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白鵬翔さん、新会社のビルを日本橋に建設へ ガラス張りの土俵作成案も、幻の新部屋を建設予定地

大相撲で歴代最多45度の優勝を誇り、9日付で日本相撲協会を退職した元横綱の白鵬翔さん(40)が、東京・中央区日本橋に、自身が代表を務める新会社のビルを建設する計画があることが10日、分かった。関係者が明かしたもので、白鵬さんは同地に480平方メートル余りの土地を所有。昨春に閉鎖となった宮城野部屋の再興が認められれば、新部屋の建設に取りかかる予定だった。現在は駐車場となっているその土地を、所有し続けていたと判明。新会社の建設地候補となった。前日9日に行った会見で「今後は相撲を世界に広めるプロジェクトを中心に活動したい」と語った。同時に「世界相撲グランドスラム」の構想を発表。その構想を推進していく新会社を近く設立することも明かしていた。もともと相撲部屋として利用予定だっただけに地盤は強固。オフィス街に近い一等地だが、関係者からは「土俵が見えるつくりもおもしろい」との声もある。1階に土俵を構えてガラス張りとし、観光地化する計画も浮上している。

** 元朝青龍が白鵬翔さんに向けて私見? 「出た釘は打たれる。以上」とXに投稿 **

** 大相撲の元横綱白鵬翔さん(40)が9日付で日本相撲協会を退職したことを受け、翌日の10日、同じモンゴル出身である先輩横綱、元朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(44)が、自身のX(旧ツイッター)を更新しました。ダグワドルジ氏は最初に「さー皆俺の意見聞きたいとらしい 69代の(原文ママ)」と投稿しました。「69代」は、第69代横綱である白鵬さんを指しているのは明白です。その5分後に「出た釘打たれる。以上(原文ママ)」と投稿しました。2つ目の投稿は「出るくいは打たれる」と、同じ意味合いで用いられており、これも白鵬さんのことを指していると思われます。白鵬さんは、歴代最多45度の優勝を含む数々の土俵上での実績に加え、土俵外での独善的な振る舞いが批判を浴びました。引退して年寄り襲名に際しては、日本相撲協会に対し、逸脱した言動を行わないなどの異例の誓約書に署名していました。ダグワドルジ氏も、横綱時代は土俵内外での言動に対し批判を受けていました。互いに、一人横綱として長期間相撲界を牽引した経験があり、そのため「出た釘」の心理を誰よりも理解しているだけに、私見を述べたと考えられます。

白鵬さん「相撲を五輪に」女子も参加の世界グランドスラム構想、トヨタがスポンサー候補

白鵬翔さん(40)は今後、「世界相撲グランドスラム」を推進する新会社を設立し、代表に就任する。「世界には150カ国の力人(ちからびと)が待ってます。大相撲では各部屋に外国人力士は1人しか入門できない。入門したい若者が世界中にいる。それをサポートして広めていきたい」と話した。詳細はあらためて発表されるが、世界各国の選手が体重別で、男女とも参加できる大会になる見込み。記者会見では、新会社の法律顧問に就く予定の水野晃氏、電通などの要職を歴任した森井理博氏、白鵬杯とともに運営してきた永井明慶氏がアドバイザーとして同席。会見の段取りも含め、周到に準備を進めてきた。スポンサー候補には、トヨタ自動車が挙がっているという。かねて同社の豊田章男会長(69)と親交がある白鵬さんは「本当に世界のトヨタですから、うれしい気持ちでいっぱいです。章男さんは私のことを友人だといつも応援してくれる」と喜んだ。「また相撲がオリンピック(実施種目)になる夢を見て、今後力を注いでいきたいなと、努力していきたいなと思っております」と話して、記者会見を締めくくった。

