【阪神】今シーズン3回目の試合中止 夜まで悪天候予報で阪神園芸も動けず
午後2時15分、雨天での試合中止が発表されました。この時点では小雨でしたが、夜にかけて雨が強まる予報であるため、早めの判断が下された模様です。球場の内野部分にはシートが敷かれていました。試合が行われることになれば阪神園芸のスタッフはフル稼働する予定でしたが、中止の知らせを冷静に受け止めていました。
午後2時15分、雨天での試合中止が発表されました。この時点では小雨でしたが、夜にかけて雨が強まる予報であるため、早めの判断が下された模様です。球場の内野部分にはシートが敷かれていました。試合が行われることになれば阪神園芸のスタッフはフル稼働する予定でしたが、中止の知らせを冷静に受け止めていました。
7日の巨人戦(東京ドーム)で背中に死球を受けた阪神の中野拓夢選手(28)が、甲子園での全体練習に参加しました。試合後の状態については「本当に厳しい。大丈夫かと聞かれたら、まあ『大丈夫』と言うに決まっているじゃないか」と険しい表情を見せ、多くの人が心配していました。
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸選手(26歳)は、今季最悪の5失点を喫し、シーズン3つ目の敗北(4勝目)を喫しました。試合開始から3回までは無失点で投球を続けていましたが、4回に1安打2四死球で無死満塁のピンチを招きました。2ボールのカウントからモレノに投じたカットボールが真ん中に入り、右翼席への満塁ホームランとされました。さらに5回にはマルテにソロホームランを許しました。5回を終えて88球、6安打2四死球により5失点。投球速度の最高は95.9マイル(約154キロ)でした。6回からジャック・ドライヤー選手(26歳)にマウンドを譲りましたが、チームの反撃は及ばず敗戦しました。試合前の時点でナショナルリーグトップだった防御率は0.90から1.80に増加し、メッツの千賀滉大投手(32歳)の1.16を下回りました。これまで今シーズンで8試合に登板し、4勝3敗、防御率は1.80。合計45イニングで53の三振を奪っています。
MLB公式Xから 大谷翔平が11号ホームランを叩き込みました!💪 pic.twitter.com/KEaCUZOsXV — MLB (@MLB) 2025年5月9日
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場。9回2死から11号ソロを放つなど、5打数1安打1本塁打1打点だった。1回無死で右腕ファットと対戦。1ボールから低めのツーシームを捉えたが、打球は中堅手トーマスの正面だった。第2打席は0-0の3回1死、1ストライクから低めのチェンジアップを狙ったが、タイミングを外され左飛に倒れた。第3打席は山本由伸投手(26)が満塁弾を浴びた直後、0-4の5回2死。カウント1-1から内角の直球を痛烈にはじき返すも、二塁手マルテの正面を突く二ゴロとなった。打球速度は103マイル(約166キロ)の当たりだった。第4打席は0-5の7回2死一塁で、左腕ビークスと対戦。カウント1-2から、内角低めのチェンジアップにバットが回り、空振り三振に倒れた。第5打席は2-5の9回2死で、右腕ギンケルと対戦。大谷が打席に立つと、ダイヤモンドバックスから「Beat LA!(ドジャースを倒せ!)」が巻き起こった。フルカウントから真ん中高めの95・9マイル(約154キロ)の直球を捉え、右中間席へ飛び込む11号ソロとした。2試合ぶりのアーチは打球速度112・9マイル(約182キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)、角度22度だった。これで打率は2割9分6厘、11本塁打、16打点、10盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.032とした。【動画】大谷翔平9回2死から11号放つ 弾丸ライナーで中堅右へ運ぶ>>
