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オリオールズ菅野智之がヤンキース戦で3勝目 スプリットが抜群でジャッジ含む最多8奪三振

オリオールズ菅野智之投手(35)が、ヤンキース戦に公式戦初先発し、5回5安打無失点の好投で3勝目(1敗)を挙げた。1回は2死満塁のピンチを背負ったが、ボルピを遊ゴロで無失点。3回は1死一、三塁のピンチを迎えたが、4番ゴールドシュミット、5番チザムを連続三振に封じ、打繊に流れを呼び込んだ。最大のハイライトは5回に訪れた。無死一塁で迎えたのは試合前時点で打率4割6厘のアーロン・ジャッジ外野手(33)。カウント2-2から低めに沈むスプリットで空振り三振を奪った。自身メジャー最多の8奪三振をマークしたが、効果的だったのがスプリットだった。ジャッジを含む6三振をスプリットで奪って、ア・リーグ東地区首位のヤンキース打線を封じた。チームの窮地を救う投球だった。前カードのタイガースとの3試合で3連敗。重苦しい雰囲気が漂う中、今季2度目の中4日での登板で5回無失点の快投で振り払った。【動画はこちら】――>>菅野智之、連続三振でピンチ脱出 変化の大きなスプリッターで空振り誘う

【パ入れ替え&2軍情報】ロッテ石川柊太「お父さんリスト」抹消 日本ハム達孝太が1軍初登板へ

さぁ、大型連休の大型連戦が始まる。先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。パ・リーグ編。   ◇   ◇   ◇   【オリックス】先週は中継ぎ陣を入れ替えた。開幕から10試合に登板していた古田島、11試合だった山田に代わり、2軍調整を続けていた山崎と富山が昇格した。また右内腹斜筋の筋損傷でリハビリ中だった森が22日の2軍戦で実戦復帰。賭博容疑が不起訴処分となった山岡も25日の2軍広島戦で1回1/3を無失点に抑えるなど、ファーム3試合でゼロを継続し、1軍へと準備を進める。【楽天】3年目の荘司の今季初昇格が近そうだ。25日のイースタン・リーグ西武戦で6回4安打2失点(自責1)と好投。昨年9月に右肘手術を受け、開幕2軍スタートとなったが、状態は上がってきた。また、腰の張りで登録抹消されていた両助っ人が2軍戦で復帰。ハワードは22日巨人戦で3回1安打無失点、ヤフーレは27日西武戦で3回途中2安打無失点だった。【日本ハム】22日楽天戦で2者連続被弾した杉浦が23日に1軍登録抹消。代わって25日ロッテ戦から玉井が2年ぶりに1軍昇格した。昨季は腰痛で1軍登板のなかった32歳の復帰はプラス材料。2軍では大卒2年目左腕の細野が、降雨コールドとなった23日ヤクルト戦で6回1安打1失点で初完投勝利。27日巨人戦で5回無失点と好投の達は、5日オリックス戦で1軍初登板の予定。【ロッテ】石川柊が出場選手登録を抹消。吉井監督は「お父さんリスト」と妻の出産を控えての抹消だったと明かした。打率1割5厘と打撃不振の正捕手佐藤が2軍降格。指揮官は「時間はそんなに与えないけど、しっかりなおして来いと伝えた」と早期の修正を求めた。ドラフト1位ルーキーの西川は2軍で快音止まらず、4割2分3厘。1軍再昇格も遠くないと予想される。【西武】大阪桐蔭OBの育成スラッガー仲三河が、2軍で猛烈アピールを続ける。4月15日の日本ハム戦で1試合3本塁打し注目された後も、あと20センチでバックスクリーン弾、レフトへのエンタイトル二塁打…などパワーがさく裂。守備や走塁には個性が少なく、支配下再昇格には中村剛、栗山、セデーニョらと間違いなく比較される。そこを超えていけるか注目のロマン砲だ。【ソフトバンク】ヘルナンデスが本来の姿を取り戻した。不調で16日に出場選手登録を抹消。2軍で3試合に登板するなど再調整を終え、25日から1軍に合流した。27日の敵地楽天戦では8回に登板し、打者3人をきっちり抑える好投を見せた。12日に育成から支配下昇格を果たした山本は26日に2軍落ち。1軍で3度のスタメン出場の機会も、計11打席でプロ初安打は出なかった。

