keiba

【ケンタッキーダービー・記者予想】昨年◎ミスティックダンのダンディ高木が今年も後出し予想!

皆さま、大変お待たせしました。今年も「ダンディ高木」こと高木一成記者が、昨年のケンタッキーダービーでの的中予想に続き、アメリカで行われる3歳馬の最高峰レースに挑みます。この記事はニッカンコムだけでの特別公開ですので、ぜひご参考にしてください。◇ ◇ ◇昨年はレース前夜、土曜の夜に「馬場状態を考慮した後出し予想」が的中しました。「不確定要素が多いドボドボの馬場では、人気馬を狙うのはリスクが高い。目立たないように、ひっそりと狙うべき」と述べたように、今年も前日のレースを見る限りでは簡単な競馬にはなりそうにありません。今年も「馬場状態を考慮した後出し(直前)予想」で挑みます。昨年の成功は、前日のケンタッキーオークスを制したソーピードアンナと同じ騎手(ブライアン・ヘルナンデスジュニア)や厩舎(マクピーク)を注視した結果でした。インを突き進む判断も馬場状態を読めていた証拠でした。「再度の大当たりを狙う」ということで、本命は◎イーストアベニューです。ケンタッキーオークスを制したグッドチアはルイス・サエス騎手、ブラッド・コックス厩舎ですが、同じゴドルフィンの生産、所有馬で“同じメダリアドーロ産駒”であるイーストアベニューに注目です。今年のダービーは、昨年と同様にスロッピーな馬場が予想されており、“同じ種牡馬の産駒を狙う”のは理にかなっています。もちろん、馬自身の実力も見逃せません。グッドチアは7連勝で戴冠しましたが、イーストアベニューはデビュー2連勝で昨年10月にG1ブリーダーズフューチュリティを制し、さらなる素質を見せています。前走は惜敗が続いていますが、前レースではブリンカーを使用し、逃げの作戦をとりました。その場面での粘り込む姿勢が、今年の極悪馬場で味方してくれることを期待しています。午後8時の時点で日本国内のオッズは13番人気(単勝35・7倍)。目立たないように、ひっそりと購入してください。単複(12)。◆ダンディ高木は絶好調 昨年のケンタッキーダービーに続き、今年はドバイゴールデンシャヒーンで9番人気ダークサフロン(単勝54・4倍)の馬券を推奨し、大ヒットを記録しました。また、土曜京都のユニコーンSでは◎○▲で3連単を完璧に的中し、絶好調の波に乗っています。