2023年12月にロサンゼルス・ドジャースと総額7億ドル(約1015億円)で10年契約を結んだ大谷翔平選手(30)ですが、最大で15年のメガ契約を結ぶ可能性もあったことが代理人のネズ・バレロ氏によって明かされました。しかし、大谷選手自身の希望によりその選択肢を選ばなかったとしています。この件について、ロサンゼルス・タイムズ電子版などが8日(日本時間9日)に報じました。 バレロ氏はロサンゼルスで開催されたスポーツビジネスのイベントに出席し、その場で地元メディアに取材に応じました。大谷選手のドジャースとの契約について「(最大で)13年、14年、15年までの契約も可能だった」と話しつつ、最終的に大谷選手自身が長期契約を望まなかったと述べました。「ショウヘイは選手としての高いパフォーマンスを維持したかった。キャリア終盤にパフォーマンスが低下し、13年目、14年目、15年目に『この選手は誰だ? ファーストベースまで走れもしない』などと言われないようにしたかったんだ」と、10年契約に落ち着いた理由を説明しました。 この10年契約の総額は当時の最高額でしたが、その約97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)は後払いとなり、インフレ率などを考慮した現在価値は実質4億6100万ドル(約669億円)ほどとされています。一方で、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1110億円)の後払いなし契約を結び、総額で大谷選手を上回る契約をしました。これについて、バレロ氏は「何も変わらない。彼はチャンピオンになるために最適なチームを選んだ。後悔はない」とコメントしました。 さらに、バレロ氏は大谷選手のスポンサー収入についても言及しました。アメリカのメディアでは、大谷選手の今年のスポンサー収入が1億ドル(約145億円)に達すると試算されていますが、その数字を「間違いない。正しい」と認めました。現在約20社とスポンサー契約を結んでいますが、「露出を増やしすぎないように気を付けている。そうでなければ、契約が4、50社まで増えてしまう」とも明かしました。
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は5勝目を目指して先発登板しましたが、満塁本塁打を含む2本のホームランを許し、5回を投げて5失点でマウンドを降りました。試合の立ち上がり、1回では1番のキャロルを直球で二ゴロに仕留め、続いてマルテをフルカウントから内角のカットボールで一ゴロ、3番のスミスを投ゴロで3者凡退に抑え、順調なスタートを切りました。2回ではネイラーとスアレスを左飛に打ち取りましたが、2アウトからモレノに左前打、グリエルに右前打を許してピンチを迎えます。しかし、トーマスをフルカウントからのカーブで空振り三振に仕留め、難を逃れました。3回、先頭のペルドモには中前打を許しましたが、キャロルをスプリットで一ゴロに。1アウト一塁の場面でマルテをスプリットで二ゴロ併殺に打ち取りました。0-0で迎えた4回、スミスを四球で歩かせると、ネイラーに内野安打、スアレスに死球を与え、無死満塁の大ピンチ。続いてモレノにカットボールを右翼スタンドに運ばれ、グランドスラムを浴びました。その後は3人を抑えました。0-4の5回、キャロルを直球で空振り三振にしましたが、続くマルテに内角のカットボールを右翼席へ運ばれ、この試合2本目の被弾。その後はスミスとネイラーを打ち取りました。5回まで88球を投げ、6安打2四死球で5失点。最速は95.9マイル(約154キロ)でした。防御率は1.80となりました。6回からはジャック・ドライヤー投手(26歳)にマウンドを譲り、山本投手の5勝目は次の機会に持ち越しとなりました。試合開始時点では7試合に登板し4勝2敗、防御率0.90で40イニングで49奪三振を記録していました。開幕からの好投で3月と4月の月間MVPを受賞し、防御率はナ・リーグ1位だったものの、1.16で2位だったニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(32歳)に追い越されました。
