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【データ】阪神、77年ぶりに巨人に開幕5戦5勝 大山、週間4度の決勝打は球団27年ぶり

猛虎が止まらない! 首位を守る阪神タイガースが、5番の大山悠輔内野手(30)の8回に放った決勝打のおかげで、今季最長の6連勝を達成しました。彼の決勝打はリーグトップであり、6連勝中に4度の勝負を決める打撃で存在感を示しました。チームは、球団史上77年ぶり、1950年の2リーグ制以降では初めて巨人戦で開幕5連勝を果たしました。これにより、今シーズン最多の貯金6となり、2位の広島とのゲーム差を1.5に広げました。   ◇   ◇   ◇▼阪神が巨人に対して開幕から5連勝を果たしました。阪神の巨人戦開幕5連勝は2003年以来、22年ぶりのことで5回目となります。巨人に引き分けなしで開幕5戦5勝以上の成績は、2006年のロッテ(6戦6勝)以来5回目で、球団としては1リーグ時代の1937年秋(7戦7勝)、1948年に次ぐ77年ぶり3回目となります。5回のうち3回の記録が阪神によるものです。また、新人監督が巨人に開幕5戦5勝したのは、1980年の土井監督(大洋)以来45年ぶりで2人目となります。▼前日同様に勝利打点(V打)を挙げたのは大山選手です。これで大山の今週のV打は、22日、23日のDeNA戦を含めて4回目となりました。阪神の選手が週間4回のV打を挙げるのは、1998年のハンセン以来27年ぶりです。ハンセンは7月29日、30日の広島戦と、31日、8月2日の巨人戦でV打を記録しました。

【データ】中日松山晋也が71年ぶりの偉業!プロ初登板から通算100回以上登板で被弾ゼロ

中日ドラゴンズは連敗を3で食い止め、負け越しを2に縮めました。先発の松葉貴大投手(34歳)はプロ13年目にして初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫しました。続いて守護神の松山晋也投手(24歳)が残り2つのアウトを連続三振で締めくくりました。   ◇   ◇   ◇▼松山選手は、プロ初登板の2023年6月17日、日本ハム戦から通算100回1/3を投げ、本塁打を一度も許していません。プロ初登板から被本塁打ゼロのまま100回以上を投げ続けるのは、1954年の宅和投手(南海)以来、71年ぶりのことです。宅和選手は新人のとき、西鉄戦で中西選手に打たれるまで被本塁打ゼロを131回2/3続けました。松山選手は前回の登板で、69年から70年にかけての安木投手(ヤクルト)が持つ98回2/3を超え、2リーグ制導入後では宅和に次ぐ2人目となるこの偉業を達成しました。

