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両リーグ最多38本塁打カル・ローリーが初出場 父親が打撃投手務める予定/本塁打競争見どころ

アメリカの大リーグでは、オールスター前日に恒例のホームランダービーが行われます。今年は14日(日本時間15日午前9時)にアトランタで開催され、新たなヒーローの誕生に注目が集まっています。 ロサンゼルス・ドジャースの大谷選手やニューヨーク・ヤンキースのジャッジ選手を抑え、両リーグで最多の38本塁打を記録したシアトル・マリナーズのカル・ローリー捕手(28歳)が、今回初めて出場します。昨年までのシーズン最多は34本でしたが、今年は前半だけでこの記録を更新しました。また、彼は2001年に73本塁打を記録したバリー・ボンズの前半戦最多記録にあと1本と迫っています。ローリー選手は打撃投手を務める予定の父親と共に練習を重ねています。 ワシントン・ナショナルズのジェームズ・ウッド外野手(22歳)は、メジャー2年目の期待の新星です。身長201センチ、体重106キロという大柄な体格から24本塁打を記録しています。6月には、あのボンズ以来となる1試合4敬遠を達成しました。また、ピッツバーグ・パイレーツのオニール・クルーズ外野手(26歳)も同じく201センチの長身で、その驚異的な身体能力が注目されています。5月に打った11号本塁打の打球速度は122.9マイル(約198キロ)で、2015年に計測が始まって以来のメジャー最速記録となりました。

【都市対抗野球】日産自動車が16年ぶりに復活、本選進出に王手 15日横浜スタジアムで東芝と決戦

16年ぶりに復活した日産自動車が、都市対抗野球大会出場にむけて大きな一歩を踏み出しました。川崎クラブに3-2で勝利し、15日に横浜スタジアムで行われる代表決定戦で東芝と対戦します。試合では、2回2死三塁から石毛大地外野手(24)の適時内野安打で先制し、5回と8回にもそれぞれ1点を加えました。最終回には3-0から2点を返され、1点差に詰め寄られるものの、同点を許さずに勝利しました。日産自動車野球部の公式X(旧ツイッター)を通じて、伊藤祐樹監督は「本日の勝利で、16年ぶりの都市対抗出場をかけた試合ができることになりました。私たちは挑戦者として、どのチームが相手でも全力で戦い抜き、皆様に良い報告ができるよう、再び気持ちを引き締めて東京ドームを目指します」とコメントを残しました。日産野球部は59年に創部され、都市対抗での優勝2回、日本選手権優勝1回を誇ります。プロ野球選手も数多く輩出しており、特に元阪神の池田親興氏、元オリックスの川越英隆氏、元広島の梵英心氏(現オリックス・コーチ)がいます。リーマン・ショックの影響により2009年に活動を休止していましたが、16年ぶりに活動を再開しました。新入部員22名の大半は、大学から直接チームに参加した選手たちで、社会人野球の経験者は主将の石毛選手のみです。今年1月から「再翔(さいしょう)」のスローガンのもと、本格的に活動を再開しました。本業の業績悪化が報じられる中でも野球部の活動は止まることなく、都市対抗予選の第1代表決定トーナメント準決勝では東芝と接戦を繰り広げました。5回には石飛智洋外野手(22)の同点に追いつくグランドスラムで応援席を沸かせましたが、惜しくも敗れてしまい、第2代表決定戦トーナメントに回りました。そこで順調に勝利を重ね、都市対抗本選出場の最後の枠をかけ、再び東芝と対決することになりました。このリベンジマッチで名門復活を証明できるかに注目が集まっています。

【西武】羽田慎之介、左腕で公式戦史上最速160キロ「まだまだ球速は伸ばしたい」/一問一答

西武の羽田慎之介投手(21)が左腕としてはNPB公式戦史上最速となる160キロをマークした。試合後の一問一答は次の通り。 -前回登板で危険球もあった中で、その後最初のマウンド。どんな気持ちで先頭を出したくなかったんですけど、やっぱ怖かったですね。普通に。左に投げるの怖くて、球速出なくて、って感じですね。-それでも途中から球速上がってきたがメンタル的なところより試合での感覚で、そこに合わせていく感じです。-結果的に四球になったが目標の160キロに到達うれしいです。-あの球が160キロ出ていた感覚はいや、なかったです。出ると思わなかったです。-160キロという1つの目標をクリアして今後の球速はまだまだ球速はもちろん伸ばしていきたいですし、球速以外でももちろんやらないといけないことばっかりですし。今日も途中交代してるんで、って感じです。-新たな数字的な目標設定は160キロをクリアしたので、もっと「見えないような数字」というか、どうやったら出せるんだろうみたいな、166キロとか、そういうところを見たらまた、努力できると思うので。-まだこれ以上の数字が出る感覚は感覚はないですけど、自分の身体の状態とかポテンシャルとかを見ると、また今後出るとは思ってます。【関連記事】西武ニュース一覧

