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【阪神】藤川と新井の両監督が遺恨を解消、「手打ち」に場内も大爆笑 視線を合わせて、相撲のように礼

注目を集めたメンバー交換で「手打ち」が行われました。阪神の藤川球児監督(44)と広島の新井貴浩監督(48)がホームベースに向かって歩み寄ると、場内がざわつきました。多くの観客が見守る中、両監督が視線を合わせて握手を交わすと、会場から大きな歓声が響きました。最後に二人が息を合わせて一礼し、ちょうど相撲の立ち会いのようにタイミングよく輪を解く姿に、場内から笑い声が上がりました。この首位攻防の3連戦は、因縁の対決でもありました。4月20日に甲子園で行われた前回の対戦では、広島の岡本駿投手(22)が阪神の坂本誠志郎捕手(31)に頭部死球を与え、藤川監督がベンチから飛び出す騒ぎもありました。両チームの選手が入り乱れ、あわや乱闘に発展しかねない状況に。審判は試合を警告し、岡本投手は危険球で退場。このカードはそれ以来の対戦でした。初戦と2戦目のメンバー表交換では、両監督は視線を交わさず、笑顔も会話もありませんでした。初戦は新井監督が、2戦目は藤川監督が先にベンチに戻り、「冷戦」状態が最高潮に達していました。しかし、1勝1敗で迎えた3戦目では、明らかに雰囲気が変わりました。互いにしっかりと向き合い健闘を称え合う、本来の形に戻ったのです。ここまでの流れを知り尽くしているファンには、その空気感がしっかりと伝わっていました。

大阪桐蔭が履正社を破り春3年ぶりの大阪優勝 プロ注目の中野大虎が2失点完投

大阪桐蔭高校が履正社高校に昨年秋の敗北を晴らし、3年ぶりに春の大阪優勝を果たしました。プロ入りが期待される右腕で主将でもある中野大虎投手(3年)が9回を2失点で完投し、勝利に貢献しました。打線も4回に3得点を挙げて逆転し、最終的に6点を奪いました。背番号1を背負った中野投手は、粘り強いピッチングで存在感を示しました。1回と2回では相手にヒットを許しつつも無失点に抑えましたが、3回に長打を浴びて先制点を許しました。さらに6回にも適時打を浴びましたが、1イニングでの複数失点を阻止しました。バッティングでも8回に左翼を越える2点適時打を決め、笑顔を見せました。昨年秋の大阪決勝では3-8で敗れてしまいましたが、今回は見事にリベンジに成功しました。そして、24日に開幕する春季近畿大会への出場権を獲得しました。

【西武】経験豊富な栗山巧、2軍で再調整へ 通算2150安打の実力者も今季打率1割に届かず奮闘中

西武ライオンズのベテラン外野手、栗山巧選手(41歳)が、18日のオリックス戦(ベルーナドーム)に向けた試合前練習に姿を見せませんでした。この日は2軍での再調整に入ることとなり、選手登録から外れる形となりました。プロ24年目の栗山選手は、今季開幕を2軍で迎え、4月19日に1軍に昇格。しかし、23打数で7三振を喫し、シングルヒット2本、打率0割8分7厘という結果に苦しんでいます。17日のオリックス戦(ベルーナドーム)では、追加点を狙う8回1死一、二塁の場面で代打として登場しましたが、カウント3-0からオリックスの左腕、山田投手のインハイ直球に空振り三振を喫しました。栗山選手はNPB歴代27位の通算2150安打を記録しており、左打者として現役トップのヒット数を誇り、今年の4月27日には通算3000塁打も達成しています。昨年は4月21日に2軍での再調整となり、その後6月4日に1軍に復帰しました。今回、栗山選手に代わって、2軍で調整を続けていたレアンドロ・セデーニョ内野手(26歳)が1軍の練習に合流しました。

