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【クラブW杯】パリSG決勝進出!Rマドリードを4-0圧倒、欧州CLに続くビッグタイトル王手

欧州チャンピンズリーグ(CL)王者のパリ・サンジェルマン(フランス)がレアル・マドリード(スペイン)を4-0と粉砕し、決勝進出を果たした。MFファビアン・ルイスの2得点とFWウスマン・デンベレのゴールで前半だけで3得点。終盤にFWゴンサロ・ラモスが追加点を挙げた。決勝でチェルシー(イングランド)と13日(日本時間14日午前4時)に覇権を争う。「デンベレ・プレス」。最前線から鋭い出足でボールを奪いにかかるデンベレのプレーがRマドリードのミスを誘発した。前半6分、右からFWデュエがドリブルで縦へ持ち出しゴール前へ折り返し。DFアセンシオがカットし、クリアしようと左足を振り上げたところをデンベレがかっさらった。GKクルトワが飛び込んだが、ボールを後ろへ残したところをファビアン・ルイスが左足で蹴り込み先制点となった。続く前半9分、敵陣でデンベレがボールを持ったDFリュディガーに鋭く寄せる。慌てたリュディガーのボールタッチが乱れたところをかっさらい、一気にゴール前まで持ち込み左足でゴールを奪った。2-0。電光石火の2得点で、パリSGが完全に試合の主導権を握った。前半24分には自陣からDFハキミがデンベレとのロングワンツーで一気に右のオープンスペースへ抜けだし、ワンタッチで中央へ。受けたファビアン・ルイスが冷静にDFバルベルデを外し、左足でゴールを奪った。早々に3-0とリードを広げた。 変幻自在。アンカーに入るMFビティーニャが巧みにボールを散らし、左右サイドバックのヌーノ・メンデスとハキミはFWのように高い位置を取り、インサイドハーフのジョアン・ネベスとファビアン・ルイスが立ち位置を次から次へと変え、Rマドリードの圧力を無力化する。そこへデンベレ、ドゥエ、クワラツヘリアの機動力あふれる3トップが入れ替わりながら攻撃を仕掛けていくのだから止まらない。前半のボールポゼッション率は63%、シュート数も12本対4本と圧倒した。後半3分にもスルーパスからデンベレが抜けだし、中央に入ったドゥエがフリーとなり、ゴールネットを揺らした。4点目かと思われたが、ここはデンベレの足がわずかにオフサイドラインを越えていた。後半14分にデンベレ、クワラツヘリアを下げてゴンサロ・ラモス、バルコラを投入。気温32度という厳しい条件の中、早めに交代枠を使い、試合を締めにかかる。その後もボールを保持しながら好機とみれば、縦への素早い攻撃を繰り返した。Rマドリードは頼みのエース、エムバペが独力突破を狙う場面もあったがパリSGのブラジル代表CBコンビ、マルキーニョスとベラウドが構える中央を崩すことはできなかった。後半43分にはカウンターからハキミが抜けだし、ゴール前でパスを受けたバルコラがゴール前で粘り、最後はゴンサロ・ラモスが駄目押しのゴール。4-0として試合終了のホイッスルを聞いた。パリSGは欧州CL、フランスリーグ、フランス杯の3冠に続き、24-25年シーズン4冠目に王手をかけた。【クラブW杯特集ページ】決勝トーナメント表などはこちら>>

【C大阪】高橋仁胡、右足甲骨折でU20W杯出場が難しくなる見込み 全治3カ月の重傷で関係者に衝撃

9月27日にチリで開幕するU-20ワールドカップ(W杯)に出場する予定だった日本代表の重要メンバー、セレッソ大阪のDF高橋仁胡選手(19)が全治3カ月の怪我を負ったことが9日に判明しました。 関係者の話によると、高橋選手は右足の小指付け根にある第5中足骨を骨折したと見られ、すでに手術を受けたとのことです。現時点では、完治まで3カ月かかると診断されています。このため、U-20W杯には間に合わない可能性が高いとされています。 将来のA代表入りも期待される左サイドバックの高橋選手は、5日行われた大阪ダービーに先発出場しました。しかし、前半終了間際の競り合いでジャンプした際に右足甲を負傷しました。その後、痛みに耐え切れず、後半からはベンチで戦況を見守り、6日か7日には手術を受けた模様です。現在は松葉づえを使って生活しています。 第5中足骨の骨折はサッカー選手によく見られる怪我で、再発することも少なくありません。そのため、慎重なリハビリが必要とされ、U-20W杯への出場は現実的ではないと考えられます。 アルゼンチン人の父と日本人の母を持ち、スペインで生まれた高橋選手は、バルセロナの下部組織出身で、昨夏にC大阪に加入しました。今シーズンはJ1初出場を果たし、ここまで15試合で1得点を記録、その内9試合では先発を務めていました。 特に6月1日の清水戦ではJ1での初得点を挙げ、高い体力を活かし攻守にわたり存在感を示しています。欧州で育った経験から培った能力の高さを伺わせるプレーで注目を集めていました。 2023年のU-20W杯アルゼンチン大会にも飛び級で参加し、左サイドバックのポジションを不動のものとしていました。今年2月のアジア杯中国大会では全5試合に出場し、チームをベスト4進出に導く原動力となりました。続けて世界の舞台で活躍することが期待されていました。 現在J1で優勝争いに加わりたい9位のセレッソ大阪にとっても、世界で戦うU-20日本代表にとっても、高橋選手の長期離脱は衝撃的で大きな痛手となります。 ◆高橋仁胡(たかはし・にこ)2005年8月17日、スペイン生まれ。21年にU-16スペイン代表に選ばれたが、日本代表としてU-19およびU-20代表を選択した。24年7月にC大阪へ移籍。J1通算15試合1得点。身長173センチ、体重65キロ。 ---