白鵬さんの記者会見はスムーズに進行 各メディアからの質問は1件1問、制限付きで43分で終了

9日に正式に日本相撲協会から退職した前宮城野親方である白鵬翔さん(40歳、元横綱白鵬)は、東京・千代田区の帝国ホテルで退職の理由や今後の夢について記者会見を行いました。会見は混乱を避けるために、主催者側が細部にわたって慎重に準備しました。ホテルの案内板には当初、白鵬さんの会見であることが明記されていましたが、直前には「記者会見」とだけ表示される形に変更されました。会見の会場である「光の間」は満席にはなりませんでしたが、取材の案内は通常の大相撲報道を行っているメディアにのみ送られ、各社最大3名までの参加が許可されました。主催者は、「入場をお断りしている社もあるため、出席者数の公表は控えています」と説明しています。また、白鵬の会見が9日正午から設定されているにも関わらず、同日午後1時から別に伊勢ケ浜部屋の会見も設定されました。意図的かは不明ですが、このために相撲記者が分散されたようです。白鵬の会見では、司会者から「子供たちも視聴しているので、本件に関係のない質問はご遠慮ください。そして、1社1問ずつ簡潔にお願いいたします」との注意があり、追加質問は原則的に禁止されました。10時間以上続いたフジテレビの記者会見のような事態を避ける意図がうかがえました。その結果、会見は定刻より6分遅れで始まりましたが、終了まで43分とスムーズに進行しました。大切な節目となるはずの会見でしたが、1時間以内で終了した形となりました。

元照ノ富士「言ってねーし」白鵬さんとの不仲報道否定「おもしろおかしく書かれることも多い」

大相撲で伊勢ケ浜部屋を継承した元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(33)が、かねて指摘されていた白鵬翔さんとの“不仲説”を「一切ありません」と、完全に否定した。9日、都内の伊勢ケ浜部屋で、この日付で伊勢ケ浜部屋の師匠を降りた、元横綱旭富士の宮城野親方と並んで会見。白鵬さんとの不仲報道は「もちろん見ていた。自分と白鵬関の間には一切、個人的な悪い関係はありません」ときっぱり。会見後も「週刊誌でオレが『辞めたきゃ、辞めればいい』と言ったって書いていたけど、言ってねーし」と笑い飛ばした。白鵬さんの退職には「本当に残念」と語った。「角界に入るきっかけをつくっていただいた大先輩。この1年間、一緒に部屋でやってきて、いろんな話を2人でした。相撲が本当に好きな大横綱」。1月の初場所で引退後は、ともに部屋付き親方として後進を指導。「おもしろおかしく書かれることも多い」と不仲説が独り歩きしたと分析した。7月6日に宮城野親方が65歳の定年を迎え、来場所以降は師匠を続けられないため、この日から年寄名跡を変更、新師匠となった。「責任を感じる。今以上に強い部屋にしていかなければ」と話し、表情を引き締めた。部屋は猛稽古で知られるが「それが仕事」と、変わらず力士には豊富な稽古量を求める方針。「協会の看板力士を」と横綱、大関の育成を目標に掲げた。来年1月31日には引退相撲を行うことも発表した。「最後の晴れ舞台。今から体をつくらないと」と、また笑い飛ばした。白鵬さんにとって伊勢ケ浜親方は、現役最後の対戦相手。その後、一人横綱のバトンを託された。退職の日には入れ替わるように新師匠、断髪式と新たな目標ができた。仲の良しあしを超越し、越えるべき壁として白鵬さんの背中を追う。【高田文太】