大谷翔平、今季最多50球で2イニング調整 菊池雄星、佐々木朗希と岩手出身の絆

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30歳)は試合前練習としてブルペンでのピッチングを行い、インターバルを挟みながら2イニングを想定して今季最多となる50球を投げました。その後、大谷選手は左翼側のブルペン練習を終え、右翼フィールドへと向かい、同じく岩手・花巻東高校出身でエンゼルスの菊池雄星投手(33歳)としっかり握手を交わし挨拶をしました。さらに、佐々木朗希投手(23歳)もそこに加わり、一時は岩手県出身の選手たちが集まる場面となりました。岡山県出身の山本由伸投手(26歳)もこの交流に参加し、調整後には日本人スタッフを含む8人が約12分間、笑顔で談笑し交流を深めました。ドジャースとエンゼルスの高速道路で結ばれた本拠地対決「フリーウェイ・シリーズ」が始まり、初戦ではエンゼルスが力強い勝利を収めました。第3戦では菊池が先発予定で、今季初となる大谷との直接対決に注目が集まっています。

関東大会開幕! 帝京三-藤代、東亜学園-桐生第一、健大高崎-東海大菅生ほか/速報中

高校野球春季関東大会は、雨の影響で1日遅れて開幕しました。初日は1回戦1試合と2回戦4試合が行われます。選抜大会でベスト4入りした群馬の健大高崎が東京の東海大菅生と対戦します。 帝京三(山梨)-藤代(茨城) チーム123456789計 藤 代00 0 帝京三20 2 藤代は1回表に四球と送りバントで1死二塁のチャンスを作るも得点には至りませんでした。 帝京三は1回裏に1死二塁から3番舩脊のヒットでまず1点、続いて5番阿武のヒットでさらに1点を加え、2点を先制しました。 藤代対帝京三 先発・藤代の栗原が力投(撮影・山本佳央) 藤代対帝京三 先発・帝京三の小田が力投(撮影・山本佳央) 藤代対帝京三 スコアボード(撮影・山本佳央) 佐野日大(栃木)-習志野(千葉) チーム123456789計 0 0 東亜学園(東京)-桐生第一(群馬)...

菅野智之が所属するオリオールズ、ハイド監督の解任を発表 三塁コーチのマンソリーノが監督代行に就任

オリオールズは17日(日本時間18日)、ブランドン・ハイド監督(51)の解任を発表しました。この決定を受け、トニー・マンソリーノ三塁コーチ(42)が監督代行として、残りシーズンの指揮を執ることとなります。ハイド氏は2018年に監督に就任し、若手選手を積極的に起用してチームを再建しました。2023年には年間101勝を挙げ地区優勝を果たし、過去2年連続でポストシーズン進出を達成しました。しかし、今シーズンの開幕以降、チームのバランスが崩れ、成果が振るわず、16日終了時点で15勝28敗と苦戦。責任を取りチームを去ることになりました。今シーズンからオリオールズに加入した菅野智之投手(35)は、4勝(3敗)防御率3.08を記録し、チームの中で最も優れた成績を維持しています。今シーズンのMLBで途中解任された監督は3人目で、これまでにデレク・シェルトン氏(パイレーツ)、バド・ブラック氏(ロッキーズ)が解任されています。

大谷翔平が愛犬デコピンの誕生日に見せた豪快な一幕

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、愛犬デコピンの2歳の誕生日を祝うケーキを豪快に食べる姿を披露しました。大谷選手は13日(日本時間14日)、デコピンが2歳になったことを公表。この日、特別に「Happy birthday Decoy」とデコレーションされたケーキが用意され、デコピンが一心不乱にほおばる様子が公開されました。誕生日の帽子をかぶったデコピンの、鼻にクリームを付けたままカメラをじっと見つめる愛らしい姿もアップされており、愛犬の世界的な人気と愛くるしさが再び注目を集めました。大谷選手はこの日も「1番DH」としてスタメン出場が予定されています。試合前現在での成績は、打率3割1分6厘、メジャー単独トップの16本塁打、29打点、10盗塁という素晴らしい数字を記録しており、OPSも1.106に達しています。14日(日本時間15日)のアスレチックス戦では、3試合連続本塁打を記録しており、5月はすでに9本の本塁打を放っています。もし4試合連続で本塁打を打てば、これは日本人選手としての最長記録となります。

