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大谷翔平が1年10カ月ぶり投手復帰、球宴後見込みも前倒しでパドレス戦に先発/これまでの経過

ドジャース大谷翔平投手(30)が16日(同17日)パドレス戦で先発として投手復帰する。大谷は23年9月に2度目の右肘手術後、ここまで3度のライブBP(実戦想定の投球練習)を行っている。デーブ・ロバーツ監督(53)は「1イニングか2イニングなのか分からないが、我々にとっていいこと。彼も準備ができている」と語った。7月15日(同16日)のオールスター戦後の復帰を見込んでいたが、リハビリを順調に消化し、大幅に早い復帰となった。23年8月23日のレッズ戦以来、約1年10カ月ぶりのマウンドに上がる。【大谷の主な術後経過】◆23年9月:右肘を手術◆24年3月:術後初のキャッチボール◆24年5月:約15メートルのキャッチボールで術後最多の70球◆24年6月:術後最長の約24メートルのキャッチボール◆24年7月:30メートル以上のキャッチボールで87マイル(約140キロ)を計測◆24年8月:術後初のブルペンで10球◆24年10月:ワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷◆24年11月:ワールドシリーズで負傷した左肩を手術◆24年12月:キャッチボール再開を大谷が明かす◆25年2月:左肩手術後初のブルペン入り◆25年5月20日:キャッチボールでスライダーを解禁◆25年5月25日:術後初のライブBPで22球、最速97マイル(約156キロ)◆25年5月31日:2度目のライブBPで29球、2ニング想定で最速97マイル(約156キロ)◆25年6月10日:3度目のライブBPで44球、3イニング想定で6奪三振、最速96マイル(約155キロ)【ライブ速報】ドジャース-ジャイアンツ

大谷翔平、パドレス戦で二刀流再登場決定!約1年10カ月ぶりにマウンドに ロバーツ監督「1イニング」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)が、現地時間16日午後7時10分(日本時間17日午前11時10分)に始まるサンディエゴ・パドレス戦で、約663日ぶりに二刀流で試合に戻ることが決まりました。この情報は、球団の公式X(旧ツイッター)で公表されました。今回はオープナーとして1イニングを投げる見込みで、投打双方で同時に出場します。大谷がマウンドに立つのは、2023年8月23日のシンシナティ・レッズ戦以来、約1年10カ月ぶりとなります。 サンフランシスコ・ジャイアンツとの3連戦を2勝1敗で勝ち越した試合後に、監督のデーブ・ロバーツは「数日のうちにオープナーとして起用することがあり得る。その際はおそらく1イニングとなる。ライブBP(実戦を想定した投球練習)も十分に行ってきたので、彼はマウンドに戻る準備が整っている」と語りました。 この日、大谷は軽めのキャッチボールを行いながら試合前に調整を行い、翌日の復帰に向けて状態を整えました。監督によると、急遽復帰が決まった背景には「3イニングのライブBPを考えていたが、その後に打者としてプレーするとダブルヘッダーのような負担になる。それなら試合で実際にその力を使おうと判断した。彼自身も非常に楽しみにしている」との意向があったそうです。 大谷は前日のインタビューで、現状について「十分試合で投げるレベルには近づいている」と自信を見せました。監督は「通常の先発投手のようにマイナーの試合やライブBPで強度を上げるのではなく、短いイニングから始め、徐々に増やしていく」と今後の方向性を語りました。

【阪神】岡田顧問が6連敗後に報道陣に囲まれる「なんでそんなん答えないとあかんの」/一問一答

元阪神監督である阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が15日、東日本放送の「khbスーパーベースボール、楽天-阪神」でテレビ解説の中で、阪神の佐藤輝明内野手(26)の走塁について意見を述べました。 2-2の延長11回、佐藤輝は本塁打性の打球を中堅へ放ちましたが、フェンスに直撃しました。しかし、打球を見て確信歩きしたため、一塁どまりで二塁には進めませんでした。この点について岡田氏は「これ大きいよ。セカンド行くのと行かないのでは」と述べ、結局甲子園は得点機を逃しサヨナラ負けとなりました。 岡田顧問への一問一答は以下です。    ◇   ◇   ◇ -試合を見て感じることが多かったのでは 俺は解説者じゃないから言えないやん。あるけどさ、言えないの。 -テレビでは、佐藤輝の確信歩きを「慢心」と そういうことや。打ったら走る。それが当たり前やんか。 -流れを変えたとまではいかなかったが 流れは変わったやんか。点を入れたし。当たり前だよ。 -伊原は早めに降板 あれは俺がやってるんちゃうねんから、なんでそんなこと答える必要があるの。 -最近、救援陣のイニングまたぎも多い それは仕方ないことや。試合が厳しい展開になるからな。 -先発陣の降板が早いからなのか それは知らんがな。なんでそんなこと答えないとあかんのや。 -勝つための継投で2イニング なんで2イニングいかなあかんかってことや。そういうことやんか。 -石井がケガした影響か それは仕方ない。あんなアクシデント、しょうがないやん。...

