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【中日】井上監督、満面の笑み「彼はここでしか打たないからね」神宮で活躍した村松開人の今季第1号

中日ドラゴンズは序盤に6点を奪い、ヤクルトスワローズに連勝を飾りました。 監督の井上一樹(53)は、「2点、3点、1点と良い流れでしたね」と穏やかな笑顔を見せました。初回の二死一、二塁の場面で、5番の高橋周平内野手(31)が中越えの先制2点二塁打を放ち、チームに勢いをつけました。「あれが大きかった。その後、みんなが刺激を受けたと言えるね」と感心しつつも、「周平が、球がまだインプレーのうちにガッツポーズをしているから、『おい、お前、ちゃんと球を見てろ』ってみんなに言われてたけどね」と笑い話にしました。 2回には、村松開人内野手(24)が右翼へ今季第1号となる2ランホームランを打ちました。「彼はここでしか打たないからね」と、通算3本すべてが神宮での本塁打であることを冗談交じりに語りました。3回には、上林誠知外野手(29)のシーズン6号ソロ本塁打が飛び出し、先発野手全員が安打を記録しました。「上林のホームランも、村松のも、喜んでいいのか、どうなのか、きちんとフェンスを超えたのか分からなくて」と、フェンスギリギリのホームランにベンチではすぐに喜べなかったようです。 上林は4試合ぶり、16打席ぶりのヒットが本塁打となりました。「長いシーズンを通して、彼もレギュラーとして出場している中で、久しぶりに連続出場を続けている感覚があるでしょうから、『お前、疲れてるなんて言うなよ』と喝を入れますが、彼は3月、4月に貢献してくれた選手なので、気を遣いつつ、必要な時は励ましていきたいと思っています」と、これまでチームを支えてきた上林を気遣いました。

ドジャース日本向けファンクラブで大谷翔平ボブルヘッド人形配布開始

ロサンゼルス・ドジャースの日本向け公式ファンクラブは、31歳の大谷翔平選手のボブルヘッド人形を今週から会員に向けて入会記念の特典として配布することを29日に発表しました。このボブルヘッドは、大谷選手がスライディングをしている姿を模倣したものです。ファンクラブには、年会費1万8000円の「オールスター会員」、1万5000円の「ジュニアオールスター会員」、そして6800円の「ルーキー会員」という3つのプランがあり、いずれも入会が可能です。オールスター会員およびジュニアオールスター会員には、このボブルヘッド人形が贈られます。さらに、これらの会員は山本由伸選手のタオルや会員限定キャップなどの特典も受け取れます。入会希望の方は、以下のウェブサイトで詳細をご確認ください: https://losangelesdodgers-fanclub.jp/。

「現代の名工」グラブ職人の江頭重利さん死去、92歳 「湯もみ型付け」生みの親

久保田運動用具店は29日、野球のグラブ職人で知られる江頭重利さんが5月23日に亡くなったと発表した。92歳だった。葬儀は家族葬として執り行われた。江頭さんは佐賀・大和町(現佐賀市)出身。佐賀商を経て51年4月に久保田運動具店に入社。68年7月から福岡支店長に就き、16年7月顧問に就任した。「スラッガー」グラブに用いられる「湯もみ型付け」を生み出し、長年にわたって野球の道具を支え続けていた。元西武の辻発彦氏、元阪神、ロッテの鳥谷敬氏(日刊スポーツ評論家)ら名手も愛用し、現役プロ野球選手たちも愛用している。12年には厚生労働大臣から表彰される「現代の名工」を受賞。13年には「黄綬褒章」を受章した。

【DeNA】スタメン3名の変更で打線の活性化を図る 度会、三森、石上が先発に 33イニング連続無得点を打破する挑戦

DeNAは現在33イニング連続無得点、3試合連続で完封負け中のため、スタメンの3選手を入れ替える決断をしました。前回の試合でスタメンだった宮崎、柴田、蝦名に代わり、新たに三森、石上、度会が先発に抜擢されました。先日の試合では、9イニング中6度も先頭打者が出塁し、先発野手全員が出塁を果たすなど11安打4四球とチャンスを作ったものの、肝心の得点に繋がらず、そのまま凡退が続きました。三浦監督は「得点のチャンスがある中であと一歩が足りない。この状況を選手だけではなく、チーム全体で乗り越えていかなければならない」と危機感を募らせていました。◆新しいスタメンは以下の通りです1(中)桑原2(二)牧3(左)佐野4(一)オースティン5(右)度会6(捕)山本7(三)三森8(遊)石上9(投)ジャクソン

