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【巨人】阿部慎之助監督が今季2度目の試合後会見を回避 10失点の大敗に無言で球場をあとに

巨人の阿部慎之助監督(46)は、今シーズン2度目となる試合後の会見を回避しました。先発投手として登板した戸郷翔征(25)は、中盤に打ち込まれました。4月11日の広島戦(マツダスタジアム)以来、24日ぶりの1軍登板で、6回を投げ5安打3失点でした。その後、2番手の横川凱投手(24)が2回で4失点、3番手の堀田賢慎投手(23)が1回で3失点し、合計10失点という大敗を喫しました。打線は、3回に若林楽人外野手(27)の右犠飛で先制しましたが、それ以降は沈黙しました。通常、試合後には阿部監督が取材に応じますが、今回、広報担当者は報道陣に対し「今日は『お話しすることはありません』」と伝えました。

【中日】途中交代の細川成也が右ハムストリングスの不調で欠場へ

中日ドラゴンズの細川成也選手(26歳)は、右ハムストリングスのコンディション不良により、しばらく試合から離れることになりました。DeNAベイスターズとの試合(バンテリンドーム)で、細川選手は右太ももの裏を痛め、6回の守備から交代しました。5回の打席で深い内野ゴロを放ち、一塁へ向かう途中、右太もも裏を手で押さえスピードが落ちました。試合中に医療機関を受診し、球団は「今後はトレーナーと共に状態を確認し、早期復帰を目指します」とコメントしています。これまで全30試合に出場し、打率は1割9分1厘、2本塁打、7打点を記録しています。2年連続で20本以上のホームランを記録している主力バッターの不在での戦いとなります。

【中日】井上一樹監督、ドラフト1位金丸の一時的な抹消を計画「学びを生かすためにも間隔を空けすぎず」/一問一答

中日は今シーズン3度目となる3連敗を喫し、借金が2となり、5位に転落しました。3回には木下拓哉捕手(33)の2号ソロで先制しましたが、プロ初登板・初先発となったドラフト1位の金丸夢斗投手(22)が4回でつかまりました。1死満塁の場面で山本に左前2点タイムリーを許し、逆転を許しました。金丸は6回を投げて5安打2失点と好投しましたが、打線がDeNAの先発ケイを攻略できませんでした。 試合後に行われた井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通りです。    ◇   ◇   ◇ -先発金丸について 「もっと動揺するかと思いましたが、最初はストレート152キロで良い投球をしていました。ブルペンでは少し動揺しているようでしたが、試合では大丈夫だと思いました。結果的には2失点をしてしまいましたが、オースティンへの四球の場面は少し慎重すぎましたね。もっと大胆に投げて良かった場面でした。これが次の課題になるでしょう。初デビューにしては、良いスタートを切りつつも苦い経験もできたと思います。」 -8奪三振も取りましたが 「彼は多くの変化球を投げることができますが、もっとシンプルに追い込めるように指導していきたいと思います。」 -DeNA先発ケイを相手に8回で1得点に 「ケイ投手は優秀な外国人投手で、今日はロースコアの試合になる覚悟をしていました。前回は彼に勝ちましたが、今日は彼もリベンジを狙っていただろうと思います。打ち勝たなければならなかった試合でした。」 -5回の打席で細川が一塁に走る際に右太ももを痛め、途中交代 「まだ詳しいことはわかりません。明日にならないとわからないですね。」 -無理はさせられない 「ケガが一番怖いです。残り試合がまだ多いので、一人でも多くの選手を欠かせたくありません。」 -病院での検査は 「病院に行っています。」 -金丸投手の次回登板は 「一度抹消を考えています。良いパフォーマンスを見せてくれましたが、間を空けすぎるのも良くないと思います。十分な準備期間を与えたいです。今後の予定はコーチングスタッフと相談して決めます。」

