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鈴木誠也「手首の痛みも吹き飛ぶ思いで…」2安打でカブスを首位キープに貢献 指揮官も信頼「打撃力に期待」

カブスの鈴木誠也外野手(30)は25日(日本時間26日)、地元で行われたフィリーズとの試合に「3番DH」として出場し、5打数2安打を記録しました。22日に右手首の痛みが再発して1試合を欠場しましたが、休養を挟んで見事に復帰を果たしました。3回と6回には「甘い球を狙っていた」という言葉通り、左翼線に二塁打を放ちました。試合後には冗談を交えながら、「手首、吹っ飛べって思いで打った」と振り返っていました。 試合は悪天候の影響で2時間10分遅れて開始されましたが、カブスは序盤から少しずつ得点を重ね、5人の投手による見事な継投でフィリーズの強力打線を封じ込めました。これで3連勝となり、地区首位の座を維持しています。監督のカウンセル氏も「鈴木誠也のバットスイングは一撃で長打になるからね」と信頼を寄せていました。

【巨人】8回に4失点、阪神戦で77年ぶりの開幕5連敗 阿部監督「ほぼ負けの流れに」

巨人は再び逆転され、2連敗となった。今シーズンの阪神戦では5戦全敗という結果に。開幕から引き分けを挟まずに5連敗を喫するのは、一リーグ時代の1948年以来、実に77年ぶりのことだ。 試合は、得点を奪いながらも相手に追いつかれる展開であった。1回、1アウト一、三塁から岡本和真選手(28)の犠牲フライで先制。しかし、その直後に同点に。4回にも岡本選手の内野ゴロで追加点を得たが、5回で再び同点にされた。先発の石川達也投手(27)は粘り強く投げたが、4回3安打1失点でマウンドを降りた。 その後は両チーム無得点で進行。8回、1アウト満塁のチャンスを活かせずキャベッジ選手と大城卓選手が凡退。それに対し、裏のイニングでは田中瑛斗投手(25)が大山選手に勝ち越しの二塁打を打たれるなど4失点し、接戦で負けた。 阿部慎之助監督は「8回表が全てだった。そこでもう点を取れなければ、試合の流れとしてほぼ負けになる」と振り返った。石川投手の交代については、「いつもあの球数になると急に落ちたりする。いいタイミングだと思って交代した」と述べた。 27日の3連戦最終試合に向けて、「明日は総力戦で。必ず勝利を持ち帰りたい」と決意を語った。

【阪神】1000試合出場大山V打で最長6連勝!最多貯金6!2リーグ制後初の巨人戦開幕から5戦5勝

この日1000試合出場を達成した大山悠輔内野手(30)の決勝打で、阪神が今季最長の連勝を6に伸ばした。貯金も最多の6となり、2位広島も敗れたため、ゲーム差は1・5に。今季の巨人戦連勝も5に伸ばし、2リーグ制後では初の開幕から5戦5勝となった。先発のデュプランティエが初回先頭の泉口から連打を浴び、今季の巨人戦5試合目で初めてリードを許す展開となったが、すぐに追いついた。その直後の1回裏、先頭の近本が左前打で出塁すると、2死二塁から4番佐藤輝明内野手(26)が右翼へ同点の適時二塁打。4回に再び勝ち越しを許したが、5回2死二塁で代打渡辺諒内野手(29)が中前適時打を放ち、再び同点に追いついた。2-2のまま迎えた8回1死で、森下が遊撃への内野安打を放ち敵失も誘って二塁へ。佐藤輝は申告敬遠となり1死一、二塁から、大山が田中瑛のシュートをはじき返し、左翼線へ勝ち越しの適時二塁打。ホームインした森下も、三塁ベース上の佐藤輝も手をたたき大喜び。さらに前川が申告敬遠で1死満塁から、坂本誠志郎捕手(31)が左翼への2点適時二塁打を放ち、小幡竜平内野手(24)の中犠飛もありさらに3点を追加した。これで阪神は20日広島戦(甲子園)から6連勝。リーグ王座奪還を目指す虎が乗ってきた。【関連記事】阪神ニュース一覧