佐々木朗希はリハビリが進まず数日前に注射 ロバーツ監督「強度を上げられない状態」

ドジャースの投手、佐々木朗希選手(23)について、デーブ・ロバーツ監督(53)は、リハビリが思うように進んでいないことを明かしました。ここ数日間、キャッチボールを控えていることに対し、「強度を上げることができない状態にある。感覚が良くなるまでスローイングを控えている」と述べました。また、数日前に注射を受けたことを明かし、「痛みはないと考えている。違和感や張り、強度の問題がある」と説明しました。5月末頃にキャッチボールを再開した段階からリハビリの進行が後退し、長期間の離脱は避けられない状態になっています。今シーズン、佐々木選手不在の状況で戦う見通しについて、監督は「その考えはフェアだと思います。もちろん、復帰を期待していますが、彼の不在を想定したプランを立てるのはフェアな考え方です」と話しました。

【阪神】岡田顧問、「流れが変わった」と佐藤輝明選手の走塁ミスを厳しく批判「論外」延長戦でフェンス直撃のヒットが単打に

阪神タイガースの前監督である岡田彰布顧問(67)が、主砲選手の凡ミスについて厳しいコメントをしました。仙台で行われた試合で東日本放送のテレビ解説を担当し、試合後の取材に応じました。目の前で起きた大事な選手の痛恨のミスに対し、不満を隠しませんでした。岡田顧問は「基本的なことだ。ヒットを打ったら全力で走る。それだけで流れが変わっただろう」と語りました。試合は2-2の同点で延長11回を迎えました。先頭バッターとして打席に立った4番の佐藤輝選手は、楽天の投手江原選手から141キロの変化球を打ち返しました。打球は右中間へ勢いよく飛び、ホームランを確信。しかし、バットを持ったまま一塁に歩き出し、走り出すのが遅れました。打球はスタンドに入らずフェンスに直撃し、二塁まで行けるはずだったヒットがまさかの単打になりました。解説席で岡田顧問は「慢心だ」と糾弾しました。「これは大きな違いだ。二塁に行くことができるのとできないのでは」と。直後に大山選手のヒットで無死一、二塁の好機を得ましたが、後続打者が凡退し、延長戦の1点を争う激戦で痛すぎるプレーとなりました。岡田顧問は「野球を始めた時からの基本だろう。打ったらバットを捨てて一塁に走る。今日も走らなかった選手が何人いたんだ。論外だ。一塁に走る際はバットを捨てるんだ。そういうことだ。」と語りました。また、岡田顧問は解説席でリリーフ起用についてもコメントしました。9回と10回を無失点で抑えた岩崎投手について、「(1イニングを超えての登板は)初めてじゃないかな。(私は)行かせたことはないと思う」と疑問を呈しました。岩崎投手の回跨ぎは4年ぶりで、岡田監督時代も優勝争いのさなかでもなかったです。単打の直後、佐藤輝選手も一塁ベース上で両膝に手をつき、悔しそうな表情を見せました。マルチヒットを記録したものの言葉少なにバスへと乗り込んでいきました。「明日またしっかり休んで、頑張ります」とコメント。12日の西武戦でもけん制死の苦い経験をしましたが、結果でその教訓を克服するしかありません。【波部俊之介】○…藤川監督も岡田顧問と同様に佐藤輝選手の走塁ミスを厳しい表情で振り返りました。ベンチから一塁ベースの主砲を見つめ、不快な表情を浮かべました。「全てがやはり、チームを預かる立場としては、次回からこのようなことがないような姿勢をチームとして持ちたい。自分の責任として、しっかりと火曜日から頑張らなければと思っています」として、再びチームを引き締める決意を示しました。

