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【阪神】掛布雅之氏が江夏豊さんのサプライズ来場の裏話を語る「ちゃんとしないと大目玉を食らう」

阪神の掛布雅之OB会長(69)は感無量の様子でした。今年のシーズン中、4回に分けて行われる球団創設90周年記念イベント「Tigers Legends Day」の第1回目が開催されました。ファーストピッチセレモニーの参加者として掛布氏と田淵幸一氏(78)の2名が発表されていましたが、江夏豊氏(76)が試合前のセレモニーにサプライズで登場しました。体調が心配されていた江夏氏ですが、OB会長の掛布氏は球団と協力して彼の来場を可能にする方法を模索していました。「僕がちゃんとしますから」と電話で呼びかけると、江夏氏は「おまえがちゃんとするなら行くよ。暖かくなったら、体調を考えて(行けるか)考えるよ。」と答えました。それが今日実現しました。奥様も心配されていましたが、江夏さんが行くと言ったら必ず来る方です。電話で約束したことをきちんと守ってくださり、感謝していますと明かしました。慕ってやまない江夏氏の車いすを押したりと、終始献身的に行動しました。「最後までフォローしないと大目玉を食らいますので(笑い)。とても優しくなられていて、すごく怖い先輩でしたので、少し寂しい気もします。でも、江夏さんにはよく怒られて成長しましたので」と、懐かしむように語りました。

大谷翔平「1番DH」でパイレーツ戦、スキーンズと対戦 山本由伸は4勝目を目指す/速報

ドジャースの大谷翔平投手は「1番DH」で試合に先発出場。山本由伸投手は4勝目を目指して先発します。パイレーツの先発投手は昨季の新人王、剛腕スキーンズです。試合開始は午前11時10分の予定です。 ドジャースの大谷翔平(25年4月撮影) チーム123456789計 パ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 1回先頭打者 パイレーツ投手は右腕スキーンズ ドジャーススタメン 1(指)大谷翔平 2(遊)ベッツ 3(一)フリーマン 4(右)Tヘルナンデス 5(二)エドマン 6(捕)スミス 7(左)コンフォート 8(三)マンシー 9(中)パヘス...

【阪神】小山正明さんを偲び、半旗のもとで5連勝し単独首位奪回 藤川監督「必ず勝つ」

阪神タイガースは、開幕から続いた巨人戦で4戦全勝を達成し、8日ぶりに単独首位に返り咲きました。初回には大山悠輔内野手(30)が先制適時打を放ち、1点を先制しました。3回には1アウト一、二塁の場面で佐藤輝明内野手(26)がリーグトップとなる8号3ランでさらに点差を広げました。先発した村上頌樹投手(26)は8回を投げ1失点と好投し、今シーズン4勝目を挙げました。この試合は18日に90歳で亡くなった阪神のレジェンド、小山正明さんを偲び半旗を掲げた中での試合となり、貴重な勝利を収めました。試合後、藤川球児監督(44)は次のようにコメントしました。 -甲子園での伝統の一戦での初采配について 「今日は小山さんのこと(18日に心不全で死去、半旗を掲げ、喪章を着けてプレー)のこともあり、非常に特別な思いで、必ず勝たなければという気持ちでゲームに臨みました」 -小山さんの訃報を受けて翌日の試合への意気込み 「そうですね。江夏さんや田淵さんが来られるなど、特別な試合でした。90周年という記念の年に、寂しさも感じながら、グラウンドでその思いを晴らしたいと強く思いました。本来であれば元気な姿で活躍を見せたかったですが、日々丁寧に、大切に野球に取り組むことを改めて確認しました。チーム全体の教訓として、ファンの皆様に良いプレーをお見せできるよう再確認したところです。」 -村上選手の8回1失点の投球について 「彼を最後まで投げさせたい気持ちがありましたが、本当はもっと可能性がありましたね。」 -5連勝の要因について 「好調だとは思っていませんが。」 -試合前には江夏さんの投げる姿もありました 「グラウンドは私にとっても現役を引退している場所以外であり、特別な空間です。それは責務であり、グラウンドに出ればプロ野球選手としての誇りがあります。本当に感動しました。」

