baseball

【父の日】ときには厳しく、そして優しく…12球団の選手たちが語る「父への感謝」

6月の第3日曜日である本日15日は「父の日」です。時には厳しく、また優しく育ててくれた父親への感謝の気持ちや思い出について、12のプロ野球球団に所属する選手たちが語りました。 幼少期の及川と父大介さん(家族提供) 父毅さんに抱かれた広島矢野(本人提供) 仮契約時に父秀明さんと母智美さんと記念写真に納まる巨人浦田(本人提供) 中日ブライトの父ジョンさん(選手本人提供) 幼少期のヤクルト増田を抱っこする父照久さん(提供) 幼少期の日本ハム福谷と父真人さん(本人提供) オリックスと仮契約を結び、母千夏さんや父将弘さんと記念写真に収まる紅林(2019年11月12日撮影) 西武ネビンと父のフィル・ネビン氏(左)(球団提供) 22年7月、エンゼルスのフィル・ネビン監督代行(左)と息子のオリオールズのタイラー・ネビン 幼少期のソフトバンク大山と父栄幸さん(左)(本人提供) 幼稚園の運動会で親子競争に臨む宗山と父伸吉さん(本人提供)

大谷翔平、地区首位を懸けた第2戦に「1番DH」で出場 カーショーは今季初勝利後初先発/スタメン一覧

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)は、地区首位争いとなるサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「1番DH」として出場します。前日13日の3連戦初戦では4打数無安打で、8試合連続安打がストップしました。そして、本塁打は今月2日のニューヨーク・メッツ戦で放った23号以来、10試合ぶりに11試合目となる24号が期待されます。今年の成績は68試合に出場し、打率.286、23本塁打、39打点、11盗塁です。 対戦相手の先発投手は、メジャー2年目の右腕ランデン・ループ(26歳)です。今季13試合で4勝4敗、防御率3.29の成績を残しています。大谷選手は昨年6月30日に対戦し、無安打に終わっています。 ドジャースはベテラン左腕クレイトン・カーショーが今季6試合目に先発します。前日に2-6で敗れ、チームは地区首位に並ばれましたが、韓国の金慧成選手が2試合ぶりにスタメン入りしています。スタメンは以下の通りです。 1番DH 大谷翔平 2番遊撃 ムーキー・ベッツ 3番一塁 フリーマン 4番捕手 スミス 5番右翼 T・ヘルナンデス 6番三塁 マンシー 7番中堅 パヘス 8番左翼 コンフォート 9番二塁 金慧成 先発投手 クレイトン・カーショー(今季成績:1勝0敗、防御率4.35)

菅野智之、5回途中で6安打3失点と苦戦し6勝目ならず – トラウトに2ラン本塁打を献上

オリオールズの投手、菅野智之(35歳)は4回2/3を投げ、6安打3失点、2四球、2死球、4奪三振の結果を残し、今季6勝目を逃しました。試合開始直後の1回1死一塁から、3番打者トラウトに左翼ポールを直撃する2ラン本塁打を浴び、先制点を許しました。その後、2回から4回までは無失点で抑えましたが、攻撃陣が3-2と逆転して迎えた5回には再び同点に追いつかれ、さらに2死満塁というピンチを招き、リリーフ陣にバトンを渡す形となりました。この試合での投球数は80球、防御率は3.38となりました。トラウトとの対戦成績は、2打数1安打1四球。第1打席では149キロの内角シンカーを捉えられ、左翼ポールへの本塁打を許し、第2打席は四球、第3打席は152キロの内角高めのシンカーで見逃し三振に仕留めました。

【巨人】1軍初出場の三塚琉生、無安打も「最後の打席は結構手応え」阿部監督「これから楽しみ」

巨人の将来を担う長距離砲として期待される三塚琉生選手(21歳)が、ついに1軍デビューを果たしました。今月13日に支配下選手契約を締結し、試合では8番指名打者としてスタメン出場。初安打こそ逃しましたが、4度目の打席での右飛は手応えあるものでした。21歳の三塚選手は「ファームの投手とはスピードも切れも違っていましたが、その中でも最後の打席は結構手応えを感じることができました」と語り、前向きな姿勢を示していました。起用した阿部監督も「いい当たりが1本出たので、これからが楽しみです」と、期待を込めてコメントしました。