白鵬翔さん「私はただのデブではありません」「みんなにもチャンス」初生配信でユーモアたっぷり

歴代最多45回の優勝記録を持ち、日本相撲協会から正式に退職となった元宮城野親方の白鵬翔さん(40)が9日、初めてTikTokでライブ配信を行い、そのユーモラスな一面を披露しました。 この日は会見のすぐ後に、SNSフォロワー数が約100万人の人気インフルエンサーである超無課金こと石田拳智氏(28)の生配信に参加。白鵬さんは今後、自身のTikTokアカウントを開設し、動画投稿を通じて若い世代とコミュニケーションを図る予定であることを示しました。 「ハクちゃんと呼んでほしい」との希望を語った白鵬さんは、石田氏と手のひらや背を比べるなど、終始和やかな雰囲気の中で会話を楽しみました。「今は身長190センチで体重150キロありますが、入門した時は体重が65キロだったんです。だから、みんなにもチャンスがありますよ」とリスナーに向けて相撲界への“勧誘”を行いました。また、石田氏から「リスナーには細身の人より大柄な方が多いんです」と言われると、「聞いたことがあります!ぽっちゃりのほうがいいって」とにっこり。続けて「でも、私はぽっちゃりじゃないんですよ。体脂肪は24%で、筋肉ですよ。ただのデブではありません」と冗談交じりに話し、彼のユニークな一面を見せていました。

元照ノ富士、白鵬さんとの関係悪化を完全否定 「相撲界入りの恩人、相撲が大好きな大横綱」と称賛

大相撲の伊勢ケ浜部屋を継承した元横綱の照ノ富士、伊勢ケ浜親方(33歳)が、以前から噂されていた白鵬翔さんとの関係悪化について「全くありません」と完全に否定しました。9日、東京都内の伊勢ケ浜部屋で、前師匠である元横綱旭富士の宮城野親方とともに会見を開きました。白鵬さんとの関係について尋ねられると、「もちろん報道は目にしていますが、自分と白鵬関の間に個人的な悪い関係は一切ありません。この一年間、部屋で一緒に活動してきた中で、多くの会話を交わしました。報道ではおもしろおかしく書かれることが多いですが、関係が悪いことは一切ありません」と、自信をもって話しました。白鵬さんの退職については、「相撲界に入るきっかけをつくってくれた大先輩であり、この1年間、一緒に部屋で過ごして多くの話をしました。非常に残念な気持ちもありますが、彼は相撲が本当に好きな大横綱でした。これからも相撲や相撲協会に貢献し続けると聞いておりますので、ぜひこれからも頑張ってほしいと願っています」と落ち着いた様子で語りました。また、会見後に報道陣と親しげに話す場面では、「週刊誌には『辞めたきゃ、辞めればいい』と言ったって書かれたけど、そんなことは言っていないよ」と笑いながらコメントしていました。【高田文太】

白鵬さん「照ノ富士の下で働くのが嫌だということは全くありません」元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方との不和を否定

数々の記録を打ち立てた大相撲のレジェンドで、歴代最多の45回優勝を誇る元宮城野親方の白鵬翔さん(40)が、9日に都内で会見を開きました。退職の経緯について詳細に語りました。昨年3月に自身の部屋が伊勢ケ浜部屋の預かりとなった際について「4月1日付で1年間預かりとなり、3月中に執行部で話し合いがあった。しかし、いつ再興できるか明確に言われず、これが今回の形になった大きな理由です」と説明しました。1年前には「一門内で、弟子たちは大島部屋や、元旭天鵬さんのところに行きたがっていました。モンゴル出身だからダメだと言われたり、他の部屋には行きたくないという力士がいて、9人が引退する原因となりました」と語りました。伊勢ケ浜一門には、安治川親方(元関脇安美錦)の安治川部屋もありますが、新米親方ではダメだとして、伊勢ケ浜親方のもとに預けられることになりました。しかし、1年経っても明確な道筋が見えず、元横綱の照ノ富士が9日に伊勢ケ浜親方を襲名しました。「後輩であり、同僚でもある照ノ富士が伊勢ケ浜親方になることに、昨年の話と今年の話で齟齬があります」と話しましたが、個人的な不和については「後輩として一生懸命やってくれていて、照ノ富士の下で働くのが嫌だということは全くありません」と否定しました。昨年、白鵬さんの宮城野部屋で、弟子だった元前頭北青鵬による暴力が発覚し、責任が問われ部屋が閉鎖。昨年4月には弟子とともに伊勢ケ浜部屋に転籍し、6月9日付で退職願が協会に提出されていました。

