかかりましたが、意図が見えた瞬間でした。 その後も宮市は果敢にスプリントとドリブルを続け、チャンスを生み出しました。しかし、前半29分にシュートを放った際、右ハムストリングを痛め、これは自身だけでなくチームにも大きな痛手となりました。宮市は担架でピッチを去ることになりました。 試合後、宮市は「ピッチ内での皆の方向性が一致していると感じた。この戦い方を基盤に継続すべきだと思う」と手応えを感じた様子でコメントしました。 前半はシュート数で9-4と上回り、横浜は多くの好機を作っていましたが、宮市の負傷退場が試合結果に影響を及ぼした可能性があります。 「自分が出るからにはスプリントが求められるし、そこで何かを変えたかったし、勝ち点3を狙いたかった。このようにケガをしてしまうのが、自分の弱さであり、情けなさだと思います。でももう一度立ち上がり、前を向いてがんばりたいと思います」と宮市は悔しさを滲ませました。 右太もも裏の肉離れにより、3日後の鹿島戦出場は不透明で、6月の試合出場も厳しい状況です。「情けなさは残りますが、しっかりリハビリして戻ってきたい」と前向きな姿勢を見せました。

【ルヴァン杯】8強に挑むプレーオフカード決定 J2唯一の磐田は湘南と対戦

ルヴァンカップ1次ラウンドの第3戦が全国で行われました。その結果、J2のジュビロ磐田が延長の末、ガンバ大阪に2-1で勝利し、J2勢で唯一、8強を目指すプレーオフ・ラウンドへの進出を果たしました。アビスパ福岡はJ2のカターレ富山に2-1で勝利し、柏レイソルはJ2レノファ山口FCを2-0で破りました。 湘南ベルマーレはFC東京に1-0で競り勝ち、横浜FCはFC町田ゼルビアと1-1で引き分けた後、PK戦で3-1で勝利しました。セレッソ大阪は4-1で京都サンガFCに快勝し、東京ヴェルディもアルビレックス新潟を2-0で下しています。 6月4日と8日に行われるプレーオフには、1次ラウンドを勝ち抜いた7チームに加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場したサンフレッチェ広島を含む8チームが参加します。勝者4チームは、浦和レッズ、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと9月の準々決勝を戦います。 ホームアンドアウェー方式のプレーオフの対戦カードは以下の通りです。    ◇   ◇   ◇ ▽第1戦 6月4日 東京ヴェルディ vs 柏レイソル(19:00 味の素スタジアム) 湘南ベルマーレ vs ジュビロ磐田(19:00 レモンガススタジアム) セレッソ大阪 vs 横浜FC(19:00 ヨドコウ桜スタジアム) アビスパ福岡 vs...

【横浜】クラブ史上ワースト7連敗…神戸の大迫が決勝点、宮市選手は負傷交代

最下位の横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に1-2で敗れ、クラブ史上最悪の7連敗を記録しました。これまでのワースト記録は、2008年の6連敗でしたが、17年ぶりに更新しました。3月16日のG大阪戦(2-0)以来、11試合連続で勝利を逃しており、2カ月以上も低迷期が続いています。 逆境を打破すべく、横浜はリスクを承知で攻撃的に出ました。両サイドバックが攻撃的な位置を取り、攻撃の人数を増やしました。左ウイングのFW宮市は速さを活かして果敢な縦突破を繰り返し、試合開始から積極的な姿勢を見せていました。 しかし、豊富な経験を持つ神戸にスキを突かれました。前半19分、MF扇原がエリア内に浮き球のパスを送り、エリキが巧みにコントロールし左足でゴールを決めました。 さらに不運が重なります。前半24分、DFウォルシュのインターセプトを皮切りに、MF山根から左前方の宮市へスルーパス。鋭いドリブルからシュートを放った際に右ハムストリングを痛めました。試合開始からのスプリントが影響した可能性があります。宮市は自らベンチに「アウト」を示し、担架で運び出されました。この鋭いプレーを見せた武器を、1点ビハインドの状態で失いました。 重苦しい空気を一新するのは主将のMF喜田でした。前半43分、ショートコーナーキックから山根が喜田の足元へパスを出します。ゴールまで約25メートル。喜田はゴール前の状況を瞬時に見極め、右足を鋭く振り抜きました。無回転シュートの弾丸ミドルはゴール左隅に見事に突き刺さり、1-1の同点に戻しました。 次の1点が試合の流れを決する状況で、神戸の絶対的エース、大迫が勝ち越し点を奪いました。 後半6分、神戸は左サイドからFKを獲得。扇原がファーサイドに高いボールを送ると、待ち構えた大迫がヘディングで華麗に合わせ、GK飯倉の手を越えてゴールに吸い込まれました。大迫は2試合連続ゴール。再度1点のビハインドです。 巻き返しを試みて懸命にボールを追うも、神戸の経験豊富な選手による老練な攻守に翻弄されました。ゴール裏のサポーターは力強く歌い続け、チームを後押ししますが、攻めあぐねる場面が増え、膠着状態を打破できません。時間だけが過ぎ、追加タイムは8分ありましたが、1点が遠く感じました。無情のホイッスルが響きました。 ホーランド前監督から引き継いだキスノーボ監督は代行指揮を含めて5戦全敗。25日の次節(日産ス)は、7連勝中の首位・鹿島が相手です。93年のJリーグ初年度から参加する「オリジナル10」でJ2降格がないのは鹿島と横浜のみ。しかし、今季は両者の勝ち点差が既に29に開き、明暗がはっきりしています。 攻撃の要である宮市の負傷離脱が、横浜に暗い影を落とす中、現在の横浜には光が見えません。【佐藤隆志】

