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【阪神】高寺望夢が連続試合でスタメン入り、ヒット継続「嬉しいとは…」プロ通算5本目で初の単打

阪神タイガースの内野手、高寺望夢選手(22歳)が、2試合連続でスターティングメンバーとして活躍しました。今回は「6番・左翼手」で先発し、4回の2打席目で三塁線への詰まった打球が内野安打となり、2試合続けてのヒット記録となりました。プロ通算では5本目の安打で、初めての単打獲得でもあります。この試合では、3打数で1安打、1つの四球を記録しました。外野守備も順調にこなしました。13日のDeNA戦では、「6番・遊撃手」でプロ初の本塁打を放ち、同点のソロホームランを打ちました。「守備の準備はしていたので、本番でも問題なくできました。嬉しいとはあまり言えませんが、ヒットはヒットです。もっと冷静にプレーできるようになりたい」と謙虚に振り返りました。

【広島】小園海斗が祖父に捧げるプロ初満塁弾! 巨人に3タテ食らわせ16日から首位阪神と対決

小園海斗内野手(24)が自身初のグランドスラムで広島を3連勝に導き、祖父への最高の贈り物とした。試合は0-1で迎えた6回1死満塁の場面で、小園は巨人の山崎投手の高めの球を捉え、右翼席に運んだ。これがチームの今季初得点であり、逆転の満塁弾となった。これにより、広島は今季2度目の本拠地での巨人相手の3連勝を達成。前回の東京ドームでの3連敗を見事に返した形となった。16日からは首位阪神と0.5ゲーム差で敵地での3連戦に挑む。   ◇   ◇   ◇山崎投手の浮いた球に即座に反応した小園の一打は、右翼席まで伸びた。前進守備の右翼手を軽々越えたその打球は、ファンの大歓声に包まれ、赤い波が揺れる中、小園は右手を天に突き上げながらダイヤモンドを一周した。「どんな形でも1点は入れないとという気持ちだった。何とか食らいつこうと思った」と振り返った小園。ホームイン後はチームメートとハイタッチし、喜びを爆発させた。5月4日の中日戦で「グラウンドで弱い姿が見受けられる」と新井監督に指摘され、その後連続試合出場がストップ。そこから「弱い自分」との決別を図り、13日の巨人戦からは積極的に初球を打ちにいく姿勢を見せた。3試合で14打席中12打席でファーストストライクを狙った。13日に祖父が他界。祖父は幼いころから野球の魅力を教えてくれ、甲子園にも連れて行ってくれた特別な存在だった。「一昨日、1人でたくさん泣いた」と話す小園は、祖父の笑顔を胸に戦い続けた。プロ初の満塁弾でシーズン2号とし、昨季に並ぶ快挙を達成。新井監督は「追い込まれた中で、高めの変化球をしっかり捉えたのはさすが。まだまだ期待している」と小園の成長を称えた。チームは前回敵地での3連敗を、今回は本拠地での3連勝で返した。16日からは0.5ゲーム差の首位阪神と3連戦を控え、小園は祖父の告別式に参列する予定。祖父の思いを胸に、新たな決意を抱いて、甲子園へと向かう。▼広島小園がプロ初の満塁本塁打。広島の選手が本拠地の巨人戦で逆転満塁本塁打を放ったのは、1980年7月8日の山本浩二、2002年8月4日の西山秀二に次いで3度目。▼広島がマツダスタジアムでの巨人戦でシーズン6連勝したのは、2018年開幕から9連勝して以来7年ぶり。

【巨人】阿部慎之助監督「僕の全て采配ミスですよ」今季初4連敗で貯金消滅 鬼門マツダ6戦6敗

巨人は逆転負けで今シーズン初の4連敗となり、最大で「5」あった貯金がなくなりました。先発の山崎伊織投手(26)は、1本のホームランに泣かされました。5回までは無失点の投球を続けていましたが、6回1死満塁の場面で広島の小園に満塁ホームランを許し、6回7安打4失点で悔しい降板となりました。これが今季初の黒星です。打線も再三のチャンスをモノにできませんでした。5回、2死満塁から4番のキャベッジが押し出し四球を選び、4試合ぶりに先制点を挙げましたが、続く6回の無死満塁の好機では得点を奪えず、流れを広島に渡してしまいました。阿部慎之助監督(46)は「必死にみんなやっているから、僕の全て采配ミスですよ」と選手たちをかばいました。特に5回、6回の攻撃については「スクイズを出せなかった僕の責任です」と振り返りました。これでチームは今季マツダスタジアムで6連敗となり、“鬼門”での戦いが続いています。