【阪神】大山悠輔「魚雷バット」で2戦連続V打 今季最長6連勝で自ら通算1000試合出場に花

猛虎が止まらん! 首位阪神が5番大山悠輔内野手(30)の8回決勝打に導かれ、今季最長の連勝を6に伸ばした。前日25日から「トルピード(魚雷)バット」を使い始めた主砲は2戦連続の決勝打を放ち、通算1000試合出場を自ら祝福。5度のV打はリーグトップで、6連勝中は4度のV打と勝負強さが際立つ。チームは球団77年ぶり、1950年(昭25)の2リーグ分立後では初の巨人戦開幕5戦5勝をマーク。今季最多の貯金6で、2位広島とのゲーム差を1・5に広げた。   ◇   ◇   ◇数メートル先の佐藤輝が一塁へ歩き始める。申告敬遠がコールされると、甲子園の四方八方から怒号にも似た大歓声が沸き起こった。今季甲子園最多の観客4万2631人も我を失いかけそうな空気感。渦中の大山だけは感情を揺れ動かすことなく、黙々と丁寧に素振りを繰り返していた。「いや、もう冷静に打席に向かいました。そういう場面もあるだろうと想定して準備していました」同点で迎えた8回裏1死二塁、4番が歩かされた。一、二塁でマウンド上には右腕の田中瑛。スライダーを見逃した直後の2球目、内角149キロシュートを振り抜いた。鋭いゴロで三塁線を破る決勝二塁打。二塁ベースに到達すると、5番はパンと手をたたいた。「何回か対戦もあったので、ボールの軌道であったり、どういう投手なのかは頭に入っていました」前日25日から使用する「魚雷バット」は芯が手元寄りにあり、内角球にも対応しやすい。新バットの利点も生かした“読み勝ち打”を決め、77年ぶりの巨人戦開幕5戦5勝に導いた。クリーンアップのトリを任される今季。打点へのこだわりを隠さない。2月の沖縄・宜野座キャンプ中はフリー打撃から得点圏に走者を置いた場面を想定。安打、犠飛どころか、内野ゴロを転がすためのバットの出し方まで確認していた。「場面場面で嫌らしい仕事ができるようになりたいので。あとは……何を考えているのか相手に悟らせないことですかね」虎の背番号3は数年前と比べて明らかに“不気味度”が増した。狙い球が分かりづらくなった。「捕手は打者のしぐさの1つ1つを『演技なのか演技じゃないのか』も含めて見ている。そこであえて『うわー見逃してしまった』みたいな雰囲気を出してみたり。ここ数年は対捕手の部分も増えてきました」この日も勝負どころでバッテリーとの駆け引きに勝利。今季5度目のV打はリーグ最多の数字だ。これで通算1000試合出場も達成。「僕1人の力では無理でした」と周囲への感謝を忘れない姿勢も、リーダー格として頼もしい。チームは8回表1死満塁のピンチを遊撃小幡の大ファインプレーから切り抜け、8回裏に4得点。主役は“一丸力”に胸を張った。「その前のイニングの守備ですごく勢いがついた。本当に全員の勝利。お立ち台も僕だけでなくチーム全員で上がりたいぐらい」今季最長の6連勝、今季最多の貯金6。藤川阪神が、強い。【佐井陽介】▼前日に続いて勝利打点(V打)を挙げたのは大山。これで大山の今週のV打は22、23日のDeNA戦も含めて4度目。阪神で週間4度のV打は、98年ハンセン以来27年ぶり。ハンセンは7月29、30日広島戦と31日、8月2日巨人戦でV打をマークした。【関連記事】阪神ニュース一覧

【中日】ファウルを両手で払った井上監督「ちょっと痛かった」テーピング巻き会見登場/一問一答

中日ドラゴンズが連敗を3で止め、負け越しを2に抑えました。先発の松葉貴大投手(34)はプロ入り13年目で初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫し、守護神の松山晋也投手(24)が残りの2アウトを連続三振で締めくくりました。井上一樹監督(53)は、7回にヤクルト赤羽選手が放ったファウルボールがベンチへ飛んできた際、両手で払いのけました。そして試合後の記者会見に、左手の薬指と中指にテーピングを巻いて姿を見せました。一問一答は以下の通りです。 (テレビ)-余裕を持って見られたのでは。「いやいや、そのような余裕はありませんよ。流れの中で松葉が良い流れを作ってくれて、彼のこれまでの投球の安定感を考えれば信頼度は高かったです。」 -松葉が完封を逃したのは残念。マウンドでは何か話しかけていましたか。「『また宿題が出来たじゃないか』と。彼は完投や完封を狙っていましたが、(捕手の)木下選手に聞いたら『9回はちょっと球が浮いていましたね』ということでしたので、まだシーズンは続きますし、そういうチャンスはまだあると思います。今日も松葉に救われた試合でした。」 -打線も初回の相手のミスで得点しましたが、その後も追加点がありました。指揮を振るう甲斐がありましたね。「今日は色々と動きを出しながら、自分の中でのムービングサタデー的なイメージで試合を進めました。それがハマった部分もあり、反省点もありますが、上手くいったと思います。」 -スクイズや盗塁もありましたね。「最近勝てていないこともあり、指揮を振ることが億劫だったのですが、今日は選手を信じて思い切って振りました。」 -今季最多の12安打でしたね。「12安打が最多というのも課題ではありますが、我々の打線がようやく冬眠から覚めつつあり、それぞれが良さを出して、2桁安打が増え、得点に繋がればと思います。」 -6回の守備から上林が交代しましたね。「詳しくは言えませんが、少し気になる部分があり、上林は我がチームに欠かせない選手ですので、敢えて交代させました。」 -明日へ向けて。「一戦一戦を積み重ねていくことが重要です。メンバーの選定もしっかり考えて信じて、次の試合に向けて準備を進めたいと思います。」 (ペン)-松葉は開幕から安定感がありますね。「落ち着いて投げる度胸があります。それに、彼はポジティブな言葉しか発しないので、成績にも繋がっています。」 -松山は準備していたのでしょうか。「もちろん、勝ち越し点が入ると考え、準備はさせていました。」 -勝利の円陣で土田選手を指名しましたね。「私が指名したわけではなく、『龍空だよね、龍空だよね』という声がありました。彼は初めての円陣でしたが、良い仕事をしていました。」 -金丸が2軍戦で6回無失点でした。今後の期待や見通しは。「焦らず、丁寧に成長を支えていきたいと思います。」 -上林は明日も大丈夫でしょうか。「大丈夫だと思います。少し気になるので念のため交代させました。大事には至らないと思います。」 -7回に赤羽のファウルを受けた監督の左手は大丈夫ですか。「はい、ファウルボールが来たときに払い落としましたが、少し痛かっただけで、今日の勝利が薬です。」