菊池雄星「1点で終わりましたし」指示の尊重も、煮え切らず-初回からのジャッジへの連続敬遠でブーイング

【アナハイム(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=斎藤庸裕】エンゼルスの菊池雄星投手(33)は、ヤンキース打線を相手に粘りの投球を見せましたが、打線の援護が得られず、今季5敗目を喫しました。主砲のアーロン・ジャッジ外野手(33)とは、ワシントン監督の指示で初回から勝負を避け、2打席連続の申告敬遠を行い、ヤンキースファンからブーイングを浴びました。球数が増える結果となりましたが、5回4安打で初回に許した1点のみの失点で、先発投手としての役割を果たしました。   ◇   ◇   ◇菊池は首をかしげました。1回1死二塁の場面で、主砲ジャッジに対しワシントン監督から申告敬遠の指示が出されたことについて、「走者をためるよりは、勝負してヒットやホームランを許しても2点にとどまる。そうした状況で自ら苦しくするのはどうなのかと」と語りました。そして、続く4番ベリンジャーに四球を与え、1死満塁から犠飛で先制点を喫しました。「結果的に1点で終わったので、監督の判断が正しかったと思いますが」と冷静に振り返りながらも、複雑な心境を明かしました。試合前の段階でジャッジとの対戦成績は25打数5安打で打率2割に抑えていたこともあり、序盤からの申告敬遠は投手としては不本意だったことでしょう。ジャッジとの勝負を望んでいた菊池は、忍耐の投球を強いられる形となりました。「敬遠を好む投手はいないでしょうし、特にあのような形で出すことには個人的には理解しがたい。ただ、コーチらの考えもあるでしょうし、後で話したい」とある程度の理解を示しつつも、自らの意思を明確に示しました。2回2死二、三塁から再びジャッジを申告敬遠で歩かせ、無失点で切り抜けました。異例の作戦でリズムを崩しかけましたが、3回以降は立て直し、スライダーを中心に無安打無失点。「5回まで試合を作れたので、調子自体はあまり良くありませんでしたが、役割は果たせたと思います」と振り返りました。チームは打線が沈黙し、完封負け。ヤンキースにスイープ(同一カード全敗)され、8連勝の後の痛い5連敗となりました。それでも、主力投手として先発ローテーションを守り続ける菊池は、「自分の仕事をしっかりやることしかできませんが、チームとしては6月の戦い方が大事になってくるので、踏ん張りどころ」と語り、気を引き締めました。

【中日】抗議文が受理されず 27日ヤクルト戦でのファウル判定、幻の逆転ホームラン NPB慣例に基づく対応

中日は29日、27日に行われたヤクルトとの第9戦の8回で、川越誠司外野手(31)が右翼ポール際で受けたファウル判定に対して提出していた抗議文が受理されないことになったと発表しました。この試合は1点を追う8回1死1塁から、川越選手の打球が右翼ポール際を飛び、ファウルと判定されましたが、打球がポールを巻き込んでいたとしてリクエストが出されました。しかし判定は覆らず。球団としては判定に納得できない部分と、MLBのように専門部署を設けるよう要望を文書に盛り込んでいました。朝田憲祐球団本部長は「これまでもNPBがこのような抗議文を受け付けていないということです」と説明しました。今回の対応は特例ではなく、NPBの慣例に基づくものです。

菊池雄星がジャッジを2打席連続で敬遠、「結果的に1点。監督の判断が正しかった」

エンゼルスの菊池雄星投手(33歳)は、先発で5回を投げて4安打1失点と粘り強い投球を見せましたが、打線の援護が得られず、今季5敗目を喫しました。 試合開始直後、1回に先頭打者ゴールドシュミットに二塁打を打たれ、1死二塁の場面でベンチからの指示で3番打者ジャッジを敬遠しました。この後、4番ベリンジャーに四球を与え満塁となったところで、5番のボルピに犠牲フライを許し、先制点を与えました。この1点が試合を決め、打線は完封負け。菊池に黒星がつきました。 この日、第1打席から2打席連続でジャッジを敬遠したエンゼルスのワシントン監督は、「彼は非常に危険な打者なので、歩かせたのが正しかった」と意図を説明しました。 一方、菊池はジャッジとの対戦成績で25打数5安打に抑えていたことから、初回の敬遠について「ランナーをためるよりは勝負した方がいいと思っていましたが、結果的には1点で切り抜けることができました。監督の判断が正しかったと思います」と冷静に振り返りました。 以降も粘り強い投球を続け、3回以降はスライダーを駆使してリズムよく投球し、無安打無失点に抑えました。「今日の調子で5回まで1点に抑えられたのは大きな収穫です。特に4回、5回は理想的な内容だったので、次回に向けて良い形になったと思います」と前向きに語りました。 チームは8連勝の後に5連敗と波に乗れませんが、菊池は今季1勝5敗となり、防御率を3.17から3.06に改善しました。

