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ソフトバンク王会長が“長嶋茂雄賞”の創設「いずれそうなる」機運高まる「功績共有してほしい」

6月3日に89歳で死去した「ミスタープロ野球」こと巨人長嶋茂雄終身名誉監督の功績を後世に残すべく、「長嶋茂雄賞」創設の機運が高まってきた。ソフトバンク王貞治球団会長(85)は16日、群を抜いた長嶋氏の功績を次世代と共有していく必要があるとした上で、同賞の創設について「いずれ、そうなるでしょう」と断言した。   ◇   ◇   ◇王会長は「寂しいね。とにかく存在が大きすぎて。あとは心の中で生き続けてもらうしかない」と言葉を絞り出した。その上で、長嶋氏の歩みを次世代へと継承する意義を強調した。「我々は、長嶋さんと共に時を過ごせて幸せだった。これからの人たちは、大谷翔平選手のような存在と一緒に、長嶋さんの功績を共有していってほしい」と語った。すでに一部球界関係者の間では「長嶋茂雄賞」や「王貞治賞」の創設を求める声が上がっており、特に「長嶋茂雄賞」については、プロ野球元コミッショナーで22年に80歳で死去した熊崎勝彦氏も以前、インタビューで「沢村賞はピッチャーのもの。打撃でも名だたるような賞を設けたい」と構想を語っていた経緯がある。現在のNPBでは、名前のついた賞は「沢村栄治賞」と、球界発展への貢献をたたえる「正力松太郎賞」の2つだけ。対してMLBでは、投手の「サイ・ヤング賞」、打者の「ハンク・アーロン賞」、指名打者の「エドガー・マルティネス賞」に、ポストシーズンでの活躍に贈られる「ベーブ・ルース賞」や、さらには社会貢献をたたえる「ロベルト・クレメンテ賞」など、レジェンドと連動した多彩な功労賞が存在する。NPBでも新たな賞の創設に向けた動きが今後本格化する可能性がある。球界関係者からは「長嶋茂雄賞」を年間MVPに、「王貞治賞」を本塁打王に贈るといった案も出ている。選考基準などの詳細は今後の課題となるが、日本球界に名を残す偉人たちの功績を形として残すための議論が加速しそうだ。【鳥屋越直子】

鈴木誠也選手と畠山愛理さん、「父の日」に家族でグラウンドに登場 – 長男と次男を抱いて感謝のひととき

「父の日」を記念して、MLBカブスの鈴木誠也外野手(30)とその妻で元新体操日本代表の畠山愛理さん、そして二人の息子がグラウンドに登場しました。その日は「父の日」とあって、試合前にはカブスの選手たちの妻と子供たちがグラウンドに集まり、記念日を祝いました。ジャスティン・ターナー内野手(40)をはじめ、選手たちは子供を抱いて参加。鈴木選手と畠山さんも長男と次男を抱っこし、笑顔でカメラに応え、心温まるひとときを過ごしました。鈴木選手は試合に「3番右翼」として出場し、4打数ノーヒットながら1打点を記録。試合は延長10回に1番のハップ選手が適時打を放ち、サヨナラ勝ちを収めました。この結果、チームは今季最多の貯金16を達成し、地区首位の座をしっかりとキープしています。