【セ入れ替え&2軍情報】阪神湯浅京己が2季ぶり1軍昇格 巨人坂本勇人は2軍戦5試合出場

さあ、大型連休が始まり、プロ野球も白熱しています。先週の主な選手の入れ替え情報と2軍の状況を球団別にお伝えします。今回はセ・リーグ編です。   ◇   ◇   ◇【阪神】昨年の最優秀中継ぎ投手である湯浅京己選手が24日に2季ぶりに1軍復帰しました。昨年8月に胸椎黄色靱帯骨化症の手術を受け、これからの活躍が期待されています。調子が上がらないゲラ選手が抹消され、熊谷選手が25日に今季初めて1軍昇格しました。また、24日に先発した富田選手は翌日に登録を抹消されました。2軍は26日、27日に秋季キャンプ地である高知・安芸で中日と対戦し2連敗しました。【広島】坂倉選手が29日、巨人戦から1軍に合流します。彼は春季キャンプ終盤で右手中指を骨折し、手術を受けてリハビリを経た後、22日にウエスタン・リーグで復帰しました。オリックス戦までの5試合に出場し、打率は13打数3安打で.231です。【巨人】戸郷選手は日本ハムとの2軍戦で2度目のマウンドに立ち、6回2安打1失点と好投しました。田中将選手も同試合での先発で2回無失点。坂本勇人選手は5試合に出場し調整を続けています。左手親指を負傷していたキャベッジ選手も25日に阪神戦で1軍復帰しました。【DeNA】主力の2選手が1軍復帰に近づいています。オースティン選手は2軍での試合を経て、1軍復帰が近づいています。桑原選手も順調に回復しており、実戦復帰が間近です。一方、森敬選手は26日に調子が上がらず抹消されましたが、27日の2軍戦で2安打を記録し復調の兆しを見せています。【中日】23日に村松選手が右内腹斜筋損傷で離脱。先発の柳選手も右肩周辺の不安から5回で降板し、24日に抹消されました。監督の井上氏は、村松選手の復帰には1カ月ほどかかると説明しています。ドラフト1位の金丸選手は26日の2軍戦で好投し、5月5日からのDeNA戦での1軍デビューも見えてきました。【ヤクルト】正遊撃手の長岡選手が出場選手登録を抹消されました。中日戦の2回で負傷し、自力での歩行が困難な状況。長期離脱の可能性があります。松本直選手も同試合で自打球の影響でファーム調整となりました。ドラフト1位の中村優選手はイースタン・リーグで4回を無失点に抑え、1軍デビューに向けて順調に進んでいます。

自殺未遂を明かしたレッドソックスのデュラン、ヤジに激怒 観客が退場、対戦チームが謝罪

レッドソックスの外野手、ジャレン・デュラン(28歳)が観客席からの挑発的なヤジに腹を立てる一幕がありました。ガーディアンズとの試合中の7回、スタンドに向かおうとしましたが、チームメイトや審判に制止されました。「観客の不適切な発言がありましたが、セキュリティや審判が速やかに対応してくれて感謝しています」とデュランはコメント。ヤジを飛ばした観客は場から退場させられました。デュランは4月8日にネットフリックスで公開されたドキュメンタリー「ザ・クラブハウス レッドソックスとの1年」で過去にうつ病に苦しみ、自殺未遂を経験したことを公表していました。今回はその公表後初めてメンタル面でのヤジを受けたとのことです。「自分の内面を公開することで、相手に弱みを握られることもあります。しかし、優れたサポートスタッフやチームメイト、コーチ、そして応援してくれるファンのおかげで、本当に心強いと感じています」と述べました。ガーディアンズは試合後に声明を出し、「レッドソックスの選手とファンの間で起こった状況を認識しています。これはファン行動規範違反であり、このような行動の重大性を真摯に受け止めています。レッドソックスの組織、関与した選手、周囲のファンに謝罪し、現在この状況に対処しています。問題の観客を特定し、今後の対策についてメジャーリーグベースボールと協力していく予定です。選手やファンに最高の体験を提供することを目指している私たちにとって、今回のことは非常に残念です」と謝罪をしました。

