Battle

【ドラディション】西村修さん追悼試合で藤波辰爾が「最後の区切りで無我をもう一度行う!」と明言

メインイベントでは「西村修追悼試合」として6人タッグマッチが行われました。藤波辰爾、小島聡、永田裕志のチームが、長井満也、征矢学、竹村豪のチームと対戦しました。試合の最後には、藤波が見事に征矢の蹴りをキャッチし、ドラゴン・スクリューを決めました。その後、竹村に対して背後からスリーパーを仕掛け、ドラゴンスリーパーに移行しました。19分23秒の激闘の末、藤波が勝利を収めました。 試合後、藤波はマイクを手に取り、天を指しながら「西村! お前の仲間たちがみんな今日、集まってくれたぞ!」と感情を込めて叫びました。さらに、「今日は西村君の追悼大会ということで、本当に彼とはいろんなことがありましたが、最後にはこうして彼に縁のある仲間が集まってくれました。僕も無我を彼に捧げましたが、今少し中途半端に終わっている部分があります。もう一度、最後の区切りとして無我をやろうではないか! なあ、西村」と、95年に始めた無我の興行を再び行いたいという意向を示しました。 バックステージでも藤波は、「弔辞でも述べたように彼(西村さん)に無我を捧げましたが、無我を応援してくれたファンのためにも、最後にもう一度、無我という大会を開催して、ケジメとして終えたいと思います」と語りました。

40歳の鉄人玉鷲、驚異の結びの一番「今が一番強い。体が張っている。信じられない」と評価する照ノ富士親方

東前頭3枚目の玉鷲(片男波部屋)が40歳という年齢で異例の結びの一番を取った。若い横綱である豊昇龍(25=立浪部屋)に立ち合いから押され押し出されたものの、ベテラン力士に対して見る者は大きな称賛の声を送った。NHKの解説を務めた元横綱の照ノ富士親方(33)は、「今が一番強いです。体が本当に張っていて、年齢を全く感じさせません。40歳で幕内の上位で相撲を取るのは、非常に稀なことです」と絶賛しました。

照ノ富士親方がトークショー 20キロ減の現状明かし、豊昇龍には「出稽古に来い」と要望

1月の初場所中に引退した照ノ富士親方(33=伊勢ケ浜)が、両国国技館内の相撲博物館で連日行われている「親方トークショー」に初めて参加した。熊ケ谷親方(元前頭玉飛鳥)の司会で、一般参加者からの質問に答える形式で進行。引退した初場所前、現役最後の身体測定で176キロだったが体重が「20キロ減った」と、少しすっきりとした印象の顔で話した。それでも、全親方衆に支給される通称「協会ジャンパー」のサイズは6Lで「少し小さい」という。ただ、1サイズだけ上のはずの7Lを注文すると「ものすごいデカい。芝田山親方(元横綱大乃国)と武蔵川親方(元横綱武蔵丸)に合わせているらしくて」と、途端に規格外のビッグサイズになると説明し、参加者の笑いを誘っていた。序盤戦5日間を3勝2敗で通過した横綱豊昇龍について「もっと強くなるには」という質問に、当初は「横綱なので」と話していたが、さらに追及されると「出稽古に来い」と話した。自身が部屋付きとして指導する伊勢ケ浜部屋は、所属力士38人、関取衆7人と、ともに現在最多の勢力を誇る。照ノ富士親方は「いつも同じところに出稽古している印象。慣れている人とばかり稽古していると、相手も慣れてくる。緊張感も足りなくなってくる。普段と違う筋肉を使うことが大事。(豊昇龍は)運動神経もいいし、足腰もいい。まだ体も大きくなる」と、出稽古に来ることを歓迎した。また、伊勢ケ浜部屋所属で全勝の前頭伯桜鵬については、トークショー後、報道陣の取材で「立ち合いの馬力もついてきた。頭をつけて相撲を取っている」と、前に出る姿勢を評価した。伯桜鵬自身が目標に掲げる「年内の三役昇進」についても「頑張り次第で、あるんじゃないかな」と期待した。綱とりの大関大の里にも言及し「よく、前に攻めている」と、積極的な姿勢を褒めた。さらなる成長に必要な部分について問われると「言わない。うちの(部屋の)やつらが勝てなくなっちゃうから」と、冗談半分、本気も半分? で、報道陣の笑いを誘っていた。【高田文太】