大谷翔平 投手早期復帰の背景は? 本人の意見尊重、ドジャースの苦しい投手事情も

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)が、アメリカ西海岸時間で16日午後7時10分(日本時間では17日午前11時10分)に始まるサンディエゴ・パドレスとの試合で二刀流でのプレーを再開することとなりました。この発表は、15日(日本時間の16日)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦が終わった後、チームの公式X(旧Twitter)によって行われました。 試合の後、デーブ・ロバーツ監督が復帰に至る経緯について説明しました。彼は、球団の編成都長であるアンドリュー・フリードマン氏、投手コーチ、チームドクター、そして大谷選手本人との協議を経て復帰を決定したと述べました。「これまで3度のライブBP(実戦形式の投球練習)を行って、少し負担もありましたが、大谷選手が『メジャーの試合で投げる準備ができた』と伝えてくれました」と監督は明かしました。 これまでライブBPを試合前に行い、その数時間後には打者として試合に出場していた大谷選手の状況について、ロバーツ監督は「ダブルヘッダーのような感覚だったと思う。我々としては(復帰プロセスは)初めてのことですが、大谷選手自身は一度経験しています。ショウヘイの意見を重視し、実戦でそのエネルギーを発揮してもらうことにしたのです。彼自身がとても楽しみにしています」と述べ、大谷選手の意見を尊重したことが重要な要因だったと語りました。 さらに、チームの投手陣が苦しい状態にあることも、大谷選手の早期復帰を後押ししました。監督は「1イニングでも2イニングでも彼が投げてくれれば、チームにとって非常に助かります」と話しました。ベテラン投手のクレイトン・カーショウ(37)は復帰しましたが、サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネル、昨年9勝を挙げたタイラー・グラスノー、そして佐々木朗希(23)など、チームは先発投手の不足に苦しんでいました。 一方、大谷選手は前回10日のライブBPで44球を投げ、3イニングを想定し、6つの三振を奪うなど順調な調整ぶりを見せていました。14日のジャイアンツ戦後の囲み取材で「試合で投げる準備はほぼ整いました」とコメント。大谷選手の体調、チームの状況、そして自身の強い復帰意欲が交錯し、急速な復帰につながったのです。

【ソフトバンク】山川穂高が登録抹消 打率.204、9本塁打 昨季2冠も直近不振でスタメン外

ソフトバンクは16日、山川穂高内野手(33)の出場選手登録を抹消した。山川は今季59試合に出場し、打率2割4厘、9本塁打、28打点。5月15日の西武戦では不振で移籍後初めて4番から外れた。さらに6月5日の中日戦では同じく初のベンチスタート。6月の月間成績は打率1割6分7厘、0本塁打、2打点。直近では6月14日のDeNA戦に「6番一塁」でスタメン出場し、4打数無安打だった。昨季は全143試合に出場し、本塁打と打点でリーグ2冠を獲得した。西武からFA移籍1年目で4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。今季も本塁打と打点でチーム2冠だったが、登録抹消で復調を目指すことになった。【関連記事】ソフトバンクニュース一覧

【大谷翔平、過去の復帰登板】エンゼルス時代の20年、693日ぶりにマウンドへ上がるも…

ドジャースの大谷翔平投手(30)は、日本時間17日のパドレス戦において、再び二刀流としてのプレーを復活させます。大谷の過去の復帰初登板について振り返ると、2020年が一つの例として挙げられます。彼はエンゼルスでプレーしていた2018年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、2019年9月には左膝の手術を経験しました。度重なるケガを乗り越え、2020年7月26日のシーズン開幕3戦目となるアスレチックス戦で復帰を果たしました。そのマウンドは、2018年9月2日以来、実に693日ぶりでしたが、結果は1回途中で3安打5失点、3四球でプロ最短のKOとなりました。30球を投げ、ストライクは15球、直球の最速は152キロにとどまりました。果たして、今回の復帰登板はどう展開するのでしょうか?

