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ドジャースの山本由伸、連続無失点記録が18イニングで終了 22歳の昨季新人王と対決

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は先発した試合で、初回に相手打者に先制を許し、彼の連続無失点記録は18イニングで止まりました。山本は試合開始直後に、クルーズに対して四球を与えました。続く打者が打席に立つとき、クルーズは二塁への盗塁に成功し、いきなり無死二塁のピンチを迎えました。2番と3番の打者を左飛と空振り三振で仕留めたものの、4番打者のバルデスには146キロのスプリットを打たれ、ライト前ヒットで二塁走者がホームインし、先制点を許しました。この失点で山本の無失点記録は19イニング目で途切れました。さらに次の打者にも四球を与え、内野陣がマウンドに集まりましたが、気を取り直した山本は6番打者のファムを空振り三振に抑え、最小失点でピンチを切り抜けました。このイニングで32球を投げました。山本の18回連続無失点は、5日(日本時間6日)のフィリーズ戦の2回から続いていたもので、これまで3勝1敗、防御率0.93、38奪三振という素晴らしい成績を残しています。今季6度目の先発では、パイレーツの昨季新人王である剛腕、ポール・スキーンズ投手(22歳)との対決に挑みました。スキーンズは現在、2勝2敗、防御率2.87、30奪三振という成績です。

鈴木誠也が二塁打で打率.283に 強豪フィリーズを完封、3連勝で首位を維持

右手首の痛みで23日のドジャース戦を欠場していたカブスの鈴木誠也外野手(30)が、フィリーズ戦で2試合ぶりにスタメンに復帰しました。「3番DH」で出場し、5打数2安打を記録し、22日のドジャース戦に続いて2試合連続のマルチ安打を達成しました。今シーズンの打率は.283、ホームラン6本、打点20、OPS.910です。 鈴木選手は1-0で迎えた3回の先頭打者として、フィリーズの先発右腕ウォーカーのスライダーを捉え、左翼線への二塁打を放ち、追加点につなげました。さらに3点リードの6回2死走者なしの第3打席でも、強い打球を左翼線に打ち返し、この日2本目の二塁打を記録しました。マルチ長打は、2本塁打を放った2日のアスレチックス戦以来です。そのほかの打席では、初回は中飛、4回は三ゴロ、8回は空振り三振に終わりました。 試合は強敵フィリーズを相手に完封勝ちを収めました。元ソフトバンクの先発右腕コリン・レイが5回を3安打無失点で抑え、今シーズン初勝利を挙げました。レイ投手はここまで6試合で1勝0敗、防御率0.96です。チームは3連勝を果たし、17勝10敗で地区首位を維持しています。

ドジャースがヤンキースから右腕ゴメスを獲得、今シーズンは6試合で防御率2.70

ロサンゼルス・ドジャースは25日(日本時間26日)、ニューヨーク・ヤンキースから右腕のヨエンドリス・ゴメス投手(25歳)をウエーバー手続きを通じて獲得したと発表しました。ヤンキースは22日、ゴメスをDFA(メジャーリーグの40人枠から外す措置)しました。ベネズエラ出身のゴメスは2016年に海外のフリーエージェントとしてヤンキースと契約。2021年に右肘を手術し、2023年9月にメジャーデビューしましたが、昨シーズンは5試合しか登板しませんでした。今シーズンは6試合に登板し、合計10イニングで1勝1敗、防御率2.70を記録しています。メジャー通算では12試合に登板し、防御率3.09です。マイナーリーグでは、昨シーズン3Aで23試合(先発21試合)に登板し、3勝5敗、防御率3.67の成績を収めました。ドジャースは今月初旬に先発左腕のブレーク・スネル、19日には救援右腕ブレーク・トライネンが故障で離脱するなど、合計12人が負傷者リストに入り人材が不足しているため、補強を進めたと見られています。

エンゼルス時代の友情を感じる抱擁!大谷翔平とヒーニー、親友で喜びを分かち合う

ドジャースの大谷翔平選手(30)が、エンゼルス時代の旧友であるパイレーツの左腕アンドリュー・ヒーニー投手(33)と試合前に再会しました。大谷がウォームアップのキャッチボールを行っているところに、ヒーニーが急いで駆け寄り、親しげにハグを交わしました。その後、二人はしばらくの間、話に花を咲かせました。現在ヒーニーはパイレーツの先発ローテーションの要として活躍しており、ナショナルリーグ中地区での試合で素晴らしい成績を上げています。今シーズンは5試合に登板し、2勝1敗で防御率1.72を記録。「これまでのところ、とてもいい感じです。チームメンバーも素晴らしく、段々と良い流れになっていると感じています」と語りました。エンゼルス時代、大谷とは親友であり、同僚として仲の良い関係でした。大谷の第一子誕生について、ヒーニーは「とてもうれしいよ。『おめでとう』と伝えたい。ワールドシリーズでの勝利や、彼に起きたすべての出来事を祝福したい。彼は世界一の称号にふさわしい男だよ。個人的にもプロとしても、彼の最近の多くの出来事が自分のことのようにうれしい」と語り、笑みを浮かべていました。