菊池雄星が5敗目、ジャッジを2度の敬遠も打線援護なく完封負けで借金5

エンゼルスの先発投手、菊池雄星(33歳)はヤンキース打線を5回4安打1失点に抑えるも、5敗目(1勝)を喫しました。試合の序盤から球数が増えました。1回、1死二塁の場面でヤンキースの3番、アーロン・ジャッジ外野手(33歳)を迎え、エンゼルスのワシントン監督は申告敬遠を指示しました。しかし、続く4番ベリンジャーを四球で歩かせて1死満塁となり、5番ボルピの犠牲フライで先制点を許しました。2回も2死二、三塁のピンチでジャッジを再び敬遠し、本拠地でブーイングを浴びましたが、続くベリンジャーを左飛に抑え、追加点を防ぎました。3回以降はスライダーを中心に低めへの丁寧な投球でリズムを作り、無安打無失点で切り抜けました。一方で5四球を与える場面もあり、5イニングで93球の球数を要し、5回を終えたところで2番手の右腕スティーブンソンに交代しました。1回に先制されたチームは5安打で得点することができず、スミイチの完封負けとなりました。今季30敗目で、借金は5となりました。

ジャッジ2打席連続敬遠に大ブーイング エンゼルス菊池雄星、ベンチの指示で勝負避け無失点

エンゼルスがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)に対し、2打席連続の申告敬遠で勝負を避けた。先発の菊池雄星投手(33)が0-1の2回、2死二、三塁のピンチを迎え、3番ジャッジに申告敬遠の指示で歩かせた。敵地に詰めかけたヤンキースファンはエ軍の“ジャッジ対策”に大ブーイング。菊池は続く4番ベリンジャーを左飛に抑え、無失点で切り抜けた。ジャッジに対しては1回の第1打席もエ軍のワシントン監督が申告敬遠を指示。結局、1死満塁からボルピに中犠飛を浴び、先制点を許したが、立ち上がりを1失点でしのいだ。ジャッジは試合前の時点で両リーグトップの打率3割9分5厘、18本塁打、47打点でOPS(出塁率+長打率)は1・236と驚異的な数字を残している。【動画はこちら】――>>ジャッジ2打席連続敬遠に大ブーイング 自身はプロクテターを外し悠然と一塁へ【菊池雄星ヤンキース戦に先発】スコア速報はこちら>>

今永昇太、離脱後初めてブルペンで投球練習 マイナーでのリハビリ登板は来月4日以降か

左の太ももの裏に張りを感じて負傷者リスト(IL)入りした31歳の今永昇太投手が、現地28日(日本時間29日)に本拠地でのケガ後初めてブルペンで投球練習を行いました。この日のロッキーズ戦前に、クレイグ・カウンセル監督は報道陣に今永の状態についてコメント。シカゴのテレビ局「マーキースポーツ・ネットワーク」の報道によれば、「ショウタは今日は多くの練習をこなし、ブルペンでの投球だけでなく、守備練習やランニングも行った」とのこと。そして「一晩たっても状態が良く、順調であれば、今週末に再度同じメニューを行い、次のステージに進む予定だ」との見通しも示しました。また、マイナーでのリハビリ登板は球団の施設があるアリゾナで行われる予定で、「順調であれば、チームが遠征中のどこかで彼はアリゾナに向かうことになるだろう」と話しました。カブスは6月1日(日本時間2日)まで本拠地でのシリーズを継続し、その後、3日(同4日)から11日(同12日)までワシントン、デトロイト、フィラデルフィアへの9連戦に出発します。今永は今シーズンこれまでに8試合に出場し、3勝2敗、防御率は2.82を記録しています。しかし、今月4日のブルワーズ戦で異常を感じ、5日にILに登録されました。