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大谷翔平、35球の強度を上げたピッチング練習を行う ロバーツ監督「良い兆候」スライダー解禁時期は未定

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が試合前にブルペンでの投球練習を行い、復帰に向けたリハビリを進めました。彼はフォーシームやツーシームといった速球を含む35球を投げ、時にはスプリットを交えました。球団スタッフによると、最速で94マイル(約151キロ)を記録しました。この強度の上がった投球練習により、順調に調整が進んでいます。ロバーツ監督は「球速が少し上がったと聞いている。良い兆候だ」と現状を説明しました。しかし、スライダーを解禁する時期はまだ決まっていません。同監督は「解禁の判断は医療スタッフが行うことになると思う。それがいつになるかは現時点では分からない」とコメントしました。今後のプロセスとしては、すべての球種を解禁した後、実戦を想定したライブBP(バッティング練習)が予定されています。監督は「エラトロシュ医師、担当トレーナー、そしてショウヘイの意見を集約し、慎重に進めていくことになる」と将来の見通しを明かしました。

大谷翔平「1番DH」出場なるか、佐々木朗希のメジャー初勝利に期待/速報

ドジャースの大谷翔平選手が「1番DH」で先発しています。 一方、先発投手は佐々木朗希選手で、彼のメジャーリーグ初勝利を目指しています。 試合は当初午前8時15分開始予定でしたが、雷雨予報のため、マウンドとホームベースにシートがかけられ、開始が遅れる見込みです。試合が始まり次第、速報をお届けします。 チーム123456789計 ド 0 ブ 0 大谷翔平の第1打席 佐々木朗希の1回 1番  2番  3番  ドジャース大谷翔平(25年4月撮影) ドジャース佐々木朗希投手(25年4月撮影)

【西武】7回無失点3勝目 うなぎのぼり今井達也を支えるのは下り坂「うまく利用する」というココロは

エースの力投が6連勝を呼び込んだ。西武今井達也投手(26)が、7回を4安打無失点で今季3勝目。チームを単独2位に引き上げた。   ◇   ◇   ◇今井の勢いが止まらない。うなぎのぼりだ。でも今井は下り坂が好きだ。2月、宮崎・南郷の春季キャンプ。隅田と一緒に下り坂をダッシュしていた。「坂に身を任せるというか、なるべく自分の力で走らないように走るっていう感じ」と謎めいたことを話す。追い風で加速しすぎないよう我慢したりとか、向かい風に立ち向かうとか、そういう感じだろうか。「うーん…」。違うようだ。「下り坂をうまく利用するんです。無駄な力が入らないように。心肺的な疲労は時間が解決するんですけど、筋肉的な疲労は試合中になかなか抜けないんです。マウンドも同じ(下りの)傾斜を利用して投げるので、投げる時に筋肉的な負担が少なくなるように。こうして走って、うまく走れないと首とか肩や腕が張ってきちゃうんです」今井独特の脱力投法にもつながる部分。半年間のペナントレース完走を見据え、考えて備えてきた。【西武担当 金子真仁】