優勝すれば魂は奪われない!? DeNAが、死神と前代未聞の契約を結んだボールパーソンを主人公にしたドラマをスタートさせた。「プロ野球」とSNS上で人気を集める「縦型連続ショートドラマ」を組み合わせた「神様、おねがい」。物語はチームの勝敗と連動して展開し、現在TikTokなど球団公式SNSで第3話まで公開中です。三浦大輔監督(51)も「きっちり見ていますよ。もちろん優勝を目指して頑張ります」と、主人公の魂の行方にも関心を持っています。球団史上初の斬新な企画の裏側とは-。【取材・構成=小早川宗一郎】死神に追われる主人公4月25日。ナイターの広島戦前の静かな球場に、早朝からカメラ5台、スタッフ総勢約20人が集まり、「神様、おねがい」の撮影が進んでいました。第1話でDeNAを愛するヒロインの浜辺きららが死神と「優勝しなかったら魂を渡す」という取引をして始まったこのドラマ。主人公は自分なりの優勝への道を考えながらチームを応援していきます。優勝すれば助かる、逆に優勝しなければ…。ストーリーは毎話、勝敗だけでなく、選手の状態などに応じて組み立てられます。ファンにとって、日々の試合応援は心が削られるようなものです。その感情がリンクしているのです。この日撮影された第3話では、球団OBの高木豊氏がゲスト出演。主人公の「優勝はあり得ますか?」という問いに対し、「バウアーが勝てるピッチングをすること」が鍵になると予言しました。するとそれまで3戦3敗と苦戦していた助っ人右腕が、その日以降の2試合でNPB初完封を含む2勝を記録。高木氏の“死神対策”が見事に的中しました。さらに、この撮影後に行われたナイターで広島に勝って連敗は5でストップ。一転4連勝を決めました。 第3話「スーパーカー」台本がキャストに届けられるのは、撮影日のおよそ3日前。その上でギリギリまで修正が加えられます。前例のないドラマの企画・脚本を手がけるのは、23年のカンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」の共同脚本を務めた高崎卓馬氏。シーズン連動型に「ファンの期待する気持ちや、もっと応援したいという気持ちをチームを真剣に応援する気持ちとリンクさせることを意識しています」と明かします。球団の狙いはファン層の拡充。同ドラマは球団公式SNS(TikTok、YouTubeほか)で配信中であり、これまで野球に興味がなかった若い世代にもアプローチを図ります。もちろん往年のファンの心をくすぐるような仕掛けも用意しています。第3話では高木氏の登場になぞらえ、ベンチのメンバーボードに小ネタが…。俊足トリオとして愛された高木豊、加藤博一、屋鋪要の「スーパーカートリオ」の名前が、こっそり記入されていました。「まさかあの人が!」という方々の登場を考えています。毎回どこかに超細かい仕掛けもあります。そういったものを探しながら見てもらえるとうれしいです」(高崎氏)と、今後のゲストや仕掛けにも注目です。高崎氏は自らが手がけた脚本が歓喜の瞬間で終われるように、DeNAの優勝を心から願います。「優勝してほしいです。それも劇的で、歴史に残るようなドラマチックな展開を期待しています」。27年ぶりのリーグ優勝は、ファンの気持ちが一つになること間違いなし。ヒロインの魂も守られる、そんな「ハッピーエンド」を迎えることができるのか-。Vの行方とともに、魂の行方も見逃せません。 ◆主人公・浜辺きらら役の栗林藍希(あいの、24)「ベイスターズの結果が個人的に楽しみになりました。高木豊さんもそうでしたけど、ゲストの方々がすごく覚えるのが早いですし、ドラマが面白くなる鍵になってくると思うので、これからもいろいろな方とお会いできるのが楽しみです」◆高木豊氏(3話にゲスト出演)「役者をやれなんてなかなか言われることないですし、こんなセリフあるなんて知らなかったから。でも楽しくできました。ベイスターズ関連の仕事なので断るわけにはいかない(笑)」◆制作を務める株式会社AOI Pro.の室田晋監督「先が見えないのでドキドキしながらみんなでどうなるんだろうと思いながら作っているのは新鮮です。試合も毎回チェックするようになりましたし、誰が活躍したとか細かいところまでファンになってよりその先の展開やどんな方に出ていただこうかとか考えるのも楽しいです。DeNAに勝ってほしいと強く思っていますし、応援することの楽しさを学びました」◆ストーリー DeNAを愛するボールパーソンがヒロイン。