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ドジャースのロバーツ監督が語る「我々にも大谷翔平というMVPがいるから」

ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)は、試合中のインタビューで「MVP対決」について述べました。この試合では、ドジャースの先発投手トニー・ゴンソリン(28)が3回までに4本のホームランを打たれ、5失点を喫しました。1回にはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)に19号ソロホームランを許しました。投打二刀流で活躍する大谷翔平(30)もまた、ジャッジのホームラン直後に21号ソロを放ちます。昨シーズンのMVPコンビが、試合の開始からドジャースタジアムを熱狂させました。ロバーツ監督は「MVPを獲得するような選手は、ボールを場外まで飛ばす力を持っている。投手は、それに対応するためしっかりとボールを散らさなければならない。我々にも大谷翔平というMVPがいるからね」と笑顔でコメントしました。

大谷翔平とジャッジが史上初「前年MVPが同じ試合の初回にそろって本塁打を放つ」歴史的競演

ドジャース大谷翔平投手(30)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が初回の第1打席でいきなり本塁打の競演を繰り広げ、騒然とさせた。大谷とジャッジは昨季ワールドシリーズで対戦して以来の顔合わせとなり、昨季それぞれのリーグでMVPに輝いた選手同士の注目のマッチアップ。1回表にジャッジがいきなりセンターへ特大の19号ソロ本塁打を放つと、大谷もその裏に初球をとらえ豪快な21号先頭弾を放った。米データサービス「スタッツパフォーム」の公式X(旧ツイッター)によると、前年のMVP同士が同じ試合で初回にともに本塁打を放ったのは、メジャー史上初。また大谷はこの本塁打で今季60得点に到達。5月中に60得点を記録するのは、近代野球以降ではこれが史上初となった。【ライブ速報】ドジャース-ヤンキース【動画】大谷翔平、初球を先頭打者本塁打!ジャッジ弾にザワつく空気変える【動画】唖然…ジャッジ19号バックスクリーン特大先制ホームラン

大谷翔平、21号先頭打者ホームランで達成した偉大な記録 近代野球で初の5月60得点

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)は、この日「1番DH」としてスタメン出場。シーズン好調の左腕マックス・フリード投手(31歳)から、21号のソロホームランを記録しました。第1打席では、アーロン・ジャッジ外野手(33歳)の19号ソロで先制された直後。初球の93.7マイル(約151キロ)のツーシームを捉え、見事に左中間に飛び込む21号ソロとしました。打球は時速105.5マイル(約170キロ)、飛距離417フィート(約127メートル)、角度31度でした。この一打で、大谷は今シーズン60得点に到達。5月の段階で60得点を記録したのは、近代野球の歴史で初の快挙です。大谷選手の今季成績は、試合前時点で打率.292、メジャー単独トップの20本塁打、35打点、11盗塁、59得点。出塁率と長打率を合わせたOPSは1.042となっていました。昨シーズンのワールドシリーズではヤンキースと対戦し、ドジャースが4勝1敗で優勝。大谷選手は第2戦で左肩を負傷し、シリーズ中は19打数2安打の成績でしたが、ワールドシリーズ以来の再戦で早速結果を出しました。

【映像】大谷翔平、試合開始直後に先頭打者ホームラン!ジャッジの一発に湧いたスタジアムの空気を変える

ドジャース公式Xから 試合開始直後の一球で見せる大谷の実力。pic.twitter.com/paPEkOsItx— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2025年5月31日

