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【阪神】才木浩人、猛暑の中で熱投し7勝目を挙げる!5回1失点で球団62年ぶりの9試合連続2失点以下の快挙達成

阪神タイガースの才木浩人投手(26)が、広島打線の攻撃をしぶとく抑えて白星を手にしました。毎回ヒットを浴び、得点圏に走者を背負う苦しい展開でしたが、結果的に3回の押し出し四球による1失点のみ。合計6安打4四球と安定しないピッチングを強いられましたが、要所で踏ん張り、相手の決定打を防ぎました。 才木選手は「球が先行してしまい、思うように投げられなかった。自分らしくないピッチングが続いているが、打線の援護を受けながらもリズムに乗れなかった」と振り返ります。反省の声が聞こえる彼ですが、この日のマツダスタジアムは夜の試合でも気温30度を超える程の暑さ。5回の登板期間中に3回もユニフォームを着替えるほどの過酷な状況でした。 これで阪神は、6月28日のヤクルト戦から9連勝を果たし、そのすべての試合で2失点以下を記録しています。62年ぶりの快挙で、藤本定義監督時代の1963年以来の出来事です。また、藤川監督のもとでの9連勝以上は、このシーズンが彼にとって1年目であるという点でも素晴らしい成果です。 才木選手は「真っすぐでの勝負に自信を持ちきれない部分もあり、球数が増えてしまっている。もう一度、自分らしい攻めるピッチングを取り戻したい」と意気込みを見せています。大量の汗を流しつつ学びと反省を得た彼は、次回の登板に向けて強い決意を固めています。【伊東大介】   ▼阪神が6月28日ヤクルト戦から始まった9連勝は、9試合すべてで2失点以下の成績です。これは1963年の連続2失点以下記録以来の快挙です。また、藤川監督の初年度での9連勝以上は、1982年の安藤監督以来43年ぶりのことです。

【日本ハム】新庄監督「あれ?何が何だか分からないゲーム」スリリングな戦いを制し首位の座をキープ

日本ハムが緊迫した戦いを制し、首位から陥落するのを回避しました。延長11回の2アウト一、二塁の場面で、代打のアリエル・マルティネス捕手(29)が決勝の右前打を放ち、今シーズン3度目の4連勝を達成しました。この結果、チームは今季最多となる貯金15を記録し、敗北すればゲーム差ゼロで2位に陥落するところを死守しました。新庄剛志監督(53)は試合後、「ちょっとあれ?何が何だかよく分からないゲームだった」とコメントしました。勝ち越した直後の延長11回には、7番手の宮西投手が1アウト一、二塁のピンチを招き、そこで山本拓投手にスイッチ。指揮官はこう述べました:「通常の僕なら1点も与えたくない場面。でも今日は同点でもいいかなという感じでした。岡くんでしたし、同点になってもまた点を取ってくれそうな雰囲気を感じたので、外野を深めに守らせました。最後は『よかったぁ』と思いました(笑い)」。選手たちを信じて出した指示が功を奏し、結果的に山本拓投手が代打の岡選手を中飛に打ち取り、勝利に繋げました。6回には外野守備のミスが重なり、3点差を追いつかれる嫌な流れを断ち切っての4連勝。「こうやって追いつかれた場面で延長に1点を取り、その後守り切ることは成長に繋がる。全員で勝ち取った1勝だと思います」と、新庄監督は振り返りました。勝てそうで負けそうだった試合をしっかり勝利で終えました。【永野高輔】