大阪桐蔭・森陽樹、“5回無安打ピッチング”で見事な奪三振ショーを披露し、準々決勝へ進出「夏の最後まで見届けます」とNPBスカウト

2022年以来、3年ぶりの春王者を狙う大阪桐蔭が、プロが注目する右腕の見事な奪三振ショーで準々決勝進出を決めました。ネット裏にNPBスカウトが集まる中、先発した最速153キロ右腕の森陽樹投手(3年)は、5回を投げて無安打8奪三振無失点の"ノーノー"投球を披露し、スコアボードにゼロを刻みました。「秋の近畿大会初戦で敗れて以来、新しいチームでまだ優勝できていない」と悔しさを胸に秘めたピッチングでした。昨年の秋は背番号1を背負っていましたが、今回はプロが注目する中野大虎投手(3年)にエースナンバーを譲り、背番号10で試合に臨みました。巧みに三振を奪い、走者を許したのは初回に与えた四球の1人だけで、二塁を踏ませない完璧な投球を見せました。「春も負けたら、夏の大会はないという気持ちで全力で戦い、必ず勝ちます」と決意を述べました。この日、NPBスカウトのスピードガンで最速147キロを記録しました。視察した広島の鞘師スカウトは、「カーブが特に良かった。素材が元々素晴らしく、中盤からは力みが消えていた。夏の最後まで注視していきます」と評価しました。

大谷翔平と井上尚弥を米国ESPNが同時に特集「見逃せないモンスターマッチアップ」

この日の試合を全米放送しているアメリカのスポーツ専門テレビ局ESPNは、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手(30)と、プロボクシングで4階級制覇を成し遂げた井上尚弥を取り上げ、日本の2大スターに注目しました。 ラスベガスで行われる井上の試合は、ESPNが大谷の試合後、アメリカ東部時間午後10時(日本時間5日午前11時)から放送予定です。ESPNは公式X(旧ツイッター)で大谷と井上の写真を並べ、野球とボクシングの試合を同時にプロモーション。「見逃せないモンスター・マッチアップ。ダイヤモンドとリングの上で最高のスターが今夜、大活躍!」と紹介しました。 野球の試合放送中にも井上の試合の告知が挿入され、元サイ・ヤング賞受賞のピッチャーで野球解説者のデービッド・コーン氏も「モンスター!」と声を上げるなど、楽しみにしている様子が見られました。

【高校野球】大阪桐蔭プロ候補コンビが昨秋から背番号を変更 主将中野大虎7→1、森陽樹1→10

4回戦まで非公開で行われた大阪府予選。一般観客を入れた今春初の試合で、大阪桐蔭のスターティングメンバーが発表されました。プロ注目のコンビの背番号が新しくなりました。昨秋、キャプテンに就任し背番号7を背負っていた中野大虎投手(3年)は、今春から背番号1を付けてベンチ入りしました。また、この日先発の森陽樹投手(3年)は背番号10を着けてマウンドに立ちます。精華高校とのスターティングメンバーは以下の通りです。【精華高校】1番遊撃 門田 背番号6(2年)2番中堅 桑野 背番号16(2年)3番左翼 三井 背番号7(2年)4番一塁 国武※ 背番号1(3年)5番三塁 岩間 背番号5(3年)6番二塁 山下 背番号4(2年)7番捕手 土橋 背番号2(2年)8番投手 陶器 背番号10(3年)9番右翼 住吉 背番号9(3年) 【大阪桐蔭高校】1番遊撃 宮本 背番号6(3年)2番左翼 中西 背番号15(2年)3番中堅 畠中 背番号8(3年)4番一塁 吉野 背番号3(3年)5番右翼 内海 背番号9(2年)6番捕手 増田 背番号2(3年)7番三塁 古門 背番号5(3年)8番二塁 桑元 背番号4(3年)9番投手 森 背番号10(3年)※…主将