【阪神】大山悠輔がNPB魚雷バット初安打&V打 不向きの外角球を「思い切り」 新相棒に確信

阪神の大山悠輔内野手(30)は、話題の魚雷(トルピード)バットを使って鮮やかな音を響かせ、チームの5連勝へ貢献しました。初回2アウトの一、三塁の場面で、手にしていたのは明らかに独特な形状を持つ黒いバットでした。「先制の大事なチャンスだったので、思い切って打ちました」。カウント1-1から、赤星の外角球を完璧に引き返してライト前へ打ち、これが決勝点となりました。この型のバットでの安打は、11日から使用可能になったNPBで初めてでした。この試合で4打席とも魚雷バットを使用し、安打は1本(1四球)でしたが、決定的な一打を放ちました。バットの詳細については「いろいろ」と笑顔で語り、「あそこで点が取れるか取れないかでチームも村上の投球も変わるので、取れて良かった」と振り返りました。彼の表情からは、打撃の手応えが感じられました。このバットは手元が重く、先端が細いため、インコースに強いという特性がありますが、アウトコースには難があると見られていました。しかし、大山はアウトコースぎりぎりのボールを力強く打ち返しました。これは思いつきや興味本位ではなく、4月初旬から大いに興味を持ち取り組んできた結果です。 自身のスイングを注意深く観察し、打席ごとに細かい調整を行うほど繊細で、それ故に確信を持っていました。クラフトマンからの意見も参考にし、サンプルの試打で自信を深め、遠征から帰って来たこの日に阪神での初めての使用を決断しました。バッティング修正にも役立てるなど、幅広い用途を見込んでいます。バットに対する探究心の強い大山にとって、選択肢が広がることは間違いなくプラスです。23日のDeNA戦(横浜)では延長10回に決勝の一発を放ち、魚雷バットでの初の決勝打を記録しました。5連勝中の3度のV打で勢いが止まらない5番打者に、新しい頼れる相棒が加わりました。【柏原誠】◆魚雷バット 今季、ヤンキースの複数選手が使用し、開幕から3試合で15本のホームランを打ち注目を集めました。「トルピード(魚雷)」と呼ばれる形状で、魚雷やボウリングのピンに似ています。先端が細く、ボールが当たる部分が最も太くなっています。野球規則(3.02)に基づき、「バットは滑らかな円形の棒で、最も太い部分の直径が2.61インチ(6.6センチ)以下、長さが42インチ(106.7センチ)以下、1本の木材で作られるべき」とされています。日本では4月初旬に数社のメーカーが試供品を提供し(11日に規則委員会がこれを認めました)。NPB公式戦では18日に西武の源田が初めて使用(無安打)、20日にはオリックスの福田が使用して犠打を決めました。この日、西武の中村とともに3人目の使用者です。

【西武】今井達也驚異の4月防御率0・30 稲尾和久に並ぶ球団記録 30イニングで自責点1

西武今井達也投手(26)は圧倒的に4月を終えた。この日も首位オリックス相手に7回9奪三振無失点と熱投。これで4月は30イニングを投げ、自責点はわずか1。月間防御率は驚異の0・30となり、61年6月の稲尾和久が持つ球団記録に並んだ。この日は7イニング中5イニングで走者を許したものの、150キロ台中盤の直球を軸に要所を力強く抑え続け、辛抱強く打線の援護を待った。「首位チームなので先制点を与えないよう意識していました。結果的にゼロで終えたのは良かったです」と振り返った。これでもなお、一気に勝てないのが西武の苦しいところ。2点リードの9回、クローザーの平良が同点に追いつかれ、今季3勝目はまさかの水の泡に。延長戦でも佐藤隼が打ち込まれ、今井が好投しても最下位転落という苦境に。それでもエースとして別格のマウンドでファンをわかせた。【関連記事】西武ニュース一覧

【巨人】68年ぶり屈辱 阪神戦開幕4戦4敗 阿部監督分析「先取点で与えた時点でうちは弱い」

巨人が68年ぶりの屈辱を味わった。完敗を喫し、57年以来となる開幕からの対阪神戦4戦4敗。阿部慎之助監督(46)は「もう先取点を与えた時点で、うちは弱いってデータが出ているから、そこだよね」と冷静に敗因を分析した。序盤から劣勢を強いられた。先発の赤星は4回6安打4失点でノックアウト。初回2死一、三塁から大山に先制の右前適時打を許した。3回には1死一、二塁から佐藤輝に真ん中低めのフォークを拾われ、バックスクリーンへの3ランを浴び「全体的に打たれたボールは真ん中に集まっていた」と唇をかんだ。不吉なデータにあらがうことはできなかった。今季、先制点を与えた試合は2勝9敗1分けの勝率1割8分2厘。この日も序盤の4失点が重くのしかかった。打線も6回に岡本の内野ゴロの間に挙げた1得点にとどまり、阪神先発村上の前に反撃の糸口を見つけることができなかった。それでも、暗い話題ばかりではない。左手親指を負傷し、15日に1軍登録を抹消されていたキャベッジが「7番右翼」でスタメン復帰。4打数無安打に終わったが、開幕からチームをけん引してきた頼れる助っ人が1軍の舞台に戻ってきた。指揮官も「とにかくタイガース戦の連敗止めないといけないからね。明日切り替えて頑張ります。以上」と前を向く。68年前も結果的にチームはリーグ優勝に輝いた。今季の阪神戦は残り21試合。やり返す機会は大いに残されている。【水谷京裕】【関連記事】巨人ニュース一覧

【阪神】大山悠輔が「魚雷バット」で先制打!芯から先端が細くなったバットで赤星の直球を右前へ

阪神タイガースの5番、大山悠輔内野手(30歳)が「魚雷(トルピード)バット」と呼ばれる新しいバットを使用し、見事に先制打を放ちました。試合は0-0、2回2死一、三塁の場面で大山選手は初打席に立ちました。相手の先発ピッチャー赤星の直球を強烈に打ち返し、一、二塁間を破る素晴らしいヒットを放ちました。大山選手は芯から先端が細くなった特徴的なバットで打点を挙げました。この「魚雷バット」は、メジャーリーグなどでも話題を集めており、大山選手自身もそのパフォーマンスに興味を示していたようです。