元貴景勝の湊川親方、意外な「嫌いな食べ物」に会場驚き 理由は小学時のトラウマ「においが…」

元大関貴景勝の湊川親方が、嫌いな食べ物を明かした。相撲博物館で行われた親方トークイベントに出演。ひとしきり、おすすめグルメなどの話題で盛り上がった後、参加者から「嫌いな食べ物は何ですか?」と聞かれて、こう答えた。「自分、ほとんど食べれるんですよ。何でも食べれるんですけど、唯一、嫌なのがスイカ。スイカだけは、もう絶対嫌」この答えに、会場内は驚きの声がもれた。理由は、小学生時代の経験だ。「僕は小学校の時に、虫かごをのぞいた時にこのにおいが…。昔、カブトムシとかスイカとか置いてるとこあるじゃないですか。のぞいたときにスイカのにおいがするんです。で、それを見ると、なんか木クズにくっついたスイカを連想しちゃって、においから虫かごがこう、ここ(脳裏)に出てきちゃって、それが苦手なんですよ。なので、唯一あんまり好きじゃないはスイカですね」ただし、スイカの形状をしていないスイカ味は問題ないようだ。「スイカバーは大好きです。大好きなんですけど、なんかちょっとうりっぽいあのにおいが…。キュウリとかウリ系はそんなに好きじゃないかもわかんないですね」虫かごの話題が出た流れで「虫もダメなんですか?」という質問が続けて出た。この質問に、湊川親方は、こう答えた。「虫は今は苦手ですね。子供の時は虫かごセミとか30匹ぐらい入れて遊んでたんですけど、今考えたら、なんであんなに触れたんだろうって。セミの裏側とかちょっとやばくないですか? 子供の時はできたのに大人になったらできないことってやっぱあるので、どういう基準で変わるんだろうってちょっと不思議に思いますね。今はもう無理ですね。カブトムシもなんかちょっときついっすね。虫の裏側がちょっときついっすね」スイカと虫。意外な苦手に、来場者はどよめいていた。

大栄翔、5連勝で大関昇進に期待–「立ち合いが鍵」

大栄翔(31歳、追手風部屋)が王鵬を一気に突き出し、見事に5連勝を達成しました。この絶好のスタートは内容の充実とも相まって、自信を深める結果となっています。「内容も良くなっているので、これからは一日一番集中していきたいです」と大栄翔は意気込みを語りました。今場所では、横綱昇進を狙う大の里に注目が集まっていますが、関脇として11勝、9勝と好成績を重ねてきた大栄翔にも、大関昇進の可能性があります。「立ち合いが大事だと思うので、先に攻められたら」と、さらなる活躍を誓いました。

元小結北勝富士が引退「いい相撲人生」年寄「大山」襲名 横綱白鵬からの金星は「大きな財産」

日本相撲協会は、5月15日の夏場所5日目に元小結の北勝富士(32)の現役引退と年寄「大山」襲名を発表しました。今後、八角部屋の部屋付き親方として新たなキャリアを開始し、後進の育成に努めることになります。北勝富士はこの日、八角親方(元横綱北勝海)とともに両国国技館で記者会見を行いました。東十両8枚目だった3月の春場所では3勝にとどまり、今場所は約9年ぶりに幕下に降格。首や右膝の痛みもあり、初日から休場していましたが、今場所中に引退を決断しました。約10年間の現役生活について、北勝富士は「10年、そして10歳から始めた相撲を約23年間、一生懸命取り組んできました。悔しい思いもしましたが、充実した相撲人生でした」「1日1番に全力を尽くし、それで全てが終わってもいいという覚悟で取り組みました。最後まで貫けたことが自分の誇りです」と振り返りました。北勝富士は新入幕時に、本名の大輝から「北勝富士」に改名。師匠の「北勝海」から「北勝」、師匠の師匠の「北の富士」から「富士」をもらったといいます。その名前について「師匠から、この名前を良くするのは自分次第と言われて、とても意識するようになりました」。北の富士さんは昨年11月に亡くなりましたが、北勝富士は「多くの励ましをいただき、『まだこれからだぞ』と言われ続けたことが心に残っています。これからもさらに努力を重ねていきたい」とコメントしました。印象的な取組としては、横綱白鵬を下した試合と学生時代のライバル、御嶽海との対戦を挙げました。2018年初場所での白鵬戦では、3度目の対戦で初めて勝利し、金星を挙げました。「子どもの頃から最強の人と対戦したいと思っていたので、実際に土俵で勝てたことは自分にとって大きな財産です」と振り返りました。御嶽海とは28回の対戦があり、成績は12勝16敗。「同期の御嶽海関との熱い戦いは自分の成長を感じさせてくれるものでした」と語り、引退決断後には御嶽海から「お前のおかげで切磋琢磨できた」との感謝の言葉がありました。八角親方は「全てやりきったと思います。リハビリも含め、本当によく頑張りました」と労い、「怪我を乗り越えた経験が、今後の親方としての活動に生かされるでしょう」と期待を寄せました。【佐々木一郎】◆北勝富士大輝(ほくとふじ・だいき)本名・中村大輝。1992年(平成4年)7月15日生まれ、埼玉県所沢市出身。10歳から相撲を始め、埼玉栄高校で高校横綱、日本体育大学では学生横綱を獲得。2015年春場所で初土俵、2016年名古屋場所で新十両、同年九州場所で新入幕。2017年名古屋場所から4場所連続で金星を獲得。23年名古屋場所では12勝を挙げ、優勝決定戦に進出し、豊昇龍に敗れました。最高位は小結で、三賞は殊勲賞1回、技能賞2回。金星は現役最多タイの7個。通算成績は424勝368敗37休。