大谷翔平、力強いヒットもドジャースの連勝は7でストップ/ブレーブス戦 詳細

大谷翔平選手(30)は7回に強烈な二塁打を放ち、同点機を演出しましたが、ムーキー・ベッツ内野手(32)らの反撃が及ばず、ドジャースの連勝は7でストップしました。大谷は第4打席まで、見逃し三振、四球、中飛、中二塁打という結果でした。 ドジャースはブレーブスに惜しくも敗れ、連勝は7でストップしました。 チーム123456789計 ド0001011003 ブ20200000×4 【本】ライリー(7号2ラン)、ライリー(8号2ラン)、ロハス(1号ソロ) 大谷翔平第4打席 7回2死走者なし ブレーブス投手は左腕リー カウント2-2からの5球目、高め153キロの直球を叩き、鋭い中前二塁打へ。 ブレーブス対ドジャース 7回表ドジャース2死、大谷は中堅に二塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎) ブレーブス対ドジャース 7回表ドジャース2死、大谷は中堅に二塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎) 大谷翔平第3打席 5回2死走者なし ブレーブス投手は右腕エルダー 1-2からの4球目、内角寄り136キロのスライダーを打ち、中飛。 ブレーブス対ドジャース 5回表ドジャース2死、大谷は中飛に倒れる(撮影・滝沢徹郎)

今永昇太、6回途中2失点で2敗目 左太もも裏の痛みで途中降板「大変ショックです」

カブスの今永昇太投手(31)は、5回2/3を4安打2失点1四球4奪三振で途中降板しました。打線からの援護は得られず、今シーズン2敗目(3勝)を喫しました。試合の立ち上がりは、1回に1死から連打を浴びましたが、その後のバッターを抑えて無失点でスタートしました。2回と3回はいずれも三者凡退で切り抜けました。4回には1死から安打による走者を出しましたが、落ち着いて後続を断ち切りました。さらに5回は再び三者凡退に抑えました。しかし6回1死一、二塁の場面で一塁ベースをカバーする際に、左足の太もも裏の異常を訴え緊急降板しました。救援投手が2走者を返したため、今永に失点がつきました。球数は84球、防御率は2.82でした。今永は前回の登板(4月29日)のパイレーツ戦でも、両足のけいれんで6回途中で降板していました。試合後、地元メディアに対して、今回の痛みが前回のけいれんとは異なる場所であることを説明しました。「初めての箇所なので、明日詳細をチェックする必要があります。今週は体の状態がとても良かったので、このようなケガの前兆はまったくありませんでした。非常にショックです」と語りました。また「普通に歩くことはできているので、症状がどの程度か、初めてのことなのでまだ分からない」と慎重にコメントしました。

【パパの絵展】プロ野球選手の子どもたちが描いた大好きなパパ! 誰の似顔絵かわかるかな?

5月5日はこどもの日。日本のプロ野球界で活躍する選手たちのお子さんたちが、大好きなパパをテーマに似顔絵に挑戦しました。この特別なプレゼントを受け取ったパパたちの反応は、どうだったのでしょうか? 巨人朝井1軍サブマネジャーの息子・煌太が描いた父の似顔絵 阪神島本の長女が描いた父親の似顔絵 DeNA戸柱の、左から長女(8歳)、次女(6歳)、長男(4歳)が書いた父の似顔絵(本人提供) 広島大瀬良の2歳長男が描いた父の似顔絵 ヤクルト高梨の長男が描いた父の似顔絵 中日カリステの三女デライラちゃんが描いた父の似顔絵 ソフトバンク津森の2歳長男が描いたパパの似顔絵(本人提供) 日本ハム松本剛の3歳の長女が描いたパパの似顔絵 ゲレーロの7才長男が描いたゲレーロの似顔絵(本人提供) 楽天今野の子どもたちが描いた父の似顔絵(本人提供) 西武炭谷の子どもが描いた父のイラスト オリックス九里の5歳長女作品(本人提供) オリックス九里の7歳長男作品(本人提供) -