【阪神】掛布雅之氏が江夏豊さんのサプライズ来場の裏話を語る「ちゃんとしないと大目玉を食らう」

阪神の掛布雅之OB会長(69)は感無量の様子でした。今年のシーズン中、4回に分けて行われる球団創設90周年記念イベント「Tigers Legends Day」の第1回目が開催されました。ファーストピッチセレモニーの参加者として掛布氏と田淵幸一氏(78)の2名が発表されていましたが、江夏豊氏(76)が試合前のセレモニーにサプライズで登場しました。体調が心配されていた江夏氏ですが、OB会長の掛布氏は球団と協力して彼の来場を可能にする方法を模索していました。「僕がちゃんとしますから」と電話で呼びかけると、江夏氏は「おまえがちゃんとするなら行くよ。暖かくなったら、体調を考えて(行けるか)考えるよ。」と答えました。それが今日実現しました。奥様も心配されていましたが、江夏さんが行くと言ったら必ず来る方です。電話で約束したことをきちんと守ってくださり、感謝していますと明かしました。慕ってやまない江夏氏の車いすを押したりと、終始献身的に行動しました。「最後までフォローしないと大目玉を食らいますので(笑い)。とても優しくなられていて、すごく怖い先輩でしたので、少し寂しい気もします。でも、江夏さんにはよく怒られて成長しましたので」と、懐かしむように語りました。

大谷翔平「1番DH」でパイレーツ戦、スキーンズと対戦 山本由伸は4勝目を目指す/速報

ドジャースの大谷翔平投手は「1番DH」で試合に先発出場。山本由伸投手は4勝目を目指して先発します。パイレーツの先発投手は昨季の新人王、剛腕スキーンズです。試合開始は午前11時10分の予定です。 ドジャースの大谷翔平(25年4月撮影) チーム123456789計 パ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 1回先頭打者 パイレーツ投手は右腕スキーンズ ドジャーススタメン 1(指)大谷翔平 2(遊)ベッツ 3(一)フリーマン 4(右)Tヘルナンデス 5(二)エドマン 6(捕)スミス 7(左)コンフォート 8(三)マンシー 9(中)パヘス...

【阪神】小山正明さんを偲び、半旗のもとで5連勝し単独首位奪回 藤川監督「必ず勝つ」

阪神タイガースは、開幕から続いた巨人戦で4戦全勝を達成し、8日ぶりに単独首位に返り咲きました。初回には大山悠輔内野手(30)が先制適時打を放ち、1点を先制しました。3回には1アウト一、二塁の場面で佐藤輝明内野手(26)がリーグトップとなる8号3ランでさらに点差を広げました。先発した村上頌樹投手(26)は8回を投げ1失点と好投し、今シーズン4勝目を挙げました。この試合は18日に90歳で亡くなった阪神のレジェンド、小山正明さんを偲び半旗を掲げた中での試合となり、貴重な勝利を収めました。試合後、藤川球児監督(44)は次のようにコメントしました。 -甲子園での伝統の一戦での初采配について 「今日は小山さんのこと(18日に心不全で死去、半旗を掲げ、喪章を着けてプレー)のこともあり、非常に特別な思いで、必ず勝たなければという気持ちでゲームに臨みました」 -小山さんの訃報を受けて翌日の試合への意気込み 「そうですね。江夏さんや田淵さんが来られるなど、特別な試合でした。90周年という記念の年に、寂しさも感じながら、グラウンドでその思いを晴らしたいと強く思いました。本来であれば元気な姿で活躍を見せたかったですが、日々丁寧に、大切に野球に取り組むことを改めて確認しました。チーム全体の教訓として、ファンの皆様に良いプレーをお見せできるよう再確認したところです。」 -村上選手の8回1失点の投球について 「彼を最後まで投げさせたい気持ちがありましたが、本当はもっと可能性がありましたね。」 -5連勝の要因について 「好調だとは思っていませんが。」 -試合前には江夏さんの投げる姿もありました 「グラウンドは私にとっても現役を引退している場所以外であり、特別な空間です。それは責務であり、グラウンドに出ればプロ野球選手としての誇りがあります。本当に感動しました。」