【ルヴァン杯】3回戦スコア速報:横浜FC-町田、湘南-東京、新潟-東京Vほか

JリーグYBCルヴァン杯は21日に計7試合が行われました。 【イラスト】ルヴァン杯1次ラウンド勝ち上がり 横浜FC10-11-01町田 ▼得点者 前半12分【町田】藤尾翔太 後半38分【横浜FC】小川慶治朗 前半、ヘディングで先制ゴールを決める町田藤尾(共同) 後半、ゴールを決め祝福される横浜FC小川(左)(共同) 湘南10-01-00東京 ▼得点者 後半37分【湘南】平岡大陽 新潟00-20-02東京V ▼得点者 前半7分 【東京V】木村勇大 前半32分【東京V】川崎修平 京都11-00-44C大阪 ▼得点者 前半10分【京都】ムリロ・コスタ 後半3分...

【なでしこジャパン】ブラジル遠征メンバー発表 WEリーグMVP山本柚月が初選出/メンバー一覧

日本サッカー協会(JFA)は20日、ブラジル遠征に参加する女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング5位)のメンバー発表会見をオンラインで行いました。DF熊谷紗希(34歳、ロンドン・シティ・ライオネス)、MF長谷川唯(28歳、マンチェスター・シティー)などが選出されました。そして、WEリーグMVPである山本柚月(22歳、日テレ東京ヴェルディベレーザ)が初めて呼ばれることになりました。監督のニルス・ニールセン(53歳)は、「次回のワールドカップ(W杯)の開催地となる場所での試合は、非常に手ごわい相手との戦いになるでしょう。現時点でのなでしこジャパンがどの位置にいるかを試す素晴らしい機会になる」とコメントしました。試合は5月30日(日本時間31日)と6月2日(日本時間3日)にブラジル・サンパウロで行われ、相手はFIFAランキング8位のブラジルです。 メンバーは以下の通りです。<GK>山下杏也加(マンチェスター・シティー)平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)大熊茜(INAC神戸レオネッサ)<DF>熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)北川ひかる(BKヘッケン)南萌華(ASローマ)千葉玲海菜(Eフランクフルト)高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)山本柚月(日テレ東京ヴェルディベレーザ)石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)古賀塔子(フェイエノールト)<MF>籾木結花(レスター・シティ)清家貴子(ブライトン)長谷川唯(マンチェスター・シティー)杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)長野風花(リバプールFC)植木理子(ウェストハム・ユナイテッド)宮沢ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)藤野あおば(マンチェスター・シティー)浜野まいか(チェルシー)谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)<FW>田中美南(ユタ・ロイヤルズ)松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)

