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デグロム、メジャーデビューから229試合目で初の奪三振ゼロ 1893年以降で10番目の記録

サイ・ヤング賞を2度受賞しているレンジャーズのエース右腕、ジェーコブ・デグロム(36)が、メジャーリーグで12年目にして初めて三振を一つも奪えずに試合を終えました。今シーズン11回目の先発登板としてブルージェイズ戦に臨み、5安打2失点、2四球に抑えたものの、5回1/3を投げ投球数81で降板し、奪三振ゼロで2敗目(4勝)を記録しました。この試合が彼にとってメジャー229試合目の登板にあたります。アメリカのデータ会社「エライアス」によれば、デグロムはデビューから228試合連続で少なくとも1三振を奪っており、これは1893年にマウンドとホームベースの距離が現在のものになって以来、史上10番目に長い記録です。現役投手でこの連続記録を上回るのは、フィリーズのアーロン・ノラ(277試合)とザック・ウィーラー(270試合)だけです。史上最長記録は元メッツのドワイト・グッデンの349試合です。デグロムは「その記録については知りませんでしたが、降板後にクラブハウスで聞きました。相手打線が積極的に打ってきました」とコメントしました。

ロバーツ監督が称賛「彼をエースと呼ぶことに自信持っている」山本由伸は快投で6勝目

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」で出場し、2試合連続となる19号先制アーチを放つなど、3打数1安打1打点2四球3得点と打線をけん引。メジャー通算600打点に到達した。投げては、先発した山本由伸投手(26)が、6回3安打2失点2四球7奪三振と好投し、今季6勝目(3敗)を挙げた。試合後のロバーツ監督 「(山本は)とても制球が良かったし、球の組み立ても良かった。彼は最も貢献度の高い選手。翔平やフレディ(フリーマン)ら周囲が攻撃面でサポートして、6回まで投げて勝つチャンスを与えてくれた。彼をエースと呼ぶことに自信を持っている。(大谷は)球速の高い速球を打ったが、翔平は序盤はいつもアグレッシブだからね」【ライブ詳細はこちら】ーー>>大谷翔平がプレイボール弾!山本由伸も好投 ガーディアンズードジャース

【動画】山本由伸が見事なファインプレーを披露 バント処理で素手キャッチから果敢に飛び込んでタッチ

MLB公式Xから 山本由伸が自身で見事なプレーを完遂! pic.twitter.com/RAQSqFjuZn— MLB (@MLB) 2025年5月26日 This version of the article has been rephrased to resonate better with Japanese readers,...

エースピッチャー山本由伸、華麗な守備で6勝目を飾る

ドジャースのエース、山本由伸投手(26歳)が今季6勝目を挙げました。この試合では6回を投げて2失点、7奪三振という安定した内容でした。試合開始早々、大谷翔平選手(30歳)が19号の先頭打者ホームランを叩き込み、先制点を奪いました。その後、山本は2つの三振で相手を3者凡退に抑え、好スタートを切りました。2回までに4つの三振を奪い、3回では四球と安打でピンチを迎えるも、自分自身のフィールディングで1失点に抑えました。4回は味方のエラーと四球で再びピンチを迎えるも、シュニーマンを遊ゴロ併殺で切り抜けました。5回表では4-1の状況で3者凡退を達成し、勝利投手の権利を得ました。6-1の6回も続投し、連続三振を奪ったものの、連打で2失点目を喫しました。結果的に、6回を88球、3安打、2四球、2失点、7奪三振という素晴らしい投球内容を見せました。7回からはアレックス・ベシア投手(29歳)やタナー・スコット投手(30歳)がマウンドに上がり、リードを守り切って、山本はしっかりと6勝目を挙げました。本シーズン、山本は11試合で6勝3敗、防御率1・97を記録しており、リーグトップの千賀滉大投手(32歳)に次いで2位の成績を保持しています。

ドジャース開幕戦チケット転売で船橋市の会社役員を逮捕、2180万円の利益か

3月に東京ドームで行われた米大リーグ、ドジャースの開幕戦などのチケットを不正に転売したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は27日、入場券不正転売禁止法違反の疑いで千葉県船橋市在住の会社役員、小久保保容疑者(54)を逮捕しました。この試合には大谷翔平選手も含まれていました。警視庁によれば、小久保容疑者は合計6試合で62枚のチケットを転売し、約2180万円の利益を得たとされています。 小久保容疑者は、個人や法人向けに販売されたチケットを自身や彼の会社の名義で申し込み、それを1枚あたり最大約200万円で転売していました。彼は容疑を認め、「会社の資金繰りのためだった」と供述しています。2022年以降、プロ野球のチケットなども同様に転売していた疑いがあります。 逮捕容疑に関しては、2月14日から15日にかけて興行主の同意を得ずに、東京都内の3人に対しドジャースとカブスの開幕戦や、プロ野球の巨人、阪神とのプレシーズンゲームのチケット12枚を約790万円で不正に転売したとされています。(共同)