【日本ハム】新庄監督の「第六感」で見事な大逆転!昇格した野村、田宮、中島、宮崎が活躍

新庄監督率いる日本ハムが奇跡的な大逆転劇を見せました!「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦で、6回表まで0-7と大きくリードされる展開。しかし、6回裏に1点、8回に4点、9回には2死からの2点で同点に持ち込みました。そして、延長10回には田宮裕涼捕手(25)が決勝のサヨナラホームランを打ち、試合を決めました。この7点差を追い越しての勝利は、日本ハムにとって2008年4月8日の楽天戦以来の快挙で、広島戦でのカード勝ち越しも4年ぶり。今シーズン最多の11の貯金を記録しました。   ◇   ◇   ◇新庄監督の指揮下で日本ハムがまさに死に物狂いで引き寄せた勝利。決勝打を決めたのは、13日に1軍に昇格したばかりの田宮選手。8回から守備に入り、9回に同点に追いついた後の延長10回、先頭打者として打席に立ちました。「ベンチは『まだまだいけるぞ』という雰囲気だった」。その高揚感の中で、カウント3-1から広島の栗林投手の151キロのストレートを豪快に振り抜き、打球は右中間スタンドに消えていきました。新庄監督は「見とれてしまったよ。6回の6失点は辛かったけど、選手たちがよく追いついてくれて、最後に決めてくれました」と喜びを語りました。この勝利は、指揮官の鋭い読みが呼び込んだ白星でもありました。5点を追う8回1死一、三塁で野村選手の犠牲フライにより4点差に縮め、田宮選手の内野安打により2死一、二塁とチャンスを広げました。続く宮崎選手が左翼線に適時二塁打を打ち、プロ初打点を記録し3点差に詰め寄りました。さらに2死二、三塁から相手のミスで2点差となり、9回2死の絶体絶命の場面で、ベテランの中島選手が2ストライクから四球を選び出塁。劇的な勝利への流れを作りました。 野村、田宮、宮崎、中島の4人は、指揮官が今カード初戦の13日に1軍に引き上げた選手たちです。野村選手は2軍で打率5割の結果を残していましたが、田宮選手について新庄監督は「タイミングをゆっくり取ることで、良い打撃が生まれている。結果を出していなくても、今が昇格のタイミングだと感じた」とコメントしました。中島、宮崎選手に関しても「ずっと見てきていますから。タイミングを見計らって。ファームの監督やコーチも昇格を予想していなかったかもしれませんが、私には分かった」と、彼の「第六感」がミラクルをもたらしたと語りました。適切な選手交代が功を奏し、監督就任後初の広島戦カード勝ち越しとなりました。「チームの層を厚くしたい。常にその気持ちがあります。選手にとってはチャンスであり、レギュラーを取るかもしれない」と、競争心を刺激しながら、9年ぶりのリーグ制覇を目指します。【永野高輔】▽日本ハム野村(8回1死一、三塁で犠打)「ゲッツーだけは避けたかった。最悪でも外野に運べればと思っていた。このような試合で勝ち切れたのは大きいです」▽日本ハム中島(9回2死走者なしから9球粘って四球を選んで出塁)「集中していたし、アドレナリンもかなり出ていました。なんとか粘り切れて、あの形で塁に出られたのは素晴らしかったです」▽日本ハム宮崎(8回に適時二塁打を放ちプロ初打点)「重要な場面で代打も考えられるところで出してもらいました。監督も最後にチャンスを与えてくれたと思い、思い切って打たないと後悔すると思いました」

大谷翔平の二刀流復帰間近か ロバーツ監督、次回ライブBPが最後の調整登板となる可能性を示唆

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が大谷翔平投手(30)について、次回のライブBP(実戦想定の投球練習)が二刀流復帰前の最後の調整登板になる可能性を示唆した。右肘の手術後から4度目のライブBPについて「来週初め(週明け)に打者相手に投げる予定だが、正確な日は分からない」とした上で、これが最後になるかとの問いに「可能性はある。かなり(復帰を)楽しみにしている。ライブBPで投げて、その後(打者で)プレーする。その体力を試合で使おうと、彼は楽しみにしている」と明かした。大谷は10日のパドレス戦前に術後3度目のライブBPを行い、3イニング想定で44球。6三振を奪い、復帰に向けて大きく前進した。14日のジャイアンツ戦で1試合2発をマークした試合後には、オールスター戦前の復帰について、米記者に「どう思いますか?逆に」とニヤリ、逆質問。早期復帰の可能性をにおわせていた。