【西武】プロ4年目の羽田慎之介、NPB公式戦で左腕史上最速「160キロ」

西武ライオンズの新星、羽田慎之介投手(21)が、プロ野球の公式戦において、左腕投手としては初めて「160キロ」の速球を記録しました。8回2アウト2塁の場面、日本ハムの野村選手に対してフルカウントからの6球目を投じましたが、ボールはわずかに低く外れ、四球を与えました。しかしながら、会場のスピードガンには「160」が表示され、観客を驚かせました。プロ入りして4年目の羽田投手は、今シーズンこれまでに159キロを2度記録しており、「今季中に160キロを達成したい」という強い意志を持っていましたが、遂にその目標を達成しました。

【ヤクルト】成田裕オーナー「監督についてはやはり厳しいですよね」両リーグ最速での50敗達成

ヤクルトの成田裕オーナーは14日、都内で行われた球団オーナー会議に出席し、苦しい状況にあるチームや高津臣吾監督(56)について意見を述べました。 両リーグで最も早く50敗に達した状況に対し、「これはなかなか厳しい状況ですよね」とコメントしました。しかし、「良い時ばかりではないので、過去10年間でリーグ優勝が3回、日本一が1回ありますから、長い目で見ればそれほど悪くはないんです。今年はケガ人が多かったですね。ただ、まだシーズンは終わっていませんから、残りを来季に向けて頑張って欲しい」と期待を語りました。 6年目を迎える高津監督については、「監督についてはやはり厳しいでしょうね。ご本人が一番いろいろと考えておられるでしょう。しかし、良い時もあれば悪い時もある、それが勝負の世界ですから」と振り返りました。 チームはシーズン開幕から、主力選手である村上宗隆内野手(25)らの離脱が続き、現在24勝50敗5引き分け、借金26という状況にあります。

【阪神】高橋遥人が275日ぶりに1軍マウンドへ「いつも通り緊張するのかな」15日の中日戦で先発

阪神の高橋遥人投手(29)が275日ぶりに先発マウンドに立ちます。15日の中日戦(甲子園)での先発が予定されています。昨年11月に「左尺骨短縮術後の骨内異物(プレート)除去術」を受け、復帰を目指してリハビリを続けてきました。昨年10月13日のCSファーストステージDeNA戦(甲子園)以来の1軍マウンドです。 「ファームでの試合前もかなり緊張するので、明日もいつも通り緊張するのかなという感じですね。今日も少し緊張してきたかなと思います」と前日の心境を語りました。 ファームでは6月18日に広島戦(SGL)で実戦復帰し、3試合で合計9イニングを無失点と安定感抜群の投球を見せてきました。この日は甲子園で投手指名練習に参加し、才木、そして大竹ら他の先発陣とともに汗を流しました。

【阪神】メッツ3Aからグラント・ハートウィグを獲得「一員になれて大変光栄です。GO TIGERS!」

阪神タイガースは14日、今シーズンメッツ3Aに所属していたグラント・ハートウィグ投手(27)と契約を結んだことを発表しました。背番号は「82」に決定しました。ハートウィグ投手は球団を通したコメントで、次のように述べました。「タイガースという素晴らしい球団でプレーする機会を得られて感謝しております。NPBでのプレーは素晴らしい経験と聞いており、日本の文化をフィールド内外で体験できることを非常に楽しみにしています。球場での熱気とタイガースファンの情熱は特別で、その一員になれることを大変光栄に思っています。チームの優勝に向けて、全力でプレーしていきます。GO TIGERS!!」ハートウィグ投手は、マイナーリーグでは通算163イニングで208の三振を奪った実力を持つ右腕です。スリークォーター気味の投球スタイルからムービングボールに近い速球と、130キロ台の切れ味鋭いスライダーを武器にしています。2023年にはメッツのリリーフ投手として28試合に登板し、5勝2敗2ホールド、防御率4.84の成績を収めました。また、昨季もメッツで4試合に登板し、今季はメッツ傘下の3Aシラキュースに所属。21試合で2勝3敗2セーブ1ホールド、防御率3.42を記録しています。さらに阪神は、四国アイランドリーグplusの高知で活躍していたラファエル・ドリス投手(37)の獲得にも動いています。いずれもリリーフとして期待される右腕です。阪神は現在、2位と最大9.5ゲーム差をつけて首位を独走しており、シーズン終盤に向けて新たな戦力が加わります。◆グラント・ハートウィグ選手プロフィール:1997年12月18日、米国ミシガン州デトロイト出身。マイアミ大学卒業後、2021年にメッツと契約。2023シーズン中にメジャー初昇格を果たしました。メジャー通算32試合登板で5勝2敗2ホールド、防御率5.14。マイナーでは通算130試合で16勝10敗24セーブ、防御率3.42。身長196センチ、体重107キロの右投げ右打ちです。

