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大の里、横綱昇進の口上は?大関昇進時は「唯一無二」過去の主な口上「不惜身命」「気魄一閃」

日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を行い、大関大の里(24=二所ノ関)の横綱昇進を全会一致で承認する。注目されるのは、茨城・阿見町の二所ノ関部屋での昇進伝達式で、大の里がどんな口上を披露するのか。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は2017年初場所後に「横綱の名に恥じぬように精進」とシンプルな言葉で決意を示した。大の里は、昨年秋場所後の大関昇進時の口上では「唯一無二」を用いたが「もう使ってしまったので」と新たな言葉を用意することをほのめかしている。◆過去の主な口上▽北の湖「栄誉ある地位を辱めないよう努力」(74年名古屋場所後)▽千代の富士「横綱の名を汚さぬよう、一生懸命頑張ります」(81年名古屋場所後)▽北勝海「横綱の名を汚さぬよう、これからも一生懸命稽古をし努力」(87年夏場所後)▽曙「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進」(93年初場所後)▽貴乃花「不撓(ふとう)不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く」(94年九州場所後)▽3代目若乃花「横綱として堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神で精進」(98年夏場所後)▽武蔵丸「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進」(99年夏場所後)▽朝青龍「相撲道発展のために一生懸命頑張ります」(03年初場所後)▽白鵬「精神一到を貫き、相撲道に精進」(07年夏場所後)▽稀勢の里「横綱の名に恥じぬよう精進」(17年初場所後)▽照ノ富士「不動心を心掛け、横綱の品格、力量の向上に努めます」(21年名古屋場所後)▽豊昇龍「横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進致します」(25年初場所後)

重岡銀次朗の緊急手術と引退の可能性について** **

** プロボクシングの元IBF世界ミニマム級チャンピオン、重岡銀次朗選手(25歳、ワタナベ所属)が急性硬膜下血腫により緊急の開頭手術を受けていたことが明らかになりました。 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛本部事務局長が27日に都内で取材に応じ、この事態について明かしました。重岡選手は大阪市内の病院に入院しており、現在は集中治療室(ICU)で経過観察中です。看病には、元WBC世界ミニマム級王者の兄・優大選手(28歳、ワタナベ所属)と父親の功生さん(49歳)が付き添っています。 24日の夜、重岡選手はインテックス大阪で同級王者ペドロ・タドゥラン選手(28歳、フィリピン)に挑戦。激しい試合の末、第12ラウンドで判定負けを喫しました。昨年7月に彼と対戦した際も、右目眼窩底骨折による8回TKO負けを経験しており、今回の試合は約10カ月ぶりの再戦でした。試合後に緊急手術を受けたものの、現在も脳に腫れが残っているとのことです。 安河内氏は重岡選手の競技復帰について「開頭手術を受けたため、現役続行は厳しい」とし、引退の可能性を示唆しました。回復の見通しについては「今は全く分からない状況で、安全を祈るしかない」と語りました。 判定結果が出た後、重岡選手はコーナーで意識を失ったように見え、両目を閉じて肩の力が抜けた状態でした。その後、担架で運ばれ記者会見も開かれないまま救急搬送されました。 ◆急性硬膜下血腫: 頭蓋骨の下の硬膜と脳の間に急速に血液が溜まり、脳を強く圧迫する症状を指します。この状態はしばしば頭部外傷が原因となり、高齢者に多く見られます。意識障害や半身まひを引き起こすこともあり、治療法としては手術で血腫を取り除くことが一般的です。慢性的な場合は、血腫が徐々に広がり数週間から数カ月かけて進行します。 ◆重岡銀次朗(しげおか・ぎんじろう): 1999年(平成11年)10月18日、熊本市生まれ。幼稚園から小学6年まで空手を学び、小学4年からボクシングを始めました。小学5年からU-15全国大会で5連覇を達成し、熊本・開新高では高校選抜連覇や国体優勝など5冠を獲得しました。アマチュア戦績は56勝(17KO・RSC)1敗。2018年9月にプロデビューし、WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座、日本同級王座、IBF世界同級暫定王座を獲得しました。身長153センチの左ファイターです。

元世界王者、重岡銀次朗が開頭手術を受ける―「急性硬膜下血腫」とは?