【ロッテ】2年目の右腕、木村優人がプロ初セーブを記録「いつも通り」10代での記録は球団35年ぶり4人目

ロッテの高校卒2年目、右腕投手の木村優人(19)がプロ初のセーブをあげました。3点リードの9回に登板。「9回だからといって無駄に力を入れず、いつも通り投げました」と振り返り、2人のランナーは出しましたが、失点はゼロに抑えました。「結果的にセーブがついて、本当に良い経験ができたので、次の登板でも気を緩めず、しっかりと1人1人のバッターに向き合いたい」とさらに意気込みを示しました。▼19歳11カ月の木村によるプロ初セーブ。10代でセーブを記録したのは2019年の平良(西武)以来で、ロッテでは1974年に4セーブを記録した三井、1988年の伊良部、1990年の前田に次いで、35年ぶり4人目となります。また、捕手は19歳8カ月の寺地でした。10代のバッテリーでセーブを上げたのは、1985年の渡辺久-仲田(西武)以来、40年ぶり2組目となります。彼らは5月17日、18日の阪急戦2試合で記録を達成し、渡辺久は19歳9カ月、仲田は19歳3カ月でした。

【DeNA】審判の見事な判定 勝利を決めた二盗成功、外側からの観察

審判の隠れた見事な判定がありました。DeNAの8回の攻撃での出来事です。2死一塁の場面で、代走の石上泰輝選手(23)が相手の警戒をかいくぐり、見事に二塁への盗塁を成功させました。阪神はリクエストを行いましたが、判定は覆りませんでした。この回、DeNAは待望の先制点を奪取しました。その際、二塁審の川口亘太氏(53)はダイヤモンドの外側に位置し、外野側からタッチの瞬間をしっかりと確認していました。日本では約20年前から、二塁ベースの判定は通常ダイヤモンドの内側から行われてきました。しかし、近年では守備位置がベースの前に出ることが増え、そのため追いタッチの形になることが多くなっています。内側からでは視界が制限されるため、メジャーリーグやNPBでは一部の審判が外側からの判定を行うケースも見られるようになりました。

【楽天】浅村栄斗、平成生まれ初の通算2000安打に残り2本 ロッテ戦の7回に左前適時打

楽天浅村栄斗内野手(34)が、平成生まれ初の通算2000安打まで残り2本とした。「楽天スーパーナイター」と銘打たれた東京ドーム開催のロッテ戦に「7番DH」でスタメン出場。5点を追う7回2死一、二塁、八木の4球目、142キロ直球を左前適時打とした。14日のロッテ戦では3安打の固め打ちで、今季3度目の猛打賞を記録した。前日の試合後には「2000本で終わりじゃないので、あんまり2000本、2000本と思わず、1本でも多く打てるように」と話していた。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【阪神】森下翔太、ジャクソンの151キロ死球に激怒 バットを投げ捨て、険しい表情に

阪神タイガースの森下翔太選手(24)は、死球を受けた際に感情を露わにしました。試合の4回表、打席に立つ森下選手は、カウントが1-1の時、アンドレ・ジャクソン投手(29)の投じた151キロの球が内角高めに入りました。その球は右肘の下をかすったものの、大きな怪我にはつながらず、森下選手は怒りを隠せないままバットを勢いよく三塁ベンチ方向へ投げ捨て、一塁に歩いて行きました。

【日本ハム】宮西尚生、驚異の新記録!880試合連続救援登板で岩瀬仁紀を超える快挙 見事な無失点

日本ハムの宮西尚生投手(39歳)がプロ野球における880試合連続救援登板という新しい記録を達成しました。この日は0-0の7回、2アウト3塁の場面で玉井選手に代わり3番手として登板。オリックスの西川選手を二ゴロに打ち取り、無失点でピンチを切り抜けました。ベンチに戻ると、新庄剛志監督(53歳)から「みや、みや!」と声をかけられ、花束を受け取りました。スタジアムの大型ビジョンには記録達成を祝う画像が映し出され、オリックスファンからも称賛の拍手が送られました。宮西投手は10日の楽天戦(エスコンフィールド)で今季10試合目の登板を果たし、元中日の岩瀬仁紀投手(50歳)が持つ連続試合リリーフ登板の記録に並んでいました。岩瀬選手の記録はプロ2年目の最後の試合で1度だけ先発登板をしていますが、宮西投手は一度も先発することなく、デビュー以来すべて救援登板で記録を更新しました。試合後、宮西投手は「岩瀬さんが偉大すぎて、並んだという感覚が全くありません(笑)。本当にここまで18年間、がむしゃらにやってきて、気づいたらここまで来ていました。監督やコーチ、トレーナーの皆さん、裏方の方々のサポート、そして先輩方のフォローがあってこその達成です。このチームでなければ達成できなかったと思います。様々な出会いに感謝です」と話しました。宮西尚生(みやにし・なおき)、1985年6月2日兵庫県生まれ。市尼崎高校、関学大を経て2007年に大学・社会人ドラフト3巡目で日本ハムに入団。ルーキーイヤーからセットアッパーとして活躍し、21年まで14年連続で50試合以上の登板を記録しました。2024年8月4日、ソフトバンク戦でプロ野球史上初の400ホールドを達成。2016年、2018年、2019年には最優秀中継ぎ投手に選ばれています。2017年はWBC日本代表としても活躍。身長180センチ、体重81キロ、左投げ左打ち。今季の推定年俸は6500万円です。