【ケンタッキーダービー】アドマイヤデイトナ近藤旬子オーナー、亡き夫の想いを受け継ぎ大舞台へ

「アドマイヤ」がアメリカの競馬界を驚かせる-。アメリカ三冠レースの第一戦、ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)が4日の朝(現地時間3日)にスタートします。「スポーツで最も偉大な2分間」と言われるレースには、日本から2頭の馬が参戦。アドマイヤデイトナ(牡、加藤征)は昨年3着だったフォーエバーヤングと同じく、UAEダービーの優勝からアメリカへ向かいます。大阪・北新地でクラブを経営する近藤旬子オーナーは、亡き夫の近藤利一氏の想いを胸に、この大舞台に挑みます。【取材・構成=桑原幹久、深田雄智】    ◇    ◇    ◇  アドマイヤデイトナは、追加登録から参戦したUAEダービーで鼻差で逃げ切りました。写真判定の間、黒のドレスを着た近藤旬子オーナーは、外ラチ沿いで固唾を飲みました。「ゴールの瞬間は2着だと思っていましたが、周囲から『勝ってるよ』と言われ、ぬか喜びになってしまうかと不安でした。掲示板に1着と出た瞬間、みんなで喜びました」レース直後の会見で、優先出走権を得てケンタッキーダービーへの参戦を即座に表明しました。「周囲の方や加藤(征)先生と、もし優勝できたら行こうと事前に決めていました。アドマイヤとしては初のアメリカ遠征で、正直ケンタッキーダービーがどれほど重要なレースかあまり理解していませんでしたが、とても貴重なレースに参加できることを聞き、本当にわくわくしています」アドマイヤの冠馬が海外のG1レースを制したのは、2019年の香港マイルでのアドマイヤマーズ以来です。ドバイに限れば、2007年のドバイデューティフリー(現ターフ)のアドマイヤムーン以来18年ぶりです。「ムーンの時は映像でしか見たことがなく、マーズではコロナの影響で直前にドバイに行けなかったので、ドバイに挑戦をしたい気持ちがありました。今回のチャンスがあまりに早く巡ってきたので、信じられない気持ちです」 馬主としてのキャリアは5年目。アドマイヤベガ、アドマイヤドンなど数々の名馬を所有した大馬主、故・近藤利一氏との出会いがきっかけでした。「競馬には縁がなかったのですが、会長(故・近藤利一氏)との出会いをきっかけに、競馬場によく通うようになりました。会長が亡くなった後、私は彼の後を継ぎ馬主となり、以前から会長と親しかった『大魔神』こと佐々木主浩さんを紹介していただき、妻の榎本加奈子さんや、アドマイヤジュピタに関係する友道先生とも親しくなれたことで、今の私があります」故・利一氏が続けていた石清水八幡宮や、馬頭観音へのお参り、出走馬の観戦、セレクトセール上場馬300頭近くの下見など、馬主としての全てを引き継いでいます。「馬主業で迷った時は、会長ならどうするだろうと考えてから行動しています。競馬は楽しく、馬は美しく愛らしい存在です。今は夢中になっています(笑)」デイトナは、2022年のセレクトセール当歳部門で6600万円(税抜き)で落札しました。「アドマイヤルプス(父ヘニーヒューズ)が活躍し、ダートで活躍する馬を探していて、ドレフォン産駒に興味を持ち、とても欲しかったんです。決め手は顔です(笑)。馬体のトモ(後躯部)の良し悪しは分からないので、見た目のバランスが良く、かわいくてかっこいい顔かどうかを重視しています。デイトナはイケメンだと思います(笑)」3戦目の未勝利戦で、今回もケンタッキーダービーに出走するルクソールカフェと激しい競り合いになり、レコードタイムでの鼻差2着に敗れました。「あの鼻差が本当に悔しかったので、今度は逆転したいですね」 アメリカ三冠レースの全戦に登録済みで、石清水八幡宮のお守りを携え、日本代表として海を渡ります。「当初はドレスで行こうと思っていましたが、日本代表として、お着物で行こうと決意しました。夢のようです。もし勝てば、会長も私も驚くことでしょう(笑)。アドマイヤの馬は昔から活躍していますが、私になってからも、多くの応援をいただければと思います」◆近藤旬子(こんどう・じゅんこ) アドマイヤで知られる合建株式会社の代表取締役会長だった故・近藤利一氏の妻。利一氏が2019年11月に死去し、相続馬主となる。自身の名義での馬主資格は2020年7月に取得し、同月の函館記念をアドマイヤジャスタで制しグレードレース初勝利を達成。昨年の朝日杯FSをアドマイヤズームで勝利しG1初制覇。今年の福島牝馬Sをアドマイヤマツリで制しました。大阪・北新地の「Priv.Ayaka」のオーナーでもあります。◆アメリカ三冠レース ケンタッキーダービー、2冠目のプリークネスS(G1、ダート1900メートル、17日=ピムリコ競馬場)、3冠目のベルモントS(G1、6月7日、ベルモントパーク競馬場が改修中のため、サラトガ競馬場での距離は2400メートル→2000メートル)で構成されます。イギリスや日本とは異なり、1冠目から中1週、中2週のわずか6週間という非常にハードなスケジュール。2018年のジャスティファイまで13頭の三冠馬が誕生しています。

【天皇賞・春】ヘデントールは4枠6番、サンライズアースは3枠5番 枠順決定

京都競馬場で開催されるG1競走、天皇賞・春(芝3200メートル、5月4日)の枠順が5月1日に以下の通り正式に決まりました。 <天皇賞(春):確定枠順> 1枠1番 アラタ 2枠2番 ウインエアフォルク 2枠3番 ブローザホーン 3枠4番 ジャンカズマ 3枠5番 サンライズアース 4枠6番 ヘデントール 4枠7番 プラダリア 5枠8番 ショウナンラプンタ 5枠9番 シュヴァリエローズ...