【阪神】49年ぶり5戦連続逆転負け…桐敷拓馬「自分がまたやってしまった」指揮官会見は20秒

阪神が49年ぶりとなる球団ワーストタイの5試合連続逆転負けを喫した。「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦は3回に2点を先制したが雨中のシーソーゲームに突入。4-4の延長10回に7番手岩貞祐太投手(33)が3連打を浴びて今季最長5時間10分は痛恨のサヨナラ負けに終わった。一時は最多14まで膨らんだ貯金も今季最多の5連敗で9まで減少。負のスパイラルから抜け出せない。   ◇   ◇   ◇降り続く雨の中での5時間10分。今季10度目の延長戦で、12球団最長のロングゲームには徒労感だけが残った。4-4の延長10回。7番手でマウンドに送った岩貞がつかまった。2死から小深田、黒川に連打を浴びると、石原にカウント1-1からの3球目スライダーをレフト前に運ばれた。「こんだけ長い試合で、敗戦につながる投球をしてしまって、本当申し訳ないです」。通算286試合の修羅場をくぐったベテラン左腕は、責任を背負い込んだ。雨にぬれながらスタンドから応援を続けた虎党も一時は歓喜した。3回に豊田がプロ入り初の2点適時先制打で連敗脱出への扉を開けた。先発大竹も5回1失点でゲームメーク。交流戦まで、救援防御率1点台を誇ったブルペン陣が0を並べられなかった。2点リードの7回に3番手を託した桐敷が誤算だった。10日西武戦(ベルーナドーム)で逆転を許す4失点KOからの雪辱マウンドでまた炎上した。無死一、二塁から村林に適時打を浴び、さらに投ゴロでの悪送球で犠打エラーで満塁を背負うと浅村に同点打を許し降板。直後に4番手ネルソンが勝ち越し犠飛を許した。「言い訳できない。自分がまたやってしまったので、切り替えて頑張るしかない」。2戦連続KOの昨季最優秀中継ぎ左腕は声を振り絞った。藤川監督は9回6番手漆原のピンチには、ジャンパーを着たまま自らマウンドに向かい、ゲキを入れた。それでも勝利の女神はほほ笑まなかった。10日西武戦(ベルーナドーム)から5試合連続の逆転負け。76年以来、49年ぶりの球団ワーストタイで、逆転負けは両リーグワーストの13試合まで増えた。今季負け数の半分が逆転負けだ。試合後の指揮官は20秒で会見を終えた。「明日ですね。とにかくしっかり。ファンの方もしっかり応援してくれている中で選手たちも必死にやっていますから。明日、しっかりみんなで頑張ると。それに尽きます」。この日、戦いの地・東北が梅雨入りした。湿りきったムードに包まれた負のスパイラルから早く抜け出したい。【伊東大介】【関連記事】阪神ニュース一覧

【日本ハム】新庄監督、プロ初勝利を収めた左腕のほっこりする勘違い「ピースじゃないよ」と記念撮影

日本ハムファイターズの新庄剛志監督(53)は、プロ初勝利を収めた細野晴希投手(23)の「ピースサイン」をインスタグラムで面白おかしく話題にしました。 今シーズン4回目の登板となった細野投手は、4イニングまで相手打線をノーヒットに抑え、6つの三振を奪い無失点の好投を見せました。5回には連打され無死一、二塁のピンチを招きましたが、8番打者の石原選手を遊撃への併殺打、9番打者の矢野選手を外角ギリギリの149キロのストレートで見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けました。 打線の援護もあって、6イニング78球を投げ2安打8三振2四球無失点で、プロ初勝利を手にしました。前回の6月5日に行われた阪神戦(エスコンフィールド)では、4回1/3を投げ7四球4失点でプロ初黒星となりましたが、8日間の調整期間を経て、今回6度目の登板で念願のプロ1勝目を達成しました。 試合後、新庄監督とともにウィニングボールを持ちながら記念撮影を行いました。新庄監督は指で1勝目の「1」を表しましたが、細野選手はピースサインをしていました。そこで新庄監督は細野選手の指を「1」に直し、笑顔溢れる写真撮影となりました。新庄監督はインスタグラムに「ピースじゃないよ 初勝利の1だよ!」と投稿しています。 ◆細野晴希(ほその・はるき)2002年(平成14年)2月26日生まれ、東京都八王子市出身。小学校2年生で交友ビクトリーズにて野球を始め、中学では軟式野球部に所属していました。高校は東亜学園に進学し、1年の夏からベンチ入りしましたが、甲子園出場はありませんでした。東洋大学では1年の秋からベンチ入りし、昨年8月の大学日本代表対高校日本代表戦ではアマチュア左腕最速の158キロを記録しました。2023年のドラフト1位で日本ハムに入団し、2024年6月18日の交流戦で阪神戦(甲子園)でデビューしました。身長180センチ、体重87キロ、左投げ左打ちです。

【巨人】サヨナラ負けで交流戦最下位転落「追いつけたことが収穫」「明日頑張ります」阿部監督

巨人がサヨナラ負けを喫し、交流戦最下位に転落した。最後は6番手の中川皓太投手(31)が大城に押し出し四球を与えた。先発フォスター・グリフィン投手(29)は8回途中115球1失点の好投も、今季5勝目を挙げることはできなかった。150キロ超えの直球と多彩な変化球を駆使して7回まで1失点。同点に追いついてもらった直後の8回に先頭の代打・中川に四球を与えると、続く宗に対して自身の犠打失策で無死一、二塁とした。ここで阿部慎之助監督(46)が交代を決断。無念の降板となったが、2番手の田中瑛斗投手(25)が無失点で切り抜けた。打線はオリックス先発宮城に封じられた。8回2死二塁から泉口友汰内野手(26)が左前適時打を放つも、続くトレイ・キャベッジ外野手(28)が左飛に倒れ同点止まり。好投のグリフィンを援護することはできなかった。阿部監督は試合後「向こうも素晴らしい投球をしていたので、追いつけたことが収穫じゃないですか。ピッチャーはね、ほぼほぼ全員で頑張れたので、切り替えて明日頑張ります」と話した。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【データ】阪神49年ぶり5試合連続逆転負け リリーフ陣の防御率が交流戦前1・68から3・82に