プロスピAでイチロー氏に新たな特殊能力 松井秀喜氏との対談が公開「イチローさんは特殊能力だらけ」

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは15日、YouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」で、イチロー氏(現在51歳、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)と松井秀喜氏(現在50歳、ニューヨーク・ヤンキースGM特別アドバイザー)の特別対談動画を公開しました。モバイルゲーム『プロ野球スピリッツA』では、16日よりイチロー氏に新たな特殊能力が追加されます。既存の特殊能力「イチロー」の効果が強化され、さらに広い角度でヒットを打ちやすくなる「ハイアベレージヒッター」が新たに実装されます。   ◇   ◇   ◇【イチロー氏と松井氏の一問一答】-松井さんは、イチローさんがアメリカに挑戦することについてどのように感じていましたか?松井氏: 「気にしていました。日本で見ていたイチローさんがメジャーに行って、どんな打撃やプレーをするのか非常に興味がありましたね。かなり注目していました。」イチロー氏: 「松井さんがアメリカでプレーしたいと強く思ったのはいつだった?何かきっかけがあった?」松井氏: 「1999年のプレーオフでヤンキースの試合を観に行きました。ヤンキー・スタジアムで試合を見て感動しました。あの感動が忘れられなくて、『メジャーに行きたい』と思いました。」イチロー氏: 「日本でプレーしている時に、何をしても打てると感じたことはなかった?それで寂しさを感じることはなかった?」松井氏: 「イチローさんがそう感じているのはよくわかる気がします。日本でのプレーが満たされないと思っていたのは感じていましたね。イチローさんの打席を見ながら、自分ならどうだったかと考えたことはありました。」 -追い込まれた際の打席でのアプローチは?イチロー氏: 「できるだけボールを長く見る。変化球を待ちながら直球にも対応するというスタイルで、これにはアメリカでも驚く人が多いです。遅い球を待ちながら直球を打つのは難しいですが、ショートの後ろに落とす技術が僕の特徴でした。」松井氏: 「言っていることは非常に理解できますが、それを実行するのはまた別の話です。遅い球を待ちながら速球も対応できる打者は少ないと思います。自分も遅い球を待ち、速いボールが来たら手が出てもキャッチャーミットに入るイメージがありますね。」イチロー氏: 「僕は、キャッチャーミットに収まる瞬間にファウルができれば良いという感覚ですね。」松井氏: 「イチローさんの能力は特殊能力だらけなんですよ。」-イチローさんは全てにおいて特化している?松井氏: 「全てが特殊能力です。我々から見るとそう思いますね。全ての能力が高い選手はいないと思います。自分は打つことに特化していますが、全てに特化している選手はいません。」

【日本ハム】2カード連続で勝ち越し!郡司裕也が34打席ぶりに勝ち越しの2点適時打、宮西尚生が今季1勝

日本ハムは試合の終盤で勢いを見せ、2カード連続の勝ち越しを達成しました。0-0で迎えた7回1死満塁の場面で、捕手の郡司裕也選手(27)が左前に2点の適時打を放ち、試合をリード。郡司選手は4月22日の楽天戦以来、33打席連続無安打と苦しんでいましたが、この34打席ぶりのヒットが貴重な決勝打となりました。さらに8回無死満塁の場面では、捕手伏見寅威選手(35)が中前に適時打を打ち、内野手の水野達稀選手(24)は右翼への2点適時二塁打を追加し、追加点を挙げました。 投手陣では、今季初登板で初先発の細野晴希投手(23)が勝利を逃したものの、6回で6安打2四球無失点の好投を見せました。0-0の7回2死三塁の場面で、3番手として登板した宮西尚生投手(39)が880試合連続リリーフ登板のプロ野球新記録を達成。マウンドではオリックスの西川選手を二ゴロに打ち取り、無失点に抑える好投を見せ、その直後の7回裏にチームが勝ち越したため、今季初の勝利が転がり込みました。 この結果、チームは貯金を7に増やし、2位とのゲーム差を2に広げました。