【なでしこジャパン】台湾に4-0で快勝!矢形、滝川、高橋が活躍し、オウンゴールも加わりE-1選手権3連覇に向けて白星スタート

東アジアE-1選手権で3連覇を目指す日本女子代表、なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は台湾代表(ランキング42位)に4-0で勝利し、見事なスタートを切りました。前半戦ではFWの矢形海優(マイナビ仙台)とMFの滝川結女(新潟)が得点し、後半にはDFの高橋はな(三菱重工浦和)がさらにゴールを決め、台湾のオウンゴールもありました。次の試合は13日にホスト国韓国と対戦します。ニールセン監督はDF登録の高橋を1トップに配置し、FW登録の矢形を左サイドバックに起用するという攻撃的な4-3-3の布陣を採用しました。また、エバートン移籍が決定しているDFの石川璃音は右CBでディフェンスラインを統率しました。対する台湾の先発メンバーには、日本育ちのMF松永早姫(台湾・新北航源FC)が名を連ねました。序盤から敵陣で試合を進めたなでしこジャパンですが、初戦ということで少し緊張が見受けられ、連携に乱れがありました。しかし、試合が進むにつれて落ち着きを取り戻し、組織的な崩しからチャンスを作りました。先制点は前半22分にMF成宮唯(INAC神戸)のパスを受けた右ウイングの愛川陽菜(INAC神戸)が折り返し、最後に矢形が押し込みました。その勢いのまま、前半25分には愛川のスルーパスに反応した成宮が鋭い折り返しを送り、相手選手がクリアに失敗し、滝川が右足で蹴り込み2点目を奪いました。後半3分には中盤でのボールカットからFW山本柚月(日テレ東京V)の浮き球パスを受けた高橋が、胸トラップから前に進み、右足アウトで流し込んでチームの3点目を決めました。後半25分にはFW中嶋淑乃のパスを受けたMF吉田莉胡が左サイドからクロスを入れると、台湾選手がクリアミスしオウンゴール。4点目となりました。後半29分、右DF遠藤優がベンチに下がり、高橋がそのポジションに入りました。ニールセン監督の柔軟な采配により、FWとDFの異なるポジションを巧みにこなしました。4点リードのまま危なげなく試合を終了し、WEリーグ勢を主体とする国内組で臨んだ中、圧倒的な力の差を見せつけました。

【名古屋】FIFA規則違反、レレ選手の今季出場不可が判明 ###

名古屋グランパスは9日に発表し、6月12日にブラジルのフルミネンセから期限付きで移籍加入していたFWのレレ選手(27)が、2025年シーズンの名古屋で公式戦に出場できないことが確認されました。 これは、国際サッカー連盟(FIFA)が定める「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項で規定されている、同一シーズンで最大3チームに登録可能であるが、公式戦に出場できるのは2チームまでという規則に抵触したためです。 名古屋側は「ブラジルサッカー連盟(CBF)の規程には『州選手権はFIFAの定義する公式戦に該当しない』とあるため、クラブとしてレレ選手の移籍手続きを進めてきましたが、最終的にFIFAの見解を確認したところ、『州選手権もFIFAの定める公式戦に含まれる』との回答を受けました」と述べました。このように、ブラジルの州選手権の取り扱いについての誤解が、今回の問題を引き起こす一因となりました。