ブライトンの三笘薫、プレミアリーグでの日本人初シーズン二桁得点を達成

ブライトン所属のMF三笘薫が、今季10ゴール目を決めました。ホームで行われたリバプール戦において、1-2で迎えた後半20分から出場、同24分にこぼれ球を左足で見事に決めました。今シーズン、ドイツやフランスのリーグでは日本選手3名が二桁得点を記録していましたが、世界最高峰といえるプレミアリーグにおいて、日本人選手としては初のこの偉業を三笘が成し遂げました。同リーグでの通算得点も20ゴールに達し、日本サッカー界に新たな歴史を刻みました。本日20日は三笘の28歳の誕生日でもあり、「バースデーゴール」となりました。1-2とリードされる状況で後半20分に投入された三笘は、4分後に左サイドでパスを受け、積極的に攻め込みます。相手選手2名を引きつけ、右足アウトサイドで絶妙なパスを渡します。これを受けたFWウェルベックが左足で狙うも、相手GKアリソンに阻まれました。しかし、三笘はそのこぼれ球にすぐさま反応し、左足でゴールを決めました。試合が2-2と同点に追いついた後半40分には、三笘の縦パスを起点として、最後はMFヒンシェルウッドが決勝点を挙げ、ブライトンが3-2で逆転勝ちを収めました。◆日本選手による欧州5大リーグでのシーズン2桁得点一覧15点 岡崎慎司(マインツ=ドイツ)13-14年 33試合13点 香川真司(ドルトムント=ドイツ)11-12年 31試合12点 岡崎慎司(マインツ=ドイツ)14-15年 32試合11点 高原直泰(Eフランクフルト=ドイツ)06-07年 30試合11点 中村敬斗(スタッド・ランス=フランス)24-25年 32試合11点 町野修斗(キール=ドイツ)24-25年 32試合10点 中田英寿(ペルージャ=イタリア)98-99年 33試合10点 堂安律(フライブルク=ドイツ)24-25年 34試合10点 三笘薫(ブライトン=イングランド)24-25年 35試合

久保建英、地元紙でMVPに選ばれる「悲しいシーズン終盤で唯一の免責者」

レアル・ソシエダードのホームで行われたジローナ戦にて、日本代表MF久保建英(23)が地元紙によりMVPに選ばれました。この試合は5月18日にスペインリーグ第37節として行われ、Rソシエダードはジローナと対戦しました。試合中、2度リードを奪いながらも追いつかれる展開。しかし、後半アディショナルタイムにマリエスクレナが決勝ゴールを決め、試合は3-2でRソシエダードの勝利となり、7試合ぶりの勝ち点3を得ました。久保は7試合連続で先発出場し、特に前半に積極的なプレーを見せました。18分にはオヤルサバルの決めたPKを獲得。さらに22分と46分には惜しいシュートを放ち、相手ゴールを脅かす場面を作りました。試合を通してフル出場し、チームの久々の勝利に大きく貢献しました。地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の彼をMVPに選び、「Rソシエダードのベストプレーヤー、もしくはこの悲しいシーズン終盤において唯一その責任から逃れられる存在」と高く評価。努力を続け、隠れることなく、勇敢で競争心を持ち続けたプレーを称賛しました。特にPKを得てスーパーゴールをあと少しで2回決めるところだったと評し、試合を通じて危険な存在だったと記述、チームトップとなる7点(最高10点)を与えました。他の選手の評価としては、レミーロ、ハビ・ロペス、スビメンディ、ブライス・メンデス、パブロ・マリン、オヤルサバルが6点、トラオレが5点、アイエン・ムニョスとバレネチェアが4点、スベルディアにチームワーストの2点がつけられました。途中出場の選手であるスチッチ、セルヒオ・ゴメス、トゥリエンテス、アランブル、マリエスクレナに関しては採点なしとなっています。Rソシエダードのスペインリーグでの成績は、現在37試合で13勝7分け17敗、勝ち点46で11位に位置しています。一方、久保の今シーズンの成績は、35試合(先発26試合)、2292分出場、5得点0アシストです。Rソシエダードは、これから24日にアウェイで行われるスペインリーグ第38節のラストマッチでレアル・マドリードと対戦し、今シーズンの全日程を終了する予定です。(高橋智行通信員)

