baseball

今永昇太「完全に足がつってしまった。勇気いる決断」両足けいれんで降板も、6回途中無失点で3勝目

カブスの投手、今永昇太選手(31)は、6回途中で6安打無失点、1四球3三振の好成績を収めました。両足にけいれんが起こるアクシデントに見舞われ、途中で降板しましたが、今シーズンの3勝目(1敗)を手にしました。立ち上がりの初回は、3者凡退と快調なスタートを切りました。次の2回では、無死から初安打を許しましたが、後続を左飛、遊ゴロ併殺で切り抜けました。3回は2死から安打を浴びましたが、無失点に抑えました。4回もランナーを背負ったものの無失点でした。5回は2死から連打と四球で満塁のピンチを迎えましたが、2番のレイノルズを見逃し三振に仕留めました。6回、先頭打者のマカッチェンに二塁打を許した後、両足に異変を感じ、カウンセル監督やトレーナーと相談の上、交代しました。投球数は87球、防御率は2.77となりました。試合後、今永選手は「6回に完全に足がつってしまった。過去に無理をして良くなかった経験があるので、勇気のいる決断だったが、次の登板やその先も見据えて、自ら降板を申し出ました。次の登板は問題ないと思います」とコメントしました。また、「ローテーションに穴を開けることが一番の迷惑。そのようなことを避けるために自分で決断しました」と説明しました。カブスは今永選手の降板後、救援投手陣が好投を見せ、打線も鈴木誠也外野手(30)の7号2ランを含む計4本塁打で9点を挙げ、敵地での初戦を大勝で飾りました。

大谷翔平「パパ1号」は7号先頭打者アーチ 真美子夫人チョイスの登場曲が流れた直後の祝砲

ドジャース大谷翔平投手(30)が、「1番DH」でスタメン出場。第1打席で先頭打者アーチを放った。0-1の1回無死で、剛腕アルカンタラと対戦。初球の95・5マイル(約154キロ)のツーシームを捉え、右翼ブルペンへ飛び込む7号先頭打者本塁打を放った。長女誕生から初アーチとなり、「パパ1号」となった。打球速度は114・1マイル(約184キロ)、飛距離は394フィート(約120メートル)だった。この日は「WOMAN’S NIGHT」として、夫人やパートナーが選手の登場曲を選曲。真美子夫人はアニメ「セーラームーン」のオープニング主題歌「ムーンライト伝説」をチョイス。1回に大谷が打席に向かうと、日本ではなじみ深い1曲がドジャースタジアムに響いた。今季は試合前時点で打率2割9分、6本塁打、9打点、7盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.925としている。【ライブ速報はこちら】――>>ドジャース-マーリンズ【動画はこちら】――>>【動画】大谷翔平が「パパ1号」 弾丸ライナーで右翼席へ初球先頭打者弾

大谷翔平が長女の誕生を祝福!「パパ」1号のホームランを記録

大谷翔平選手(30)が父親になって初のホームランを打ちました。ドジャーススタジアムで行われたマーリンズ戦で「1番DH」として試合に出場し、初回の第1打席でシンカーを右翼に運び、今季7号本塁打を記録しました。大谷選手は18日、19日のレンジャーズ戦を真美子夫人の出産に立ち会うために初めて欠場しました。19日に長女が誕生したことをインスタグラムで報告しています。復帰後は7試合連続でホームランを打てていませんでしたが、ようやく長女に届けることができたホームランとなりました。これは16日のロッキーズ戦以来の本塁打で、出場した試合では8試合ぶりとなります。今季の30試合目で7本目の本塁打を記録し、シーズン38本ペースに乗せました。昨シーズンは54本塁打でホームラン王を獲得し、チームの28試合目となる4月26日に7本目を記録していました。今回のマーリンズ戦での本塁打は、1試合3本のホームランで「50-50」(50本塁打&50盗塁)を達成した昨年9月19日以来、通算6本目のホーマー。ドジャーススタジアム内では16日のロッキーズ戦以来、通算34本目を記録しました。今季の7本のうち5本はこの球場で打たれています。◆大谷の年度別本塁打数18年=22本19年=18本20年=7本21年=46本22年=34本23年=★44本24年=★54本【★は本塁打王。23年まではエンゼルス】