【DeNA】34歳バウアーの「クレイジーなプレー」 二盗を3度阻止した20歳捕手に感謝し、完封勝利を達成

DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が、ついに威風堂々としたNPB初の完封勝利を飾りました。前回の巨人戦では5回5失点で苦しみましたが、この試合では多彩な変化球を駆使し、相手に三塁を踏ませることなくシャットアウト。122球で6安打完封勝利を収めました。特に、今回で2試合連続バッテリーを組んだ松尾汐恩捕手(20)が、二盗を3度阻止するという素晴らしい守備を見せました。第8回には、決勝点となる犠牲フライを放ち、攻守にわたってチームを牽引しました。年齢差14歳のバッテリーが、見事なコンビネーションで首位の巨人を下しました。    ◇   ◇   ◇ 年齢や国籍は関係ありません。14歳差のバウアーと松尾は互いに助け合いながら戦っています。試合開始早々、巨人の泉口に初球をライト前に運ばれ、前回登板時にも1回に失点を喫するなど、問題を抱えてのスタートでしたが、松尾がその危機を救いました。続くキャベッジへの5球目、ワンバウンドしたナックルカーブを逆シングルで捕球し、そのまま二盗を阻止。バウアーは「こんなにクレイジーなプレーが実現するとは思わなかった。本当に助かりました」と感謝の意を表しました。 復帰後初の勝利を飾った4月27日の広島戦(横浜)以来、2人のコンビネーションが光ります。試合前のミーティングでは、投手コーチやアナリストと共に準備を徹底。バウアーは豊富な知識を持って自己のデータを持参し、松尾も巨人打線の特徴を手書きの資料でしっかりと準備しています。「英語はあまり得意ではないけど、分かる単語を駆使して積極的に話しかけています」と松尾は笑顔で話します。 物怖じせず意見を言う20歳の松尾に、元サイ・ヤング受賞投手であるバウアーも「一緒にいて楽しい選手ですし、本当に才能がある選手」と絶賛。松尾も「素晴らしいピッチャーで、勉強させてもらいながらやっています。自分の意見をしっかり受け入れてくれるので、今は良いコンビを形成しています」と語ります。 “バウマツバッテリー”で手にした完封勝利。三浦監督も「バウアーが引っ張りながら、汐恩もミーティングでしっかり意見を伝え、コミュニケーションをとって成長しています」と、目を細めて評価しています。チームは最近7試合で6勝を挙げ、ゴールデンウイークに横浜旋風を巻き起こしています。【小早川宗一郎】 ▼バウアーが来日初の完封勝利。DeNAの投手が巨人戦でスコア1-0の完封を達成したのは2009年10月2日のランドルフ以来、球団として16年ぶりの快挙。DeNAの外国人投手では2002年8月8日のバワーズ、そして前記ランドルフに続き、3人目です。 ▼バウアーは2019年に大リーグで1度、2020年に2度の完封を記録。日米を通算した完封は、サイ・ヤング賞と最優秀防御率を獲得したレッズ時代の2020年8月19日にロイヤルズ戦で挙げて以来5年ぶり。ただし、2020年はコロナ禍の特別ルールで7イニング制での記録となり、9回を投げ切っての完封はインディアンス時代の2019年6月16日のタイガース戦以来。大リーグでは1-0完封の記録はありませんでした。 ▼決勝点は松尾の犠牲フライ。DeNAが1-0で完封し、捕手が勝利打点を挙げたのは、1993年8月21日の巨人戦で野村が完封し、谷繁が斎藤雅からソロ本塁打を放って以来32年ぶりです。 ▽巨人の萩尾はDeNAのバウアーについて「速球で来るイメージだったが、今日は変化球も多く使っていた。本当に1回か2回のチャンスしかないと思っていました」とコメントしました。

【西武】山田陽翔、プロ初のお立ち台で小6女の子からインタビュー「ただただかわいかった」

西武の高卒3年目である山田陽翔投手(20歳)は、相手チームの反撃ムードを封じ込め、3試合連続のホールドを達成しました。8回1死から1点差まで詰め寄られた場面でマウンドに登場。「初球でボールになってしまったけれど、すぐに修正できた」と水野選手を一ゴロに打ち取ったあと、続く有薗選手を空振り三振に仕留めました。プロ初のお立ち台では職業体験イベントの一環として、小学6年生の女の子からインタビューを受けました。「好きな食べ物」や「仲のいい選手」などの質問があり、野球に関する質問はありませんでしたが、山田投手は「もう、ただただかわいかったです」と優しい笑顔で答えました。