プロボクシングの前IBF世界ミニマム級王者である重岡銀次朗(25歳、ワタナベ所属)が、「急性硬膜下血腫」により緊急の開頭手術を受けました。この情報は、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛本部事務局長が27日に都内で発表しました。現在、大阪市内の病院にて麻酔で眠った状態で入院しており、集中治療室(ICU)で経過を観察中とのことです。兄である前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大氏(28歳、ワタナベ所属)と父親の重岡功生氏(49歳)が付き添っています。 ◆急性硬膜下血腫とは 頭蓋骨の下で脳を覆う硬膜と脳の間に血液が急速にたまり、脳を強く圧迫する状況を指します。多くの場合、脳の表面の血管からの出血が原因となっています。 この状態は、転倒などによる頭部外傷が主な原因であり、高齢者に多く見られます。スポーツが原因の頭部外傷は、ボクシングや柔道のような格闘技、ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツ、さらにはスノーボードなどでも頻発しています。 注意すべき症状には意識障害や半身まひがあり、手術によって血腫を取り除くことが主な治療法です。しかし、硬膜外血腫に比べて生命の危険や後遺症を伴うケースが多いとされています。時間をかけて徐々に出血が進行する症状は「慢性硬膜下血腫」と呼ばれます。

武居由樹、初のメイン防衛戦に臨む「プレッシャーは力に変える」計量を一発でクリア

プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)は、初となる世界戦メインイベントに向けて、計量を見事に一発でクリアしました。28日に横浜のBUNTAIで行われる試合で、同級7位のユッタポン・トンデイ(31=タイ)との2度目の防衛戦に挑みます。27日には試合会場でファンに向けて公開の前日計量に臨み、リミット(53.5キロ)より400グラム軽い53.1キロでパスしたユッタポンに対し、武居はリミットで計量をクリアしました。計量後には約22秒間のフェースオフ(にらみ合い)が行われ、握手を交わし、健闘を誓い合いました。上半身裸で並び、ユッタポンの仕上がりを確かめた武居は「顔つきが非常によかったですね。並んでみると少し背が低い印象でしたが、握手をした時には戦う目付きがありましたね」と、試合への気持ちを新たにしました。苦しいとされる減量でしたが、「ここ最近で一番うまくいきました。バンタム級リミットは3度目。減量の方法も理解できてきた」と、その成果を実感しているようです。昨年行われた世界戦の2試合は、いずれも判定勝ちでしたが、ユッタポン戦では野性味をテーマに掲げ、KOを目指す強い意志を見せています。「練習から調子がよく、今はとても良い状態です。リングに上がる自分が楽しみです。昨年の2試合は考えすぎたかもしれませんが、今回は感覚を信じて戦える自信があります」と、武居は自信を見せました。この試合は元々1月24日に予定されていましたが、武居の右肩負傷により再設定されることとなりました。「多くの方に迷惑をかけてしまった」との謝罪の気持ちを胸に秘めつつ、「明日は爆発したいと思います。プレッシャーはありますが、それを力に変えてきました。プレッシャーはかけてもらった方がいいんです」と強い決意を語りました。横浜文化体育館がリニューアルされた横浜BUNTAIで初めて開催されるボクシング興行となります。所属する横浜で迎える自身初の世界戦メインイベントで、武居は「大橋ジムにゆかりのあるBUNTAIで、自分がメインを務めるので、大橋ジムの看板を背負って戦うつもりです。勝ちたいですね」と、勝利への強い決意を示しました。

大相撲の行司が力士会の積立金を横領か 数千万円ギャンブルなどに…コンプラ委員会が事情聴取

大相撲の行司が力士会のために積み立てていた資金を横領した疑いで、日本相撲協会のコンプライアンス委員会から事情を聴かれていることが26日に明らかになりました。力士会は、関取衆70人による親睦会として、2011年の東日本大震災で被災した子どもたちを支援する目的で、1場所ごとに各自が1万円を積み立てることを決定していました。この力士会は、本場所前に年6回開催され、少なくとも10年間続いてきました。これまでにも複数の場所に土俵を寄贈してきましたが、積立金を管理していた行司が残額を使い込んだ疑いがあります。昨年以降、力士会はこの行司に対し、資金の残高と通帳の公開を求めていました。しかし、この行司は「次回は必ず持ってくる」と繰り返し、具体的な残額を明らかにすることができませんでした。今年の夏場所前の力士会でも、同様の状況が続き、関取衆の不満が高まり、協会による調査が開始されました。関係者の話によると、コンプライアンス委員会の聴取に対し、この行司は数千万円をギャンブルなどに使ったと語ったそうです。日本相撲協会はさらに調査を進めており、6月には理事会での承認を経た処分が科される見通しです。被災者支援のために関取衆が築き上げた貴重な積立金に手を付けた罪は重く、厳しい処分が予想されています。ある協会関係者は「大の里の慶事の時期に、非常に残念な出来事だ」と話しています。