【日本ハム】試合後、エスコンフィールドから広島ファンにメッセージ「私たちが目指す未来」

カード最終戦が終了した後、エスコンフィールドの大型ビジョンにおいて、球場スタッフ一同から広島ファンへの心温まるメッセージが映し出されました。メッセージ全文は以下の通りです。☆   ☆   ☆ 広島東洋カープファンの皆様へ 皆様の本拠地であるマツダスタジアムは、ただの野球場ではなく、広島という街そのものを反映しています。その日の天気よりも試合結果が話題になる日常に、私たちは何度も感動しています。カープを通じて街がひとつになる。その姿は、「地域とチームの理想の姿」であり、これこそが私たちも目指す未来です。私たちも、「ファン・地域・チーム・球場」が一体となり、地元に愛される存在を目指して、これからも挑戦を続けて行きます。再びエスコンフィールドでお会いできる日を楽しみにしております。この度はエスコンフィールドにご来場いただき、心より感謝申し上げます。球場スタッフ一同☆   ☆   ☆SNS上では「感動しました」「何て素敵なメッセージでしょう」「ありがとうエスコン」などのコメントが多数寄せられていました。

【日本ハム】新庄監督「何がこうなってどうなってそうなって…」7点差逆転にインスタでも大興奮

日本ハムの新庄剛志監督(53)が、劇的なサヨナラ勝ちに大喜びし、インスタグラムにその感動を投稿しました。この日は、6回表で0-7と大きくリードされていた中、6回裏に1点、8回に4点、9回に2点を返して同点に追いつきました。そして延長10回、田宮裕涼捕手(25)のサヨナラ本塁打で勝利を掴みました。新庄監督はインスタグラムで「何がこうなってどうなってそうなって7点差をひっくり返したのか もう~わかりゃん~ 皆んな 凄い 有難う 誇りに思います!」と、選手たちへの感謝と称賛の言葉を送っています。試合後、新庄監督は次のように語りました。「あー、しびれたねぇ。(今カードから1軍へ)上がってきてくれた選手が全員打ったでしょ。ホッとしたね。あの中島くんフォアボール、その前のヒットも。田宮くんの内野安打も、今日もサヨナラホームランでしょ。宮崎くんも1本出てくれたしねぇ。6回の6点で、あちゃ~ってなったけどね。いやぁ、よく選手が追いついてくれて、最後決めてくれましたね。スタンドを見ても、そんなに帰ってなかったんですよ。なんかうれしいなと思って。何か期待してくれてるファンのみんなが残ってくれてたっていうのが、今日のサヨナラホームランにつながってくれましたね」と、興奮と感謝の気持ちを表しました。

【オリックス】森友哉、感動の涙…「ひろとも頑張って」闘病中の親友に白星を捧げる

オリックスのキャッチャー森友哉(29)は、お立ち台で感動の涙を流しました。「今日の始球式で…ひろとが(涙)ひろとがマウンドに立ってくれました。僕たちはシーズンの最後まで絶対に負けないという気持ちで頑張ります。ひろとも頑張ってください」とコメント。この日は、大阪桐蔭高校での同期で、現在希少なガンと闘病中の福森大翔(ひろと)さん(29)が、特別始球式を務めました。森選手はキャッチャーとしてノーバウンドでその球を受け取り、二人は抱き合いました。試合では、1点ビハインドの5回に追いつき、なおも1アウト一、三塁の場面。同校の吹奏楽部の演奏が響く中、4球目の外角直球を右前に打ち返し勝ち越し打を決めました。「今日は大阪桐蔭の吹奏楽部とひろとが一緒に来ているので、絶対に自分がお立ち台に立つと強い気持ちで臨みました」と試合後に胸の内を語りました。この日は福森さんへの思いを込めて、自身の登場曲を「栄光の架橋」と「何度でも」に変更。また、多くのチームメイトも協力して登場曲を切り替え、エールを送りました。有言実行の一打によって親友に勝利を贈ることができました。