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ロバーツ監督が称賛「先発5人のうちの1人になれること示した」ケガ人続出のド軍先発陣に救世主

ドジャースがパドレスとのライバル対決3連戦を2勝1敗で勝ち越した。救援待機から急きょ先発に回ったベン・カスペリアス投手(26)が4回3安打1失点と好投。その後、7投手の継投でパドレス打線を4安打2得点に封じた。前日は先発の駒不足に加えて救援陣の登板過多の事情もあり、2番手の若手右腕サウアーを2回から6回2死まで引っ張った。111球を投げ抜いたが、13安打9失点。最終的にチームは11失点で大敗した。この日は一転、投手陣が踏ん張り、2勝1敗でシリーズ勝ち越し。中継ぎや、ロングリリーフなど柔軟な起用を続けてきたカスペリアスは今季ここまで22試合に登板し、4勝1敗、防御率2・86と安定した成績を残している。サイ・ヤング賞2度の左腕スネル、実績のある右腕グラスノー、佐々木朗希ら先発陣に故障が相次ぎ、苦しい台所事情でメジャー2年目の右腕がチームを救う活躍。ロバーツ監督は「彼は先発としてメジャーに上がってきた選手だが、チーム事情から柔軟に起用できるリリーフとして登板してきた。現状で、先発5人のうちの1人になれることを示してくれた。次回登板がいつになるかは分からないが、先発で投げることになるだろう」と、配置転換する考えを示した。【ライブ速報】パドレス-ドジャース

** 長嶋茂雄さんの母校・佐倉高校、千葉工との初戦で「全員で声を出し、チーム一丸で」ミスターイズムを継承 – 千葉大会抽選会 **

** 第107回全国高校野球選手権千葉大会(7月5日開会式)の組み合わせ抽選会が行われました。 3日に89歳で亡くなった巨人の終身名誉監督、長嶋茂雄さんの母校である佐倉高校は、7月12日に千葉工業高校との初戦に挑みます。抽選結果を受けて、佐倉高校の主将である3年生の佐藤樹選手は、「初戦の相手が誰であれ、自分たちの野球を貫くことに変わりはない」と力強く語りました。偉大なOBについては、「元気で勢いのある選手」という印象を明かしました。訃報を受け、チームは全体で明るく元気にプレーすることの大切さを再認識し、「全員で声を出し、チーム一丸で戦えるように」とミスターイズムを継承し、次の1球に焦点を当てていきます。

「完璧」と評されたMLB評論家、ジャッジの3試合連続本塁打に驚愕…メジャー史上初の記録も解説

大リーグの注目解説者であるAKI猪瀬氏(56)は、「SPOTV NOW」でヤンキースのアーロン・ジャッジ選手(33)が放った25号ソロホームランを分析しました。この日、ジャッジ選手は「3番右翼」で出場し、5-0で迎えた7回の第4打席で、1-2から3番手で登板したクルーズ投手の約159.3キロの速球を捕らえ、右中間スタンドへと運びました。この一打でジャッジ選手は3試合連続の本塁打となり、ア・リーグホームランキングのマリナーズ、ローリー選手に1本差と迫りました。試合結果としては4打数1安打で、打率は.394、25本塁打、59打点、出塁率+長打率(OPS)は1.269に達しました。ジャッジ選手は6月に入ってから6試合連続で本塁打がなかったものの、8日のレッドソックス戦で2本、前日には469フィート(約143メートル)の特大ホームランを放つなどしています。このメジャー通算430号に対し、AKI猪瀬氏は「驚異的です。文句のつけようがないですよね。打率を4割近くで維持しているのがすごい」と感嘆の声を上げました。さらに「(試合前の時点で)チームが65試合を消化した時点で24本塁打と.396の打率を維持するのはメジャー史上初のことです」と、驚異的な打撃成績に言及しました。また、ジャッジ選手の打撃フォームの微調整についても解説。「少しオープンスタンスを狭くし、両肘の上げ方も低くした。この微調整で(今季に)挑んできたのは、打撃力を維持しつつ打率をさらに高めたいという意図を感じます。その狙い通りの高打率は見事です」と語りました。