大谷翔平、ジャッジの前で21号、22号 5月15本目で月間最多タイ、シーズン62発ペース

アメリカ・メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手(30歳)が、ドジャースの一員として、1試合で2本の本塁打を記録しました。これは今シーズンにおいて2度目の快挙です。 本拠地、ドジャースタジアムで行われたヤンキース戦に「1番指名打者」として出場した大谷は、1回表にヤンキースのジャッジ選手が19号ソロ本塁打を放った後、その裏に同点とする先頭打者本塁打を放ちました。そして、6回には第3打席で22号ソロを放っています。 大谷選手の本塁打は4月末のマーリンズ戦から10カード連続で続いており、5月だけで15本もの本塁打を記録しました。大谷選手は例年6月から活躍するスロースターターとして知られていますが、5月までに月間15本の本塁打を記録するのは彼にとって初めてのことです。ちなみに昨年までの5月最多本塁打は2023年の8本でした。一方、大谷選手の月間最多本塁打は2023年6月の15本で、今回の記録でそれに並びました。 今シーズンは57試合で22本の本塁打を記録しており、シーズンペースで自己最高の62本に達しています。昨シーズンは自己最多の54本で本塁打王になりましたが、その年の20号到達はチームの77試合目(6月20日)であり、今シーズンは20試合も早い到達となりました。5月に22本の本塁打を放つのは初めてのことです。6月に例年通りの活躍を見せれば、日本人選手として、またドジャースの選手としても球団初となる60本の大台の達成も夢ではありません。 ヤンキース戦での通算本塁打は11本目で、対戦相手として10本以上を放ったのは今回で11球団目になります。昨年のワールドシリーズでヤンキースと対戦しましたが、シリーズ中は本塁打がありませんでした。ドジャーススタジアムで放った通算本塁打は41本目となります。 <大谷の年度別本塁打> 2018年=22本 2019年=18本 2020年=7本 2021年=46本 2022年=34本 2023年=★44本 2024年=★54本 【★は本塁打王。2023年まではエンゼルス】

【中日】正捕手の木下拓哉が離脱、左太もも裏を痛め出場選手登録抹消へ 借金5の球団に緊急事態

中日の木下拓哉捕手(33)が試合中に左太もも裏を負傷し、出場選手登録が抹消されることになりました。9回無死一塁で打席に立ち、遊ゴロ併殺を打った際、一塁へ全力で走った結果、負傷したようで、ベンチに戻る際には左太もも裏を抑えながら厳しい表情を見せていました。井上一樹監督(53)は試合後、「かなり厳しい状況かもしれない」とコメントしています。病院から球場に戻った木下は「一日も早く復帰できるように全力を尽くします」と悔しそうな表情を浮かべていました。木下はこれまでに38試合に出場し、この試合では代打として出場しましたが、35試合でスタメン出場。打率は2割4分1厘、2本塁打、8打点を記録しています。チームの連勝は止まり、現在の借金は5。木下の離脱はチームにとって緊急事態となっています。

鈴木誠也 弾丸ライナー二塁打で自己最長タイの10戦連続安打 カブスは連勝ストップ

カブス鈴木誠也外野手(30)は「3番DH」でスタメン出場し、4打数1安打と自己最長に並ぶ10試合連続安打をマークした。9回無死からの第4打席に、救援右腕アッシュクラフトが投じた時速98・6マイル(約158・7キロ)の速球をジャストミート。弾丸ライナーで左翼の頭上を越える二塁打を放った。その他の打席は、見逃し三振、左飛、中飛。試合は、カブス打線が、レッズの先発左腕アボットの前に7回まで1安打と沈黙。8回に2点を返したものの、反撃も及ばす、連勝は「4」でストップした。