【日本ハム】痛恨のミスで西武に敗北、3位に後退 新庄監督「明日頑張ろう!」

日本ハムは西武との試合で敗北し、3位に転落しました。6回、2アウトで迎えた0-1の状況で、右翼手の万波選手が落球しピンチを招き、先発の加藤貴投手が西武の渡部聖選手に中前適時打を許し失点しました。また、7回には1塁手の清宮幸太郎選手が滝沢選手の打球をトンネルしてしまい、致命的な3点目を献上。さらに、2アウト二、三塁の場面で2番手の柳川投手が西川選手に右前適時打を打たれ、点差は4点に広げられました。8回にはフランミル・レイエス外野手(29)が4号3ランを放ち1点差に迫りましたが、追いつくことはできませんでした。5回の攻撃中、2アウトで一塁走者の五十幡亮汰外野手(26)が二盗を試みる際、スライディングした際に左足のつま先が二塁ベースに突き刺さり、左足首を痛めてしまいました。苦しむ五十幡選手のもとへトレーナーが“救急カート”を運転して登場し、彼はそのままベンチへ引き揚げ松本剛選手と交代しました。現在、15勝13敗で貯金は2ありますが、ビジターで12勝2敗、本拠地エスコンフィールドでは3勝11敗と振るわない成績です。新庄剛志監督(53)は「明日頑張ろう!」とコメントを残し、2021年ドラフト1位の期待の右腕、達孝太投手(21)が今季初登板で初先発する4日の試合に向けて、気持ちを切り替えて臨みます。

「気にしない」精神で進化を続ける山本由伸、シンプルなマインドの切り替えが秘訣/Nobu’s Eye

【アトランタ(米ジョージア州)2日(日本時間3日)=斎藤庸裕】ロサンゼルス・ドジャースの投手山本由伸(26)は、メジャーリーグで「MVP級」の投球を見せて今シーズン4勝目を挙げました。アウェイでのブレーブス戦で先発し、6回1安打無失点の力投でブレーブスの強打をシャットアウトしました。試合前には、MLBからナ・リーグ月間最優秀投手に初選出されたことが発表されました。野茂英雄氏(56)がメジャーデビューしてから30年目、新たな日本人投手が米球界で名声を築いています。   ◇   ◇   ◇「切り替え力」とは、山本選手の言葉や精神からよく感じられる特徴です。4月22日からカブス戦のためシカゴに遠征した際、彼は昨年のメジャー初勝利の地を再訪しました。感慨があるのかと聞かれると、「特に意識してないですね。日々いろんなことが起きるので、あまり深く振り返らないんです」と、爽やかに笑い飛ばしました。記憶に残る勝利であっても、次の試合がすぐに控えており、いつも前進することを考えています。この日のブレーブス戦の前、山本選手が月間最優秀投手に選出されたことが知らされたのは試合開始の約2時間前。その後、ニュースを通じてこの快挙を知りました。「すごく嬉しいですね。事前に知らされてなかったので、ネットの記事で知りました」と彼は笑いました。挑戦が迫っていても、彼はマウンド上で期待通りのパフォーマンスを見せました。感情を揺さぶられる出来事があっても、明るく笑い飛ばし、やるべきことに集中する—シンプルなマインドセットの切り替えが、彼の進化を続ける秘訣であるに違いありません。【斎藤庸裕】

