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「1週間がヤマ場…」開頭手術を受けた重岡銀次朗選手の兄・優大が報告「自力で呼吸可能に」

プロボクシング界で活躍した前IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗選手(25歳、ワタナベ所属)は、24日の試合後に急性硬膜下血腫を発症し、緊急で開頭手術を受けました。これについて、彼の兄で前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大選手(28歳、ワタナベ所属)が29日にインスタグラムストーリーズで弟の容体を報告しました。 集中治療室(ICU)で麻酔が施され眠っている状態で経過を見守られている銀次朗選手の様子について、思い出の写真とともに次のように伝えました。 「皆さん、銀次朗のことご心配おかけして申し訳ありません。入院してから5日目になりました。1週間がヤマ場だと言われています。最初は人工呼吸器が必要でしたが、今では自力で呼吸ができるようになり、他の数値も悪化していないようです。あと2〜3日を乗り越えれば、先生から次のステップについてのお話が聞けるようです。きっと皆さんの応援や願いが銀次朗に届いているのだと思います。彼は今、一生懸命に生きようとしています。銀次朗はこれまで決して諦めたことがなく、彼は強いので大丈夫です。私も信じています。皆さんが安心できるよう、また何かあればご報告しますので、こちらは私に任せてください。引き続き、祈っていてください。よろしくお願いします。」 また、所属ジムであるワタナベジムも同日に渡辺均会長の名でコメントを発表しました。「幸いなことに、容態は小康状態にあり、経過を見守っています」とのことです。

元白鵬に関する話し合いは未定 伊勢ケ浜部屋の継承については臨時理事会で検討予定

日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で定例理事会を開催しました。昨年4月から閉鎖され、親方や力士たちが伊勢ケ浜部屋へと移籍した宮城野部屋について、またその師匠である宮城野親方(元横綱白鵬)に関する討議は行われませんでした。理事会終了後、広報担当の佐渡ケ嶽広報部長(元関脇琴ノ若)が報道陣に対し、「この件については、後日、臨時理事会を開いて話し合う予定です」と説明しました。臨時理事会の日程はまだ決まっていません。 宮城野親方の動向については、退職を考えているという報道が複数の週刊誌で相次いでいます。しかし、佐渡ケ嶽部長は「その件は何も話し合われていません」と述べ、この日は議題にならなかったことを明らかにしました。今回の理事会は約1時間で終了しました。 旧宮城野部屋の力士たちが移籍した伊勢ケ浜部屋は、師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が今月の夏場所をもって定年を迎え、弟子の照ノ富士親方(元横綱)に継承する流れがあります。この継承については理事会での議論が必要ですが、佐渡ケ嶽部長は「後の理事会で詳細を話していきます」と述べ、この日の理事会では取り上げられなかったことを説明しました。

開頭手術を受けた重岡銀次朗、現状「小康状態」―ワタナベジムがコメントを発表

ボクシングの元IBF世界ミニマム級王者、重岡銀次朗(25歳、ワタナベジム所属)が、先の試合後に急性硬膜下血腫のため緊急の開頭手術を受けたことについて、所属するワタナベジムが29日にコメントを発表しました。 ジムの代表である渡辺均会長は、重岡選手が現在入院し治療を続けていることを説明したうえで、「幸いにも容態は小康状態であり、今後の経過を見守っている」と話しています。以下、コメントの全文をご覧ください(原文まま)。    ◇   ◇   ◇ 【重岡銀次朗選手に関するご報告】 日頃より、ワタナベジム所属選手へ温かいご声援を賜り、誠にありがとうございます。 このたび、重岡銀次朗選手に関しまして、多くの皆様にご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます。 日本ボクシングコミッション(JBC)からも発表がございました通り、銀次朗選手は先日の試合を受け、現在入院加療中です。 幸い、容態は小康状態にあり、経過を見守っております。 全国各地より多くの温かい励ましのお言葉や、お見舞いを頂戴し、ジム関係者一同、心より御礼申し上げます。 銀次朗選手も皆様のご声援を胸に、懸命に治療に専念しております。 今後の容態等に関する公式な発表につきましては、JBCの指導のもと、JBCを通じてのみとさせていただきます。 何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。 引き続き、銀次朗選手への温かいご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。   2025年5月29日 ワタナベボクシングジム 会長 渡辺均