山本由伸、2敗目を喫す。相手先発スキーンズ投手に脱帽 「素晴らしいピッチングでした」/一問一答

ドジャースの山本由伸投手(26)は5回を投げて4四球3失点で降板し、今シーズン2敗目を喫しました。1回に先制点を許して18回連続無失点が止まるなど、サイ・ヤング賞候補同士の対戦となった昨シーズン新人王のパイレーツの剛腕、ポール・スキーンズ投手(22)に投げ負けました。 山本選手は5回で5安打、5奪三振、4四球、3失点でした。試合後の一問一答は以下の通りです。 -今日の登板を振り返って 立ち上がりからボールが先行してしまい、思うようなリズムを作れないピッチングでした。 -ゲームが進んでいくにつれて普段の力を取り戻せるかと思ったか 2回の最後の方から3、4回とだんだん感覚が良くなったのですが、5イニング目でなんとかピンチを乗り切れず、非常に悔しいです。 -こういったゲームのときにどこが悪かったのかを分析しているのか 必ず原因があるので、それを早く見つけて考えていました。今日も早い段階で調子が少しずつ良くなっていたのですが、全体的にリズムが悪いピッチングでした。 -今月の状態をどう感じていますか 非常に良い調子で来ていたと思います。今日は立ち上がりからあまり良くなかったですが、もっと最小失点に抑えるなどできることはあったと思います。 -相手先発パイレーツのスキーンズ投手の投球について 素晴らしい投球でした。元々すごく良い投手だとわかっていたので、立ち上がりからもっと良いピッチングをしたかったです。 -試合前のブルペンでの感触は いつも通りでした。 -パイレーツ打線の印象 良いバッターもいます。今日はボール先行やフォアボールでピンチになり、基本的なピッチングができていなかったのが課題です。 -何が悪かったのか、はっきりとわからなかった印象か 立ち上がりが良くなく、途中からは良い投球ができていましたが、5回でもっと良いピッチングができればと悔やみます。 -カットボールやツーシームを多めに投げた手応え 良いボールもありましたし、コントロールできていないボールもありました。...

【ヤクルト】長岡秀樹が右膝を負傷し交代、場内に動揺が広がる

ヤクルトの内野手、長岡秀樹選手(23)が試合中にアクシデントに見舞われ、途中交代を余儀なくされました。試合の2回、遊撃ゴロを打った後、一塁へ走る際に顔をゆがめる様子が見られました。右膝を痛めたとみられ、全力で走ることができませんでした。その後、自力で歩くことが不可能となり、スタッフに肩を支えられながら三塁側ベンチへと戻りました。

【巨人】阪神戦の連敗ストップへ、門脇誠が「8番三塁」でスタメン復帰 石川達也が先発

巨人の門脇誠内野手(24)は「8番三塁」でスターティングメンバーに復帰しました。シーズン開幕時にスタメンを勝ち取りましたが、最近は打率1割7分1厘と振るいませんでした。そのため、ベンチスタートが多かったですが、4月8日のDeNA戦(横浜)以来となるスターティングメンバー入りです。先発投手として石川達也(27)がマウンドに上がります。チームは今シーズン、阪神戦で4連敗中です。連敗を止めるべく、石川投手に期待が集まっています。巨人のスタメンは以下の通りです。1番遊撃 泉口2番中堅 若林3番二塁 吉川4番一塁 岡本5番捕手 甲斐6番右翼 キャベッジ7番左翼 佐々木8番三塁 門脇9番投手 石川

山本由伸、サイ・ヤング賞候補同士の熱戦で敗北、5回3失点で今季2敗目

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)は、5回を投げ4四球3失点で降板し、今シーズン2度目の敗戦を喫しました。試合はサイ・ヤング賞候補同士の対決で、ピッツバーグ・パイレーツの力投手で昨季新人王のポール・スキーンズ投手(22)に軍配が上がりました。試合は初回、四球で出塁させたランナーを4番バッターのバルデスに右前適時打され、先に1点を与えてしまいました。これにより連続無失点イニングは「18」で途切れました。初回だけで32球を費やし、序盤から制球に苦しむ展開でした。その後は安定を取り戻しましたが、5回には球数が80球に迫ったところで、味方の守備の乱れも影響し、パイレーツの打線に捕まりました。5回の先頭打者デービズを三ゴロに打ち取ったかと思われましたが、三塁手マンシーの悪送球で二塁まで進塁を許しました。無死二塁からクルーズに右前適時打を浴び、一、三塁となった後、ヘイズの中前適時打でさらに2点を失いました。山本は5回を投げ、5安打5奪三振4四球3失点、球数94球でマウンドを降りました。防御率は0.93から1.06に上昇しましたが、リーグトップの記録を保持しています。

