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ロバーツ監督「ボブルヘッドの日に大活躍、もっと増やすべき。4、5回では不十分」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が今季初となる1試合で2本のホームランを放ち、メジャーリーグのトップに並びました。 オークランド・アスレチックス戦に「1番DH」で出場し、7-2とリードした3回1死一、二塁の場面で、逆方向への14号3ランを記録。さらに、4回1死一塁からは中越えへの15号2ランで2打席連続本塁打を達成しました。 1試合での2本塁打は、昨年9月19日のマーリンズ戦以来で、その際は3本放ち「50-50」を達成しました。現在の15本は、ヤンキースのアーロン・ジャッジ、フィリーズのカイル・シュワーバーと並びメジャートップです。この試合では犠飛も打ち、5打数2安打で今季最多の6打点を記録しました。今季の打率は3割1分、15本塁打、28打点、OPS1.082となっています。 試合後の会見でロバーツ監督は、大谷の打撃について「低めのチェンジアップをホームランにしており、もう1本ホームランになりそうな打球もあった。素晴らしいプレーだ。みんな彼の去年の活躍を見ているけど、大谷は彼らしい打撃をしている。本当に驚かないね」と称賛しました。そして自身のボブルヘッド・デーの活躍について、「ボブルヘッドの日によく打つので、もっと(配布日を)増やす必要がある。(1シーズンで)4、5回じゃ足りないね」と笑顔でコメントしました。 また、監督は下位打線の活躍にも触れました。「9番二塁」で出場したキム・ヘソン選手が3打数3安打、2四球で5回出塁し、上位打線に良い形でつなげました。「走者がいるとショウヘイと対決するのは難しくなる。キムは出塁能力があり、スピードもあって盗塁も可能で、上位打線とうまくつなげている」と評価しました。

菅野智之が2者連続被弾、ハイド監督「1イニングを除けば素晴らしかった」

オリオールズ菅野智之投手(35)が本拠地でのツインズ戦に先発し、6回1/3を6安打4失点、1四球3三振で3敗目(4勝)を喫した。1、2回とも3者凡退に抑える絶好の立ち上がりだったが、3回1死一塁で9番カージーにフルカウントからスライダーを右翼席に運ばれ2ランを被弾。続く1番バクストンには初球シンカーをソロにされ、2者連続本塁打を許した。4回から6回までは無失点。7回1死から二塁打と安打を連続で浴びて今季最多4点目を失ったところで交代した。球数は今季最多の103球。今季9試合で4勝3敗、防御率3・08となった。ハイド監督は試合後の会見で、菅野の投球について「1イニングを除けば素晴らしかった。非常に良い球を投げていたし、我々に勝つチャンスを与えてくれた」と、2本塁打を浴びた3回を除けば好投したとコメント。「カージーに対してはスライダーが甘く入ってしまったが、ミスは少なかった。だが、今日のトピックはそこではない。我々は(相手先発の)パダック相手に攻めあぐね、点を奪うことができなかった」と、打撃陣が菅野を援護できなかったことを敗因に挙げた。

前田健太がカブスとマイナー契約 メジャー復帰に向け準備進行中 今永昇太&鈴木誠也と同じチームへ

タイガースからDFA(メジャー40人枠から外す措置)を受け、自由契約となっていた前田健太投手(37歳)が、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだことが、15日(日本時間16日)に発表されました。彼の代理人によると、複数の球団が前田に興味を示していたということです。前田は、カブス傘下のマイナーリーグで試合に出場し、調子を上げていく予定で、準備が整い次第メジャーに合流する見込みです。もしメジャー昇格が実現すれば、カブスには今永昇太投手(31歳)、鈴木誠也外野手(30歳)に続く3人目の日本人選手が在籍することとなります。前田は日本のプロ野球である広島東洋カープでエースとして活躍し、2016年にロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。主に先発投手としてチームを支え、ポストシーズンではセットアッパーとしても活躍し、2度のワールドシリーズ進出に貢献しました。ドジャースでの4年間で47勝35敗、防御率3.87という優れた成績を残しました。2020年の春キャンプ直前にミネソタ・ツインズへトレードされ、4年間在籍し、18勝14敗、防御率4.02という成績を残して、投手陣を牽引しました。2024年からはタイガースに移籍しましたが、昨年は3勝7敗、防御率6.09と自身のキャリアで最も厳しい結果となりました。先発復帰を目指していた今シーズンも、開幕から先発ローテーションに入ることができず、中継ぎとして7試合に登板して防御率7.88という結果でした。