【新日本プロレス】藤田晃生、優勝候補・高橋ヒロムを撃破「人生で最高の瞬間!」

「セキチューPresents BEST OF THE SUPER Jr.32」(BOSJ)の公式戦で、ジャパニーズ・ヤング・パンクとして注目されるAブロックの藤田晃生(22)が、過去に4度の優勝を誇る高橋ヒロム(35)を破り、2連勝(勝ち点4)を果たしました。一方、高橋は1勝1敗(勝ち点2)となりました。 試合前、ヒロムは「藤田は間違いなく新日プロレスJr.を支える選手。彼との対戦が楽しみだ」と語っていました。試合は激しい逆水平の打ち合いとなり、両者の魂がぶつかり合いました。試合が進むにつれ、ヒロムは「どうした! こんなものか?」と藤田を挑発し、力強いチョップを放ちました。その後、ヒロムは「立て、藤田!」と叫び、ヒロムちゃんボンバーを決めました。 藤田はヒロムに肩に持ち上げられましたが、回避して必殺技のAbandon Hope(スタナー)を成功させました。ヒロムはロープにエスケープ。続いて、藤田はトラースキックからジャーマンスープレックスを立て続けに決めました。 藤田はヒロムのヒロムロールを回避し、前方回転エビ固めから強引にヒロムを持ち上げ、Thrill Ride(アルゼンチン式バックブリーカーからDDTの変型技)で3カウントを奪い、勝利しました。 試合後、藤田はマイクを握り、「俺がデビューしたときにプロレスの厳しさを教えてくれたのはヒロムさんだった。いろいろな形でリベンジしたいと言ってきたけれど、なによりも、アンタに勝てたことが人生で一番嬉しい!」と感謝を述べ、「アンタが教えてくれた厳しさや痛みがあったからこそ、今の俺がある。本当にありがとうございました、ヒロムさん!」と感謝の言葉を述べました。 さらに藤田は「でも、今日のメインイベント、勝ったのは俺だ! 絶対に優勝する! The Mighty Don't Kneel!!(強者はひるまない)」と優勝への意気込みを再び宣言しました。 ▼BOSJ・Aブロック公式戦30分一本勝負...

阿炎が通算5個目の金星を獲得「まだ場所は終わってない」

東前頭二枚目の阿炎が、引き落としで横綱豊昇龍に勝利しました。阿炎は、「横綱の動きは非常に速いので、そこに負けないように意識しました。(相手の足が)揃っているのが目に入りました」と振り返りました。前日の3日目は敗れましたが、大の里をのど輪で力強く土俵際まで押し込みました。「立ち合いの速さで常に先手を取ることができています」と語り、通算5個目の金星獲得については「うれしいですが、まだ場所は終わっていないので」と慎重な表情を崩しませんでした。

** 「深刻ですね…気になりますね…」舞の海秀平氏、豊昇龍の連敗に苦言 阿炎に敗れ、2日連続で金星を許す **

** 横綱の豊昇龍(25=立浪部屋)は、初場所4日目で早くも2敗目を喫しました。東前頭2枚目・阿炎(錣山部屋)に引き落としで敗れ、彼に金星を献上しました。13日には西前頭筆頭の王鵬(25=大嶽部屋)にはたき込みで敗れ、昨日に続き連敗を喫し、通算成績は2勝2敗となりました。NHKの解説を務めた舞の海秀平氏(57)は、「深刻ですね。立ち合いから自分の流れに持ち込めた時は勝てますが、思い通りにいかない時には、昨日今日のような負け方を見せています…。気になりますね」とコメントしました。16日に行われる5日目では、前頭2枚目の豪ノ山(武隈部屋)と対戦予定です。

体重差130キロひっくり返す! 67キロが197キロに勝利「高速クルリンパ」土俵際で1回転

約130キロの体重差をひっくり返す取組があった。体重67・9キロで東序二段50枚目の康誠(16=秀ノ山)が、197・3キロで西序二段50枚目の備厳山(22=山響)に勝った。康誠は立ち合いから突き放されたが、土俵際で左に動いて、くるりと1回転しながら相手の背後へ。相手の右臀部(でんぶ)を押すと、巨漢の備厳山はばったり両手をついた。決まり手は「突き落とし」となった。ABEMA大相撲LIVEを見ていた視聴者からは、小兵の動きを絶賛する書き込みが相次いだ。「それにしてもサイズ感の差がバグってるな」「すごいクルクル回ってた」「高速クルリンパ」などと書き込まれていた。