baseball

ロバーツ監督が明かす大谷翔平の強い意志「パドレス戦と打順1番は彼自身の希望」

ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、2度目の右肘手術から復帰を果たす大谷翔平投手(30)に対する期待感を語りました。試合前の記者会見で、「ドジャースの一員として初登板することになり、興奮しています。多くの人々が彼の二刀流のプレーを見るのを楽しみにしていました」と述べ、大谷がメジャーでの投球に向けて準備が整い、体調も万全であることを明かしました。「どれくらいのイニングを投げるかはまだ決まっていませんが、チームやファン、メディアも皆、この瞬間を待っていました」と期待を寄せました。パドレスとの試合に投げることを大谷自身が望んだことを明かし、「地区のライバルであるパドレスを相手に初登板を希望するのは、彼の強い闘志の表れだ」と話しました。打順についても彼が1番を望んだため、その希望を尊重したことを語りました。

大谷翔平 メジャーで2度目の二刀流復活 球数、最速、内容は…2020年との比較

663日ぶりに、投打二刀流が復活しました。2023年に2度目の右肘手術を受けたドジャースの大谷翔平投手(30)が、本拠地でのパドレス戦で「1番投手」としてスタメン出場しました。大歓声の中、ドジャースタジアムのマウンドに初めて登場しました。前回の復活登板は、エンゼルス時代の2020年7月26日のアスレチックス戦でした。その試合と今回の復活登板を比較してみましょう。(<1>=1度目の復活登板、<2>=2度目の復活登板)◆イニング・打者・失点<1>0/3・6人・5失点<2>1回・5人・1失点◆球数<1>30球<2>28球◆被安打・四球<1>3安打・3四球<2>2安打・無四球◆最速<1>152キロ<2>161キロ

大谷翔平、二刀流再開の試合で一失点と不運も活躍 最速161キロ、スタンドから熱烈な声援

ドジャースに所属する大谷翔平投手(30)が「1番投手」として、633日ぶりに二刀流としての試合に復帰しました。スタンドに詰めかけた観客の大歓声の中、予定の1イニングを2安打1失点で無事終えました。 バッター1番には、2021年の本塁打王であるフェルナンド・タティス外野手(26)が迎え撃ちました。初球の97.6マイル(約157キロ)のツーシームでファウルを打たせ、その後98.3マイル(約158キロ)の直球で空振りを奪取。フルカウントから内角の99.1マイル(約159キロ)の速球で打ち取ったかに見えましたが、運悪く右前に落ちるヒットとなりました。 打順2番には、2022年から3年連続で首位打者のタイトルを誇るルイス・アラエス内野手(28)が並びました。まず初球の直球が暴投となり、無死二塁の状況に。それでも1球1球で磨きをかけ、ついに4球目の直球で100.2マイル(約161キロ)を記録。カウント2-2から低めのツーシームを中前に運ばれ、無死一、三塁とピンチを広げました。 打順3番のマニー・マチャド内野手(32)はメジャー通算352本塁打の強打者。カウント1-1からスイーパーで追い込むも、フルカウントの後、外角スイーパーを拾われ中犠飛で先制されました。 4番には日本プロ野球でも活躍したラリー・シーツを父に持つギャビン・シーツ内野手(29)が登場し、1アウト一塁での対戦。1ストライクから内角低めのツーシームで追い込んだが、フルカウントにされたところで、内角の速球で打ち取り、二塁手エドマンの好守もあり2アウト二塁に。 5番のザンダー・ボガーツ内野手(32)、メジャー通算189本塁打の成績を持つ。カウント1-1からツーシームを打たせ、三ゴロで1イニングを終了しました。 この1イニングで28球、2安打無四球1失点を記録。速さは最大100.2マイル(約161キロ)に達しました。ベンチでは山本由伸投手(26)や佐々木朗希投手(23)、パドレスのダルビッシュ有投手(38)もその様子を見守りました。観客からは一球ごとに熱烈な声援が送られていました。 大谷はその後の第1打席で空振り三振を喫し、2回からはアンソニー・バンダ投手(31)にマウンドを譲りました。 8月23日(日本時間では24日)のレッズ戦以来の登板で、7月15日(同16日)のオールスター戦前後と予想されていましたが、早まっての電撃復帰となりました。デーブ・ロバーツ監督(53)によると、短いイニングで交代するオープナーとしての起用が見込まれるとのことです。 パドレス先発のディラン・シース投手(29)は、大谷の二刀流に深い縁がありました。大谷がMLB移籍後の初の二刀流デビューとなった2021年4月4日(日本時間では5日)、エンゼルス・スタジアムで当時ホワイトソックスのシースと対しました。大谷は5回途中で3失点(自責1)で降板したが、第1打席で右翼席へ本塁打を放ちました。 大谷は今季打者として打率2割9分7厘、リーグ単独トップでメジャー3位の25本塁打、41打点、11盗塁を記録。OPS(出塁率+長打率)は1.035を誇ります。