【日本ハム】決勝ホームランのレイエス、ファンの前に立つのを辞退 「もっと打ってから絶対にファンの前に出ます」

日本ハムのレイエス選手が、チーム全員に感謝の意を示す勝利を手にしました。7回目の打席で15試合ぶりとなる第3号ソロホームランを打ち、最近の不調を見事に打破しました。「一人ではなく、チームの皆がポジティブな声をかけてくれて、良いマインドにしてくれました」と、久しぶりに笑顔を見せました。試合中、新庄監督から「野球を愉しめ」と声をかけられ、八木打撃コーチからも「三振してもいいから昨年の打撃を思い出して欲しい」とアドバイスされました。その後、第一打席での三振後には昨年の本塁打集の動画を見てイメージトレーニングを行い、仲間からの励ましも受けて、貴重な一本を打ちました。「このチームを選んだことに全く後悔はない」と確信しました。試合後のヒーローインタビューを辞退した理由について、「ファンの前に出るからには、昨年のような“明るいレイエス”でありたい」と述べました。本拠地での連敗を5で止めたレイエスは、「もっと打ってから絶対にファンの前に出ます」と約束しました。

鈴木誠也「手首の痛みも吹き飛ぶ思いで…」2安打でカブスを首位キープに貢献 指揮官も信頼「打撃力に期待」

カブスの鈴木誠也外野手(30)は25日(日本時間26日)、地元で行われたフィリーズとの試合に「3番DH」として出場し、5打数2安打を記録しました。22日に右手首の痛みが再発して1試合を欠場しましたが、休養を挟んで見事に復帰を果たしました。3回と6回には「甘い球を狙っていた」という言葉通り、左翼線に二塁打を放ちました。試合後には冗談を交えながら、「手首、吹っ飛べって思いで打った」と振り返っていました。 試合は悪天候の影響で2時間10分遅れて開始されましたが、カブスは序盤から少しずつ得点を重ね、5人の投手による見事な継投でフィリーズの強力打線を封じ込めました。これで3連勝となり、地区首位の座を維持しています。監督のカウンセル氏も「鈴木誠也のバットスイングは一撃で長打になるからね」と信頼を寄せていました。

【巨人】8回に4失点、阪神戦で77年ぶりの開幕5連敗 阿部監督「ほぼ負けの流れに」

巨人は再び逆転され、2連敗となった。今シーズンの阪神戦では5戦全敗という結果に。開幕から引き分けを挟まずに5連敗を喫するのは、一リーグ時代の1948年以来、実に77年ぶりのことだ。 試合は、得点を奪いながらも相手に追いつかれる展開であった。1回、1アウト一、三塁から岡本和真選手(28)の犠牲フライで先制。しかし、その直後に同点に。4回にも岡本選手の内野ゴロで追加点を得たが、5回で再び同点にされた。先発の石川達也投手(27)は粘り強く投げたが、4回3安打1失点でマウンドを降りた。 その後は両チーム無得点で進行。8回、1アウト満塁のチャンスを活かせずキャベッジ選手と大城卓選手が凡退。それに対し、裏のイニングでは田中瑛斗投手(25)が大山選手に勝ち越しの二塁打を打たれるなど4失点し、接戦で負けた。 阿部慎之助監督は「8回表が全てだった。そこでもう点を取れなければ、試合の流れとしてほぼ負けになる」と振り返った。石川投手の交代については、「いつもあの球数になると急に落ちたりする。いいタイミングだと思って交代した」と述べた。 27日の3連戦最終試合に向けて、「明日は総力戦で。必ず勝利を持ち帰りたい」と決意を語った。