新横綱・大の里、7.2キロの綱打ちに参加 – 土俵入りの練習に「夢が叶えられてうれしい」 ####

このたび、第75代横綱に昇進した大の里(24=二所ノ関部屋)が、29日に茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた「綱打ち」儀式に参加しました。二所ノ関部屋の一門の親方や力士たち、約70人が協力して、全長4メートル22センチ、重さ7.2キロの立派な綱を完成させました。大の里は新しい綱を身に付け、「いよいよ実感が沸いてきました。独特な雰囲気の中、気持ちを引き締めました。明日(30日)に控える明治神宮での奉納土俵入りに向けて、しっかりと準備を進めたい」と抱負を述べました。また、雲竜型の土俵入りにおいては、師匠であり元横綱の稀勢の里でもある二所ノ関親方から直接指導を受けたそうです。「親方をはじめ、さまざまな人々の入場の映像を参考にしました。身体が大きいので、その特徴を生かしてより大きく見せるように意識して練習しました」と話しました。感慨深く、「この部屋に入門してからの一つの夢でした。夢が叶えられてとてもうれしい」と喜びの表情を見せました。

井上尚弥が所属ジム興行のダブル世界戦を視察 弟拓真とともに武居、力石らを激励

WBO世界バンタム級王者である武居由樹(28=大橋)が、127秒のKOで見事に2度目の防衛を果たしました。タイの同級7位、ユッタポン・トンデイ(31)が挑戦者として挑むも、試合中に3度のダウンを奪われ、結果は1回2分7秒でのTKO勝ち。武居選手は自身初の世界戦メインを、歴史的なKO勝利で締めくくりました。    ◇   ◇   ◇ 今月4日に米ラスベガスで4団体統一スーパーバンタム級の王座防衛に成功した井上尚弥(大橋)は、この日、彼の所属するジムで開催されたダブル世界戦を視察しました。リングサイドには、前WBA世界バンタム級王者である弟の拓真(大橋)も共に参戦し、武居、力石ら同門選手たちの熱戦を見守りました。選手控室にも顔を出し、出場選手たちに激励を送りました。入場前の円陣にも参加し、選手たちに気合を注入したとのことです。

日本相撲協会が元小結北勝富士など11人の引退を発表、4月に亡くなった序二段・若戸桜も含む

日本相撲協会は28日、年寄「大山」を襲名した元小結北勝富士をはじめとする11名の力士の引退を発表しました。引退者には、4月に亡くなった序二段の若戸桜(式秀)も含まれています。【引退者一覧】北勝富士、北勝丸(以上八角部屋)、颯富士、雷鵬、小野、聡ノ富士(以上伊勢ケ浜部屋)、竜勢(伊勢ノ海部屋)、益湊(阿武松部屋)、魁当真(浅香山部屋)、沢勇、若戸桜(式秀部屋)

【川島郭志】武居由樹は開始早々ダウン奪った左フックが強さの象徴 力石政法は経験次に生かして

WBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が127秒KO撃破で2度目の防衛に成功した。同級7位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)の挑戦を受け、計3度のダウンを奪って1回2分7秒、TKO勝ち。自身初となった世界戦メインを、世界初KO勝ちで締めくくった。元WBC世界スーパーフライ級王者の川島郭志さんが強さを語った。    ◇   ◇   ◇ 開始早々に最初のダウンを奪った左フックが、武居の強さの象徴だった。あの距離から、あの左フックはなかなか打てない。それを1発で見事に当ててしまうのが彼の良さであり、強さ。あのパンチはユッタポンには見えなかったはずだ。ムエタイとアマチュア経験が豊富な挑戦者はすごくうまい選手で、王者もパンチを当てるのに苦労するのではと予想していた。その技巧の挑戦者が初回にまともに強打を食ってしまう。それだけ武居は速いのだろう。初防衛戦で比嘉大吾との打ち合いを制すなど、フィジカルも強くなっている。バンタム級の他の日本人世界王者の誰と戦っても面白い試合になる。力石は動いてカウンターを狙ったが、強打者のヌニェスはやっぱり強かった。パンチもプレッシャーも強烈で、連打を上下に打ち分けるなどうまさも光った。ただ力石はこの高い壁を相手にダウンもせず最後まで打ち合った。負けたとはいえ彼のフィジカルとメンタルの強さ、そして高いテクニックもはっきりと見えた。これだけいい試合をしたのだから、負けて引退ではなく、この経験を次に生かしてほしい。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