大谷翔平が「二刀流」で復活!「1番投手」としてドジャースタジアムで初登板

ついに大谷翔平が投打での活躍を再開しました。ドジャースに所属する大谷選手(30)は、パドレスとの本拠地試合で、「1番投手」としてスタメン出場を果たしました。 ピッチャーとしての出場は、エンゼルス時代の2023年8月23日に行われたレッズ戦(エンゼルスタジアムでの2番投手)以来、663日ぶりとなります。メジャーリーグ通算で87試合目の登板で、ドジャース移籍後では初めてのことです。 エンゼルス時代にはドジャースタジアムでの登板経験はなく、今回が同スタジアムでの初登板となります。「1番投手」としての登場は、2023年6月2日のアストロズ戦以来、745日ぶりです。 大谷選手は10勝をマークした2023年のシーズン後、9月に2度目となる右肘の手術を受けました。それから19カ月にわたるリハビリ期間を経て、ついにマウンドに復帰しました。今回の試合では、先発で1イニング投げる予定です。 ★大谷選手の手術後の経過 2023年9月19日 2度目の右肘手術。 2024年3月25日 キャッチボールを再開。 8月24日 手術後初のブルペン入り。 9月21日 年内最後のブルペンを8度行う。 11月5日 WSで負傷した左肩を手術。 2025年2月15日 キャンプ中にブルペン調整。 2月25日 開幕前最後のブルペン。打撃調整に重点を置き、投手調整は控えめに。 3月29日 開幕後初のブルペン入り。 5月10日 調整再開後10度目のブルペン。イニング間のインターバルを設けて35球投げる。 5月17日 ブルペンで術後最多の50球。 5月20日 キャッチボールによる調整で、肘に負担のかかるスライダーを再び投げ始める。 5月25日 手術後初のライブBPに登板。エンゼルス時代の2023年8月以来の打者との対戦。5人に合計22球を投げる。 5月31日 2度目のライブBPで、ドジャーススタジアムでの初登板。2回想定で7人に29球。 6月10日 3度目のライブBP。3回想定で11人に44球。

水原一平被告が収監 西海岸を希望したが米大陸東部の刑務所へ 警備レベルの低い施設

ドジャース大谷翔平選手(30)の銀行口座から不正送金し銀行詐欺などの罪で禁錮4年9月が確定している元通訳、水原一平被告(40)が収監期限だった16日(日本時間17日)、東部ペンシルベニア州の連邦刑務所に収監されたと連邦刑務所局が明らかにした。収監は同被告の要望で2度延期されていた。本人は居住地であるカリフォルニア州がある西海岸での収監を希望していたが、その望みはかなえられず、米大陸の反対側である東海岸、ペンシルベニア州アレンウッドの刑務所に入った。ESPN電子版によると、ここは警備レベルの低い施設だという。水原受刑者は大谷の通訳だった21年11月ごろから昨年3月ごろにかけて違法スポーツ賭博で多額の借金を抱え、大谷の口座から無断で胴元に送金。盗んだ額や約1659万ドル(約24億1000万円)と伝えられている。賭け総額は3億ドル(約435億円)に上り、借金総額は約4100万ドル(約59億円)だったという。複数の米メディアによると、同受刑者は刑期終了後、日本へ強制送還される見込みだという。

