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井上尚弥、ロサンゼルスで公開練習を実施しメディア対応を報告「注目度がすごい」「報道陣が多い」「取材に囲まれた」

ボクシングのスーパーバンタム級で4団体を統一した王者の井上尚弥(32歳、大橋ジム)は、25日までに自身のインスタグラムを更新しました。米国ラスベガスで予定されているWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29歳、米国)との防衛戦を前に、合宿地であるロサンゼルスで公開練習とメディア対応を行ったことを明らかにしました。白いTシャツにキャップを被った姿でファイティングポーズを取る写真や、サングラスをかけて取材に応じる様子、20人以上の報道陣に囲まれているシーンを公開し、「昨日はロサンゼルスで公開練習&メディアの囲み取材が行われました」とコメントしました。この投稿には「精悍な顔立ちですね」「チャンプ! 本当に取材陣に囲まれていますね」「注目度が半端じゃないですね」「アメリカでも大勢の報道陣が集まっている」といったコメントが寄せられました。井上選手は5月4日(日本時間5日)に、ラスベガスのT-モバイルアリーナでラモン・カルデナスと対戦します。

井上尚弥「もっと米国で試合を」「ニューヨークでしたい」70人超の米メディアに笑顔/一問一答** **

** プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32歳=大橋ジム)が、5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスのT-モバイルアリーナで行われる、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29歳=米国)との防衛戦に臨む。23日(同24日)の午前に米ロサンゼルスに到着し、現地のジムで公開練習を実施。70人以上の米メディアの前でカルデナスと顔を合わせ、にらみ合いを展開した。ここでは、彼の主な一問一答をご紹介します。◇  ◇  ◇  ◇-ボクシングのビッグマッチが多いメキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ(5月5日)」に試合する意義井上 歴史的な日であることは知っているので、その日にメイン試合を務められるのはとても楽しみです。-米国での試合は21年6月以来3回目です。今後また米国で試合をする予定は井上 米国に戻るまで4年かかりましたが、次がいつなのかは分かりません。しかし、すぐにまた試合ができればと思っています。-米国で試合をしたい会場はありますか井上 ラスベガスはこれで3回目ですけど、ロサンゼルス(郊外)は1回ですので、次はニューヨークで試合をしてみたいですね。-スポーツの殿堂、マディソンスクエアガーデンですか?井上 はい、そうです。-米国では軽量級がヘビー級や重量級ほど評価されない傾向がありますが、これを変えることができていますか?井上 これほど多くのメディアの方々が来てくれて非常に嬉しいですし、期待もたくさん感じています。5月4日の試合でその期待にしっかり応えたいと思います。-日本と同様に、米国でもスーパースターになることはどれくらい重要ですか井上 これからのキャリアを考えると、重要なことになってくるので、もっと米国で試合をして、自分の実力を見せたいと思っています。 -昨年10月、3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が来日した際にお会いされました。同じ週末に試合をすることについてどう感じますか井上 特別な日に試合をするのは感慨深いですし、連日試合があることを知っているので、その中で試合ができることは嬉しいです。-シンコ・デ・マヨで試合をしますが、お好きなメキシコ人ボクサーはいますか?井上 メキシコ人ボクサーですか?父(真吾トレーナー)が見ていた時代には、マルケスやバレラ、モラレスなどがいましたね。WOWOWでよく見ていました。-3月の年間表彰式で、WBC世界バンタム級王者中谷潤人と1年後に東京ドームで盛り上げましょうとコメントされました。なぜその時にそのコメントを?井上 まず、皆さんは中谷戦を見たいですか?と聞いてみてください。-もちろんです!井上 だからですよ、と言ってください。あはは。-今回は日本のファンよりメキシコの観客が多いと思いますが、メキシコのファンに何かコメントを井上 アウェーになるかもしれない雰囲気ですが、とてもワクワクしています。-弟の拓真さんとはどれくらい仲が良いのですか井上 とても仲が良いですよ。今回も一緒に来ています。 -試合への自信は井上 今回の試合には自信しかありません。-米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ランキング)で2位です井上 PFPについては、今回の試合で1位に返り咲くことはできないかもしれませんが、9月、12月、来年の4月、この3つをクリアすれば1位に返り咲けると思います。ムロジョン(WBA暫定王者アフマダリエフ)、ニック・ボール(WBA世界フェザー級王者)、中谷。-WBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス(米国)とSNSを通じて交流がありますが、お互いにリスペクトを持っていると思いますか井上 彼はとても好きな選手で、非常にリスペクトしています。SNSでの会話を試みています。-挑戦者のカルデナスの印象は、どんな試合になると思いますか井上 カルデナスは非常に整ったボクシングをする選手という印象があります。そのため、彼はとてもやりやすい相手です。カルデナスがどんな風に来ても対応できる準備は整っています。(おわり)

井上尚弥、VIP待遇でラスベガス到着 プライベートジェット機で移動「気分的にも良く」

プロボクシングで4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手(32歳=大橋ジム)が、米国内で特別待遇を受けて移動しました。5月4日(日本時間5日)に、ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス選手(29歳=アメリカ)との防衛戦を控えて23日に渡米しました。23日(同24日)の午前にロサンゼルスに到着し、即座に公開練習を行いました。70人以上のアメリカのメディアが集まり、カルデナス選手とも対面。お互いににらみ合いを展開し「一発には気をつけたい」と警戒を示しました。公開練習では約15分間、リング内で太田光亮トレーナーとのミット打ちやシャドーボクシング、サンドバッグ打ちを1ラウンドずつ行いました。その後、アメリカの有名プロモート会社トップランク社が用意したプライベートジェットで即座にラスベガスへ移動。井上選手は「アメリカに到着して疲れが意外と取れ、気分も良くここまで来られています」と感じている様子でした。ラスベガスでも滞在ホテルのジムで体を動かす時間に恵まれたようです。

外陰部壊死性筋膜炎の危険性を語る式秀親方 若戸桜さんの通夜に八角理事長らが参列

14日に33歳で亡くなった序二段力士・若戸桜こと澤田剛さんの通夜が、22日に茨城県龍ケ崎市の葬儀場で営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らが参列しました。澤田さんの師匠である式秀親方(元幕内北桜)は、澤田さんの死因となった「外陰部壊死性筋膜炎」の恐怖について訴えました。澤田さんは長年痔を患っており、10日の稽古では式秀親方が「剛、痛かったら無理しなくていい。休んでも大丈夫だよ」と声をかけましたが、澤田さんは「頑張ります」と応えて稽古を続けていたそうです。しかし、11日には体調を崩して稽古を休み、病院に向かいました。そして、その日中に緊急手術を受けることとなりました。医師からは「3日持ちこたえれば回復の兆しが見られる」と告げられましたが、14日に亡くなりました。式秀親方は「剛が稽古を続けていたおかげで、体力があり、3日間耐えられたと医師に言われました。剛はこの病気の恐ろしさを身をもって教えてくれました」と振り返りました。澤田さんが亡くなった後には、豪雨の後に部屋の玄関先から虹が現れたといいます。「番付社会ですが、最後には関取が着る羽織袴を着せて見送りました。彼は老人ホームや小学校、幼稚園に訪れ、歌や踊りでみんなを楽しませる本当に陽気な人物でした。先輩や弟弟子からも愛される存在でした」と故人を偲びました。◆外陰部壊死性筋膜炎とは 陰部や肛門周囲に急速に炎症が生じる感染症です。治療が遅れると壊疽が起こり、生死に関わる事態に至る可能性が高いため、早期発見と治療が必要です。適切な治療が遅れると症状は急速に進行し、数日で死に至るリスクが高まります。