藤浪晋太郎、3A戦で1/3回を2四球1失点、再び防御率10点台に

マリナーズ傘下3Aタコマの藤浪晋太郎投手(31)がロッキーズ傘下3Aアルバカーキ戦に登板したが、1死しか奪えず2四球で1失点だった。藤浪は4-3の7回から4番手で登板。先頭をフルカウントから四球で歩かせ、二盗を許した。次打者にはストレートの四球を与えて無死一、二塁。3人目に犠打を決められて1死二、三塁となったところで降板した。代わって登板した投手が犠飛を許し、藤浪に1失点が記録された。この日は1/3回を無安打2四球、1失点。4月24日のシュガーランド戦以来の今季2ホールド目を記録したが、3試合ぶりに失点し今季13試合で0勝1敗2ホールド、防御率10・13。再び防御率が10点台になった。

大谷翔平が14号、15号 ── 満員のボブルヘッドデーでジャッジらに肩を並べる活躍

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(30)が、2打席連続で15号本塁打を打ち、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手やフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバー選手と並んで、両リーグのトップに立ちました。4回の第4打席では、15号2ランを放ちました。この試合では今季初となる1試合2本塁打を達成しました。この日は、大谷選手自身のボブルヘッドデーで、ファンには記念となる日です。2回の第2打席で右犠飛を放ち、続く3回の第3打席で2試合連続本塁打となる14号3ランを打ちました。今年最初のボブルヘッドデー(対アトランタ・ブレーブス)は4月2日で、その際にはサヨナラ本塁打を放ち、2戦3発の大活躍を見せました。◆大谷の年度別本塁打数2018年=22本2019年=18本2020年=7本2021年=46本2022年=34本2023年=★44本2024年=★54本【★はホームラン王に輝いた年。2023年まではエンゼルスに所属】

菅野智之7回途中4失点で3敗目 低迷オリオールズは完封負けで3連敗「こんなチームじゃない」

オリオールズ菅野智之投手(35)が、6回1/3を6安打4失点1四球3奪三振の内容で、3敗目(4勝)を喫した。立ち上がりの初回は、わずか9球で3者凡退と好スタートを切った。続く2回は、各打者にすべてフルカウントまで粘られながらも3者凡退に封じた。3回、9番カージーに2ラン、1番バクストンにソロと連続アーチを浴び、3点を先制された。4回は1死から二塁打を浴びたものの、後続を打ち取った。5回は無死から四球の走者を背負ったものの、1死後、併殺で切り抜けた。6回は上位打線を3者凡退。続投した7回1死から連続長短打を浴び、今季最多となる4点目を許したところで交代した。球数は米移籍後最多となる103球。防御率は3・08。オリオールズは打線が元気なく、今季6回目の完封負けで、3連敗を喫した。試合後の菅野は、地元テレビ局のインタビューに対応。「昨日がダブルヘッダーで、中継ぎ投手もたくさん投げていたので、チームの助けになればと思って、あの回(7回)は投げきりたかった」と振り返った。開幕前は優勝候補に挙げられながら、投打の歯車の合わないオリオールズは借金「12」で地区最下位に低迷。「こんなチームじゃないと、僕も含めてみんな思っていると思う。いつかこういう状況が好転すると考えるんじゃなくて、今日やるんだという気持ちが大事だと思います」と、巻き返しへの意欲をのぞかせた。

