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遠藤航ら通過の10分後…リバプール優勝パレードに車が突っ込み「27人搬送」4人が車の下敷き

イギリス中部リバプールで26日、イングランド・プレミアリーグで優勝したリバプールFCの祝賀パレードに車が突っ込む惨劇が起きた。英BBC放送によると、子供4人を含む数十人が負傷して27人が病院に搬送されたという。大人1人と子供1人が重傷。同クラブには日本代表の主将MF遠藤航(32)が所属している。マージーサイド警察は、車を運転していたとみられる53歳の白人の男をその場で逮捕した。英国籍。当局は「テロではない」との見方を示している。事件は26日の午後6時ごろ、市の中心部ウオーターストリートで発生した。数千人が沿道に詰めかけていた中、目撃者によると、衝突事故はリバプールの選手たちを乗せたバスが通り過ぎた約10分後に起きたという。通行規制が解除された直後だった。マージーサイド消防救助局の消防士長は「車の下敷きになった4人を助け出さなければならなかった」と緊迫した状況も明らかにした。クラブは「私たちの思いと祈りは、この深刻な事件の影響を受けた全ての人とともにあります」などと見舞う声明を出した。英紙デーリー・テレグラフは「リバプールの栄光が恐怖に変わる」との見出しで、救急隊員に担架で運ばれる負傷者の写真を掲載。デーリー・メール紙は「パレードでの大惨事」と、デーリー・ミラー紙は「興奮の後の恐怖」などと報じている。

ブライトンの三笘がシーズン最終戦でトッテナムに1アシスト、後半の出場で4-1の逆転勝利に貢献

ブライトンのミッドフィルダー、三笘薫選手(28歳)は、今シーズン最後の試合となるトッテナム戦に後半から出場し、見事に1アシストを決めました。 トッテナムは先立って21日にUEFAヨーロッパリーグで優勝し、波に乗る状況でした。試合は前半17分にトッテナムがPKで先制する形で始まりました。その中で、ブライトンは三笘を左ウイングとして投入し、攻撃を強化しました。 三笘は積極的なドリブルで攻撃を仕掛け、後半6分には彼の働きかけから得たCKの場面で、MFヒンシュルウッドがこぼれ球を押し込み、試合を同点に戻しました。 さらに後半19分に再びCKからの混戦で、ヒンシュルウッドがヒールでゴールを決め、ブライトンがリードを奪いました。 後半42分にはディエゴ・ゴメスが倒されてPKを獲得し、その1分後、MFオライリーが左足でゴール右へ決めて追加点を挙げました。 そして試合終了間際の後半48分、左サイドからの三笘のパスを受けたディエゴ・ゴメスはエリア外から右足を振り抜き、見事なミドルシュートでゴール右隅に決めました。 ブライトンは後半の左サイドを起点とした攻撃で、圧巻の4-1逆転勝利を飾りました。 今シーズン、三笘は36試合に出場し、10得点と4アシストを記録しました。ブライトンは16勝13分け9敗で勝ち点61を獲得し、シーズンを8位で終えました。

【天皇杯】筑波大学が再びジャイアントキリングを達成!J2で2位の大宮アルディージャに敵地で1-0の快勝

筑波大学(茨城県)がまたしてもプロのJリーグチームを破る偉業を成し遂げました。J2で2位を走る大宮アルディージャと相手ホームで対戦し、前半40分にMF廣井蘭人(3年=帝京長岡)が決勝ゴールを決め、格上の相手を打ち倒しました。 試合は、相手の強みである右サイドで競り勝っていた1年生の右サイドバック、布施克真(日大藤沢)が右クロスを上げ、それを廣井が頭で合わせて虎の子の1点をもぎ取りました。 筑波大は昨年も、対戦時にJ1で1位だったFC町田ゼルビアを破り、大学生として初の「J1首位チーム撃破」を果たしていました。 今シーズンも、パリ五輪(オリンピック)を目指すU-23日本代表だったFW内野航太郎(3年=横浜ユース)をエースに、来季J1浦和レッズに加入が内定しているGK佐藤瑠星(大津)ら、豪華なメンバーが揃っていました。得点した廣井も、新潟・帝京長岡高校時代にスーパー1年生として全国選手権で4強入りに貢献したスター選手。アウェーにもかかわらず、果敢に挑んで勝利を収めました。 2017年度も大会を盛り上げ、1回戦でJ3のYS横浜を破り、三笘薫(現ブライトン)が得点した2回戦でも当時J1のベガルタ仙台に勝利。さらに、3回戦ではJ2のアビスパ福岡にも勝利していました。 8強を懸けた4回戦では、この相手の大宮に0-2で敗れていた経験がありましたが、今回は後輩たちがその借りを返すことに成功しました。 一方、大宮はリーグ戦の好調からターンオーバーを行い、背番号10のFW豊川雄太らを温存。DF市原吏音やFW杉本健勇がベンチ入りし、後半27分から杉本らを投入したものの、同点に追いつくことはできませんでした。 その他の会場では、元日本代表監督の岡田武史氏が会長を務めるJ2のFC今治が、J3の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島県)に0-2で敗れました。また、前日24日には、同じくJ2の水戸ホーリーホックがJ3のSC相模原(神奈川県)に0-1で屈しました。