「言葉で言い表せない想い」川田騎手がリバティアイランドへの想いをインスタグラムで語る

39歳の川田将雅騎手が28日、自身のインスタグラムを更新し、27日に香港で開催されたクイーンエリザベス2世カップで左前脚を負傷し、安楽死となったリバティアイランドへの想いを綴りました。彼のインスタグラムの投稿は以下の通りです。「言葉で言い表せない想いです。このような最悪の結末を迎えてしまい、彼女にはどうお詫びをしても足りないくらいです。そして皆様からリバティを奪ってしまったこと、本当に申し訳ございません。」「彼女は最後まで全力で頑張ってくれました。何度も倒れかけたにもかかわらず、耐えてくれ、最後まで僕を守ってくれました。そして止まった後も、毅然とした態度で穏やかに振る舞い、とても強く賢い馬でした。迅速に彼女を支えてくれた香港ジョッキークラブの方々には心から感謝しています。」「レース中も厩舎でも、彼女は僕を受け入れてくれる優しい子でした。家族に対しても優しく接してくれ、多くの思い出が心に浮かびますが、それらは全て彼女がいたからこそ生まれたもの。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、このような結果になってしまったことの申し訳なさでいっぱいです。」「彼女を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。」

名牝リバティアイランドの悲報にファン悲痛「涙が止まらない」「ずっと忘れないよ」「安らかに」

23年の牝馬3冠を制したリバティアイランド(牝5、中内田)が27日、香港のクイーンエリザベス2世Cで競走を中止し、安楽死の処置が施された。海外から届いた悲しい知らせにX(旧ツイッター)では多くの競馬ファンが涙を流した。「だめだ…涙止まらない」「名牝の最後がこんな形になるなんて…ご冥福を祈ります」「嘘だと言って」「あのお嬢さんが…残念でならない。今はとにかく安らかに」「ずっと忘れないよ。あなたの強さを」「本当に悲しくてつらい。今までありがとう、ずっとずっとカッコよかったよ」「衝撃の桜花賞、楽勝のオークス、果敢に天才に挑んだJC、全てが宝石のような思い出。今はただ安らかに」「お母さんになって、自分に似たかわいい子を産んで。その姿が見たいのよ。だから帰って来て。お願いだよ」とそれぞれの言葉で思いを伝えている。

【QE2世C】リバティアイランドが安楽死、左前脚負傷によりレース中止

日本の競馬ファンに愛された3冠牝馬リバティアイランド(牝5、中内田厩舎)は、直線でレースを中止し安楽死の処置が施されました。この件については、所有者であるサンデーレーシングから発表がありました。リバティアイランドは、後方からじわじわと位置を上げて4コーナーを回ったものの、直線で左前脚を負傷し、川田騎手はゴール手前で下馬せざるを得なくなりました。リバティアイランドは2022年にデビューし、父にドゥラメンテ、母にオーストラリアのG1馬ヤンキーローズを持っていました。同年の阪神ジュベナイルフィリーズで初のG1勝利を飾り、翌2023年には史上7頭目の牝馬3冠達成を果たしました。前走のドバイターフでは8着となり、帰国せずに香港で調整が行われていました。今回のレースでは、一昨年のダービー馬タスティエーラ(牡5、堀厩舎)が優勝し、2着にはプログノーシス(牡7、中内田厩舎)が入り、日本馬がワンツーフィニッシュを達成しました。

【QE2世ステークス】日本のダービー馬、タスティエーラが海外G1で初勝利!

2023年のダービー馬であるタスティエーラ(5歳牡馬、調教師:堀宣雄)が、海外G1レースで初の勝利を手にしました。彼はレース中、4番手から余裕を持って進み、直線でも楽な手応えを保ったまま先頭に立ち、完璧な勝利を収めました。2着にはプログノーシス(7歳牡馬、調教師:中内田充正)が入り、日本馬が1位と2位を独占する結果となりました。タスティエーラを勝利へと導いたレーン騎手は、「素晴らしい結果です。馬のコンディションが非常に良かったです。キャロットファームやノーザンファームの皆さんの努力が実を結びました。依頼を受けた時点で、大きなチャンスがあると感じていました。このような場で結果を残せたことを誇りに思います」とコメントしました。