【阪神】1000試合出場大山V打で最長6連勝!最多貯金6!2リーグ制後初の巨人戦開幕から5戦5勝

この日1000試合出場を達成した大山悠輔内野手(30)の決勝打で、阪神が今季最長の連勝を6に伸ばした。貯金も最多の6となり、2位広島も敗れたため、ゲーム差は1・5に。今季の巨人戦連勝も5に伸ばし、2リーグ制後では初の開幕から5戦5勝となった。先発のデュプランティエが初回先頭の泉口から連打を浴び、今季の巨人戦5試合目で初めてリードを許す展開となったが、すぐに追いついた。その直後の1回裏、先頭の近本が左前打で出塁すると、2死二塁から4番佐藤輝明内野手(26)が右翼へ同点の適時二塁打。4回に再び勝ち越しを許したが、5回2死二塁で代打渡辺諒内野手(29)が中前適時打を放ち、再び同点に追いついた。2-2のまま迎えた8回1死で、森下が遊撃への内野安打を放ち敵失も誘って二塁へ。佐藤輝は申告敬遠となり1死一、二塁から、大山が田中瑛のシュートをはじき返し、左翼線へ勝ち越しの適時二塁打。ホームインした森下も、三塁ベース上の佐藤輝も手をたたき大喜び。さらに前川が申告敬遠で1死満塁から、坂本誠志郎捕手(31)が左翼への2点適時二塁打を放ち、小幡竜平内野手(24)の中犠飛もありさらに3点を追加した。これで阪神は20日広島戦(甲子園)から6連勝。リーグ王座奪還を目指す虎が乗ってきた。【関連記事】阪神ニュース一覧

山本由伸、2敗目を喫す。相手先発スキーンズ投手に脱帽 「素晴らしいピッチングでした」/一問一答

ドジャースの山本由伸投手(26)は5回を投げて4四球3失点で降板し、今シーズン2敗目を喫しました。1回に先制点を許して18回連続無失点が止まるなど、サイ・ヤング賞候補同士の対戦となった昨シーズン新人王のパイレーツの剛腕、ポール・スキーンズ投手(22)に投げ負けました。 山本選手は5回で5安打、5奪三振、4四球、3失点でした。試合後の一問一答は以下の通りです。 -今日の登板を振り返って 立ち上がりからボールが先行してしまい、思うようなリズムを作れないピッチングでした。 -ゲームが進んでいくにつれて普段の力を取り戻せるかと思ったか 2回の最後の方から3、4回とだんだん感覚が良くなったのですが、5イニング目でなんとかピンチを乗り切れず、非常に悔しいです。 -こういったゲームのときにどこが悪かったのかを分析しているのか 必ず原因があるので、それを早く見つけて考えていました。今日も早い段階で調子が少しずつ良くなっていたのですが、全体的にリズムが悪いピッチングでした。 -今月の状態をどう感じていますか 非常に良い調子で来ていたと思います。今日は立ち上がりからあまり良くなかったですが、もっと最小失点に抑えるなどできることはあったと思います。 -相手先発パイレーツのスキーンズ投手の投球について 素晴らしい投球でした。元々すごく良い投手だとわかっていたので、立ち上がりからもっと良いピッチングをしたかったです。 -試合前のブルペンでの感触は いつも通りでした。 -パイレーツ打線の印象 良いバッターもいます。今日はボール先行やフォアボールでピンチになり、基本的なピッチングができていなかったのが課題です。 -何が悪かったのか、はっきりとわからなかった印象か 立ち上がりが良くなく、途中からは良い投球ができていましたが、5回でもっと良いピッチングができればと悔やみます。 -カットボールやツーシームを多めに投げた手応え 良いボールもありましたし、コントロールできていないボールもありました。...

【ヤクルト】長岡秀樹が右膝を負傷し交代、場内に動揺が広がる

ヤクルトの内野手、長岡秀樹選手(23)が試合中にアクシデントに見舞われ、途中交代を余儀なくされました。試合の2回、遊撃ゴロを打った後、一塁へ走る際に顔をゆがめる様子が見られました。右膝を痛めたとみられ、全力で走ることができませんでした。その後、自力で歩くことが不可能となり、スタッフに肩を支えられながら三塁側ベンチへと戻りました。