【天皇杯】水戸-相模原、岐阜-新庄ク、奈良-新潟医療福祉大ほか/1回戦スコア速報中

天皇杯は24日、10試合が行われる。 24日の試合 仙台大22-40-04東洋大 ▼得点者 前半14分【東】髙橋輝 前半14分【東】岡部タリクカナイ颯斗 前半22分【仙】小松朝陽 前半30分【仙】オウンゴール 前半40分【東】髙橋輝 前半45分【東】宮本新 水 戸00-00-11相模原 後半41分【相】武藤雄樹 ▼得点者 B佐賀11-10-01H熊本 ▼得点者 前半22分【佐】オウンゴール 前半25分【熊】守田雄樹 岐 阜31-02-11新庄ク ▼得点者 前半31分【岐】粟飯原尚平...

【日本代表】復帰した佐野海を待つ「家族」の期待—森保監督、熟慮の末「葬り去らず再挑戦を」

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市で行われる26年W杯北中米大会アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日、パース)とインドネシア戦(10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバー27人を発表しました。昨年7月に不同意性交容疑で逮捕されたが不起訴となったMFの佐野海舟(24歳、マインツ)が約1年2カ月ぶりに復帰。日本協会は、謝罪が完了していること、本人が深く反省していること、刑事事件に問われなかったことを理由に招集しました。昨夏から挑戦しているブンデスリーガで全34試合に先発出場し、チームの6位躍進に貢献した彼に、再挑戦の機会が与えられました。今回のメンバーには初招集の7人を含め、前回3月から14人の入れ替えがありました。   ◇   ◇   ◇佐野海に再び道が開かれました。彼は、ピッチに立てば昨年2月のアジア杯終了以来、1年4カ月ぶりのこととなります。同年7月に不同意性交容疑で逮捕され、釈放された彼は、8月に不起訴処分となり、批判もある中でのチャンスに直面しています。協会は慎重に招集を決定しました。山本ナショナルダイレクターは、「相手側と謝罪し、本人の深い反省が確認されたこと、刑事事件としては問題とならなかったこと」を理由に挙げました。協会スタッフも複数回ドイツへ渡り、対話を重ねてきました。また、3月のW杯出場決定も追い風となりました。メンバー選考責任者の森保監督自身、慎重な判断を下しました。彼は2月にドイツで佐野海と直接対話を行い、「チームの一員を『家族』と考える時、過ちを犯した選手を社会やサッカー界から葬り去るべきではなく、再挑戦の場を提供する方が良いのでは」との考えに達しました。佐野海のサッカー選手としての能力は疑う余地がありません。不起訴処分後からマインツで今季のブンデスリーガの全34試合に先発出場しました。リーグ公式サイトによると、彼は最長393.6キロの総走行距離で貢献。ボール奪取力の成長や、リーグ4位の勝利数を誇るデュエルの強さも際立ちました。呼ばれた以上、真摯な姿勢で期待に応え続けるしかありません。森保監督の「チームに還元し、多くの日本人選手に自信と勇気を与えてほしい」という期待に応えることが彼の使命です。【佐藤成】