ルメール騎手、青葉賞でJRA通算2000勝達成!最短記録での快挙

クリストフ・ルメール騎手(45歳)は、26日の東京競馬場で行われた青葉賞(G2、芝2400メートル)で、エネルジコ(牡3、高柳瑞厩舎)に騎乗し、JRA通算2000勝を達成しました。彼は史上10人目、現役では5人目の達成者であり、9085戦での記録達成は、1万81戦で記録を持つ武豊騎手を抜き、最少騎乗回数での快挙となりました。ルメール騎手は1999年にフランスでデビューしました。日本ではJRAの短期免許制度を利用し、2002年12月7日に初の騎乗を果たし、2日後の中京競馬場2Rでヤマニンロータスにて初勝利を収めました。それ以来、毎年短期免許で来日し、2005年の有馬記念ではハーツクライでディープインパクトを破るなど、日本で着実に実績を重ねてきました。2015年春にM・デムーロ騎手と共に外国人として初めてJRAの通年騎手免許を取得し、正式に移籍しました。2017年には初めてJRAの全国リーディングジョッキーに輝きました。そして、2018年に記録した218勝は、JRAの年間最多勝記録となっています。

「全部がうまく運べばダービーに間に合うかも」武豊騎手がトッピボーンに期待寄せる

武豊騎手(55)が25日までに自身のオフィシャルサイトの日記を更新し、先週阪神の1勝クラスを快勝したトッピボーン(牡3、笹田)について語った。同馬は父リアルスティール、母チカノワールという血統。1月5日の新馬戦は4着に敗れたが、中1週の未勝利戦で勝利を挙げ、先週19日阪神のレースで連勝を果たした。武豊騎手は「今後が楽しみになる強い勝ち方。時計も阪神の芝2000メートルで1分57秒9と優秀でした。このあと、全部がうまく運べば、ダービーに間に合うかもしれません」と期待を寄せている。トッピボーンは引き続き武豊騎手とのコンビで5月10日の京都新聞杯(G2、芝2200メートル)に参戦予定。結果次第で、ダービー(G1、芝2400メートル、6月1日=東京)出走が視野に入ってくる。

【美浦便り】人形で調教された馬がデビュー!加藤士師「素質は悪くない馬ですよ」

「メジャーアピールという馬について教えてください」。今回デビューするのは3歳牡馬で、父はダイワメジャーです。兄は2019年の新潟2歳ステークスで2着になったペールエール。母系には、2002年のフランスG2で勝利を収めたクリテリヨムドメゾンラフィットやG3エクリプス賞を制したジンジベリン、2022年のドイツG2の1000ギニーを制したチョペなど、注目の血統です。加藤士津八調教師(40)が語るには「今までデビューが遅れていましたが、素質は悪くありません」とのこと。そしてその遅れた理由が少し驚きです。「実は人形を使って調教していたんです」との驚きの声が。加藤師曰く、「この馬は気難しくて人を振り落としてしまうことがありました。そのため、初めの馴致や育成の段階で、人間に慣れさせるために牧場で人形を背中に乗せて訓練していました。私もこんな方法は初めて聞きました」と、大変ユニークな訓練方法が取られていたそうです。実際に使用された人形の写真を見せていただきました。このような方法があるとは驚きです。レスリングや格闘技用のダミー人形が使われていたとのこと。何度もこの馬と戦ってくたびれた様子が伺えます。加藤師も「見に行くたびに人形がボロボロになっていて心配していました。実際に騎乗した人も何人も振り落とされています」と振り返ります。いったい何度人形が代わりになったのか、お疲れさまでした。美浦トレセンに入厩してからも気難しさは続いていたようですが、「牧場や厩舎スタッフが本当によく頑張ってくれました。気性の改善も少しずつ進んでいて、デビューに向けて確実に良くなっています。血統も素晴らしいので、今後楽しみです。精神面の変化も期待しており、こうした変化のある馬は、いずれ走るのではないか」と操縦性も向上し、期待されています。デビューは今週27日(日)、東京競馬場の第5レース芝1800メートルです。加藤師は「この距離で試せるのは良いと思います。距離を短くすることは後からでもできます。実戦でどんな競馬ができるか、いい内容で終えられれば、牧場の方々の努力も報われると思います」と語ります。非常に期待のかかるデビュー戦となりそうです。【舟元祐二】