元ウルグアイ代表ムスレラ選手がゴールを決め、ガラタサライが3シーズン連続で25度目の優勝を達成

トルコのトップリーグで5月18日、ガラタサライがカイセリスポルを3-0で下し、3シーズン連続で25回目の優勝を果たしました。この勝利で彼らの勝ち点は89となり、残り2試合を残してモウリーニョ監督率いるフェネルバフチェとの勝ち点差を8に広げました。 話題の瞬間は、2-0となった後半44分にやってきました。36歳の元ウルグアイ代表GKフェルナンド・ムスレラが、PKによってゴールを決めたのです。シュートは相手GKによってコースを読まれましたが、ボールは彼の脇をすり抜けてネットを揺らしました。今季限りでチームを離れる予定のこのGKにとって、感動的なフィナーレとなりました。 ムスレラはウルグアイ代表として、国際Aマッチに133試合出場し、4度のFIFAワールドカップに参加しています。特に2010年の南アフリカ大会では、その優れたパフォーマンスでチームをベスト4に導きました。 2011年7月に彼はイタリアのラツィオからガラタサライに移籍し、2012年4月のマニサスポル戦でもPKでのゴールを成功させています。14シーズン目を迎えた今季で、彼の契約は満了を迎えます。 ガラタサライには過去、MF稲本潤一が2006-07年に、そしてDF長友佑都が2018年から3シーズン在籍していました。

ロナウド長男、初ゴールで父譲りの「SIUUU!」披露、2得点&国際大会優勝を父インスタ報告

ポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド(40歳、サウジアラビア1部リーグのアルナスル所属)が、19日に自身のインスタグラムで嬉しい報告をしました。それは、彼の長男であるクリスティアーノ・ロナウド・ジュニアが同国のU-15代表チームでプレーし、2ゴールを挙げてチームを優勝に導いたというニュースです。 クロアチアで行われたU-15国際大会「ブラトコ・マルコビッチ2025」の決勝戦で、ジュニアは地元クロアチアと対戦しました。彼は左ウイングでスタメン出場し、前半13分にエリア内左でパスを受けると、巧みな左足シュートを決め、ボールはバーに当たってゴールネットを揺らしました。このゴールは試合の先制点となりました。 この代表初ゴールを決めたジュニアは、父クリスティアーノ・ロナウドの有名なゴールセレブレーションを再現しました。コーナーフラッグ付近へ走り、空中で半回転のジャンプをした後、両手を上から下に振り下ろし、「SIUUU!(シー!)」と叫びました。 さらに、1-1の同点状況で迎えた後半4分には、クロスボールに頭で合わせて勝ち越し点を決め、チームの勝利に大きく貢献しました。試合はポルトガルが3-2で競り勝ち、ジュニアは初となる代表でのタイトルを手にしました。 この喜ばしいニュースに父ロナウドも大変喜んでいるようで、インスタグラムにはコメントなしで動画をアップしました。ファンたちは「クリスティアーノ・ジュニアによるポルトガルでの初めてのSIUUU!」と大いに盛り上がっています。

フライブルク堂安律、欧州5大リーグで日本人7人目の2桁得点も逆転負け 今季だけで3人が到達

フライブルクのMF堂安律(26)が、ホームのアイントラハト・フランクフルト戦に先発出場し、前半27分に先制点となる今季10ゴール目をマークした。ブンデスリーガの日本選手では5人目、欧州5大リーグでは7人目のシーズン2桁得点をリーグ最終戦で達成した。だが、チームは1-3で逆転負けし、4位から5位に転落。クラブ史上初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はならなかった。堂安が幸先よく先制した。前半27分、左サイドからのロングスローを味方が頭ですらし、そのボールを左足ダイレクトボレーでたたき込んだ。今季10点目で、リーグ戦では自身初の2桁得点となった。欧州5大リーグの日本選手は今季だけでFW中村敬斗(スタッド・ランス)、FW町野修斗(キール)に続き3人目。だが、チームは前半終了間際に同点に追い付かれると、後半16分と18分に失点して逆転負けを喫した。勝ち点55のままで5位に転落。前節5位だったドルトムントがキールに3-0で勝って勝ち点57で4位に浮上した。フライブルクは来季、欧州リーグ(EL)に出場することになった。今季の堂安はリーグ戦全34試合に出場し、10得点7アシストの成績だった。◆日本選手の欧州5大リーグでのシーズン2桁得点15点 岡崎慎司(マインツ=独)13-14年 33試合13点 香川真司(ドルトムント=独)11-12年 31試合12点 岡崎慎司(マインツ=独)14-15年 32試合11点 高原直泰(Eフランクフルト=独)06-07年 30試合11点 中村敬斗(スタッド・ランス=仏)24-25年 32試合11点 町野修斗(キール=独)24-25年 32試合10点 中田英寿(ペルージャ=伊)98-99年 33試合10点 堂安律(フライブルク=独)24-25年 34試合