【日本代表】今季フル稼働の久保建英を招集した理由…森保監督「新たに入る選手のリーダー役に」

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で行われた会見で、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日、パース)とインドネシア戦(6月10日、パナスタ)に臨む日本代表の27人を発表しました。 今回は、主力選手である三笘薫(ブライトン)、守田英正(スポルティング)、伊東純也(スタッド・ランス)、上田綺世(フェイエノールト)、前田大然(セルティック)らが外れましたが、遠藤航(リバプール)や鎌田大地(クリスタルパレス)、久保建英(レアル・ソシエダード)が選出されました。 選考基準について、森保監督は「明確な基準を設けるのは難しいですが、シーズン中に多く出場し、そしてケガが多くなっている選手は今回は外しました。遠藤と鎌田については試合数が多いものの、出場時間が短いことを考慮しました」と述べました。 通常の基準であれば今季フル稼働の久保は選考されないはずですが、なぜ選ばれたのでしょうか? 森保監督は「久保は通常の選考基準から外れますが、今回のメンバー発表では、パリ五輪世代よりも若い選手を多く選びました。彼には年齢に関わらず、チームのリーダーとしての振る舞いを期待しています。そして、新たに入る選手たちのリーダー役として、同世代の選手として、様々な面で手本となることを期待しています」と語りました。

【日本代表】佐野海舟が復帰、森保監督「ミスを犯した選手を排除するのではなく再チャレンジの道」

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で、2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)、インドネシア戦(6月10日、パナスタ)に挑む日本代表メンバーを発表しました。ここにMF佐野海舟選手(24歳、マインツ所属)が約1年2カ月ぶりに復帰することになりました。佐野選手は今シーズン、マインツで全試合に出場し素晴らしいパフォーマンスを見せていますが、昨年7月には不同意性交の容疑で逮捕されました。しかし、7月29日に釈放され、8月8日には不起訴処分とされていました。それゆえに、日本代表への復帰には時間がかかりました。今回の選出について山本昌邦ダイレクターは、「JFAの立場として、差別、暴力、ハラスメントには厳正に対応していきます。選手や指導者の啓発活動も進めていきます。佐野選手を招集した理由としては、まず相手の方との話し合いが確認できたこと、佐野選手自身が深く反省していること、不起訴処分で刑事事件としては終結していることを考慮しました」と説明しました。さらに、森保一監督も「私自身も連絡を取り合い、彼が深く反省していることを強く感じた」とし、多くの話し合いを経て招集を決断しました。「ドイツでプレーしている中、誠実に向き合い、社会に貢献したいという強い思いでプレーしています。我々も彼を再びチームに迎え入れ、社会に貢献できる日本代表の一員として戦うのが良いと判断しました。チームを家族と考えた時、指導者として選手と向き合う中で、1人の人間としてミスを犯した選手をそのまま放置するのか、それともサッカー界から追放するのかという問題に対しては、再チャレンジする道を家族として与える方が良いのではないかと感じます」と語りました。

【日本代表】海舟&航大の佐野兄弟選出 スパルタFW三戸、18歳岡山MF佐藤ら初選出7人/一覧

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市で開かれた会見において、2026年ワールドカップ(W杯)北中米アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日、パース)とインドネシア戦(同10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバーを発表しました。MF遠藤航(リバプール)をはじめ、DF鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)、MF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)などの7名が初めて選ばれました。またDF渡辺剛(ヘント)やDF森下龍矢(レギア・ワルシャワ)らが久しぶりに復帰した一方で、DF板倉滉(ボルシアMG)やMF三笘薫(ブライトン)ら数名の主力選手は今回の招集を見送りました。 森保一監督は「一戦一戦を大切にし、目の前の試合に全力を尽くす。この2試合を勝利で終えるためにチーム一丸となって戦いたい」と意気込みを語りました。 メンバーは以下の通り。 ▼GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)谷晃生(FC町田ゼルビア)鈴木彩艶(パルマ) ▼DF長友佑都(FC東京)板倉滉(ボルシアMG)渡辺剛(ヘント)町田浩樹(サンジロワーズ)瀬古歩夢(グラスホッパー)関根大輝(スタッド・ランス)※鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)高井幸大(川崎フロンターレ) ▼MF/FW遠藤航(リバプール)大橋祐紀(ブラックバーン)鎌田大地(クリスタルパレス)森下龍矢(レギア・ワルシャワ)町野修斗(キール)中村敬斗(スタッド・ランス)佐野海舟(マインツ)※平河悠(ブリストルシティー)※熊坂光希(柏レイソル)久保建英(レアル・ソシエダード)細谷真大(柏レイソル)鈴木唯人(ブレンビー)藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)※三戸舜介(スパルタ)※佐野航大(NECナイメヘン)※俵積田晃太(FC東京)※佐藤龍之介(ファジアーノ岡山) ※初招集