行司の木村銀治郎が懲戒解雇「横領や不正経理をギャンブルなどに使用」処分内容全文

日本相撲協会は9日、幕内格行司の木村銀治郎(芝田山)が力士会の資金を不正に使用したとして懲戒解雇処分を発表しました。2日の理事会で決議され、本人にも通知されました。退職金は支給されません。 銀治郎は調査の結果、約2000万円の力士会の資金を私的に使ったと述べました。 以下は協会の処分内容です。 協会員である行司が力士会の資金を不正に使用した件について 令和7年6月9日 公益財団法人日本相撲協会   芝田山部屋所属の行司、木村銀治郎(以下「銀治郎」)に関する処分について、彼が書記として管理していた力士会の現金を不正に使用してギャンブルに使っていたことが発覚しました。 (1)事案発覚の経緯 公益財団法人日本相撲協会は、十両以上の力士で構成される力士会の役員から、銀治郎が力士会の資金を不正に使用した疑いがあるという通報を受け、令和7年5月10日に銀治郎に対する調査を実施しました。彼は約2000万円の資金を不正に使ったことを認めました。   (2)コンプライアンス委員会の調査結果と処分意見 八角理事長は、銀治郎の不正行為が確認されたことを受け、5月13日に青沼コンプライアンス委員長に調査と処分意見の報告を依頼しました。委員会は調査を行い、次のように報告しました。 (調査結果) 銀治郎の違反行為は以下の通りです。 (1) 力士会の社会貢献活動などのために積み立てていた資金を、平成31年1月頃から令和7年5月頃までの間に計2187万円を不正に使い込み、ギャンブルに使用した。 (2)令和3年1月頃から令和7年4月頃までの間に、他の会計担当者をだまして計332万円を出金させ、ギャンブルに使用した。 (処分意見とその理由) これらの行為は刑罰法規に違反するものであり、銀治郎は長期間にわたり不正を繰り返していたため、非常に重大な問題です。彼の不正行為により、計2519万円の被害が生じており、その内訳の332万円は返済されましたが、2187万円は依然として未返済です。...

白鵬翔さん会見 元横綱旭富士の前伊勢ケ浜親方が同席サプライズ「ひきとめることができずに残念」

大相撲で歴代最多45度の優勝を誇る元宮城野親方の白鵬翔さん(45)が9日、都内のホテルで記者会見を開いた。会見には、前伊勢ケ浜親方で9日付で襲名した宮城野親方(元横綱旭富士)が同席するサプライズがあった。宮城野親方は「このたびは白鵬翔が本日付をもって引退しました。これだけの実績、たくさん記録を持っています。こういう人がずっと協会にいてくれてれば、良い力士が出ると思っていた。本人の意志が固くて引き留めることができなくて、ファンのみなさまには申し訳なく思っています。本人も相撲が好きで愛していて、十分誇りに思っていると常々、聞いている。相撲を通じて社会貢献したい、相撲協会にも恩があるから応援していきたい気持ちがあった。外の方からやっていきたいとの意思を尊重した。ひきとめることができずに残念でなりません。相撲を通じて社会貢献したいと思いがある。ご指導を鞭撻(べんたつ)を切にお願い申し上げます」と支援を呼びかけた。その上で「私も今日から宮城野親方になった。将来、(宮城野の)名跡をつげるものがでてきたら、いずれ宮城野部屋を復興させられるように尽力したい」と話した。冒頭で発言を終えると、白鵬さんと握手とハグをかわして、退席した。白鵬さんが師匠を務めていた宮城野部屋で昨年、弟子だった元前頭北青鵬の暴力が発覚。監督責任を問われて部屋は閉鎖、昨年4月に師弟で伊勢ケ浜部屋に転籍した。横綱の先輩である宮城野親方の下で、部屋の運営などを学んでいた。6月9日付の退職願が協会に提出されていた。