大谷翔平、ナ・リーグ最多得票 オールスター戦の中間発表「DH部門」139万8771票

米国メジャーリーグ機構は16日、アトランタで7月15日に行われるオールスター戦の先発選手を決定するためのファン投票の第1回中間結果を発表しました。ナショナル・リーグの指名打者(DH)部門で活躍するドジャースの大谷翔平選手が、139万8771票を獲得し、同リーグで最多の票を得ました。 このファン投票は2段階で行われます。26日までの第1次投票で各リーグの最多得票選手は、先発出場が決定されます。ナ・リーグの全体2位には、大谷選手のチームメイトである一塁手のフリーマン選手が113万6389票で続いています。DH部門での2位は、15日にレッドソックスからジャイアンツに移籍したディバース選手が79万6382票を獲得し、3位はカブスの鈴木誠也選手が35万8138票で追う形となっています。 アメリカン・リーグでは、ヤンキースの外野手ジャッジ選手が156万8527票を獲得し、全体1位にランクインしています。全体1位以外の各ポジションで上位2名(外野手は6人または4人)が、6月30日から7月2日まで行われる最終投票に進むことができます。(共同)

【Q&A】大谷翔平の「二刀流」電撃復帰の見所は? ストライク率、投球スタイル、観客の影響…

【ロサンゼルス(カリフォルニア州)15日(日本時間16日)=斎藤庸裕】2023年9月に行った右肘の手術から回復したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、待望の「二刀流」で復帰します。現地16日午後7時10分(日本時間17日午前11時10分)から行われる本拠地でのサンディエゴ・パドレス戦に先発することが決まっています。監督のロバーツによると、短期間での登板となり1イニングを投げる見込み。復帰はオールスター戦の前後と思われていましたが、サプライズの早期復帰となりました。2022年8月23日以来、実に663日ぶりの二刀流での出場。その見所をQ&A形式でご紹介します。   ◇   ◇   ◇慎重にリハビリを進めていた大谷が突如復帰することになりました。当然、球団の役員やリハビリ担当スタッフ、チームドクターとの綿密な話し合いを踏まえた判断です。しかしながら、長期的な「二刀流」の継続を考えると、突然の復帰には不安もあります。1イニングながらも、注目すべきポイントをご紹介します。◆Q1 無事に復帰登板を完了するために必要なことは?まず重要なのはストライク率です。緊張感を抑え、いつも通りの制球ができるかが鍵となります。1度目のトミー・ジョン手術から復帰した際の2020年7月のアスレチックス戦は苦戦しました。1回途中3安打5失点3四球でアウトを一つも取れず降板。球数30球でストライク率は50%、フォームに力強さがありませんでした。今回は2度目のライブBP(実戦を想定した投球練習)でストライク率44%と制球に苦しんだものの、10日のライブBPでは57%まで向上しました。さらに、通常のキャッチボールでも前向きで、動作確認での自信ある姿勢は好材料です。1度目の復帰時には、右肘の違和感から首をかしげることもありましたが、今回は順調です。 ◆Q2 投球スタイルはどうなる?3度のライブBPを経て、球速は約95マイル(153キロ)前後を記録。最速は97マイル(156キロ)に達しました。今回は、負担がかかる横曲がりのスイーパーを多投するのではなく、手元でボールを動かすスタイルにシフトしています。この変更により、打者を戸惑わせる狙いがあります。直球の平均球速は過去の復帰戦では92.9マイル(149.5キロ)まで落ち込んでいましたが、今後の速球系の球威が注目されます。◆Q3 観客という環境のプラス面は?コロナ禍で無観客だった前回の状況とは対照的に、今回は5万人以上の観客が集まり、熱烈な声援が響き渡ります。ファンの興奮が大谷を後押しします。制御しつつも、精神的に集中して投げることができる環境は大きな利点です。◆Q4 強打者たちを封じることはできるか?パドレスの一強であるタティス、アラエス、そしてマチャドらを止める力があります。強敵が立ちはだかりますが、万が一打たれても、ロングリリーフができる右腕カスペリアスが控えとして待機しているため、サポートできます。663日ぶりの先発マウンド。その1イニングを皮切りに、メジャーで前例のない二刀流の復帰プランがいかに成功するか。これは大事な第一歩です。 <大谷の投手復帰までの経緯>2023年9月19日 2度目の右肘手術実施。2024年3月25日 キャッチボールを再開。8月24日 手術後初のブルペン入り。9月21日 8度目で年内最後のブルペン。11月5日 WSで負傷した左肩の手術。2025年2月15日 キャンプでのブルペン入り。25日 開幕前最後のブルペン。打者調整優先のため、投手としての調整は控えめに。3月29日 開幕後初のブルペン投球。5月10日 調整再開後10回目のブルペン。イニング間を想定したインターバルを挟んで35球投げる。17日 ブルペンで術後最大の50球を投げる。20日 キャッチボールでスライダーを解禁。25日 手術後初のライブBP登板。エンゼルス時代以来の打者との対戦で22球。31日 2度目のライブBPでドジャースタジアムで初登板。7人に対し29球。6月10日 3度目のライブBPで44球。