元ドジャースのフラーティ、元プロサッカー選手との交際を公表 花火を見つめるロマンチック写真

昨季までドジャースでプレーしたジャック・フラーティ投手(29)が11日(日本時間12日)、元プロサッカー選手との交際をインタビューで公表した。お相手はロサンゼルスに本拠地を置く「エンゼル・シティFC」などでプレーしたケイティー・ジョンソンさん(30)。フラーティはケイティーさんとスタジアムで花火を見つめる写真を投稿し、ケイティーさんも自身のインスタグラムでフラーティと抱擁を交わすショットを公開した。フラーティは昨季7月にタイガースからドジャースへトレードで移籍。先発陣の故障者が相次ぐ状況で、チームのワールドシリーズ(WS)制覇に大きく貢献した。オフにFAとなると、古巣タイガースと再契約した。今季は13試合に登板して5勝6敗、防御率3・41。黒星が先行しているが、71回1/3で85奪三振を記録している。ロサンゼルス近郊出身のフラーティは、3月27日(同28日)のドジャース戦で凱旋(がいせん)登板。翌28日(同29日)の試合前には、デーブ・ロバーツ監督(53)やムーキー・ベッツ内野手(32)、フレディ・フリーマン内野手(35)、大谷翔平投手(30)ら多くのチームメートに囲まれながら、チャンピオンリングを受け取った。さらに翌29日(同30日)には、自身のインスタグラムで養母アイリーンさんとの写真を投稿。「ロサンゼルスが私にとって何を意味するか、言葉で表しきれません。ここはホームで、夢が始まった場所です。ワールドシリーズで勝つことは、子どもの時からの夢でした。これまで、そして特に先週ロサンゼルスが私に与えてくれた愛とサポートは、大切なものになるでしょう。どれも想像できませんでした」と思いをつづった。

大谷翔平、三塁打で激走も送球直撃アクシデント…痛みに足引きずるも日本人トレーナーと状態確認

ドジャース大谷翔平投手(30)が、アクシデントに見舞われた。4-2の9回1死で、左腕ペラルタと対戦。初球のスライダーを積極的にスイングすると、打球は右中間を破った。大谷は快足を飛ばして三塁へ到達したが、二塁手からの三塁送球が左足に直撃。大谷は痛がるそぶりを見せながらもプレーを続行し、2死一、三塁からウィル・スミス捕手(30)の右前適時打で生還した。生還後はベンチ内で、アスレチックトレーナー中島陽介氏と状態を確認。大谷は笑顔を見せており、大事には至っていない様子だった。この一打が今季5本目の三塁打で、8試合連続安打とした。【実際の動画はこちら】――>>大谷翔平、快足飛ばして三塁打 送球が足に当たり塁上でピョンピョン跳ぶ【ライブ詳細はこちら】――大谷翔平1番DHで出場 松井裕樹もリリーフ登板 パドレス―ドジャース

パドレスのアドバイザー野茂英雄氏がドジャース戦を観戦 先駆者が大谷翔平選手を見守る

サンディエゴ・パドレスのアドバイザーを務める野茂英雄氏(56)が、地元球場で試合を直接観戦しました。野茂氏は、日本プロ野球の近鉄から1995年にメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースへ移籍した、日本人選手の先駆者です。その独特な「トルネード投法」でアメリカ中の注目を集め、メジャーリーグでノーヒット・ノーランを2回達成し、通算123勝を挙げました。パドレスでの選手経験はありませんが、2016年からチームのアドバイザーを務めています。当日は球場で試合を見守り、NHK BSのカメラが野茂氏を捉え、大谷翔平投手(30)らの活躍を見届けていました。

** テオスカー・ヘルナンデスが決勝3ラン「狙った球を待ち、最高の打席に挑みたいと思っていた」 **

** ドジャースの外野手、テオスカー・ヘルナンデス(32)がパドレスとのライバル対決3連戦で、決勝となる3ランを放ち、チームの勝ち越しに大きく貢献しました。同点で迎えた6回、1死一、二塁の場面で対戦相手の3番手投手エストラダの直球を捉え、中堅方向へと打球を運びました。6月の打率は1割にも満たない8分6厘と苦しんでいましたが、試合の中盤での貴重なホームランとなりました。試合後、「決定的な一打を打てて本当に嬉しいです。これまで一生懸命やってきましたし、狙った球を待って、最高の打席に挑みたいと思っていました。今自分にできることはとにかくベストを尽くすことです」と振り返っています。昨年の地区シリーズでも対戦し、今回は2勝1敗と勝ち越したライバルに対して、「良い気分ですね。順位でも接戦を繰り広げている相手ですから。もちろん、どのチームとの勝利も重要です」と、気を引き締める発言を残しました。