【阪神】同点弾を放った森下翔太、打率リーグトップで2冠「1打席1打席…」タイガース選手が5部門制覇

阪神タイガースの森下翔太外野手(24)は、今シーズン第3号ソロホームランを含む4打数2安打を記録し、打率3割1分7厘で初めてリーグトップに立ちました。試合の初回には左前打を放ち、4回には左翼越えの一発を決めました。安打数でも巨人の吉川と並び、リーグ最多の38安打をマーク。試合には敗れ首位を譲るも、4番の佐藤輝明も打点と本塁打でトップに立ち、打撃で主要な3部門をタイガースの選手たちが独占しています。盗塁も含めると野手の5部門で首位に立つ選手がいます。5日からの9連戦の締めくくりには、首位攻防をかけた巨人との3連戦(東京ドーム)が待っています。最強の打線が宿敵に挑みます。   ◇   ◇   ◇ゴールデンウィーク中、多くの家族連れで賑わっていたスタンドが湧き立ちました。4回、先制点を取られた直後、先頭バッターの森下が即座に同点に持ち込む左越えのソロホームランを放ちました。この一打は、敗戦にも関わらず観客の心に残る場面となりました。「バットの芯に当たり、風の助けもあり、『入るかもしれない』と思いました。素晴らしい形でのホームランでした」と森下は振り返りました。初回の第1打席では左前打を決め、4回の第2打席ではヤクルトの先発石川の内角低め111キロカーブをとらえて第3号の本塁打を記録しました。今シーズン30試合目にして9回目のマルチ安打。38安打、打率3割1分7厘でリーグトップを誇ります。「自分の中ではまだ完璧ではないが、1打席ごとにわずかに修正を重ねることで高打率を維持できているのかもしれない」と自己分析しました。オフシーズンから「首位打者」という言葉をたびたび口にしていました。昨年12月12日の契約更改後に「プロ野球選手として首位打者は最も取りたいタイトル」と語っていました。「強く振ることを軸にして高打率を目指したい。当てることや自分のスタイルを崩してまで首位打者を狙うことはない」としていました。この日の2本のヒットもそのスタイルを貫くものでした。チームは今シーズン初のホームでの同一カード3連勝を逃し、同率首位から2位に転落しましたが、佐藤輝明は本塁打と打点リーグトップで、2人で打撃の主要3部門を占拠しています。さらに近本と中野が盗塁1位タイ。森下の2冠に加え、タイガース選手は5部門でトップを記録しています。5日からは1ゲーム差で追う首位巨人との3連戦(東京ドーム)。虎戦士と打撃部門を争う吉川、岡本らとの直接対決でもあり、全勝での9連戦勝ち越し、そして首位返り咲きを目指します。森下は「初戦を勝っていい流れをつくりたい」と意気込みを見せました。ここ一番での決勝打が多い大山を含め、打線の状態は悪くありません。今シーズン3戦3勝を収めている東京ドームに最強の打線が襲いかかります。【塚本光】▽阪神近本(マルチ安打を記録し首位攻防の巨人戦へ)「ただ勝つだけです。勝てるように頑張ります。(状態が上向きかについて)それは分かりません」▽阪神小幡(3試合連続安打。2日に続き今季2度目のマルチ安打)「ヒットが出るのは良いことかなと思います。自分のやるべきことをしっかりして、チームに貢献できるように頑張りたい」▽阪神中野(7回1死満塁での三ゴロで1打点)「ヒットが一番良かったが、最低限のことはできたと思います」 ▼阪神の選手が打率、安打、本塁打、打点、盗塁の5部門でトップに立ちました。これらの5部門で阪神勢がタイトルを獲得した年はなく、このまま5部門すべてを制覇すれば球団初となります。1937年春には安打を除く4部門でタイトルを獲得したことがありますが、当時は最多安打がタイトルではないため松木謙治郎が安打トップで終えたが表彰はされませんでした。2リーグ制後は打撃3部門の打点、打率、本塁打で同一年にタイトルを獲得したのは85、86年のバースの3冠王のみです。複数選手による3部門のタイトル獲得は2リーグ制後球団初となるが、どうなるでしょうか。