【阪神】大山悠輔がNPB魚雷バット初安打&V打 不向きの外角球を「思い切り」 新相棒に確信

阪神の大山悠輔内野手(30)は、話題の魚雷(トルピード)バットを使って鮮やかな音を響かせ、チームの5連勝へ貢献しました。初回2アウトの一、三塁の場面で、手にしていたのは明らかに独特な形状を持つ黒いバットでした。「先制の大事なチャンスだったので、思い切って打ちました」。カウント1-1から、赤星の外角球を完璧に引き返してライト前へ打ち、これが決勝点となりました。この型のバットでの安打は、11日から使用可能になったNPBで初めてでした。この試合で4打席とも魚雷バットを使用し、安打は1本(1四球)でしたが、決定的な一打を放ちました。バットの詳細については「いろいろ」と笑顔で語り、「あそこで点が取れるか取れないかでチームも村上の投球も変わるので、取れて良かった」と振り返りました。彼の表情からは、打撃の手応えが感じられました。このバットは手元が重く、先端が細いため、インコースに強いという特性がありますが、アウトコースには難があると見られていました。しかし、大山はアウトコースぎりぎりのボールを力強く打ち返しました。これは思いつきや興味本位ではなく、4月初旬から大いに興味を持ち取り組んできた結果です。 自身のスイングを注意深く観察し、打席ごとに細かい調整を行うほど繊細で、それ故に確信を持っていました。クラフトマンからの意見も参考にし、サンプルの試打で自信を深め、遠征から帰って来たこの日に阪神での初めての使用を決断しました。バッティング修正にも役立てるなど、幅広い用途を見込んでいます。バットに対する探究心の強い大山にとって、選択肢が広がることは間違いなくプラスです。23日のDeNA戦(横浜)では延長10回に決勝の一発を放ち、魚雷バットでの初の決勝打を記録しました。5連勝中の3度のV打で勢いが止まらない5番打者に、新しい頼れる相棒が加わりました。【柏原誠】◆魚雷バット 今季、ヤンキースの複数選手が使用し、開幕から3試合で15本のホームランを打ち注目を集めました。「トルピード(魚雷)」と呼ばれる形状で、魚雷やボウリングのピンに似ています。先端が細く、ボールが当たる部分が最も太くなっています。野球規則(3.02)に基づき、「バットは滑らかな円形の棒で、最も太い部分の直径が2.61インチ(6.6センチ)以下、長さが42インチ(106.7センチ)以下、1本の木材で作られるべき」とされています。日本では4月初旬に数社のメーカーが試供品を提供し(11日に規則委員会がこれを認めました)。NPB公式戦では18日に西武の源田が初めて使用(無安打)、20日にはオリックスの福田が使用して犠打を決めました。この日、西武の中村とともに3人目の使用者です。

【西武】今井達也驚異の4月防御率0・30 稲尾和久に並ぶ球団記録 30イニングで自責点1

西武今井達也投手(26)は圧倒的に4月を終えた。この日も首位オリックス相手に7回9奪三振無失点と熱投。これで4月は30イニングを投げ、自責点はわずか1。月間防御率は驚異の0・30となり、61年6月の稲尾和久が持つ球団記録に並んだ。この日は7イニング中5イニングで走者を許したものの、150キロ台中盤の直球を軸に要所を力強く抑え続け、辛抱強く打線の援護を待った。「首位チームなので先制点を与えないよう意識していました。結果的にゼロで終えたのは良かったです」と振り返った。これでもなお、一気に勝てないのが西武の苦しいところ。2点リードの9回、クローザーの平良が同点に追いつかれ、今季3勝目はまさかの水の泡に。延長戦でも佐藤隼が打ち込まれ、今井が好投しても最下位転落という苦境に。それでもエースとして別格のマウンドでファンをわかせた。【関連記事】西武ニュース一覧

【巨人】68年ぶり屈辱 阪神戦開幕4戦4敗 阿部監督分析「先取点で与えた時点でうちは弱い」

巨人が68年ぶりの屈辱を味わった。完敗を喫し、57年以来となる開幕からの対阪神戦4戦4敗。阿部慎之助監督(46)は「もう先取点を与えた時点で、うちは弱いってデータが出ているから、そこだよね」と冷静に敗因を分析した。序盤から劣勢を強いられた。先発の赤星は4回6安打4失点でノックアウト。初回2死一、三塁から大山に先制の右前適時打を許した。3回には1死一、二塁から佐藤輝に真ん中低めのフォークを拾われ、バックスクリーンへの3ランを浴び「全体的に打たれたボールは真ん中に集まっていた」と唇をかんだ。不吉なデータにあらがうことはできなかった。今季、先制点を与えた試合は2勝9敗1分けの勝率1割8分2厘。この日も序盤の4失点が重くのしかかった。打線も6回に岡本の内野ゴロの間に挙げた1得点にとどまり、阪神先発村上の前に反撃の糸口を見つけることができなかった。それでも、暗い話題ばかりではない。左手親指を負傷し、15日に1軍登録を抹消されていたキャベッジが「7番右翼」でスタメン復帰。4打数無安打に終わったが、開幕からチームをけん引してきた頼れる助っ人が1軍の舞台に戻ってきた。指揮官も「とにかくタイガース戦の連敗止めないといけないからね。明日切り替えて頑張ります。以上」と前を向く。68年前も結果的にチームはリーグ優勝に輝いた。今季の阪神戦は残り21試合。やり返す機会は大いに残されている。【水谷京裕】【関連記事】巨人ニュース一覧