大谷翔平選手、「ボブルヘッドデー」に「1番DH」で出場予定、ラッシング選手が「7番捕手」でデビュー

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)は、ホームでのオークランド・アスレチックス戦に「1番DH」として出場します。この日は、今季2回目となる大谷選手のボブルヘッドデーで、来場者には昨季の「50-50」記録を祝した人形が配布されます。 前日の試合では、今季3本目の先頭打者本塁打となる13号ソロホームランを放ち、2安打を記録しました。5月の打撃成績は、打率.354、6本塁打、12打点、OPS1.310と絶好調であり、4月29日のマーリンズ戦以降の14試合で7本塁打を量産しています。現時点で打率は.307、13本塁打、22打点、10盗塁、OPSは1.055です。 アスレチックスの先発投手は、デビュー3年目の右腕、オスバルド・ビド選手(29歳)です。今季初めて開幕ローテーション入りし、ここまで8試合で2勝3敗、防御率4.75を記録しています。大谷選手とは過去2度の対戦で、通算4打数無安打、2三振に抑えられています。 ドジャースは、当初予定していた先発の佐々木朗希投手(23歳)が「右肩インピンジメント症候群」で負傷者リスト(IL)入りしたため、ブルペンデーで挑みます。リリーフ右腕のマット・サウアー選手(26歳)が先発投手を務めます。また、DFAとなったバーンズ捕手に代わり、昇格したダルトン・ラッシング捕手(24歳)が「7番捕手」としてデビューします。 ドジャースのスターティングメンバーは以下の通りです: 1番DH 大谷翔平 2番遊撃 ムーキー・ベッツ 3番一塁 フレディ・フリーマン 4番三塁 マックス・マンシー 5番右翼 アンディ・パヘス 6番左翼 マイケル・コンフォート 7番捕手 ダルトン・ラッシング 8番中堅 ジェームズ・アウトマン 9番二塁 キム・ヘソン 先発投手 マット・サウアー

【ヤクルト】岩田幸宏が5月のスタメン9試合で打率.324 輝くチャンスメーク「このまま続けていきたい」

ヤクルトスワローズの岩田幸宏外野手(27歳)は、チームが厳しい状況にある中で大きな存在感を見せています。5月には9試合でスターティングメンバーとして出場し、34打数11安打、打率3割2分4厘という好成績を記録しました。そのチャンスメークが特に光っています。今シーズンの目標は100試合出場で、守備や走塁だけでなく、バッティングでもしっかりと結果を出しています。「出場した時には全力を尽くすだけ。今は結果がついてきているだけです。これを続けていけるように」とコメントし、定位置を確保するためにアピールを続けています。

【DeNA】牧秀悟、鍛え抜かれた守備でチームを救う「シーズンで何度あるか分からないプレー」

積み重ねた努力が実を結びました。DeNAの牧秀悟内野手(27)が、攻守でチームの勝利に貢献しました。今季初のハマスタのお立ち台に立ち、彼の声は明るく響きます。「チームを勝利に導く一打を打つことができて嬉しい」と満足そうな表情でした。 迷いのない一瞬でした。試合は両チーム無得点のまま8回2アウトで一、二塁のチャンスが訪れました。牧は阪神の及川投手の速球を捉え、均衡を破る貴重な先制の中前適時打を放ちます。チームは最近の21試合で平均2.1得点と打線が湿りがちですが、投手陣の奮闘が勝利に結びついています。牧は「投手に頼ってばかりではなく、打線としてもっと打てるように」と意気込みを語りました。 また、強化してきた守備でもチームを救いました。9回2アウト一、二塁の場面では、二遊間寄りのゴロに飛び込み、好捕して二塁に転送、試合を締めくくりました。キャンプから特別守備練習を徹底し、シーズン中は早出してハンドリング練習をルーティンに加えてきました。巨人の岡本選手や吉川選手の守備練習動画も参考にし、向上を続けてきた結果です。「シーズン中にどれほどできるか分からないプレーでしたが、これからも増やしていきたい」と試合後にコメントしました。 チームは連勝を果たし、約1カ月ぶりに3位に浮上しました。40日ぶりに貯金生活に突入しましたが、牧は「最終的な目標があるので、そこを目指していきたい」と述べました。主将としての責任を全うし、チームを力強く引っ張り続けます。【小早川宗一郎】