【日本代表】ジャーメイン良の4ゴールデビュー!記録づくしの活躍、磐田時代の「恩師」との出会いが大きな転機に

【龍仁(韓国)8日=永田淳】FIFAランキング15位の日本代表が、東アジアE-1選手権の初戦で香港代表(同153位)を6-1で破り、華々しい勝利を収めました。 初めての招集で先発したFWジャーメイン良(30=広島)は、代表デビュー戦となる試合で4得点を記録し、大きな注目を集めました。日本代表は前半だけで5ゴール、さらに後半にも1点を加え、大会連覇に向けて力強いスタートを切りました。    ◇   ◇   ◇ FWジャーメインは、華やかな代表デビューを果たしました。 試合開始4分でMF相馬のクロスに反応し、胸でトラップしてからの左ボレーで鮮やかな先制点を決めました。続く10分には再び相馬のクロスからヘディングでゴール。同22分には素早いパス回しから左足でコースを突くシュートを決め、ハットトリックを達成。同26分には右足でも得点し、あらゆる形で得点できることを証明しました。試合後、ジャーメインは「1点取れるとリラックスでき、1点目をどのタイミングで取るかが重要だった。爆発力は出たかな」と話し、磐田時代以来の1試合4得点を振り返りました。 30歳以上でのデビュー戦ゴールは、記録上では史上初という快挙。この日ゴールを決めたMF稲垣の持つ29歳の記録を超え、歴史に名を刻みました。さらに、初陣でのハットトリックは4人目の快挙。前半22分での達成は、1930年の若林竹雄に並ぶ最速記録で、26分での4点目は単独最短記録となり、「名前が残ったかなと思うと嬉しい」と胸を張りました。 2023年に当時J2だった磐田で指導を受けた「恩師」との出会いが、急成長の転機となりました。代表コーチも務めた横内昭展監督(当時)から「プレーに強弱をつけること」を求められ、自らのフルパワースタイルを見直すことに。これにより、「パワーを使うところと、そうではないところ」を使い分ける冷静さを身に付けました。これがクロスから点を決めるポイントの発見につながりました。 昨季、J2に降格した磐田で力を発揮し、J1で日本人最多の19得点。以前はシーズン3点が最高だった彼が、磐田で覚醒。今シーズンから広島に移籍し、30歳で初めて代表に選出されました。 今後の代表定着への期待が集まる彼は、「僕は応援している側で、あまり意識していない」と謙虚に語りました。しかし、この日の決定力は、2026年の北中米W杯のメンバー入りに向けて確かなアピールとなりました。 ◆ジャーメイン良(りょう)1995年(平7)4月19日、神奈川県生まれ。流通経大柏高から流通経大に進学し、2017年にJ1仙台に加入。2021年に横浜FC、2022年に磐田へ移籍し、2024年にJ1で日本人最多19得点を記録。今季から広島で活躍中。代表1試合4得点。J1通算166試合34得点。父は米国人、母は日本人。身長182センチ、体重82キロ。左利き。

【なでしこジャパン】国内組11名が初招集、3連覇へ挑む ニールセン監督「新たな才能の導入に絶好の機会」

【韓国・龍仁 8日=永田淳】FIFAランキング7位の女子日本代表チーム、なでしこジャパンが、韓国で開催される東アジアE-1選手権に参加することが発表されました。大会初戦を迎える前日の8日、龍仁ミルスタジアムにて公式記者会見が開かれ、参加国の監督や選手が集まりました。3連覇を目指すなでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督(53)は、「我がチームに新たな才能が加わる良い機会です。非常にエキサイティングな大会になるでしょう」と語り、初招集11名の新鮮なメンバーと共に挑む今大会に期待を寄せました。2018年にはU-20中国女子代表のアシスタントコーチを務めていたニールセンは、「中国の試合を観ることが特に楽しみ」とコメント。「チームの約半数の選手を若い頃から知っているので、彼女たちがどのくらい成長したかを見るのが楽しみです」と述べ、16日の対戦を熱望している様子を見せました。「もちろん我々が勝利を狙います」と、勝利を目指す姿勢を鮮明にしました。今大会でキャプテンを務めるDF高橋はな(25=三菱重工浦和)は、「優勝は過去のこと。いつ戦ってもアジアの難しさがあるので、簡単にはいかないでしょう」とチームを引き締めながらも、「チームとしても個人としても、優勝を目指してこの大会に臨みます。1試合1試合、全力でプレーしたい」と力強く優勝を誓いました。なでしこジャパンの試合は、9日に台湾(同42位)、13日に韓国(同21位)、16日に中国(同17位)との対戦が予定されています。