【日本代表】佐野海舟選手が復帰、昨夏の不同意性交での逮捕も「刑事事件として…」3つの選考理由

日本サッカー協会(JFA)は23日、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選に向けたオーストラリア戦(6月5日、パース)とインドネシア戦(同10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバーを発表し、MF佐野海舟選手(24=マインツ)が約1年2カ月ぶりに復帰しました。佐野選手は昨年3月のW杯アジア2次予選北朝鮮戦のメンバーに招集されましたが、けがのため不参加でした。同じ年の1~2月に開催されたアジア杯カタール大会以来の活動となります。会見では、まず佐野選手の復帰についての質問が注目されました。山本昌邦ダイレクターは「大切な質問です」とし、「あらゆる差別やハラスメントに対して厳正に対応してまいります」と強調し、「次の理由から選出を決定しました」と説明しました。「1つ目は、相手の方と話し合い謝罪したこと、本人が深く反省していること、そして警察によって不起訴処分となり、刑事事件として罪に問われていないことです。この3つの理由によって招集を決定しました」森保一監督も「今回の佐野海舟の件について、多くの方に迷惑をかけましたが、私は彼の真摯な反省を確認しました。ドイツでのプレーを通じて競技に向き合っている姿勢を評価し、再度チームに受け入れ、日本代表として社会に貢献する姿を考慮しました。協会とも議論を重ね、彼に再チャレンジの機会を与えることが適切だと判断しました」と述べました。佐野選手は昨年7月に鹿島アントラーズからマインツに移籍が発表された直後、不同意性交の容疑で逮捕されましたが、7月29日に釈放され、8月8日には不起訴となりました。その後、マインツで活躍し、今季のブンデスリーガ全34試合に先発しました。リーグ公式サイトによれば、総走行距離はリーグ最長の393.6キロメートルで、デュエル勝利数もリーグ4位の369を記録しました。チームは昨シーズンの13位から6位に上昇し、来季の欧州カンファレンスリーグ出場権を確保しました。また、実弟の佐野航大選手(21=NECナイメヘン)もA代表に初めて選出されました。

【日本代表】三笘薫、伊東純也、南野拓実ら選外一覧「基準は」主力招集“免除”既にW杯切符獲得

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で26年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)インドネシア戦(10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバーを発表した。既に本大会出場を決めており、MFの三笘薫(ブライトン)や伊東純也(スタッド・ランス)ら主力が“免除”で招集外となった。新たに7人の初選出選手が誕生した一方、DF板倉滉(ボルシアMG)や負傷中の伊藤洋輝(Bミュンヘン)も選外。MFも守田英正(スポルティング)や南野拓実(モナコ)堂安律(フライブルク)が、FWも上田綺世(フェイエノールト)や前田大然(セルティック)もメンバー入りが見送られた。森保一監督は「どういう選び方をしてもベストだとは思いますが」とした上で「コアな選手でより浸透を図るかも考えた中、どちらかと言うと大幅にメンバーを変えて、これまで見たかった、見られなかった選手であったり、視察した際に非常にいいプレーをしている、チームで存在感を発揮している、成長している、選手を選びました。選手層の幅を広げる、より多くの選手に代表選手の一員という意識を持ってもらい、我々も戦術浸透の幅を広げていきたいと、私が最終的に決断させていただきました」と説明した。前回3月の活動からの選外選手は次の通り。【GK】0人【DF】4人=板倉、中山雄太(FC町田ゼルビア)伊藤、菅原由勢(サウサンプトン)【MF/FW】9人=伊東、南野、古橋亨梧(スタッド・レンヌ)守田、三笘、前田、旗手怜央(セルティック)堂安、上田、田中碧(リーズ)反対に、MFの遠藤航主将(リバプール)や鎌田大地(クリスタルパレス)に久保建英(レアル・ソシエダード)は選ばれた。この違いに、森保監督は「絶対的な基準があるかと言われると、お答えしづらいところはありますけど、年間を通して試合に出ていて、出場した試合数が多い選手と、シーズンを通して負傷が多くなってきている選手を今回は招集しないということで、このメンバーにしました」とした。遠藤、鎌田については「試合には出ているが、出場分数は少ない」としつつ、久保に関しては「前者の方に入る今年の活躍だったかなと思いますけど、今回はかなり経験値が低い、若いメンバーが多く招集されています。日頃から年齢に関係なくチームのリーダーとして活動してくれてますけど、パリ五輪(オリンピック)世代以下の、新たに入ってくる選手たちのリーダー役として同世代の選手として接してもらえればな、と思って招集させてもらいました」と明らかにした。