大谷翔平の電撃投手復帰に「眠れないよ」サイ・ヤング賞3度の名投手も驚き「ついに来たんだ」

レッドソックスなどで3度のサイ・ヤング賞を受賞したペドロ・マルティネス氏(53)は、米国のテレビ番組「MLB Central」で、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)の投手としての復帰について触れました。 大谷は現地時間16日(日本時間17日)のパドレス戦に先発登板予定で、2023年8月23日以来、633日ぶりに二刀流で試合に臨むことになります。マルティネス氏はこのサプライズに「ついにこの日が来たんだ。予想はしていたけれど、それでも信じがたい。肘に2度の手術をした後にこのレベルに戻るのは非常に珍しい。限られた時間で球威も制球も回復するのはほぼ不可能だと思っていた。しかし大谷は例外だった。既に2年前の彼に近い状態に戻っているように見える。しかも彼は単なる投手ではない。毎日DHとしての役割を果たしながら、自分のペースで登板日を選んでいる」と感嘆の声を上げました。 さらに、かつてヤンキースの松井秀喜さんとワールドシリーズで白熱の対戦を繰り広げた名投手も「投手大谷」の復活に心を躍らせているとのこと。「もし明日の登板が順調に終われば、7月末には先発ローテーションの一角を担うだろう。他の29球団にとっては大きな脅威となり、ドジャースが大谷を獲得したことがどれほどのインパクトを持つかを示すだろう」と語っています。 最後に、マルティネス氏は笑顔で「明日は絶対に見逃せない試合になる。今日は寝られそうにないね」とコメントを結びました。 マルティネス氏はドジャースやエクスポズ(現ナショナルズ)、レッドソックス、メッツ、フィリーズなどでプレー経験があり、通算で3度のサイ・ヤング賞、最多奪三振、5度の最優秀防御率など数々のタイトルを獲得した名投手です。

大谷翔平が「投打」二刀流復活!オープナーで663日ぶり先発へ/パドレス速報します

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手が久々の先発出場を果たします。 今回は1イニング限定のオープナーとしての起用が予定されており、打者としても同時に出場します。最後のマウンドは2023年8月23日のレッズ戦で、今回はその時からおよそ1年10カ月、663日ぶりの先発となります。 この試合でサンディエゴ・パドレスの先発は右腕ディラン・シースが務めます。 試合開始予定は午前11時10分です。試合が始まり次第、速報でお伝えします。 チーム123456789計 パ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 大谷翔平第1回 1番   2番   3番   ドジャース大谷翔平(25年4月) ドジャース対パドレス 試合前練習で談笑するドジャース佐々木(左)とパドレスのダルビッシュ(撮影・滝沢徹郎)

ロバーツ監督「正直なところを言えば少し怖い」初めて直面する「二刀流」マネジメントに本音

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)へのABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ」が16日午前8時に放送されました。ロバーツ監督は、初めて経験する「二刀流のマネジメント」についての率直な思いを語りました。「正直に言うと少し怖いですね。投げ始めるとケガのリスクが高まることが心配です」と、投手としての登板が多くなることでの怪我のリスクを懸念していると述べました。その一方で、両リーグ2位の25本塁打を誇る大谷選手はチームの中心的な打者でもあります。大谷がもし試合に出られない状態になれば、チームにとって大きな打撃になることは明白ですが、「でも二刀流は正しい選択だと思います。翔平自身が強く望んでいることですから」と、大谷選手の意志を尊重する姿勢を示しました。監督として10年目を迎えたロバーツ氏ですが、二刀流の選手を扱うのは今回が初めての経験です。起用に対するプレッシャーなどについては「もちろんあります。おそらく後で分かることですね」と語りました。大谷選手は2023年のエンゼルス時代、23試合に先発し、登板の翌日は試合を欠場していました。ドジャースでも同様のスタイルを採用するかについては「まだ決めていません。現時点では決めたくないです」とはっきり述べました。続けて「もし先発後に彼が『調子が良い』と言えば出場させますし、『少し疲れている』と言えば休ませます」と、考えているプランを明かしました。