baseball

【ロッテ】痛恨の「肉体的援助」で同点機を逃す、三塁コーチが走者に接触

7回の表、無死一、二塁の場面でソト選手が左中間に二塁打を放ち1点を返しました。しかし、一塁走者のポランコ選手が三塁を回った際に、大塚チーフ打撃兼走塁コーチと接触し、ポランコ選手はアウトとなってしまいました。この「肉体的援助」は、公認野球規則6.01(a)(8)によって規定されています。具体的には、「審判員が判断し、三塁または一塁のベースコーチが走者に触れたり支えたりして、走者の進塁または帰塁を肉体的に援助した場合、その走者をインターフェア(守備妨害)でアウトにする」というものです。この後、1点を追加し、一死二塁のチャンスで、角中選手はライトフライ、小川選手は三振に倒れ、追加点を奪うことはできませんでした。

【データ】佐藤輝明が12球団で最速の20号本塁打を達成 阪神選手として10号と20号の両方を一番乗りするのは初の快挙

阪神タイガースの内野手、佐藤輝明(26)が12球団の中で最も早く今シーズンの20号本塁打を達成しました。この記録は2年ぶりであり、彼がプロ入りして77試合目に達成した以前の記録を上回る73試合目での達成です。また、この20号に到達することで、節目の50打点目も記録しました。8回の一死無走者の場面で、佐藤はカウント2-1から来た中央付近の変化球をフルスイングし、打球はまっすぐに観客席へ。打った瞬間から本塁打を確信し、チームのリードを6点に広げました。佐藤は8回に両リーグトップとなる20号本塁打を達成しました。これは、阪神選手としては75年の田淵、84年の掛布、85年のバース、90年のパリッシュ、10年のブラゼルに続き、6人目の記録です。さらに、佐藤は5月1日に10号本塁打も両リーグ最速で達成しており、昨年の村上宗隆(ヤクルト)が達成した10号に続いて20号も両リーグ一番乗りの記録に並びましたが、阪神の選手で10号と20号の両方を最速で達成したのは初めてのことです。この試合を含め、佐藤が今シーズンに8回で放った本塁打は9本で、9回の2本を合わせると、8回と9回のみに全打席の半数以上となる11本を記録しています。

【広島】ドラ2佐藤柳之介プロ初登板初先発初勝利 首位打者ファビアン10号ソロ&タイムリー 

広島ドラフト2位左腕の佐藤柳之介投手(22)がプロ初登板初先発で初勝利を飾った。立ち上がりから丁寧な投球だった。2回に連打で無死一、二塁とされたものの、松葉の三塁線への犠打を自らが処理し、三塁に送球してアウトに。1死二、三塁からは1番岡林を併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。安打を許したのは2回だけ。持ち味を存分に発揮した。6回2安打2三振2四球無失点。うれしいプロ初勝利を飾った。新人左腕を援護したのはこの日、来日初の4番を務めたサンドロ・ファビアン外野手(27)だ。4回、中日先発松葉のカットボールをさばき、真っ赤に染まった左翼席に先制の今季10号ソロを放った。さらに、1-0の6回には2死三塁から左前タイムリー。貴重な追加点をたたき出した。セ・リーグ首位打者が本塁打、打点も稼ぐ活躍。チームを勝利に導いた。広島は連勝でカード勝ち越し。貯金を2とした。【関連記事】広島ニュース一覧

【阪神】迫力満点!前川右京がスクイズで顔面からスライディング 藤川監督も驚いてグラウンドへ

阪神タイガースが巧みなプレーで追加点を獲得しました。1点リードの5回で、坂本誠志郎捕手(31)が二塁打を放ち1点を追加しました。そして1アウトで迎えた二、三塁の場面、伊藤将司投手(29)がスクイズを決行。ホームベースでは際どいタイミングとなりましたが、三塁走者の前川右京外野手(22)が頭から飛び込み、得点をもぎ取りました。ボールが後方へ逸れる間にもう1点が入りました。前川選手は捕手のプロテクターに顔をぶつけたように見えました。砂煙の中から顔を上げ、しばらくその場に留まっていたため、怪我の心配がありましたが、藤川球児監督(44)がベンチから駆け寄り無事を確認。軽く肩を叩いて前川選手の走塁を称賛しました。前川選手は5月21日以来のスタメン復帰。この試合ではヒットや力強い走塁で存在感を十分に示しました。

大谷翔平がロイヤルズの実況を驚かせる「驚かずにはいられません」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が見せた圧巻のピッチングで、ロイヤルズの実況者たちは思わず驚きを隠せませんでした。今季3回目の先発となった大谷は、1回1死一、二塁の場面で、パスクアンティノ選手を101.7マイル(約164キロ)のストレートでダブルプレーに仕留めました。この一球は、大谷自身のメジャーでの最速記録であり、今季のドジャース投手陣においても最速でした。ロイヤルズの実況を担当した「FanDuel Sports Network Kansas City」チームは、大谷のファストボールを目の当たりにして驚愕。「ワオ! 彼がバッターボックスに立つときにエルボーガードなどを装着するのも納得ですね。あの大切な右腕を守るためでしょう。大谷翔平に感動せずにはいられません」と賞賛しました。大谷選手は、27球を投げ2回で1安打1四球無失点1奪三振という成績を残しました。過去には、エンゼルス時代の2022年9月10日(日本時間11日)のアストロズ戦で、101.4マイル(約163キロ)を記録しています。