【パ入れ替え&2軍情報】オリックス太田椋が抹消、ソフトバンク前田悠伍は2軍戦で5回無失点

先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別に振り返ります。パ・リーグ編です。   ◇   ◇   ◇【日本ハム】田宮が19日に1軍登録から外れました。5月の打撃成績が7試合出場で25打数2安打、打率.080、ホームラン0本、打点0で、新庄監督からは「2軍で打席に立たせて調子を取り戻してもらう。打撃に“しなり”を感じないから」とコメントがありました。2軍からは孫易磊が22日に支配下登録され、その日のソフトバンク戦でデビュー。2回無失点で、来日初のホールドを記録しました。【西武】育成捕手の是沢がイースタン・リーグで目覚ましい活躍を見せています。21日のロッテ戦で三塁打を含む2安打を記録し、24日の巨人戦では田中将から内野安打を3本も打ち、“マー君キラー”としての才能を発揮。また、法大時代には東京6大学リーグで3打数0安打でしたが、オープン戦では良いリードを見せ、守備面も安定してきた彼の支配下登録を強くアピールしています。【オリックス】打率3割を超え、首位打者を争っていた太田が、18日に右手首に死球を受け、21日に登録を抹消されました。打撲の診断で、彼は最短復帰を目指して舞洲で調整中です。代わりに西野と大里が昇格しました。大里は25日のソフトバンク戦に先発出場し、9回には左前適時打を決めました。中継ぎの山崎と川瀬は23日に抹消され、代わって博志が登板し、9回を3者凡退に仕留めました。 【ソフトバンク】高卒3年目の期待の若手、大野は成長を遂げています。5月から中継ぎとして2軍戦に出場し、先週は20日の中日戦と25日の阪神戦で計2回1/3を無失点に抑えました。通算成績は5試合で1勝0敗、防御率1.17。鹿児島・奄美大島出身の左腕が頭角を現しています。また、右のホープ、前田悠は23日の2軍阪神戦で先発し、5回無失点の好投を見せました。【楽天】堀内は背中の張りで19日に出場選手登録を抹消されました。16日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を放つなど、4月12日に初めて1軍登録後、26試合で打率.323を記録していました。20日には島内が今季初昇格。ここまで4試合で9打数無安打苦しんでいますが、その復調が期待されます。また、24日に出場選手登録された荘司は同日の日本ハム戦で約1年ぶりの勝利を挙げました。【ロッテ】22日に、横山が先発転向後初めて1軍でのマウンドを踏みました。5回2安打無失点で好投し、先発として初勝利を飾りました。「まさか先発で1軍の試合に投げると思わなかった。自分でも5回投げられるとは思っていなかった」と予想外の展開に驚きを見せました。今後も2軍で先発調整を続ける方針です。2軍では愛斗が打率.336と好調で、アピールを続けています。