【西武】今井達也、7回無失点で月間防御率0.30 61年6月の稲尾和久の球団記録に並ぶ

西武ライオンズの今井達也投手(26歳)は、7回を投げて無得点で9人の打者から三振を奪い、今シーズン3勝目の権利を持ってベンチに控えました。彼の4月の成績は30イニングで自責点1という驚異的なものであり、月間防御率は0.30でした。これは1961年6月に稲尾和久投手が樹立した球団記録に並ぶ素晴らしい記録です。この試合では、7イニングのうち5イニングでランナーを出しましたが、彼の投げる150キロ台中盤の速球を中心に、ピンチの場面を力強く抑えました。そして辛抱強く打線の援護を待ちました。5回までの打線は1得点にとどまりましたが、6回には滝沢の押し出し四球で追加の2点目を獲得しました。

【阪神】田淵幸一さんの目に涙 江夏豊さんと黄金バッテリー再現「泣けてくる。昔を思い出す」

阪神OBの田淵幸一氏(78)が声を詰まらせた。「いや…」と言って、目頭を押さえてしばらく沈黙。「泣けてくる。懐かしい。昔を思い出す。年を取ると涙もろくなるって本当なんだな」と両目に涙を浮かべた。体調が不安視されていたOBの江夏豊氏(76)が、サプライズでファーストピッチセレモニーに登場した。当初は田淵氏と掛布雅之OB会長(69)だけが発表されていたが、江夏氏の来場も実現。車いすでマウンド付近に到着すると、立ち上がった。実際にはボールを投げなかったが、かつてのダイナミックなフォームを想起させるように左腕を振り、拍手喝采を浴びた。捕手役の田淵氏は、立つことは知らされておらず、驚いたという。「やっぱりみんなが見て、この懐かしいマウンドで俺は立たなきゃという気持ちが、立たせたんだと思いますよ」ともにプロ入りは阪神。田淵氏が入団した69年から江夏氏が最後に在籍した75年までの7シーズンだけだったが「黄金バッテリー」として数々の栄誉と名勝負を刻んだ。その1つが、71年の球宴で達成した伝説の9連続奪三振だ。この日、控室では9連続奪三振の思い出話にも花が咲いたという。後輩の掛布氏も交えてのひととき。同じく球場を訪れていた江本孟紀氏(77)とも会話した。「今日は3人で懐かしの思い出作りができてよかったよ。タケ(江本さん)はいい後輩だわ。俺の肩を貸してくれたり、電話くれたりして」と穏やかに笑った。藤川球児監督(44)には「頑張って。胴上げを我々に見せてくれ」と伝えたという。レジェンドデーだったこの日は「ミスタータイガース」がテーマだった。好調の佐藤輝の話を振られると「私は(足を)骨折して『ミスッたタイガース』になっちゃったけどな。今年の佐藤はひと味違うよ。(巨人)岡本とタイトル争いすると思う。やっぱりミスターというのはファンが期待して、ここで頼むよというところで打つのが本当のミスタータイガースになる条件だから。これが誰になるか分からないけどね。掛布のあとに誰が継いでくれるかな。そういうものが出てきたら、優勝しているよ」と期待を寄せた。甲子園のグラウンドに立つ感動も改めて口にした。「いつ来てもいいね。ここでいろんなドラマがあったなと。そうだ、デッドボールで倒れたこともあった、サヨナラホームランを打って、柵を乗り越えてファンと一緒に旗を持って。昔のファンは面白かったなあという思いもしながら。語り尽くせないくらい思い出のある球場ですよ。また呼んでいただければ。もう涙は流しません。今日は3人がいたから、グッとくるものがあったけどね。良かったね」と、何度もうなずいた。【関連記事】阪神ニュース一覧

【西武】中村剛也が実戦で初「魚雷バット」使用 初打席は空振り三振 魚雷1号なるか

西武の中村剛也内野手(41)が実戦で初めて「魚雷(トルピード)バット」を使用した。この日は6番DHでスタメン出場。初回2死一、二塁の第1打席、手にした白木のバットの形状は芯部分から先端にかけてやや細くなっていた。オリックス九里と対戦。カウント2-0からのスイングはファウルに。フルカウントの6球目で空振り三振となった。魚雷バット自体は練習では18日から使用している。この日の試合前に、アドバイザー契約を結ぶSSK社から公認シールが貼られた試合で使用可能な魚雷バットが届いていた。打感などについてはこれまで「ノーコメントです」と一貫していたものの、この日の試合前には「まだ(試合で魚雷バットを)使うかどうかは分からないです」と迷いを口にしていた。大リーグで話題の魚雷バットは11日のプロ野球規則委員会で使用が即日容認され、18日には同じ西武の源田壮亮内野手(32)がNPBでの実戦使用の第1号となっていた。【関連記事】西武ニュース一覧