大谷翔平、「1番DH」で昨季ワールドシリーズの再戦に挑む 相手先発は左腕フリード

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)が、ニューヨーク・ヤンキース戦において「1番DH」として出場します。昨シーズンのワールドシリーズで対戦した相手とおよそ7カ月ぶりに再戦するこの試合で、2試合ぶりの第21号ホームランが注目されています。大谷選手は今シーズンここまで54試合に出場し、打率.292、両リーグトップの20本塁打、35打点、11盗塁を記録しています。現地時間28日に行われたガーディアンズ戦では、3打数無安打で4試合ぶりのノーヒットとなりましたが、5月の月間成績は打率.297、13本塁打、25打点と好調を維持しています。対戦相手の先発はメジャー9年目の左腕、マックス・フリード(31歳)。今季は11試合で無傷の7勝、防御率1.29という素晴らしい成績を残しています。大谷選手はこれまでの対戦で、フリードから1本塁打を含む5打数3安打、3打点、1四球、1三振と好成績を挙げています。ドジャースはベッツ選手をスターティングメンバーから外し、2番にテオスカーを配置しています。スターティングメンバーは次の通りです。1番DH 大谷翔平2番右翼 T・ヘルナンデス3番捕手 スミス4番一塁 フリーマン5番中堅 パヘス6番二塁 エドマン7番三塁 K・ヘルナンデス8番左翼 コンフォート9番遊撃 ロハス先発投手 ゴンソリン(2勝1敗、防御率4.68)

【中日】井上監督「野球人生考えて」岩崎翔トレード「オリックスさんの熱意がすごくあった」

中日井上一樹監督(53)が試合後、この日オリックスへ金銭トレードとなった岩崎翔投手(35)について話した。「オリックスさんが『どうしても、どうしても』っていう熱意がすごくあったんで。で、もちろん、うちもそんな余裕なんかないですけど、ただ、やっぱりね、球団的にギブ・アンド・テイクっていうような言葉があるなら、もらいたい、もらいたいばっかりでもいけないし」と、要望に応える形だったと説明した。「あと一番は、翔がやはり野球人生の最終コーナーに来ていて、これからもう一花っていうところに関して、翔の力をうちらもまだまだ欲しかった。手放しに出すってわけではなく、そこは『うーん』っていうふうな部分はあったんですけど…。その翔に頼らずに若い選手でいくっていう決意を自分の方でも持とうとするなら、翔の野球人生を考えたならっていうことで、僕はこの首を立てに振った」と、快く送り出した。朝田憲祐球団本部長も「彼は力がある。1軍の大舞台で、新しいところで活躍して欲しい」と話し、交換相手で折り合いがつかず金銭となった。◆岩崎翔(いわさき・しょう)1989年(平元)10月21日生まれ、千葉県出身。市船橋3年夏の甲子園に出場し、07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンク入団。11年5月13日の西武戦で初勝利。17年最優秀中継ぎ投手。21年オフに中日移籍したが22年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、23年から育成契約。昨年6月に支配下復帰し、球団日本人最速の158キロを計測。今季は4月1日の巨人戦で移籍初勝利を挙げるなど、通算325試合登板(うち先発58)で31勝33敗111ホールドポイント、防御率3・56。189センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は2800万円。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【データ】巨人のマルティネス、51試合目で最速20セーブ達成 楽天・松井裕樹の54試合を上回る

巨人が快勝し、今季最多となる「6」の貯金を築きました。6回には1点ビハインドで1死三塁の場面から、28歳のトレイ・キャベッジ外野手が左越えの適時二塁打を放ち同点に追いつくと、さらに2死二塁から27歳の若林楽人外野手が左中間を破る適時三塁打で逆転に成功しました。そして、28歳のライデル・マルティネス投手が9回を抑え、両リーグ最速で20セーブを達成しました。   ◇   ◇   ◇▼マルティネス投手が両リーグ最速で20セーブに到達しました。今季51試合目での達成は、2017年の楽天・松井裕樹選手が54試合で達成した記録を上回り、史上最速となります。この20セーブは中日時代の2020年から続けており、これで6年連続の記録となりました。連続20セーブの最長記録は、2004年から2014年にわたる岩瀬仁紀(中日)の11年間ですが、外国人投手としては2005年から2010年のクルーン(横浜、巨人)に並ぶ6年間が最長タイです。▼マルティネス投手は今季24試合でまだ失点を許していません。開幕からの連続試合無失点記録は、2021年の平良海馬(西武)が持つ39試合ですが、巨人では2012年に山口鉄也が記録した球団最長の24試合に並びました。