【DeNA】チームに大打撃!バウアーの登録抹消 ケガで登録抹消中のオースティンと共に最強助っ人が不在

DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が29日に出場選手登録を抹消されました。バウアーにとって、これが今季2度目の抹消です。28日の巨人戦では、6回途中で7安打5失点、6四球を記録し、KOされました。これで自身4連敗となり、今季の7敗目(4勝)を喫しました。12日のオリックス戦以降、バウアーは4連敗を重ねています。ここ4試合で20回1/3を投げ、合計19失点、防御率8.41と調子を崩しています。バウアーが抹消されたことにより、すでに右膝の違和感で6日から登録抹消中のオースティンと共に、DeNA自慢の投打の「最強助っ人」が1軍不在となる苦境に立たされています。オースティンは今季、調子に波があり、打率.211、2本塁打、12打点と振るわずにいますが、昨季は打率.316で首位打者を獲得し、25本塁打、69打点でチームのリーグ優勝に大きく貢献しました。チームは現在、33勝34敗3分けで1つの負け越し。首位の阪神と4.5ゲーム差の4位です。27年ぶりのリーグ優勝を目指す中、バウアーとオースティンという投打の「最強助っ人」なしで戦いに臨むことになります。

【阪神】森下翔太が2試合連続で本塁打を放ち、リードを奪うソロショット 今月2回目の快挙、共に屋外デーゲームでの活躍

阪神タイガースの森下翔太外野手(24歳)が2試合連続で本塁打を打ち、試合の流れを引き寄せました。28日の試合では、5回に先制の2ランを放っていました。試合開始直後、2アウトでランナーなしの場面で、ヤクルトの先発アビラ投手が投じた真ん中付近の変化球を捉え、左中間へのソロホームランとしました。森下選手が2試合連続で本塁打を打つのは、6月7日と8日に行われたオリックス戦(甲子園球場)以来のことで、今月2度目の快挙です。今回も同様、屋外デーゲーム2試合での活躍となりました。

鈴木誠也が22号2ラン、メジャーで自己最多を更新し、打点ランキングでトップに再浮上

カブスの鈴木誠也外野手(30)が、4試合ぶりに22号2ラン本塁打を放ち、メジャーでの自己最多本塁打記録を更新しました。アウェイのアストロズ戦に「3番DH」として出場。9-2となった8回1死一塁の第5打席で、リリーフ投手グストの甘いスイーパーを捉え、左中間スタンド奥の壁に直撃する飛距離124メートルの大きなアーチを描きました。これで昨シーズンの21本を上回り、メジャーでの自己最多記録を更新しました。また、先発投手マクラーズに対して4回1死走者なしの第3打席では、高めのスライダーを捉えて今季3本目の三塁打を放ち、次打者クロー・アームストロングの犠牲フライでホームインしました。これで2試合連続のマルチヒットを記録しました。1回1死二塁の第1打席ではナックルカーブを打ちゴロ、3回1死走者なしの第2打席ではチェンジアップをファウルフライ、6回無死二塁の第4打席ではスライダーを左飛して、最終的に5打数2安打、2打点、2得点を記録。これで今季の打点は69となり、ナ・リーグで単独トップに復帰。両リーグではマリナーズのローリー捕手と並ぶトップタイです。打率は.261となりました。チームは4本塁打を含む15安打12得点で快勝しました。

【阪神】植田海が国内FA権取得「いろんな方へ感謝」行使等について「特に今は考えていない」

阪神タイガースの内野手、植田海(29歳)が、29日に国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たしました。この日のヤクルト戦(神宮)を前に取材に応じ、「自分一人の力ではここまで来ることができませんでした。1軍の試合で起用してくださった監督、コーチ、支えてくれた裏方の皆さん、そして家族に感謝しています。これは努力の証であり、とても嬉しいです」と語りました。植田選手は、近江高(滋賀県)から2014年のドラフトで5位指名を受けて入団し、プロ11年目を迎えています。「辛いことや思うようにいかないことも多かったですが、それでも毎試合に向けて準備を重ね、日々を大切にしてきました」と振り返ります。FA権を行使するかどうかについては「特に今は考えていません。まずは今日の試合に集中したいと思います」と落ち着いてコメントしました。

【西武】熱中症から復帰した今井達也が練習に参加、西口監督「元気と言っている」——27日日本ハム戦での降板後

27日に行われた日本ハム戦(ベルーナドーム)で熱中症のため途中退場した西武の今井達也投手(27)が、29日に本拠地で行われた試合前練習に復帰しました。彼は外野を走ったり、キャッチボールをしたりと軽いメニューをこなし、時折笑顔を見せる場面もありました。練習終了後、西口文也監督(52)は「彼自身も『大丈夫』と言っているし、心拍数を上げて走ることにも問題はなかった」と語りました。そして、来週4日から始まるソフトバンク(みずほペイペイドーム)との3連戦での登板を明言し、「ドームでの試合だから特に球数制限は設けない」と話しました。今季6勝している今井は、27日の日本ハム戦で先発しましたが、4回途中で退場。直前にはマウンド付近でしゃがみ込むシーンもあり、その後、都内の病院で熱中症と診断されました。