【ノア】“天才”丸藤正道の逆水平で染まった佐藤光留が「全然痛くありません」

第6試合では、“天才”丸藤正道(45)と、“変態”佐藤光留(44)による注目の一戦が行われました。レスリングや格闘技の経験を持つ両者は、序盤からグラウンドで関節技を互いに繰り出し、徐々にヒートアップしていきました。その後、丸藤は佐藤の胸部に逆水平チョップを何度も見舞いました。 佐藤の胸が赤く腫れ上がる中、「光留コール」に応えるように「全然痛くありません」と強がり、反撃として得意のキックを丸藤に炸裂させました。さらに、アンクルホールドや延髄斬り、そして腕ひしぎ逆十字固めを駆使して丸藤を攻め立てました。 丸藤も負けじと逆水平チョップにこだわり続け、佐藤にダメージを与え続けます。佐藤は胸に血を滲ませながらも反撃し、ジャンピング延髄斬りからブレーンバスターへ。しかし、投げられた丸藤がブリッジで逆に押さえ込み、3カウントを奪い勝利。天才の実力を見せつけました。試合後、互いを称え合い抱擁しましたが、佐藤がなかなか離さなかったため、丸藤が再度逆水平を放ってリングを去りました。 丸藤は試合後、「言うなれば、俺がこの世界で最も試合をしたくなかった男、佐藤光留。でも今日の試合で、また戦いたいと思える相手になった。最高に楽しめました。またやりましょう」と笑顔で語りかけ、一方の佐藤は「話すことはない。でも全然痛くありませんでした」と言い残し、控室へと消えていきました。 <この日の全成績> ▼第1試合 シングルマッチ △ドラゴン・ベイン (10分、時間切れ引き分け) △アルファ・ウルフ ▼第2試合 6人タッグ ○征矢学&サクソン・ハックスリー&HAYTA (9分30秒、弾道→片エビ固め) 石川修司&×モハメドヨネ&Eita ▼第3試合 シングルマッチ ○アーチャー・コール (9分22秒、スワントーンボム→片エビ固め) ×小田嶋大樹 ▼第4試合 3WAYマッチ ○AMAKUSA (6分31秒、開国→片エビ固め) ×アレハンドロ ※もう1人はYO-HEY ▼第5試合 タッグマッチ ○岩谷麻優&天麗皇希 (9分12秒、ドラゴンスープレックスホールド) ×セイディ・ギブス&愚零闘咲夜 ▼第6試合 シングルマッチ ○丸藤正道 (13分1秒、ブレーンバスター返し) ×佐藤光留 ▼第7試合 タッグマッチ ○清宮海斗&タイタス・アレクサンダー (14分6秒、スカイウォークエルボー→片エビ固め) 鈴木みのる&×ライアン・クランシー

横綱昇進確定の大の里が1日2度目の会見 大関昇進時の口上「唯一無二」に替わる言葉を模索か ####

大相撲の夏場所で2場所連続で4度目の優勝を果たした大関大の里(24=二所ノ関)が、横綱への昇進を確定させました。千秋楽から一夜が明けた26日、東京両国国技館で横綱審議委員会(横審)の定例会合が行われ、横綱に満場一致で推薦されました。茨城県阿見町の部屋で、午前に一夜明け会見を行った大の里は、推薦を受けて夕方にも2度目の会見を開きました。「本当にうれしいですが、これからもっと頑張らないといけません。まだ実感は完全に湧いていませんが、この知らせを受けて、少しは横綱になるという実感がわいてきました」と、午前中の会見よりも状況の進展を喜ぶ様子でした。28日には番付編成会議と臨時理事会を経て正式に昇進が決まります。同日には日本相撲協会からの昇進伝達の使者を部屋に迎え、伝達式が行われます。注目される口上については「これからしっかり考えていきたい」と述べました。大関昇進時の口上では「唯一無二」という言葉を使用しましたが、今回は「今のところまだ特に考えていない」とのこと。「唯一無二」については「すでに使ってしまった」としつつ、新たな言葉の採用や、追加の言葉を盛り込む可能性についても考慮していることをほのめかしました。