【広島】奪三振0で完封の床田寛樹「途中からやべー、取ってないなと」新井監督は「床田さまさま」

広島東洋カープの床田寛樹投手(30歳)が、素晴らしいピッチングでチームの8連敗を阻止しました。中日ドラゴンズの打線をわずか3安打に抑え、今シーズン2度目の完封を達成。奪三振ゼロでの無失点勝利は、2013年の西武ライオンズの牧田投手以来で、広島では1982年の山根投手以来43年ぶりの記録であり、チームを苦境から救いました。 9回には投球数89で、2アウトから代打細川選手を歩かせ、無四球完封は逃しましたが、レアな記録をともに手に入れました。奪三振ゼロでの完封勝利について床田選手は、「(過去に)ないですね。アマチュア時代には、完封時はだいたい10個以上は奪っていたので。途中から『やべー、取ってないな』とは思ってました。でも変に三振を狙うと崩れると思ったので」と語り、試合後には照れ笑いを浮かべていました。 負ければ4年ぶりの8連敗となる試合で、打撃面でも貢献しました。3回無死一塁の場面では、8番矢野選手に犠打を指示。そして9番打者の床田は「9人目の野手だと思っているので」という新井監督の信頼に応え、二塁ゴロで二塁走者を三塁進塁させ、先制点を導く進塁打となりました。 投球でも二塁すら踏ませず、7回では唯一の先頭打者を出しましたが、1死一塁の場面で、昨季2本塁打を打たれたカリステ選手を遊撃ゴロ併殺で切り抜け、セットアッパーのハーン選手を欠いた試合を1人で乗り切り3勝目を挙げました。新井監督から「床田さまさま」と労われた床田選手は、仲間への感謝を忘れませんでした。「(連敗は)止めないといけないと思っていました。初回先頭の(岡林選手の打球を好捕した)堂林さんのプレーでスッと試合に入れました」と語り、チーム一丸での連敗脱出劇を強調しました。【堀まどか】 ▼床田投手が奪三振ゼロで完封勝利を収めた。奪三振ゼロの完封勝利は、2013年4月23日のロッテ戦での西武の牧田投手以来で、セ・リーグでは1989年9月4日の巨人戦でのヤクルトの矢野投手以来、36年ぶりのことです。広島では1959年5月5日の国鉄戦での備前投手、1961年5月6日の中日戦での弘瀬投手、1980年5月25日の大洋戦での北別府投手、1982年6月16日の中日戦での山根投手に次ぎ、43年ぶり5度目の記録です。

【西武】「成長がすごい」高卒3年目の山田陽翔、勝ちパターンに昇格し圧巻の火消し 8試合連続無失点

高卒3年目の若手投手、山田陽翔(20)が素晴らしい救援で、日本ハムの猛攻を食い止めました。4点リードの8回に、2番手の佐藤隼が日本ハムのレイエスに3ランを浴び、1点差に迫られる場面でした。なおも1死で、防御率0.00と高く評価され、勝ちパターン入りしたばかりの山田がマウンドへ。緊迫した場面での起用となりましたが、「初球ボールから入ってしまったが、修正できた」とのことで、6番の水野を2球で一ゴロ、7番の有薗を空振り三振に仕留めました。 これで4月3日の楽天戦(楽天モバイルパーク)の1軍デビュー以来、8試合連続無失点となりました。この右腕は3試合連続ホールドも記録し、「まだ今は相手チームにデータが取られていない状況なので、打ち取れている部分も多いと感じています。これからはお互いの情報が揃った中で戦っていくことになる。これからが本当に大事だと思います」と冷静に述べました。西口監督は、「あそこで隼輔が3ランを打たれた後、もう1人左打者が続く場面でしたが、走者がいない状態で山田の方がいいと考え、スパッと交代しました」と、継投策が見事に成功したことを振り返りました。X(旧Twitter)では、「成長がすごい」「本当に頼もしくなった」「これは近江の山田」「勝ちパターンの一角です」「またランクを上げたな」などの声が寄せられました。

【ヤクルト】奥川恭伸が再び2軍で調整へ 高津監督が課題改善を指摘

東京ヤクルトスワローズの奥川恭伸投手(24歳)が、再び2軍での調整を行うことが決定しました。5回1/3の登板で、10安打6失点(自責点3)を喫し、今シーズン3敗目を記録。これで今季5回目の登板となりますが、まだ初勝利を収められていません。試合後、高津臣吾監督は奥川のファームでの調整を決定し、「改善しなければならない点が多くあります。特に細かい部分が全くできていないことが課題で、そこを突かれて失点を重ねている」と指摘しました。プロ初の中6日で登板した奥川は、初回1死から四球を許し、2死三塁の場面で阪神の佐藤輝明に先制の適時打を打たれるなど、4試合連続で初回に失点しました。3回には1死一、三塁から大山悠輔に二塁打を打たれ、さらに2点を失う結果に。6回には1死から連打と四球で満塁となり、最終的に球数109で降板しました。試合後、奥川は球団を通じて「特にコメントはありません」と述べています。