ドジャースが不振コンビの1発でパドレスに勝利 大谷翔平は今季最長9戦連続ノーアーチも三塁打

ドジャースが、得意の長打力を活かしてパドレスとの直接対決を制しました。今季2度目の先発となった救援右腕、ベン・カスペリアス投手(26歳)が4回1失点と試合を作り上げました。続く5回、今季打率が1割台だったマイケル・コンフォート外野手(32歳)の同点となる4号ソロホームランが炸裂し、さらに5回には、6月の打率がわずか7分9厘だったテオスカー・ヘルナンデス外野手(32歳)が、3番手エストラダから勝ち越しの11号3ランを放ちました。投手陣はカスペリアスの後を受け、ルー・トリビノ投手(33歳)、ジャック・ドライヤー投手(26歳)、カービー・イエーツ投手(38歳)、マイケル・コペック投手(29歳)、アンソニー・バンダ投手(31歳)、タナー・スコット投手(30歳らのリレーで試合を締めくくりました。この結果、同地区のライバルであるパドレスとの3連戦を2勝1敗で勝ち越し、首位を守ることに成功しました。次の試合は、13日(日本時間14日)に本拠地で、同地区2位のジャイアンツを迎え撃ちます。この日は、山本由伸投手(26歳)が7勝目をかけて先発する予定です。

松井裕樹、大谷翔平からスライダーでメジャー通算100奪三振 リード許した場面で1回無失点

パドレスの松井裕樹投手(29)は、リリーフとして7回から登板し、1イニングを無失点に抑えました。彼は2-4で迎えた7回に登場し、最初の打者であるキム・へソン(26)を中飛に打ち取りました。その後、大谷翔平投手(30)との対戦に入りました。最初の球は内角低めの直球で空振りを奪い、続いて2球目に外角スライダーで再び空振りを取りました。カウント1-2となった後、外角スライダーで空振り三振に仕留めました。これで松井選手はメジャー通算100奪三振を達成しました。2アウトからムーキー・ベッツ内野手(32)に左前打を許しましたが、フレディ・フリーマン内野手(35)に対して空振り三振を奪い、1回を無失点で切り抜けました。今シーズンは試合前の時点で28試合に登板し、2勝1敗、防御率3.38を記録しています。彼の前回の登板は9日(日本時間10日)に行われたドジャース戦で、1回を投げて2安打1失点でした。

** ドジャース投手陣が決死の8投手の継投で勝利 前日111球9失点のサウアーの奮闘が実を結ぶ **

** ドジャースの投手陣は、必死の8人継投でパドレスの強力打線を抑え込みました。先発のベン・カスペリアス投手(26)は今シーズン2度目の先発。初回に1点を失いましたが、4回を3安打、2四球、1失点に抑え試合を作りました。2番手のルー・トリビノ投手(33)はテンポ良く3者凡退で投げきりました。6回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の3ランホームランで4-1とリードを広げました。しかし、その後の投手陣はピンチの連続に立ち向かうことになりました。6回に登板したジャック・ドライヤー投手(26)が1点を失うと、7回からマイケル・コペック投手(29)がマウンドへ。右肩故障から復帰2戦目のコペックは制球に苦しみ、3四球を与えて1死満塁のピンチで降板します。この大ピンチで登場したのが6番手のアンソニー・バンダ投手(31)。昨季まで3年連続首位打者だったルイス・アラエス内野手(28)をフライに打ち取り、3番のマニー・マチャド内野手(32)には3ボールと攻めました。4球目のストレートは際どい外角高めでしたが、マチャドのスイングを誘い遊ゴロに仕留めました。8回はタナー・スコット投手(30)が3者凡退に抑え、9回にはアレックス・ベシア投手(29)が3者連続三振で試合を締めくくり、8人の投手陣による継投で勝利を収めました。前日の試合(10日、現地11日)では、投手陣の継投で試合を作る「ブルペンデー」を敢行。しかし、2番手のマット・サウアー投手(26)が失点を重ねたため、デーブ・ロバーツ監督(53)は投手陣の負担を減らすため、サウアーに111球を投じさせました。また、野手のキケ・ヘルナンデス内野手(33)を6回途中から登板させました。結果としてサウアーは4回2/3で9失点。ロバーツ監督は「序盤でのリードを許したが、救援陣の状況を見て無理に使うのは賢明でないと判断した。マットには本当に感謝している。彼は多くのイニングを投げてくれ、明日シリーズを勝ち越せるチャンスを作ってくれた」とコメントしました。ロバーツ監督の言葉通り、サウアーの熱投がこの日の勝利に繋がりました。