阪神が5試合連続で逆転負けを喫した。チームは負のスパイラルが抜け出せず、今季ワーストタイ5連敗。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日広島戦~6日中日戦にかけての5試合連続以来、49年ぶり。貯金も1桁「9」まで減らすことになった。   ◇   ◇   ◇▼阪神が10日西武戦から5試合続けて逆転負け。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日巨人戦~6日中日戦以来、49年ぶり2度目の球団ワースト記録だ。同年は首位に立っていた7月下旬から5戦連続逆転負けを含む9連敗。首位を明け渡した巨人を上回ることができず、最終的に2差の2位に終わった。また、交流戦前の阪神は52試合でリリーフ投手の防御率が1・68だったが、交流戦のリリーフ防御率は3・82へダウン。自慢のリリーフ陣が打たれるケースが増えた結果、交流戦前は2点差以上の逆転負けが3度(2点差2度、3点差1度)しかなかったのに、この5試合で4度も2点リードをひっくり返された。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【大学選手権】東北福祉大が青学大の3連覇の夢破る 冨田隼吾がバースデーV打「兄のために」

仙台6大学に所属する東北福祉大が、史上初の3連覇を狙っていた東都リーグ所属の青学大に逆転勝利しました。3点差を追っていた5回、同点に追いついた後には、1死一、二塁の好機が訪れました。この日22歳の誕生日を迎えた冨田隼吾内野手(4年=花咲徳栄)は、代打で登場し、左中間を破る勝ち越しの適時二塁打を放ちました。応援席からはバースデーソングが響き渡りました。準々決勝までは「4番指名打者」としてスタメン出場していたものの、この日はベンチスタートとなりました。「悔しさを胸に打席に立った結果です」。その思いが打球に乗ったのです。彼のトレードマークであるピンクの防具は、4歳年上の兄から買ってもらったものです。兄の彪斗さんは東京学館船橋(千葉)から千葉商大に進学し、野球部に入部。しかし、けがの影響で続けることができませんでした。「兄の分まで野球で活躍し、有名になりたいと思っていました。兄のために頑張りました」と隼吾は語ります。兄の影響で野球を始め、大きな目標としてここまで来ました。スタンドから見守っていた兄彪斗さんに、決勝打を届けることができました。

山本由伸、メジャーで苦しい5四球の結果、2本塁打5失点に落胆「なんとかプラスに…」一問一答

ドジャースの山本由伸投手(26)は、4回途中で5失点し、今季5度目の敗北(6勝)を味わいました。 1回、1アウトからアダメスに直球を右翼席に運ばれ、その後は球審の厳しい判定もあり、走者を出す苦しいピッチングが続きました。2回には1死一、二塁のピンチを切り抜けたものの、1-1の3回には3四球で満塁にし、スプリットを左翼席に運ばれて痛恨のグランドスラムを浴びてしまいました。 山本は5回2死二塁から四球を出し、主将シュミットに満塁弾を許したところで降板。ジャスティン・ロブレスキ投手(24)にマウンドを譲りました。 打線はジャイアンツのエース右腕ローガン・ウェブ投手(28)に対し、7回2失点の好投を許し、救援陣からも反撃及ばず。山本は4回2/3で102球を投げ、6安打5失点で今季ワーストの5四球を記録しました。最高速は96.9マイル(約155キロ)で、4奪三振を挙げました。 試合前の防御率はリーグ3位の2.20だったものの、今回の投球で7位の2.64まで悪化しました。 【山本の一問一答】 -ロバーツ監督は慎重になりすぎたのではと 「思うように投げられず、ランナーを溜めてしまいました。その結果、1発を浴びてしまいましたが、それ以前に3つのフォアボールでランナーを溜めたのが反省点です」 -普段はマウンドで表情を出さないが、今日はフラストレーションが 「点の取られ方も悪く、1球1球の内容も納得できませんでした。調子を早く戻し、いいピッチングを心がけていこうとしていましたが、なかなか修正できませんでした」 -中5日で苦しんでいるか 「5日間の過ごし方には満足していますので、問題だとは思っていません」 -中6日なら1日多い分なにかできることはあるか 「あるとは思いますが、そこが問題だとは考えていません」 -球数を少なくすることは 「もちろん、球数を少なく、長く投げることは大切です。バッター一人一人としっかり対戦することが少ない球数で長いイニングを投げることに繋がると思います」 -今季序盤に比べて最近は苦しんでいるが 「確かに苦しい時もありますが、いいピッチングをしても反省点はありますし、悪い中にも良いところはあります。そういった試合も次に繋げ、なんとかプラスに持っていければと思っています」 -最後に球速が落ちたが修正できなかった 「いろいろと試している中で、スピードが最後に少し落ちていたかもしれませんが、試行錯誤しながら投げました」...