大谷翔平、自身メジャー初の4戦連発17号なるか「1番DH」で古巣エンゼルス戦/速報します

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。自身メジャー初となる4試合連続の今季17号は出るか。通算212勝の左腕クレイトン・カーショー投手が復帰登板する。 試合開始は午前10時10分予定。始まり次第、速報します。 2025年全本塁打写真特集 チーム123456789計 エ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 ドジャース大谷翔平(25年4月撮影)

【西武】山田陽翔が嬉しいプロ初勝利 背景には開幕から積み重ねた「12試合連続無失点」

西武の山田陽翔投手(21)が、プロ初勝利を手にしました。この結果を喜んでいる様子です。 試合は同点に追いつかれ、延長10回に突入しましたが、山田投手はその場面で打者3人を見事に抑えました。「緊張感あふれる場面を任せてもらえるのは、本当に嬉しいこと」と感謝の言葉を述べました。 彼の初勝利の背後には、開幕から続く「12試合連続無失点」という偉業があります。当初はビハインドの場面でのリリーフとして起用されていましたが、今では勝ち試合の7回を任されることも増えました。開幕1軍入りは果たせなかったものの、その後の活躍で重要なポジションを任されるようになっています。 近江高校時代において、甲子園準優勝の立役者であり、チームの主軸として活躍していました。「湖国の星」とも称され、甲子園のスター選手でもありました。 プロ入り後は、やはり新たな挑戦が待っていました。「プロの打者のレベルは違うので、自分との戦いだけでは抑えきれない。今では自信を持って自分の投球ができるようになったのは今年からです」と語りました。 直球、ツーシーム、カットボール、スプリットを駆使し、絶妙なコントロールで好成績を収めています。西口監督も「横で見ていても何を投げているのか分からないくらい、素晴らしい変化球」とその技術を称賛しています。 コンディション不良の時期も経験しました。「どんなに頑張っても、力の差を埋められない期間もあったけれど、やっと初勝利を手にできて、これまでの努力が報われた気がします」と感慨深げです。彼は今、スポットライトがよく似合います。【金子真仁】 ◆山田陽翔(やまだ・はると)2004年(平成16年)5月9日生まれ、滋賀県出身。近江高校時代は3季連続で甲子園に出場し、3年春には準優勝。甲子園での通算成績は11勝3敗。2022年のドラフト5位で西武に入団し、今年4月3日の楽天戦で1軍デビューを果たしました。今季の推定年俸は700万円。身長175センチ、体重82キロ。右投げ右打ちです。

【データ】西武の滝沢夏央、身長164センチ以下で51年ぶりのサヨナラ打

西武ライオンズがオリックスに対してサヨナラ勝ちを収め、今シーズン過去最高となる「5」の貯金をもたらしました。試合は2-2の同点で迎えた10回裏、2アウト満塁の場面で21歳の内野手、滝沢夏央が見事なサヨナラヒットを放ちました。   ◇   ◇   ◇▼西武の滝沢選手は現役選手で最も小柄な身長164センチ。このサイズでのサヨナラヒットは、1974年にロッテの弘田澄男選手(163センチ)以来、51年ぶりとなります。弘田選手は1974年9月22日の日本ハム戦で通算3本目のサヨナラ安打を記録しています。滝沢選手は2021年の育成ドラフトで西武に入団し、育成ドラフト出身の選手がサヨナラ打を放ったのは、今年6月7日の中日戦で長谷川信哉選手が本塁打した以来の2人目です。◆滝沢夏央(たきざわ・なつお)2003年(平成15年)8月13日に新潟県上越市で生まれました。関根学園では内野手兼投手として活躍し、1年生の春から背番号の一桁を背負いましたが、甲子園出場は叶いませんでした。2021年の育成ドラフト2位で西武に入団し、2022年5月に支配下選手として登録されました。今シーズンの推定年俸は1100万円で、身長164センチは現役選手で最も小柄です。体重は65キロで、右投げ左打ちの選手です。