【ロッテ】逆転勝利ならず 吉井監督「益田の苦手なマルティネスが出てくるのわかってたが…」

ロッテは懸命に戦ったものの、延長戦の末、逆転勝利を果たせませんでした。4-4で迎えた延長11回、7番手として益田投手がマウンドに上がりました。2アウト2塁の場面で申告敬遠策により万波を歩かせましたが、その直後に代打のマルティネスに右前打を許し、決勝点を取られてしまいました。吉井監督は試合後に、「益田の苦手な万波とマルティネスが来ることは想定内でしたが、どちらかで勝負する策を選びました。塁を埋めた方がアウトを取る確率が高まると判断したので、その戦術を取りました」と述べ、選手たちの努力を評価しつつ、自らの采配についても責任を感じている様子を示しました。10回にはサヨナラのチャンスがあり、先頭の友杉選手がヒットで出塁しましたが、続く藤原選手が併殺打に終わりました。吉井監督は、「必ずしもバントを選ぶ必要があるわけではない。我々の打順で1番と2番はヒットを打てる可能性が高いと思って、迷わずヒッティングを選びました」と語りました。11回にも無死1、2塁のチャンスが到来しましたが、西川選手がフライに倒れました。代打の岡選手が犠牲フライでランナーを進めて2アウト1、3塁までいきましたが、角中選手がファーストゴロで抑えられました。指揮官は「11回の西川もランナーが2塁に行っているので、ヒットが出れば問題なし。バントしても必ず得点に結びつくわけではありません。時には逆の結果もあり得ます。それも含めてこちらの作戦でした。選手たちはよく頑張ってくれました」と振り返りました。6回には3点差を追いつく執念を見せ、首位の日本ハムを追い詰めましたが、あと一歩のところで勝利を逃しました。

【中日ドラゴンズ】金丸夢斗のプロ初勝利は7度目もお預け…7回2失点でもサヨナラ負けに

中日ドラゴンズの先発投手、ドラフト1位の金丸夢斗選手(22)は、プロ初勝利をまたしても逃しました。7回を投げて5安打4奪三振、2失点でマウンドを降りましたが、2-2で迎えた8回に現れた上林誠知選手(29)が右翼への11号ソロ本塁打を放ち、一度は勝ち投手の権利を得ました。しかし、その後の9回に思わぬサヨナラ負け。ベンチでその光景を見ていた金丸は、しばし茫然としていました。過去6回の先発試合でも、彼は好投を見せながらも勝ち星に恵まれず、この日も粘りに粘ってあと一歩のところまできましたが、7度目の挑戦も成功せず。彼にとって試練の日々が続きます。

山本由伸の早期交代の理由をロバーツ監督語る「これはもう十分だと思った」

ドジャース山本由伸投手(26)が、メジャー最短KOで今季7敗目を喫した。序盤から球数がかさみ、2死一、二塁から5番ボーンの3ランを浴びると、その後は安打、死球、失策、安打と流れを止められず、無念の降板となった。チームトップの8勝を挙げるが、3連敗中の流れを止められなかった。1発を浴びたボーンには、5球中4球、スライダーで勝負。最後に、外角低めを狙ったボールが高めの失投となり、左翼席へ運ばれた。ロバーツ監督は試合後、「スライダーを何度も使いすぎて、最後のスライダーを決められず、ホームランにされました。あれで球数が増え、結果的に1回で40球投げて2アウト。これはもう十分だと思った。短期的に言えば、ブルペンに負担がかかって、ここ数試合に響く可能性はあるが、ヨシノブの健康面や長期的なことも考えないといけない。ストレスが大きすぎた」と、早めに交代を決断した理由を説明した。同監督は試合前、週末から始まる敵地ジャイアンツ戦が次回登板となる可能性を示唆していた。この日は41球で終わったが、同監督は「彼は日曜日に投げる」と明言。予定通り、中5日で13日(日本時間14日)のジャイアンツ戦に登板し、前半戦を締める。【ライブ速報】>>大谷翔平「1番DH」 山本由伸先発/ブルワーズ戦