【中日】小山伸一郎2軍投手コーチの謝罪会見~「時間つぶしが犯罪に…」/一問一答

過去にオンラインカジノを利用し、愛知県警から単純賭博容疑で任意の取り調べを受けた中日ドラゴンズの小山伸一郎2軍投手統括コーチ(47)は、謹慎期間(5月19日から28日間)を経て、ナゴヤ球場で謝罪会見を行いました。スーツ姿で現れた小山コーチは、「本当に申し訳ありません」と深く頭を下げました。彼は17日の2軍の試合から現場に復帰します。以下は一問一答の内容です。(テレビ)-明日からチームに合流「このたびは自分の浅はかな行動によって、中日ドラゴンズの皆さま、およびファンの皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」-4週間の謹慎期間は「野球以外のことを考える時間が増え、正直きつかったです。2軍や1軍の試合を見て、復帰時にスムーズに入れるよう勉強していました。この期間でより一層野球が好きになりました。」-選手やチームとはどう向き合っていくか「この度復帰を許してくれた中日ドラゴンズに感謝しています。この1カ月で新たな視点から、若い選手たちの育成に全力を注ぎたいと考えています」-キャンプ時の自主申告期間に申告しなかった理由は「ドラゴンズに来たばかりで、周囲に相談できずに自分で処理しようとしてしまったことが、結局このような事態を招いてしまいました。これを反省しなければなりません」 -オンラインカジノを利用した経緯や、違法性を認識していなかったか「当時は、携帯ゲームの延長のような軽い気持ちで始めたことが問題だったと思います」(ペン)-違法性は認識していなかったか「最初は認識していませんでした」-復帰が決まり、井上監督や落合2軍監督に連絡したか「はい、連絡しました」-どんな言葉を「さらに厳しい視点から、今後の行動が重要になるとのことでした」-問題が発覚した当時においてはどうだったか「厳しく叱責され、『まず家族に謝罪しろ』と言われました。特に妻に対して謝罪するように言われ、それに時間を割いて謝罪しました」-謹慎の4週間はどのような時間だったか「自分の過去の野球での行動を見直す時間だったと思います」-自己申告があった2月のキャンプ以降、相談できなかったか。その時の心境は「漠然に日々を過ごし、オンラインカジノの記事を見るたびに、自分も…と思いながら言い出せなかった自分を反省しています」 -明日からは通常のコーチ業務を行うか「落合2軍監督が最終的に判断されると思いますが、今は明日から合流するということしか聞いていません。現場に行ってからの話になると思います」-選手たちにはどんな言葉をかけるか「1カ月間空けてしまったこと、指導者としてこういうことをしてしまったことを謝り、今後の行動にも気をつけるということを伝えたいです」-使用当初は違法性は分からなかったと。違法だと認識したのはいつか「警察との話なので控えますが、ニュースで目にするようになり、これはよくないことだと気づきました」-気軽にできるから怖いというのはあるか「気軽にできるが故に、ほんの少しの時間潰しが大きな問題に発展しました。これを改めて考えたいと思います」-県警からの連絡を受けたときの心境は「いずれ来るだろうとは思っていましたが、それに備えていました」-謹慎期間中の活動は「井上監督と落合2軍監督から『仙台で謝ってこい』と言われ、1週間ほど仙台に戻りました。その後はずっと名古屋にいました」

大谷翔平が1年10カ月ぶり投手復帰、球宴後見込みも前倒しでパドレス戦に先発/これまでの経過

ドジャース大谷翔平投手(30)が16日(同17日)パドレス戦で先発として投手復帰する。大谷は23年9月に2度目の右肘手術後、ここまで3度のライブBP(実戦想定の投球練習)を行っている。デーブ・ロバーツ監督(53)は「1イニングか2イニングなのか分からないが、我々にとっていいこと。彼も準備ができている」と語った。7月15日(同16日)のオールスター戦後の復帰を見込んでいたが、リハビリを順調に消化し、大幅に早い復帰となった。23年8月23日のレッズ戦以来、約1年10カ月ぶりのマウンドに上がる。【大谷の主な術後経過】◆23年9月:右肘を手術◆24年3月:術後初のキャッチボール◆24年5月:約15メートルのキャッチボールで術後最多の70球◆24年6月:術後最長の約24メートルのキャッチボール◆24年7月:30メートル以上のキャッチボールで87マイル(約140キロ)を計測◆24年8月:術後初のブルペンで10球◆24年10月:ワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷◆24年11月:ワールドシリーズで負傷した左肩を手術◆24年12月:キャッチボール再開を大谷が明かす◆25年2月:左肩手術後初のブルペン入り◆25年5月20日:キャッチボールでスライダーを解禁◆25年5月25日:術後初のライブBPで22球、最速97マイル(約156キロ)◆25年5月31日:2度目のライブBPで29球、2ニング想定で最速97マイル(約156キロ)◆25年6月10日:3度目のライブBPで44球、3イニング想定で6奪三振、最速96マイル(約155キロ)【ライブ速報】ドジャース-ジャイアンツ