武居由樹「1回KOで幸せ」完全復活証明「バンタム級の穴」SNSの書き込み目にし闘志に火

WBO世界バンタム級王者である武居由樹(28歳、大橋ジム所属)が127秒でのKO勝ちにより、2度目の防衛に成功しました。同級7位の挑戦者、ユッタポン・トンデイ(31歳、タイ出身)を相手に3度のダウンを奪い、1ラウンド2分7秒でTKO勝利を収めました。この試合は彼にとって初となる世界戦のメインイベントであり、世界戦での初KO勝ちとあって、特別な意味を持っていました。当初1月24日に予定されていた対戦カードでしたが、昨年12月に発症した右肩関節唇損傷が判明し、全治4週間と診断されたため試合は延期されました。この防衛戦で、完全復活を証明することができました。    ◇   ◇   ◇ 試合は野性味あふれる左の強打で始まりました。開始早々、武居が左フックを放ちユッタポンを倒しました。立ち上がる挑戦者に対し、再び左フックで2度目のダウンを奪いました。「ダメージを受けても倒すつもりだった」と粘る相手をロープに追い詰め、左ストレートでさらにダウンを追加しました。試合は最後に怒濤のラッシュでレフェリーによるストップを引き出しました。ムエタイの元王者で1000試合以上の経験を持ち、ボクシングでも過去にダウンしたことのない強靭な相手を見事に撃破しました。 「試合の雰囲気が厳しく、緊張感があったが、今日は絶対に倒さなきゃと思い、最初から全力を尽くした」と振り返ります。 日本のバンタム級王者が群雄割拠する中で、右肩の負傷により「少し出遅れた」と感じ、気持ちが落ち込むことも多かったようです。さらに、SNS上で「武居がバンタム級の穴」という書き込みを目にし、闘志に火がつきました。「1回KOで幸せ」と無事に初の世界戦でのKO勝利に安堵の表情を見せました。 右肩の手術は、大相撲の元横綱白鵬、元K-1三階級制覇王者・武尊、プロレスラー武藤敬司などの手術を担当した名医、杉本和隆氏に委ねられました。さらにPRP治療を利用し、患部に慎重に対処しながらリハビリを進めました。右拳が使えない期間には、左拳のテクニックを磨き、ユッタポンを圧倒しました。 次の防衛戦は今年9月に計画されており、WBOの指名試合となる見込みです。武居の対戦相手となるのは、WBC世界バンタム級1位那須川天心(26歳、帝拳ジム)のスパーリングパートナーを務めた、WBO同級1位クリスチャン・メディナ(25歳、メキシコ)です。また、リングサイドにはWBA休養王者の堤聖也(29歳、角海老宝石)の姿もありました。武居は「指名試合をクリアしたら誰とでも戦う。もう1本ぐらいベルトが欲しい」と意欲を見せました。絶好調で完全復活を示しました。【藤中栄二】 ◆世界バンタム級戦線:WBA王者堤聖也(角海老宝石)は目の手術を受け、休養王者となっています。一方、暫定王者バルガス(米国)が正規王者に昇格し、年内に統一戦を予定しています。WBC王者中谷潤人(M・T)は6月8日に東京・有明コロシアムでIBF王者西田凌佑(六島)と王座統一戦に臨む予定です。また、WBC同級1位那須川天心(帝拳)は中谷-西田戦が行われる同じ興行でWBA同級6位サンティリャン(ドミニカ共和国)との世界前哨戦に備えています。