ロバーツ監督、山本由伸に「彼らしくなかった」 ドジャース、3連敗で「うまくかみ合っていない」

ドジャースは今季2度目となる完封負けを喫し、3連敗となりました。先発した山本由伸投手(26歳)は失策が絡んで3失点を記録。5イニングを投げ自責点は1でしたが、持ち味の制球が安定せず、4つの四球を与えました。1回に先制点を許し、連続無失点イニングも「18」でストップしました。ロバーツ監督は試合後のコメントで、山本の投球について「制球面で普段の彼らしさが見られなかった。カウントが悪くなり、球数がかさみ、2死からのヒットで失点する場面もあった。それも彼らしくなかった」と評価しました。「1番DH」として出場した大谷翔平選手(30歳)は、4打数無安打に終わりました。パイレーツの先発投手である剛腕スキーンズを攻略できず、3打席の対戦で中飛、投ゴロ、空振り三振を喫しました。8回の第4打席では、3番手のサンタナ投手との対戦で甘く入ってきたスライダーを打ち損じ、中飛に倒れました。ロバーツ監督は3連敗を喫したチームについて「うまくかみ合っていない。ただ、そこまで深刻ではなく、打線はそのうち打ち始めると思う。何人かの選手が苦しんでいるが、復調の方法を見つけるはずだ」と前向きに語りました。

【DeNA】森敬斗が初の2軍降格 三浦大輔監督「1カ月も2カ月もゆっくりさせるつもりない」

DeNAの森敬斗内野手(23)が今季初めてファームで調整を行うことになりました。三浦大輔監督(51)は、石上泰輝内野手(23)との入れ替えをはっきりと発表しました。森選手は今シーズンの開幕からスタメン入りしましたが、13試合で打率が1割7分5厘と、期待した結果を残せませんでした。その後、15日の巨人戦を最後に8試合で出場機会がありませんでした。三浦監督は「総合的に見て、打撃も守備も走塁ももっと向上させなければなりません。彼はレギュラーを目指して頑張らなければならない選手です。長い間休ませるつもりはなく、本人もそのつもりではないでしょう。できるだけ早く調子を上げ、一日も早く復帰できるようにする予定です」と述べました。

センバツ4強の浦和実、まさかの初戦敗退で夏ノーシードに 辻川監督「最も悪い試合をしてしまった」

今年春のセンバツで4強入りした浦和実(うらわじつ)が、意外にも初戦で敗退した。聖望学園に際どく敗れた結果、夏の大会はシードなしで挑むこととなった。辻川正彦監督(60)は「(センバツから帰ってきて)チームの歯車が噛み合わないまま来てしまった。今日は私たちがあまりにもダメだった。今までで一番悪い試合をしてしまった」と振り返り、主将の小野蓮(3年)も「ベスト4という結果からおごりが出たのではないか」と厳しく指摘した。 試合は序盤から苦しい展開だった。センバツの4試合中、智弁和歌山戦以外では全て先制点を挙げた浦和実であったが、この日は聖望学園に先制を許す形となった。先発を任された角国純也投手(3年)は、初回で2点を奪われ、さらに3回にも2本の長打から1点を追加された。 途中から駒木根琉空投手(3年)が登板し試合は落ち着いたものの、7回に痛恨の4点目を許し、勝機を逃した。頼りにしていた打線も、聖望学園の先発中村紀翔投手(3年)に抑えられ、1得点に留まった。 計算が狂ったと言わざるを得ない。快進撃の原動力となった変則左腕、石戸颯汰投手(3年)はコンディション不良のためベンチを外れ、スタンドから応援する形となった。センバツ後の初公式戦でベストメンバーを組めず、甲子園で見せた「守備から好攻撃を作る」持ち味は影をひそめた。 敗戦を受けて、辻川監督は「石戸や駒木根に続くピッチャーを夏までに育てなければいけない」と述べた。全国有数の激戦区、埼玉を勝ち抜くのは簡単ではない。初戦を落とすことで、その厳しさを改めて痛感した。