【日本代表】95年前のデビュー戦で4得点を叩き出した若林竹雄とは?現役東大生で代表に選出された天才

東アジアE-1選手権で日本代表(FIFAランキング15位)のFWジャーメイン良(30=広島)が、香港代表(同153位)戦で代表デビュー戦ながら4得点の大活躍を見せました。デビュー戦での4得点という記録は、1930年の若林竹雄氏以来、実に95年ぶりの快挙となりました。その若林氏とはどのような人物だったのでしょうか。若林氏は1907年(明治40年)8月29日に兵庫県で生まれました。神戸一中を卒業後、旧制松山高等学校に進学し、そこで天皇杯の前身とも言える「ア式蹴球全國優勝競技會」で優勝しました。東京帝国大学(現東京大学)では主将として輝かしい活躍を見せ、大学在学中に日本代表に選出。1930年(昭和5年)5月25日のフィリピン戦でのデビュー戦で4得点を達成しました。若林氏はその天才的な才能ゆえに周囲から称賛されていましたが、それから7年後の1937年(昭和12年)8月、29歳という若さで病によりこの世を去りました。

【日本代表】95年ぶりの快挙!ジャーメイン良がデビュー戦で4ゴール、「持ち味の爆発力を発揮」

東アジアE-1選手権において、日本代表(FIFAランキング15位)のFWジャーメイン良(30=広島)が、香港代表(同153位)戦で代表デビューを果たし、4得点を決めました。「いや、本当に周りのサポートが素晴らしく、ボールをたくさん供給してくれました。今日は決定力を発揮できたし、自分の持ち味である爆発力も出せたと思います」と振り返りました。前半5分と同10分には、左サイドのMF相馬勇紀(町田)からのクロスで2ゴール。前半22分には中央突破からのヒールパスを経て、ジャーメインが左足でゴール左にシュートを決め、A代表初出場で史上4人目のハットトリックを達成。さらに、同26分にはMF久保藤次郎(柏)からクロスに合わせて4点目を記録。デビュー戦での4得点は、1930年の若林竹雄氏以来、95年ぶりの偉業となりました。「特に数字にはこだわっていたので、結果を出せたのは良かったです。どの相手に対してもしっかりと結果を残していきたい」と意欲を見せました。ジャーメインは昨季、ジュビロ磐田で日本人トップタイの19得点を記録し、今季はサンフレッチェ広島に移籍して4得点をマークしています。この試合でわずか26分で今季のリーグ戦の得点数に並びました。Xでは「ジャーメイン」がトレンドワードとなり、「W杯に連れて行くべき」「ジャーメイン祭り開催中」といったコメントが寄せられていました。▼記録メモ 国際Aマッチ初出場の30歳FWジャーメインが4得点。デビュー戦でのハットトリックは、2019年12月14日の東アジアE-1選手権香港戦でのFW小川航基(3得点)以来4人目。初出場で4得点したのは、1930年5月25日の極東選手権フィリピン戦での若林竹雄以来95年ぶり2人目の快挙。デビュー戦に限らず、30歳以上で1試合4ゴール以上は、30歳だった1997年に2度達成のFWカズ(三浦知良)、31歳で2021年5月28日のW杯アジア2次予選ミャンマー戦で5得点したFW大迫勇也に次いで3人目です。

【日本代表】香港戦の観客数が687人「ガラガラ観戦」で話題に

今年も2大会連続3度目の優勝を目指す日本代表(FIFAランキング15位)は、初戦で香港代表(同153位)を相手に6-1で圧勝しました。国内選手のみで挑んだこの試合の観客数はわずか687人という結果に。収容人数が3万7000人を超える龍仁ミル・スタジアムでは、多くの空席が目立ちました。試合では、日本の応援団がバックスタンドの日本ベンチ側に、香港の応援団が同じくバックスタンドの香港ベンチ側に位置し、それぞれの代表チームに声援を送りました。この観客数の少なさについて、SNSでも話題となり、「E-1の観客数が少なくて目に留まります」といったコメントが寄せられていました。

【日本代表】今季リーグ4得点のジャーメイン良、デビュー戦でわずか26分間で4得点「W杯に連れて行くか」

東アジアE-1選手権で、日本代表(FIFAランキング15位)のFWジャーメイン良(30歳、広島所属)が香港代表(同153位)との試合でデビューを果たし、ハットトリックを達成しました。前半22分、チームは3-0でリードしている中、中央突破からの巧妙なヒールパス2本を利用して、ジャーメインが左足でゴールの左隅を捉えました。これは、A代表初出場で史上4人目のハットトリックとなりました。試合の中で、ジャーメインは前半5分と10分には、左サイドのMF相馬勇紀(町田所属)からのクロスで2得点を挙げました。そして、26分にはMF久保藤次郎(柏所属)からのクロスに合わせて、4点目を追加しました。昨シーズン、ジャーメインはジュビロ磐田で日本人トップタイの19得点を記録しました。今期はサンフレッチェ広島に移籍し、すでに4得点を挙げていますが、この試合でわずか26分で今季リーグ戦の得点数に並びました。X(旧Twitter)では、「ジャーメイン」がトレンドワードとして浮上し、「W杯に連れて行くか」「ジャーメイン祭り開催中」などの声が多く寄せられていました。