大の里、横綱への昇進で大関は琴桜だけに…名古屋場所の番付に「横綱大関」の表記

日本相撲協会は28日に東京の両国国技館で、7月13日から始まる大相撲名古屋場所(IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開催しました。この席で、大関である大の里(24歳、二所ノ関部屋)の横綱昇進が満場一致で承認されました。茨城県阿見町にある二所ノ関部屋で行われた昇進伝達式で、大の里は「唯一無二の横綱を目指します」と口上を述べました。   ◇   ◇   ◇大の里の昇進により、大関は琴桜1人となりました。新横綱が西に位置することが予想される名古屋場所の番付では、横綱が大関を兼ねる「横綱大関」として記載されることになります。江戸時代からの伝統で、小結、関脇、大関は番付から省略できないため、大関が不在の場合、横綱が大関を兼ねる形を取ります。直近では、2023年夏場所で照ノ富士が「横綱大関」として、貴景勝との1横綱1大関体制を取っていましたが、その後、霧島が大関に昇進し、この状態は解消されました。

力石政法が世界初挑戦で強打のヌニェスに敗れる 兄の矢吹正道と兄弟同時世界王者ならず

世界初挑戦の同級3位・力石政法(30=大橋)の悲願のベルト奪取はならなかった。判定で敗れた。28勝(28KO)1敗と脅威的な破壊力を誇るエドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)に敗れた。2階級制覇王者のIBF世界フライ級王者・矢吹正道(32=LUSH緑)との兄弟同時世界王者も果たせなかった。巡ってきたチャンスで一発回答への意気込みが空回りした。「今回、自分が大橋ジムに移ってボクシング人生で初めて(兄弟の拠点が)別れた。正直、寂しい部分はあったし悩んだけど決めた」。世界挑戦のチャンスを求めて昨年7月に移籍。その2戦目でつかんだ世界挑戦のチャンスだった。「メンタル勝負です」と話していた力石だが、重圧に屈した。激動の人生から世界の頂点を目指した。家庭内暴力に悩み、外で暴れ回った。兄の後を追って17歳で上京も、その前の暴力行為で逮捕され、少年院に送られた。ただ、それも仲間のためだった。兄の矢吹が「仲間のためならいくらでも体を張る」という性格。それが行きすぎた少年時代から確実に成長した。ボクシングに関してはストイック。矢吹が「自分でもかなわない」と言うほどの練習モンスター。動画を見直して、弱点を消していく。178センチの高身長。最大の敵は減量だが、それも工夫を重ねて最上の策を編みだした。「(スーパーフェザー級は)世界的に厳しい階級。それだけに勝ちがある。やったるわ。力入る」と試合前に話していた。世界的に高い壁。乗り越えることはできなかった。やんちゃしまくっていたからこそ、世界王者になりたかった。力石が悩んでいる少年少女に向けて届けたかったメッセージは、次のチャンスに持ち越された。◆力石政法(りきいし・まさのり) 本名・佐藤政法。1994年(平6)6月10日、三重県鈴鹿市生まれ。3歳からボクシングを始める。右利きで当初はオーソドックスも、途中からサウスポーにチェンジ。17年7月にプロデビュー。22年5月、東洋太平洋スーパーフェザー級王座獲得。23年1月、WBOアジアパシフィック同級王者。今年3月にはローマでWBC世界同級次期挑戦者決定戦に最終回大逆転で勝利。7月に大橋ジムへ移籍。身長178センチの左ボクサーファイター。<ラウンドVTR>◆1回 右構えのオーソドックススタイルのヌニェスと、左構えのサウスポースタイルの力石の一戦。開始1分半は両者けん制のパンチを繰り出しながら距離の探り合い。1分半すぎに力石の左ストレートが浅くヒット。ヌニェスの右強打は空を切る。2分すぎにヌニェスの右フックが力石のアゴに決まる。力石が左ボディーブローを返す。