【日本ハム】新庄監督、日刊スポーツ1面に喜び「東京でスポーツ紙の1面を飾るチームに」

日本ハムの新庄剛志監督(53)が14日に自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、日刊スポーツの1面を見て満足そうな様子を見せました。13日のオリックス戦(エスコンフィールド)では、日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が7号2ランを放ちました。この活躍は、前日の12日に観戦に訪れていた宮沢りえ(52)からのSNSでの応援メッセージに対する恩返しでもありました。北海道や関東圏の日刊スポーツは「北の国から’25『優勝』 清宮で貯金今季最多17」「宮沢りえさん ありがとうなわけで…」という見出しで報じました。新庄監督は、日刊スポーツの1面を床に置いて撮影し、「東京でスポーツ紙、1面を飾るチームになってきた~~」と涙あふれる顔文字を3つ添えて投稿しました。また、「メチャクチャ嬉しんじょう、宮沢りえちゃん効果、間違いない」と拍手やお礼を述べる顔文字を添えて喜びを表しています。1面には、ベンチ前で「パイナポー」と叫んでヘルメットを取る清宮の晴れやかな笑顔の写真や、宮沢りえによる応援ストーリー投稿、彼女が出演した「北の国から」に関するプチ情報も掲載されています。チームは3カード連続で勝ち越しを決めて首位を維持し、貯金は今季最多「17」を更新しました。新庄監督は前半戦残り6試合で貯金「21」を目指しています。

【高校野球】阪神の伊原選手が卒業した智弁学園、初戦突破も小坂監督「今日良かった選手はいない」/奈良

夏の奈良大会3連覇を目指す智弁学園が、初戦を見事に突破しました。今年春の県3回戦で、県立進学校である畝傍(うねび)高校にコールド負けを喫し、今大会はノーシードでの挑戦でした。まずはDeNAの三浦選手が卒業した高田商業高校を破り、今夏の1勝目を手にしました。試合は0-0で迎えた3回1死二塁の場面、3年生の中道優斗外野手が左越えの適時打を放ち先制しました。続く4回には、3年生の池内蒼内野手と近藤大輝外野手が2者連続で二塁打を放ち、追加点を挙げました。この2点を見事に完封で守り切りました。しかし、小坂将商監督(47)は「フライアウトが多すぎます。今日良かった選手はいません」と試合内容には満足せず、選手たちに反省を促しました。チームの主将である3年生の少路慶斗内野手も「自分たちの野球はもっと向上しないといけない。投打がかみ合うことが我々のスタイルです。」と課題を強調しました。「甲子園出場、そして日本一を目指したいという気持ちは誰にも負けません」と熱い思いを語りました。智弁学園のOBである阪神の村上、伊原、そして前川の3選手は、現在セ・リーグ首位を走るチームで活躍しています。この激戦区である奈良を制し、彼らのように甲子園出場を果たしたいという強い意気込みが感じられます。【溝淵千夏】

【高校野球】袖ケ浦-木更津総合の試合、開始6分で雨天中断 1時間待機の後、試合は続行へ 4試合が順延/千葉

第107回全国高校野球選手権千葉大会は14日、雨の影響で予定されていた2回戦の4試合が中止になり、4試合が延期されました。連覇を目指す木更津総合と袖ケ浦の対戦は、雨天により続行試合となりました。 試合開始後すぐに、袖ケ浦は2死一、二塁のチャンスを作り、5番の中村太一投手(3年生)の打席に。1ボール2ストライクのところで雨が強まり、試合は中断しました。試合は0-0で進んでおり、開始からわずか6分ほどで両チームの選手たちはベンチに退きました。約1時間待機しましたが、天候の回復が見込めず、結果として試合は続行されることとなりました。 中村太選手は初めての続行試合を前に「球場の雰囲気がわかって、意識も高まった。1ボール2ストライクのカウントで練習します」と気持ちを新たに表明しました。