【セ・リーグ入れ替え&2軍情報】阪神の大規模な入れ替え、小林誠司が巨人の1軍入りを果たす

先週のセ・リーグにおける選手入れ替えとファーム情報を球団別に振り返ります。     ◇     ◇     ◇【阪神】22日に10人もの大規模な選手入れ替えを実施しました。昇格したヘルナンデスは25日の中日戦(バンテリンドーム)で6番・三塁手として初スタメン出場。来日後初となる長打も記録し、交流戦に向けたオーダーの選択肢を広げました。5月の月間打率が0.093と低迷している前川は2軍で再調整となりました。また、勝利の方程式を担っていた桐敷が左腕の筋疲労でリハビリ組に合流。一方、2軍戦で14回を投げ、防御率1.29を記録している門別が1軍に合流しました。【巨人】小林が今季初めて1軍に昇格しました。24日のヤクルト戦(東京ドーム)からチームに合流し、精神的支柱としての役割にも期待されています。これに伴い、大城卓が2軍に降格しました。今季1軍で23試合に出場し、打率0.149と低調でしたが、最近は23打席連続無安打に終わっていました。田中将は24日の西武との2軍戦(Gタウン)で先発し、6回6安打1失点。坂本も2軍で「2番・DH」として実戦復帰しました。【広島】先発投手ドミンゲスが23日に選手登録を抹消され、夫人の出産に立ち会うため一時帰国しました。31日に再来日する予定ですが、来週の登板は見送られる見込みです。空いた枠には2軍から選手を昇格させる予定ですが、先週はアドゥワや高橋、常広らの候補が失点を重ねました。先発転向後に好投している遠藤を含め、27日からのソフトバンクとのウエスタン・リーグ3連戦が注目です。 【DeNA】ファームで調整中の筒香の1軍復帰が近づいています。24日のイースタン・リーグではヤクルト戦で2安打を放ち、5試合で打率0.385を記録。打撃の調子も上向きで、桑原2軍監督は「交流戦などで本人のコンディションが整い、1軍に貢献できる段階で昇格させたい」とコメントし、DH制のある交流戦前後の復帰を目指しています。【中日】2023年ドラフト1位の草加が23日の2軍広島戦(由宇)でプロ初先発。3回を投げて3安打1失点、52球の投球内容でした。右肘の再建手術から復帰後3試合目で順調な回復を見せており、今後も登板を重ねて1軍デビューに備えます。1軍では25日に川越が代打で右前ヒットを放ち、今季初安打となりました。バンテリンドームにて今季も登場曲「青雲」を多く流したいところです。【ヤクルト】トレードで新加入した山野辺が、20日の広島戦から移籍後初めて1軍昇格しました。イースタン・リーグでは、上半身のコンディション不良から復帰を目指している高橋が23日のDeNA戦で4回途中1安打3奪三振の無失点。実戦復帰2戦目で53球を投じました。また、同戦では川端が今季初本塁打を放ちました。ドラフト1位の右腕中村優は25日のDeNA戦で先発し、6回7安打2失点という内容でした。

大谷翔平プレーボール弾!2試合連続19号先頭打者アーチ メジャー通算600打点達成

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場。2試合連続の先頭打者アーチを放った。1回無死で右腕ウィリアムズと対戦。初球の内角直球を完璧に捉え、右翼席に飛び込む19号先頭打者アーチとした。打った瞬間に確信する一打は、打球速度115マイル(約185キロ)、飛距離378フィート(約115メートル)、角度28度だった。これで本塁打数はメジャー単独トップ。メジャー通算600打点も記録した。今季は試合前時点で、打率2割9分5厘、メジャートップタイの18本塁打、32打点、11盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.026としている。25日(同26日)には、23年9月の右肘手術後初のライブBPに登板。打者5人を相手に22球、1安打2奪三振1四球と上々の内容で、最速は97マイル(約156キロ)だった。【実際の動画はこちら】ーー>>【動画】大谷翔平、初球を先頭打者本塁打!打った瞬間に確信歩き【大谷翔平プレーボール弾!】山本由伸が先発、ガーディアンズ戦ライブ速報はこちら>>

千賀滉大5勝目「彼じゃなくても打たれた球」大谷翔平1発で踏ん張る グラブ変更もリズム乱れず

メッツ千賀滉大投手(32)が24日(日本時間25日)、本拠地ドジャース戦に先発。6回途中1失点と粘りの投球で、今季5勝目(3敗)を挙げた。初回に、ド軍大谷翔平投手(30)との今季初対決が実現。いきなり先頭打者弾を浴びて先制された。「すごい選手なのは分かってますし、彼じゃなくても打たれた球でもあるのかなとも思います」。さらに、失策と二塁打でピンチを背負ったものの、外野フライと補殺の併殺などでピンチを切り抜け、追加点は許さなかった。2回の投球前には、審判団から「シティコネクト・ジャージー」に合わせたクリーム色のグラブの変更を求められたが、リズムは乱れなかった。その後「楽しくはない」という大谷との対戦では、空振り三振、中飛とリベンジ。6回1死から四球後に交代したものの、終わってみれば大谷の1発だけで踏ん張った。防御率1・46とリーグ1位をキープ。体調面で「まだまだ」「自分が定まっていない」と模索を繰り返しながらも、成績、貢献度とも、レベルは極めて高い。「楽しみが残っているのは、自分の中で思っているだけ。これだったら大丈夫、1年間ケガせずやれる、というものを早く見つけたい」。大谷に被弾しても、チームと自らに白星を残す。最後まで表情を緩めることなく顔を上げた。【動画】大谷翔平、千賀滉大から右翼上段へ先頭打者弾>>