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藤浪晋太郎、3A戦で1/3回を2四球1失点、再び防御率10点台に

マリナーズ傘下3Aタコマの藤浪晋太郎投手(31)がロッキーズ傘下3Aアルバカーキ戦に登板したが、1死しか奪えず2四球で1失点だった。藤浪は4-3の7回から4番手で登板。先頭をフルカウントから四球で歩かせ、二盗を許した。次打者にはストレートの四球を与えて無死一、二塁。3人目に犠打を決められて1死二、三塁となったところで降板した。代わって登板した投手が犠飛を許し、藤浪に1失点が記録された。この日は1/3回を無安打2四球、1失点。4月24日のシュガーランド戦以来の今季2ホールド目を記録したが、3試合ぶりに失点し今季13試合で0勝1敗2ホールド、防御率10・13。再び防御率が10点台になった。

大谷翔平が14号、15号 ── 満員のボブルヘッドデーでジャッジらに肩を並べる活躍

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(30)が、2打席連続で15号本塁打を打ち、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手やフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバー選手と並んで、両リーグのトップに立ちました。4回の第4打席では、15号2ランを放ちました。この試合では今季初となる1試合2本塁打を達成しました。この日は、大谷選手自身のボブルヘッドデーで、ファンには記念となる日です。2回の第2打席で右犠飛を放ち、続く3回の第3打席で2試合連続本塁打となる14号3ランを打ちました。今年最初のボブルヘッドデー(対アトランタ・ブレーブス)は4月2日で、その際にはサヨナラ本塁打を放ち、2戦3発の大活躍を見せました。◆大谷の年度別本塁打数2018年=22本2019年=18本2020年=7本2021年=46本2022年=34本2023年=★44本2024年=★54本【★はホームラン王に輝いた年。2023年まではエンゼルスに所属】

菅野智之7回途中4失点で3敗目 低迷オリオールズは完封負けで3連敗「こんなチームじゃない」

オリオールズ菅野智之投手(35)が、6回1/3を6安打4失点1四球3奪三振の内容で、3敗目(4勝)を喫した。立ち上がりの初回は、わずか9球で3者凡退と好スタートを切った。続く2回は、各打者にすべてフルカウントまで粘られながらも3者凡退に封じた。3回、9番カージーに2ラン、1番バクストンにソロと連続アーチを浴び、3点を先制された。4回は1死から二塁打を浴びたものの、後続を打ち取った。5回は無死から四球の走者を背負ったものの、1死後、併殺で切り抜けた。6回は上位打線を3者凡退。続投した7回1死から連続長短打を浴び、今季最多となる4点目を許したところで交代した。球数は米移籍後最多となる103球。防御率は3・08。オリオールズは打線が元気なく、今季6回目の完封負けで、3連敗を喫した。試合後の菅野は、地元テレビ局のインタビューに対応。「昨日がダブルヘッダーで、中継ぎ投手もたくさん投げていたので、チームの助けになればと思って、あの回(7回)は投げきりたかった」と振り返った。開幕前は優勝候補に挙げられながら、投打の歯車の合わないオリオールズは借金「12」で地区最下位に低迷。「こんなチームじゃないと、僕も含めてみんな思っていると思う。いつかこういう状況が好転すると考えるんじゃなくて、今日やるんだという気持ちが大事だと思います」と、巻き返しへの意欲をのぞかせた。

大谷翔平選手、「ボブルヘッドデー」に「1番DH」で出場予定、ラッシング選手が「7番捕手」でデビュー

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)は、ホームでのオークランド・アスレチックス戦に「1番DH」として出場します。この日は、今季2回目となる大谷選手のボブルヘッドデーで、来場者には昨季の「50-50」記録を祝した人形が配布されます。 前日の試合では、今季3本目の先頭打者本塁打となる13号ソロホームランを放ち、2安打を記録しました。5月の打撃成績は、打率.354、6本塁打、12打点、OPS1.310と絶好調であり、4月29日のマーリンズ戦以降の14試合で7本塁打を量産しています。現時点で打率は.307、13本塁打、22打点、10盗塁、OPSは1.055です。 アスレチックスの先発投手は、デビュー3年目の右腕、オスバルド・ビド選手(29歳)です。今季初めて開幕ローテーション入りし、ここまで8試合で2勝3敗、防御率4.75を記録しています。大谷選手とは過去2度の対戦で、通算4打数無安打、2三振に抑えられています。 ドジャースは、当初予定していた先発の佐々木朗希投手(23歳)が「右肩インピンジメント症候群」で負傷者リスト(IL)入りしたため、ブルペンデーで挑みます。リリーフ右腕のマット・サウアー選手(26歳)が先発投手を務めます。また、DFAとなったバーンズ捕手に代わり、昇格したダルトン・ラッシング捕手(24歳)が「7番捕手」としてデビューします。 ドジャースのスターティングメンバーは以下の通りです: 1番DH 大谷翔平 2番遊撃 ムーキー・ベッツ 3番一塁 フレディ・フリーマン 4番三塁 マックス・マンシー 5番右翼 アンディ・パヘス 6番左翼 マイケル・コンフォート 7番捕手 ダルトン・ラッシング 8番中堅 ジェームズ・アウトマン 9番二塁 キム・ヘソン 先発投手 マット・サウアー

【ヤクルト】岩田幸宏が5月のスタメン9試合で打率.324 輝くチャンスメーク「このまま続けていきたい」

ヤクルトスワローズの岩田幸宏外野手(27歳)は、チームが厳しい状況にある中で大きな存在感を見せています。5月には9試合でスターティングメンバーとして出場し、34打数11安打、打率3割2分4厘という好成績を記録しました。そのチャンスメークが特に光っています。今シーズンの目標は100試合出場で、守備や走塁だけでなく、バッティングでもしっかりと結果を出しています。「出場した時には全力を尽くすだけ。今は結果がついてきているだけです。これを続けていけるように」とコメントし、定位置を確保するためにアピールを続けています。