大谷翔平1番DH、出るかパパ1号ホームラン 剛腕アルカンタラと対戦/マーリンズ戦速報中

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。 マーリンズ先発は剛腕の右腕アルカンタラ。 2025年全本塁打写真特集 チーム123456789計 マ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 ドジャース大谷翔平(25年4月撮影) サンディ・アルカンタラ(2022年7月5日撮影) ドジャース対マーリンズ 試合前練習でドジャース大谷(左)はスタッフの子供と言葉を交わす(撮影・滝沢徹郎)

「菅野よく抑えたな」ヤンキースの豪打線がオリオールズ相手に初回から4本のホームランを放ち、前夜の菅野智之の好投をXで絶賛

ヤンキースの打線が、オリオールズとの試合で初回から連続ホームランを含む4本のアーチを決め、観客を魅了しました。初回、トレント・グリシャム外野手(28歳)がライトスタンドに先頭打者ホームランを放ち、ヤンキースファンを沸かせました。その後、2番打者アーロン・ジャッジ外野手(33歳)が初球を同じくライトスタンドに運び、続く3番のベン・ライス内野手(26歳)もライトスタンドに3者連続のアーチを描きました。1アウト後には、コディ・ベリンジャー外野手(29歳)がライトスタンドに3号ソロを打ち、1イニングで4本のホームランを記録し、圧倒的な一撃を披露しました。オリオールズの先発は、今季初めてマウンドに立ったカイル・ギブソン投手(37歳)で、彼は昨シーズンに8勝を挙げ通算112勝を誇るベテランの右腕ですが、ヤンキースの打線に手も足も出ずでした。一方X(旧ツイッター)では、このベテラン右腕が打ち込まれる中、「昨日の菅野は本当にすごかった」、「菅野よく抑えたな」といった声が多く上がり、前夜に5回無失点の好投で3勝目を挙げた菅野智之投手(35歳)のパフォーマンスを称賛する声が集まりました。菅野投手は、28日(現地29日)のヤンキース戦で公式戦に初めて先発し、5回を5安打無失点で3勝目を上げました。自身メジャー最多となる8奪三振を記録し、ア・リーグ東地区首位のヤンキース打線を封じてみせ、チームの連敗を3で止めました。

ヤンキース初回先頭から圧巻3連発 1回4ホームラン 前日菅野智之に抑えられた打線が爆発

ヤンキース打線が、オリオールズ戦で先頭から3者連続アーチを放ち、スタンドを熱狂させた。1回、トレント・グリシャム外野手(28)が右翼席へ先頭打者本塁打。ヤンキースファンが盛り上がる中、2番アーロン・ジャッジ外野手(33)が初球を右翼席へ運び、3番ベン・ライス内野手(26)も右翼席へ3者連続アーチをたたき込んだ。4番ポール・ゴールドシュミット内野手(37)は凡退したが、1死からコディ・ベリンジャー外野手(29)が右翼席へ3号ソロを放ち、1イニング4本塁打で度肝を抜いた。前夜は、菅野智之投手(35)の前に5回を無得点に抑えられ、連勝が止まったが、強力打線が初回から大爆発した。【動画】ヤンキース初回先頭から3連発>>

【日本ハム】新庄監督、スクイズ失敗に「決めなければスタメンで出続けられなくなる」

日本ハムは開幕から25試合目にして、初めて犠牲バントが成功しました。5回にはルーキーの山県選手が初の成功を収め、9回には奈良間選手も決めました。しかし、2回に送りバントが失敗し、7回にはスクイズも失敗したため、試合中は新庄監督の表情に曇りが見られました。彼は「決めるべきところはしっかり決めなければならない。(スクイズは)それほど難しい球ではなかった。こういうチャンスを活かせなければ、スタメンで出続けることは難しくなる」と試合後に緊張感を持って語りました。