山本由伸や佐々木朗希、名物コーチらが試合前にベンチで乾杯! 大谷翔平が積み重ねたドリンクで

ドジャース投手陣とスタッフらが、大谷翔平投手(30)が用意したドリンクで“乾杯”した。試合前に大谷は、紙コップにドリンクを注ぎ、数多く並べた。すると、そのドリンクを山本由伸投手(26)と通訳の園田芳大氏、佐々木朗希投手(23)、ブレーク・スネル投手(32)、ストレングス&コンディショニング担当のトラヴィス・スミスコーチらが手に取り、輪になって乾杯した。大谷がドジャースらしいチームワークをアシスト。チームも連勝を収め、本拠地のファンを熱狂させた。大谷は4打数2安打をマークした。

大谷翔平、親友テオスカー・ヘルナンデスの記念ホームランを祝福 「ヒマワリの種シャワー」の裏話も** **

** ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)が、記念すべきホームランを打った親友のテオスカー・ヘルナンデス選手(32)を祝福しました。試合はスコア5-2、5回の無死の場面で、T・ヘルナンデスはファルター投手から中越えにソロホームランを放ちました。これがメジャー通算200号という大記録となり、アンディ・パヘス選手(24)から、自分が考案した「ヒマワリの種シャワー」で祝福を受けました。記念のボールは無事にT・ヘルナンデスの手に渡り、ドジャースの公式インスタグラムでもT・ヘルナンデスが記念球を持つ写真が投稿されました。それに対して大谷も球団公式の投稿を引用し、拍手の絵文字を添えて祝福の気持ちを表しました。昨年12月29日に放送されたNHKスペシャル「メジャーリーガー大谷翔平2024試練と決断そして頂点へ」で、T・ヘルナンデスは「ヒマワリの種シャワー」の裏話を語りました。大谷が4月3日のジャイアンツ戦で移籍後初のホームランを打った際、T・ヘルナンデスは大谷の顔にヒマワリの種を優しく投げて祝福しました。T・ヘルナンデスは「みんな思っていた。『とにかく最初のホームランを打ってしまえ。それが打てればリラックスして、翔平らしくプレーできるから』。ヒマワリの種シャワーはあれが最初だった。翔平は目に当たったかもしれない。でも、『ごめん、次は優しくするね』と伝えたら、『いや、次は来るのを覚悟しておくよ』と返してくれて、それ以来続けることができるようになった」と嬉しさを語りました。T・ヘルナンデスは昨シーズンからドジャースで活躍しており、大谷翔平、ムーキー・ベッツ(32)、フレディ・フリーマン(35)という「MVPトリオ」に続く4番打者として君臨しています。シーズンの打率は.272、33本塁打、99打点、OPS.840の成績を残し、7月にはオールスターにも二度目の出場を果たしました。オフの間はFAとなり去就が注目されましたが、ドジャースと3年総額6600万ドル(約99億円)で再契約を結びました。記者会見では「戻りたいという気持ちは強かったし、ドジャースに戻るために最善を尽くしたいと思っていた」と語りました。

「ファンは皆がっかりしている」緊急降板したグラスノーについてロバーツ監督がコメント

ドジャースは先発のタイラー・グラスノー投手(31)が緊急でマウンドを降りる事態に直面しましたが、打線は見事に繋がり、2連勝を達成しました。「1番DH」で先発した大谷翔平選手(30)は、4打数2安打1得点を記録し、2試合連続でマルチヒットを打ちました。 グラスノーは4-2の2回の際、イニングの間の投球練習中に右肩に違和感を感じ降板しました。緊急のマウンドを務めた2番手の右腕カスパリアスは、3回2/3を投げて2安打無失点と流れを引き寄せました。 ロバーツ監督は、グラスノーの状況について「長期間の離脱は恐らくないだろうと思うが、短期間の問題については彼の感覚、フォーム、身体状態について心配だ。数日内には何らかの答えを出したい。我々みんなが、がっかりしている」とコメントしました。 グラスノーは昨年9勝を挙げましたが、シーズン終盤は右肘の故障で登板なくシーズンを終えました。今季も先発ローテーションとして期待されていましたが、監督は負傷者リスト(IL)入りの可能性があることを示唆しました。 今季は故障予防のため投球フォームの改善を図り、シーズンを通じて先発ローテーションを守ることが目標の一つでもありました。監督は「今は、どの解決策が正しいかわからないが、まずは彼が健康であることを確認し、その後に判断する」と語りました。