ある夜、死神から「魂を抜く」と宣告されるが「ベイスターズが優勝したら魂を抜くのはやめて、生き延びる」と取引を持ちかける。物語は、そんな主人公がどうすれば優勝できるのかを模索しながら進んでいきます。<DeNA異色企画>◆牧、集合!? 23年の交流戦、「牧秀悟の影武者」を募集。17人の「牧(そっくりさん)軍団」がスタンドから観戦し、ロッテ佐々木朗希を惑わせ(?)牧が4安打2打点で攻略しました。◆空飛ぶキャプテン 23年の開幕戦、当時キャプテンの佐野がグラウンド上空のロープにワイヤをつけて空中から登場しました。◆裏ベイチケ 今季スタートした公式チケットサイト「ベイチケ」とは別にファンに特別な体験を提供するもの。球団編成部に直接、プロ入り前の選手を推薦する権利がついた「とっておきの選手をスカウトに推薦する権利付チケット」やスマホをあえて見られない状態にする「観戦全力集中チケット」や球団SNSなどで使うための「フリー素材になれるチケット」などさまざまな試みがあります。
テキサス・レンジャーズが、韓国の注目の若手二刀流選手、キム・ソンジュン投手(18歳、光州高校)と契約を結んだとのニュースを、米国の野球記者であるフランシス・ロメロさんが8日(日本時間9日)に伝えました。ロメロ記者は自身のSNSで、「“韓国の大谷”ことキム・ソンジュンが、テキサス・レンジャーズと契約合意したことが確認された」と投稿しています。身体検査を経た後に正式契約が見込まれており、契約金は約130万ドル(約1億8900万円)に達する模様です。地元メディアの報道によれば、キム・ソンジュンは右投げ右打ちの投手兼遊撃手で、最速球速は150キロに達します。身長185センチ、体重83キロと優れた体格を持つ彼は、昨年度の投手成績が14試合で3勝1敗、防御率2.65。打者としては、28試合で打率.307、1本塁打、8打点、13盗塁を記録しています。
感謝の気持ちをバットに込めて…。阪神タイガースの内野手、佐藤輝明(26)は今年も「母の日」に特別なパフォーマンスを誓いました。5月11日に行われる中日ドラゴンズ戦(甲子園)は、通称「NPBマザーズデー」として開催されます。過去4年、佐藤選手は母の日に強く、通算打率3割3分3厘、2本塁打、7打点の成績を収めています。現在、彼は11本塁打、31打点でリーグの二冠を走っており、地元甲子園で母の晶子さん(52)に恩返しを果たします。 ◇ ◇ ◇一年に一度、母への感謝を伝えることができるこの特別な日。26歳になった今でも、佐藤選手の感謝の気持ちは変わりません。「NPBマザーズデー」として行われる11日の中日戦では、選手たちはピンクのリストバンドなどを着用し、特別な思いを胸に試合に臨みます。「感謝の気持ちを持って、しっかりとプレーしたいと思います」これまでも母の日の試合では素晴らしい成績を残してきました。過去4年間の通算成績は3割3分3厘、2本塁打、7打点。2023年5月14日のDeNAベイスターズ戦(甲子園)では、晶子さんが見守る中で2本塁打、7打点の活躍を見せました。その彼のバットに乗せられた感謝の思いに、今年も期待が高まります。高校時代に母の日に花束を贈るなど、感謝の気持ちを形にしてきた彼は、今でも母との普段の連絡を大切にしています。「特別な日に、いいところを見せられるように頑張ります」。昨年はプロ4年目で唯一の出場なしに終わった彼が、今年は2年分の感謝を地元甲子園での活躍に込めます。佐藤選手の調子も絶好調です。ここまで11本塁打、31打点がリーグトップの成績で、シーズン47本ペースでアーチを量産しています。特に5月に入ってからの7試合では、打率3割2分3厘、2本塁打、7打点と好調です。4番として、4試合連続ホームラン中の3番森下と共にチームを支え続けています。ゴールデンウィークの9連戦は4勝5敗で終え、9日からの中日3連戦に向けてチームはこの日、東京から新幹線で大阪に戻りました。4月29日からの前回の中日戦では、バンテリンドームで3連敗を喫しました。佐藤選手は3日間で2本塁打を含む5安打3打点と健闘しましたが、勝利には結びつけられませんでした。チームはホーム甲子園でのリベンジを狙っています。自身の一打で勝利を導き、最高の形で恩返しをすることを誓います。【波部俊之介】