【阪神】湯浅京己の新しい挑戦「過去には戻りたくない」― 2年間の奮闘記

湯浅、お帰り! 国指定の難病である「胸椎黄色靱帯骨化症」からリハビリを続けて復帰を果たした阪神タイガースの湯浅京己投手(25)が、中日ドラゴンズとの試合で約2年ぶりの1軍登板を果たしました。2023年11月2日のオリックスとの日本シリーズ第5戦(甲子園)以来544日ぶりの公式戦、レギュラーシーズンでは2023年6月15日のオリックス戦以来684日ぶりのマウンドで、1回を無失点で抑えました。昨年8月に手術を受け、懸命に目指してきた1軍の舞台に立ちました。チームは連勝直後に連敗していましたが、素晴らしい投球が何よりの朗報でした。   ◇   ◇   ◇2年間の思いを込めて、湯浅は右拳をしっかりと握りしめました。感情が溢れ出す瞬間です。23年11月以来の正式な試合では無失点。敵地でも「お帰り!」の声援が響きました。「戻ってきたというより、ここからまた始まるんだなという感じです」と湯浅は話します。彼にとって大きな瞬間でしたが、「何も覚えていない。とても緊張した」と語りました。7回に登板し、2死二塁から相手を遊ゴロに仕留める13球を投げました。「絶対に点をやられない」と決意を持って臨んだ1回は、再出発の一戦でした。約1年前、彼は絶望の中にいました。右足の感覚が消え、不安に駆られながらも打ち込んだトレーニングに救いを求めました。しかし、感覚は戻らず、自分自身に疑問を抱きました。当時の不安な気持ちを振り返り、「野球を辞めたいと初めて思った」と湯浅は打ち明けます。 やがて胸椎黄色靱帯骨化症と診断され、手術を行い新たな感覚を取り戻しました。ただし完全に症状を忘れることは難しく、今年の3月には再びしびれという辛さに直面しました。それでも、湯浅は前を向いていました。「こんな経験ができるのは誰でもない」と病気も含めての自分を受け入れました。かつて22年に最優秀中継ぎを獲得し、23年WBC日本代表にも選ばれた実績を持ちながらも目指す先は「復活」ではなく、「新しい自分の構築」だと語りました。この日の挑戦は、その大きな一歩となりました。チームの連敗が続く中でも未来への希望を示しました。「多くの方に支えられここまで来ることができた。恩返しができるように」と笑顔で誓いました。【波部俊之介】▽阪神安藤投手チーフコーチ(湯浅が復帰登板)「彼の頑張りでもあり、多くの支えがあってここまで来たことに感謝している。」阪神梅野(湯浅が復帰登板)「特別なものでした。彼はチームの重要な存在であり、共に戦っていきたいです。」◆胸椎黄色靱帯骨化症 厚生労働省指定の病気で、脊髄の背中側の胸椎をつなぐ黄色靱帯が骨化する疾患です。

【こんな人】西武高橋光成が使わない業界用語 597日ぶり勝利も仲間と築いたリスペクトの足跡

雷神の顔がやっと晴れ渡った。またぐこと3シーズン、20試合連続で白星から見放されていた西武の高橋光成投手(28)が、597日ぶりに勝利投手になった。その間、実に1966球を要した。笑顔に隠してきた苦しみ、葛藤。チームを再び勝率5割に戻す6回無失点の力投での「1勝目」は、西武球場通算3000試合をも彩った。去年とはやっぱり違う-。西武にも光が差してきた。   ◇   ◇   ◇どうも気になる業界用語がある。ブルペンでの「捕手を座らせて○球」だ。投手が捕手を座らせる、の構図。これ、上から目線では-。西武高橋も同意見だった。「その言葉は使わないようにしていますね」。キャンプ中の会見でも「捕手の方に座っていただいて」と表現していた。その日、ブルペンで座っていただいた相手は、年下の柘植だった。「相手の年齢は関係ないですよ。捕手って大変じゃないですか。キャンプでもわざわざ僕たち投手のために動いてくれて、わざわざ座って捕りに来ていただいている。リスペクトです。一緒に作り上げたいので」。だから思う。「捕手を座らせて何球、って表現、けっこう普通に使われてるじゃないですか。それっておかしいって僕、ずっと思ってて」。見た目で誤解されることもたまにあるけれど、そんな人柄だからこそ、苦しくても捕手陣や仲間が寄り添ってくれる。高橋は「そんなところに気付いていただいて、ありがとうございます」と笑っていた。【西武担当=金子真仁】【関連記事】西武ニュース一覧