【日刊採点】ヌニェス10-9◆2回 ヌニェスがじわじわと距離をつめてプレッシャーをかける。ヌニェスが接近戦から左フックを2発決める。力石が足をつかって距離をとる。中盤はヌニェスが距離を詰めて左ボディーブローを狙う。力石はカウンター狙いで、終盤に左ショートカウンターが決まる。【日刊採点】力石10-9◆3回 開始からヌニェスが前に出てプレッシャーをかける。力石はサイドに回りながらカウンターを狙う。30秒すぎにヌニェスの右ボディーブローがヒット。1分すぎに力石の左ストレートが相手の打ち終わりにクリーンヒット。右アッパーも浅く決まる。ヌニェスはかまわず前に出るが、速いい力石をとらえきれず。終盤に力石の左から右パンチが決まる。【日刊採点】力石10-9◆4回 ヌニェスは右ジャブを突きながら前に出て、左ボディーブローを決める。ヌニェスは前に出てパンチを繰り出すが、力石が左右サイドの動きでかわす。中盤に力石の左アッパー、右フックが決まる。ヌニェスのプレッシャーが強まる。2分すぎにヌニェスの右が決まる、力士も左を返す。【日刊採点】ヌニェス10-9◆5回 開始からヌニェスが力石をロープにつめて強打え畳み掛ける。力石のアッパーは空振り。1分すぎにヌニェスの左ボディーブローが決まる。1分半すぎからヌニェスの強打が力石の顔面に次々とヒット。力石の足が止まる。残り30秒、力石の左ストレートがクリーンヒット。ヌニェスがフラつく。終盤は頭をつけて強打を打ち合う。【日刊採点】ヌニェス10-9◆6回 開始からロープ際は頭をつけて打ち合い。力石が再び足をつかってヌニェスのプレッシャーを避ける。中盤はヌニェスが手数で圧倒。1分40秒すぎに力士の右フック、右アッパーがクリーンヒットしてヌニェスの連打が止まる。終盤は互角の打ち合い。【日刊採点】力石10-9◆7回 ヌニェスが追い、力石が左右のサイドへ動く展開でスタート。40秒すぎにヌニェスの強打が次々とヒット。力石はガードをかためたまま耐える。中盤はヌニェの左ボディーブローが決まる。ヌニェスの上下の打ち分けが有効。力石はカウンター狙いも手数が少ない。【日刊採点】ヌニェス10-9◆8回 力石がしきりに右ジャブを突いて距離をとる。30秒すぎに力石の左ストレートが決まり、ヌニェスが大きくバランスを崩す。中盤、力石は再び足を使って右ジャブを突く。2分すぎにヌニェスの左右ボディーブローが決める。終盤に力石の左が再びヌニェスの顔面にヒット。【日刊採点】力石10-9◆9回 このラウンドも力石が右ジャブをさかんに突いて足を使う。力石の左ボディーアッパーが決まる。ヌニェスはかまわず前進して強打を振り回す。中盤はヌニェスが力石をロープにつめて連打。右フックで力石の顔面がはね上がる。終了間際にヌニェスの左右フックが力石の顔面にヒット。【日刊採点】ヌニェス10-9◆10回 開始早々、ヌニェスの右強打が決まり、力石がロープまで吹っ飛ぶ。ヌが一気に連打をまとめる。ガードをかためて力石は一方に。1分すぎに力石も頭をつけて打ち合う。左ボディーを返す。終盤もヌニェスの猛攻も、力石も気力でボディーブローを返す。【日刊採点】ヌニェス10-9◆11回 ヌニェスが強打を振るって前に出る。力石はガードをかためて距離をとる。中盤も展開はかわらず。力石はサイドに動いて必死に打ち合いを避ける。終盤はヌニェスがボディーに集中打。【日刊採点】ヌニェス10-9◆12回 ヌニェスが開始から強打でプレッシャーをけける。力石も右アッパーを返すが、ヌニェスも左ボディーブローを連発。1分すぎに力石の左強打がヌニェスの顔面をとらえる。ヌニェスの動きが止まるが、すぐに反撃して前に出る。終了間際にヌニェスの右フックで力石がバランスを崩す。【日刊視点】ヌニェス10-9【ボクシング・ダブル世界戦】武居由樹VSユッタポン、力石政法VSヌニェス/ライブ速報中