大谷翔平、パドレス戦で二刀流再登場決定!約1年10カ月ぶりにマウンドに ロバーツ監督「1イニング」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)が、現地時間16日午後7時10分(日本時間17日午前11時10分)に始まるサンディエゴ・パドレス戦で、約663日ぶりに二刀流で試合に戻ることが決まりました。この情報は、球団の公式X(旧ツイッター)で公表されました。今回はオープナーとして1イニングを投げる見込みで、投打双方で同時に出場します。大谷がマウンドに立つのは、2023年8月23日のシンシナティ・レッズ戦以来、約1年10カ月ぶりとなります。 サンフランシスコ・ジャイアンツとの3連戦を2勝1敗で勝ち越した試合後に、監督のデーブ・ロバーツは「数日のうちにオープナーとして起用することがあり得る。その際はおそらく1イニングとなる。ライブBP(実戦を想定した投球練習)も十分に行ってきたので、彼はマウンドに戻る準備が整っている」と語りました。 この日、大谷は軽めのキャッチボールを行いながら試合前に調整を行い、翌日の復帰に向けて状態を整えました。監督によると、急遽復帰が決まった背景には「3イニングのライブBPを考えていたが、その後に打者としてプレーするとダブルヘッダーのような負担になる。それなら試合で実際にその力を使おうと判断した。彼自身も非常に楽しみにしている」との意向があったそうです。 大谷は前日のインタビューで、現状について「十分試合で投げるレベルには近づいている」と自信を見せました。監督は「通常の先発投手のようにマイナーの試合やライブBPで強度を上げるのではなく、短いイニングから始め、徐々に増やしていく」と今後の方向性を語りました。

【阪神】岡田顧問が6連敗後に報道陣に囲まれる「なんでそんなん答えないとあかんの」/一問一答

元阪神監督である阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が15日、東日本放送の「khbスーパーベースボール、楽天-阪神」でテレビ解説の中で、阪神の佐藤輝明内野手(26)の走塁について意見を述べました。 2-2の延長11回、佐藤輝は本塁打性の打球を中堅へ放ちましたが、フェンスに直撃しました。しかし、打球を見て確信歩きしたため、一塁どまりで二塁には進めませんでした。この点について岡田氏は「これ大きいよ。セカンド行くのと行かないのでは」と述べ、結局甲子園は得点機を逃しサヨナラ負けとなりました。 岡田顧問への一問一答は以下です。    ◇   ◇   ◇ -試合を見て感じることが多かったのでは 俺は解説者じゃないから言えないやん。あるけどさ、言えないの。 -テレビでは、佐藤輝の確信歩きを「慢心」と そういうことや。打ったら走る。それが当たり前やんか。 -流れを変えたとまではいかなかったが 流れは変わったやんか。点を入れたし。当たり前だよ。 -伊原は早めに降板 あれは俺がやってるんちゃうねんから、なんでそんなこと答える必要があるの。 -最近、救援陣のイニングまたぎも多い それは仕方ないことや。試合が厳しい展開になるからな。 -先発陣の降板が早いからなのか それは知らんがな。なんでそんなこと答えないとあかんのや。 -勝つための継投で2イニング なんで2イニングいかなあかんかってことや。そういうことやんか。 -石井がケガした影響か それは仕方ない。あんなアクシデント、しょうがないやん。...

佐々木朗希はリハビリが進まず数日前に注射 ロバーツ監督「強度を上げられない状態」

ドジャースの投手、佐々木朗希選手(23)について、デーブ・ロバーツ監督(53)は、リハビリが思うように進んでいないことを明かしました。ここ数日間、キャッチボールを控えていることに対し、「強度を上げることができない状態にある。感覚が良くなるまでスローイングを控えている」と述べました。また、数日前に注射を受けたことを明かし、「痛みはないと考えている。違和感や張り、強度の問題がある」と説明しました。5月末頃にキャッチボールを再開した段階からリハビリの進行が後退し、長期間の離脱は避けられない状態になっています。今シーズン、佐々木選手不在の状況で戦う見通しについて、監督は「その考えはフェアだと思います。もちろん、復帰を期待していますが、彼の不在を想定したプランを立てるのはフェアな考え方です」と話しました。