【DeNA】牧秀悟、鍛え抜かれた守備でチームを救う「シーズンで何度あるか分からないプレー」

積み重ねた努力が実を結びました。DeNAの牧秀悟内野手(27)が、攻守でチームの勝利に貢献しました。今季初のハマスタのお立ち台に立ち、彼の声は明るく響きます。「チームを勝利に導く一打を打つことができて嬉しい」と満足そうな表情でした。 迷いのない一瞬でした。試合は両チーム無得点のまま8回2アウトで一、二塁のチャンスが訪れました。牧は阪神の及川投手の速球を捉え、均衡を破る貴重な先制の中前適時打を放ちます。チームは最近の21試合で平均2.1得点と打線が湿りがちですが、投手陣の奮闘が勝利に結びついています。牧は「投手に頼ってばかりではなく、打線としてもっと打てるように」と意気込みを語りました。 また、強化してきた守備でもチームを救いました。9回2アウト一、二塁の場面では、二遊間寄りのゴロに飛び込み、好捕して二塁に転送、試合を締めくくりました。キャンプから特別守備練習を徹底し、シーズン中は早出してハンドリング練習をルーティンに加えてきました。巨人の岡本選手や吉川選手の守備練習動画も参考にし、向上を続けてきた結果です。「シーズン中にどれほどできるか分からないプレーでしたが、これからも増やしていきたい」と試合後にコメントしました。 チームは連勝を果たし、約1カ月ぶりに3位に浮上しました。40日ぶりに貯金生活に突入しましたが、牧は「最終的な目標があるので、そこを目指していきたい」と述べました。主将としての責任を全うし、チームを力強く引っ張り続けます。【小早川宗一郎】

【阪神】今季初の中5日、3連続完封に挑む村上頌樹「大丈夫。疲労度もそんなにないので」

阪神の村上頌樹投手(26)は、16日に甲子園で行われる広島戦で、3試合連続の完封勝利を目指します。今シーズン初めての中5日での登板となります。 村上選手は、15日に兵庫県尼崎市のSGLで投手練習に参加しました。10日の中日戦(甲子園)から日程を詰めた登板について、「まあ、大丈夫ですね。球数も少なかったし、疲労度もそんなにないので。いけると思います」と、自信を見せました。 絶好調の右腕として初の開幕投手を務めた村上。金曜日に固定されていた日程が前回、雨天中止となり、2年ぶりのスライド登板でしたが、中日を98球で封じ込めました。今回、再び金曜日に戻っての登板となります。 開幕戦では9回途中まで無失点に抑えた広島と、約1カ月半ぶりの再戦です。 「テンポよく、四球なく進めば、こちらのペースになると思います。ファビアン選手や末包選手の調子が良いので、その前にランナーを出さないよう気をつけたい。チームが勝てればそれで良いので、自分の役割をしっかり果たしたい」と、落ち着いた様子で語りました。

【巨人】今季初の4連敗で貯金ゼロ、Bクラスに転落「僕の采配ミス」阿部監督が選手をかばう

最大で5まで積み上げていた貯金が消えてしまいました。巨人は広島に対して同一カードでの3連敗を喫しました。敵地マツダスタジアムでは今シーズン6戦全敗です。唯一の得点は5回に無安打ながら4つの四球によって押し出しで得た1点のみ。6回の無死満塁の好機を生かせず、追加得点には結びつきませんでした。阿部監督は「選手たちは必死に頑張っています。全て私の采配ミスです」として、選手をかばいました。同一カードでの3連敗は今季3度目で、さらに今季初の4連敗を迎えました。今カード初戦で1号ソロを放ったリチャードをこの日は5番に据えましたが、4打数無安打。4番のキャベッジも1四球を選ぶに留まり、3打数無安打でした。主力の吉川は「頑張ります。頑張ります」とコメントしています。この状況が正念場の入り口なのか、出口に近いのか。DeNAとの順位が逆転し、Bクラスの4位に転落しました。勝率は5割で、貯金はなくなりましたが、借金もありません。

【ロッテ】48イニングぶりの適時打で連敗脱出、吉井監督「若手選手も成長しています」

ロッテが5連敗を止めることに成功しました。試合の初回、1死から藤岡裕大選手(31歳)が右中間への三塁打を決めると、その後、藤原恭大選手(25歳)が楽天の先発投手・早川から145キロの直球を打ち、チームにとって48イニングぶりの適時打を記録し、先制しました。3回には、1死二、三塁から藤原選手が2打席連続の適時打を放ち、さらに4回にはネフタリ・ソト選手(36歳)がソロ本塁打を放ちました。先発のブライアン・サモンズ投手(30歳)は5回と2/3を投げ、わずか2安打無失点で初勝利を収めました。「攻撃陣が序盤から点を取ってくれて、大きなリードをしてくれたことが大きかったです。守備でもしっかり守ってくれたし、チーム全体の助けがあったおかげで自分も良いピッチングができました。特に寺地選手のリードには感謝しています」とチームメートへの感謝を表しました。8回には鈴木昭汰投手(26歳)が登板し、9回には高卒2年目の木村優人投手(19歳)が締めプロ初セーブを記録しました。吉井理人監督(60歳)はリリーフ陣について「相性ではなく、重要な場面で誰を使うかを考えました。8回が重要だと思い、一番強い投手を投入し、9回は最もフレッシュな投手を選びました」と説明しました。チームが得点を重ね連敗から脱出。「山本選手が追い込まれてからフォアボールを選んだのが大きかった。若手選手もどんどん成長しています」とコメントしました。