「大豊時代」幕開け 大の里「僕に火を付けた」横綱豊昇龍への対抗心「越えなければならない壁」

いよいよ「大豊時代」が始まります。将来的には「1強時代」へと向かうでしょう。大相撲夏場所で2場所連続、通算4度目の優勝を遂げた大関・大の里(24歳・二所ノ関部屋)は、千秋楽の翌日、茨城県阿見町の自身の部屋で記者会見を行いました。千秋楽での敗北により、初となる全勝優勝が阻まれた悔しさをにじませ、横綱豊昇龍への雪辱を誓いました。この日は東京都両国国技館で横綱審議委員会(横審)の定例会合が開かれ、大の里は満場一致で横綱に推薦されました。次の場所では東西横綱が肩を並べることが確定し、今後続く「大豊時代」から、嫌な相手を克服し、「1強時代」を目指していくことになります。    ◇   ◇   ◇ 優勝や2日後の横綱昇進決定という喜びよりも、彼の声は力強く響いていました。一夜明けた会見に臨んだ大の里の心には、前日の千秋楽での敗北のシーンが繰り返し浮かんでいるようでした。豊昇龍とはどんな存在かとの質問に、彼の言葉は止まりませんでした。 大の里 「(豊昇龍が)先に横綱になったことは悔しかったです。伝達式や明治神宮での土俵入りのニュースを、1月場所が終わって新潟で休暇中に見て『自分は何をしているんだろう』と感じ、本当に悔しかった。それが僕の中に火を付けました。ライバル、あるいは目標、越えなければならない壁です。」 対戦成績では、1つの不戦勝を除き、豊昇龍には1勝6敗とかなり苦手にしています。夏場所でも全勝優勝の目前で、番付最高位の意地を見せつけられた形でした。 大の里 「気持ちの持ちようが非常に大切です。新たな宿題、課題ができたので、全勝優勝できるよう、自分の気持ちをしっかりとコントロールしたいです。」 この日、横審から満場一致で推薦され、昇進が確定となりました。次の場所から「大豊時代」が幕を開け、大の里の勢いを大関以下の力士が簡単に止められないことは、今回の場所で証明されました。しかし全勝優勝を阻まれた豊昇龍に対し、冷静さを保ちながらも、負けない気持ちで強く対抗するつもりです。 「大豊時代」に向けた熱い気持ちを示し、午前中に会見し、その後も横審の推薦を受けて夕方に再び会見を行いました。横綱昇進が確定し「本当に嬉しい。(午前中よりも)少しは横綱という実感が湧いてきました」と語りました。昇進が正式に決定する28日の伝達式で語る言葉については「まだ特に考えていない」と答えました。大関昇進時の「唯一無二」という言葉は「もう使ってしまったので」と、新たな表現を模索していることをほのめかしました。「大豊時代」から早期に脱却し、「大の里時代」の到来を目指す言葉を披露する可能性もあります。【高田文太】

わずか6分で全会一致、大関大の里が横綱に推薦される 大島委員長「異議なし」

日本相撲協会の横綱審議委員会は26日、東京の両国国技館で定例会を開き、全会一致で大関大の里(24歳、二所ノ関部屋)を横綱に推薦すると発表しました。 会議はわずか6分で終了し、大の里の横綱への推薦が異議のないことを示していました。元衆議院議員である大島理森委員長(78歳)は、「審議委員の皆様に諮問を求める前に、率直な意見を伺いました。2場所連続優勝で14勝1敗という見事な成績を上げ、堂々とした相撲を見せたことが評価されました。このようにして、横綱として諮問に全会一致で異議なしという結論に至りました」と説明しました。 大島委員長は今後について「横綱として立派に稽古を重ね、多くの期待に応えてほしい」と述べ、豊昇龍とともに「大豊時代」を築き、大相撲を盛り上げることを期待しています。28日には臨時理事会と番付編成会議を経て正式に決定される予定です。

大の里が一夜明け会見 全勝優勝を阻んだ豊昇龍は「越えなければならない壁」“大豊時代”が幕開け

大相撲夏場所で2場所連続4度目の優勝を果たした大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が、千秋楽の翌日、茨城県阿見町にある自身の部屋で会見を開きました。「4度目の優勝ですが、やはり何度やっても嬉しいですね」と、彼の声は明るく弾んでいました。 2場所連続で優勝した大関が昇進を見送られた例はなく、28日の番付編成会議と臨時理事会を経て正式に「第75代横綱 大の里」が誕生することは間違いないでしょう。にもかかわらず、大の里は「全く実感が湧きません」と述べ、昇進伝達式の口上もまだ未定であるとしています。 今場所を振り返り「手の使い方が完璧でした。右も左も」と自己分析しました。得意の右差しや左おっつけ、さらにそれができない時の対応にも満足できた取り組みが多かったそうです。 しかし、初の全勝優勝がかかった千秋楽では、横綱・豊昇龍に上手ひねりで敗れ、14勝1敗で終わったことに悔しさを滲ませました。「豊昇龍についてどう思うか」と問われた彼は、素直な気持ちを次のように話しました。 大の里 彼が先に横綱に昇進したことには考えさせられる部分があります。やはり自分が一番になりたい思いがありますね。横綱昇進を先に果たした彼のニュースを、新潟で見て「自分は何をしているんだろう」と、とても悔しかったのを覚えています。それが自分に火を付けたというか、まさにエンジンがかかった瞬間でした。 -ライバル視する存在ですか? 大の里 ライバルというより、本当に越えなければならない壁だと思っています。今回の悔しい敗北を契機に、次の機会に向けて全力を尽くしていきます。 横綱昇進の正式発表を前に、豊昇龍へのリベンジを強く語った大の里。次の名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)から始まる「大豊時代」に向けて、燃える闘志を抱き、豊昇龍打倒を目指しています。【高田文太】