大谷翔平、5打数2安打で2戦連続マルチ安打 第2打席で182キロ弾丸二塁打/詳細

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。5打数2安打で2試合連続のマルチ安打をマークした。第2打席で打球速度182キロの痛烈な右二塁打を放った。ドジャースは9-2で快勝し2連勝。 ドジャース対パイレーツ 1回裏ドジャース無死、高めのボールを避ける大谷(撮影・菅敏) 2025年全本塁打写真特集 チーム123456789計 パ2000000002 ド41003100X9 【本】マカチェン3号、バルデス2号(パ)Tヘルナンデス8号、パヘス5号(ド) 大谷翔平第5打席 7回1死一 パイレーツ投手は右腕ボルダーマン カウント1-0から147キロの真ん中カットボールを打って右前へゴロで抜ける安打。2試合連続のマルチ安打。ベッツの併殺打で二封 ドジャース対パイレーツ 7回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏) ドジャース対パイレーツ パイレーツに勝利し、ナインを迎えるドジャース大谷は、T・ヘルナンデス(左)に背後から抱きつかれて驚く(撮影・菅敏) 大谷翔平第4打席 5回2死一、二塁 パイレーツ投手は右腕ニコラス カウント2-2から145キロのスライダー空振り三振 ドジャース対パイレーツ 5回裏ドジャース2死一、二塁、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏) 大谷翔平第3打席 4回1死...

大谷翔平、あわや顔面死球に「ウォー!」の大絶叫 ヒヤリとする場面も抜群の反射神経で逃れる

ドジャース大谷翔平投手(30)が、ヒヤリとするアクシデントに見舞われた。「1番DH」で出場すると、0-2の1回に左腕ファルターと対戦。カウント2-2からの7球目、91・3マイル(約147キロ)のツーシームが、顔面スレスレを通過した。体を大きくのけぞらせた大谷は、「ウォー!」と大声を上げた。あわや死球の危機を避けると、続く8球目のカーブを見極めて四球で出塁。続くベッツの右前打などで三進すると、1死二、三塁からフリーマンの右前適時打で生還した。

【DeNA】611日ぶりの勝利でバウアーが「アイラブヨコハマ~」 中4日で129球8回10Kの熱投

DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が611日ぶりの勝利に喜びを爆発させました。中4日で広島との6回戦に先発し、8回を2安打1失点で抑える快投を見せました。150キロを超えるストレートとナックルカーブで打者を翻弄し、10奪三振を記録しました。129球を投げたのは日本での自己最多で、23年8月25日の中日戦(バンテリンドーム)以来の勝利を手にし、チームを今季初の同一カード3連勝に導きました。   ◇   ◇   ◇試合終盤、バウアーが意地を見せました。1点リードの8回1死三塁の場面で、広島の田村をナックルカーブの3連投で空振り三振に仕留めました。続けて羽月もナックルカーブで空振り三振を奪い、「最大のピンチを無事に切り抜けて本当に嬉しい」と語りました。7回を投げ終わり113球だったバウアーは、その裏の打席に向かい、会場からは歓声が上がりました。三浦大輔監督(51)は「120~130球は投げられると思っていた。試合展開も考慮した総合的な判断です」と続投を指示しました。その期待に応え、バウアーは8回を1失点に抑え、熱投でチームを3連勝に導きました。22日の阪神戦で7回4失点から中4日でのマウンドでしたが、「過去10年間、中4日で投げてきた。睡眠や栄養、リカバリーをしっかり分析している」と自信を見せていました。試合前の言葉通り、調子は上向きで、初回に先制点を許すも、その後は球のキレやスピードが増していきました。「ナックルカーブを信じて投げたら調子が上がってきた」と振り返りました。松尾とのバッテリーも良好で、試合中のイニング間には通訳を介さずに意思疎通を図ったといいます。8回のナックルカーブ連投は息の合ったプレーでした。「首を振ることなく、松尾は配球やブロッキング全て素晴らしかった」と感謝の言葉を述べました。今季4戦目での初勝利に、ヒーローインタビューでは「アイラブヨコハマ~」と声を上げました。先日、自身のYouTubeチャンネルの登録者が100万人を超え、「非常に光栄で、動画が少しでも役に立てば嬉しい」と語り、さらなる目標である優勝や沢村賞をファンと共に目指す決意を示しました。【鳥谷越直子】