ダルビッシュ13年目のシーズンデビュー「すごく不安もありましたけど、帰ってこれて良かった」

パドレスのダルビッシュ有投手(38)が右肘炎症からの復帰登板となる本拠地でのダイヤモンドバックス戦でメジャー13年目のシーズンデビューを果たしたが、4回途中を2失点で初黒星を喫した。1回先頭のキャロルを2ストライクと追い込んでからカーブで空振り三振を奪うと、2番ペルドモは96マイル(約154キロ)の直球で三ゴロ、3番グリエルはスプリットで空振り三振と、見事な立ち上がりだった。2回は先頭の4番ネイラーに四球を与えた後、5番スアレスに三塁線を抜く適時二塁打を許し1点を失い、3回には先頭のキャロルに二塁打を打たれ、犠打と適時打で2点目を奪われたが、落ち着いた投球を続けた。4回は先頭のマキャンをスイーパーで空振りの3球三振、次のトーマスに四球を与えた後、アレクサンダーをスイーパーで空振り三振に切ってとり、そこで降板。マウンドを降りる際にはスタンドでスタンディングオベーションが起こった。3回2/3まで63球を投げ3安打2失点、4四死球5奪三振で今季1敗目。防御率は4・91となった。メジャーで13シーズン目に投げるのは、ドジャースなどで活躍した野茂英雄氏の12シーズンを抜き、日本人投手最多シーズンとなる。ダルビッシュは「すごく不安もありましたけど、帰ってこれて良かったです。96マイルとか見れると、元気な証拠だとは思うので、勢いのある球を投げられて良かったです」と話した。【動画】ダルビッシュ有、先頭打者を三振! 復帰登板の初回を3人で抑える

【巨人】山形開催に合流したリチャードが打撃練習でセンター場外弾「変わらずにやります」** **

** 3年ぶりの山形での試合を前に、太陽が降り注ぐ屋外球場に快音が響き渡りました。7日に1軍に合流したリチャード内野手(26)が、打撃練習で次々と場外弾を放っていました。その中には、120メートルのセンター大型ビジョン右をかすめ、球場外へと消えていく特大の一発もありました。彼は大汗をかきながら試合に備え、「変わらずにやります」と練習後に短い言葉で強い意志を示しました。 彼は5月にソフトバンクからトレードで加入しました。1軍に合流直後、彼は2本塁打を記録しましたが、打率0割9分5厘と低迷し、6月13日に2軍へ降格となっていました。しかし、桑田2軍監督の指導の下、再び1軍のステージを目指して励んできました。最近の5試合では、2軍戦で16打数7安打、打率4割3分8厘、1本塁打、6打点と結果を残しています。阿部監督は、「長打力がある。代打で彼がいてくれれば、相手も嫌がるだろう。昨日桑田さんとも話をして、彼の取り組みや報告も受けている。これからも続けてほしい」と昇格を決断しました。 この日は、練習中に阿部監督と約5分間、1対1で身振りを交えて話す場面もありました。「ここに上がってきて、まだあいさつできていなかったので」と活躍を誓いました。

【ヤクルト】村上宗隆、2軍戦で約3カ月ぶりに実戦復帰 「3番・三塁」で先発出場

上半身のコンディション不良で調整中だったヤクルトの村上宗隆内野手(25)が約3カ月ぶりに実戦に復帰しました。「3番・三塁」としてスタメンに名を連ねました。村上選手は3月中旬に上半身を傷め、開幕を2軍で迎えていました。4月17日の阪神戦(神宮)で今季初出場を果たしましたが、その試合中に再び患部を傷め、その後はリハビリに努めていました。 ◆第1打席=投手:古賀1回1死一塁1球目:126キロの見逃しストライク2球目:139キロの直球で二ゴロ併殺

エンゼルスが劇的サヨナラ勝ち!菊池雄星の奮闘と指揮官退場の熱戦

エンゼルスが一戦乱戦の末、劇的なサヨナラ勝ちを収めました。先発した菊池雄星投手(34)は、1回にシーガー選手に先制2ランを打たれました。しかし、エンゼルスの打線は、2018年と2019年のサイ・ヤング賞受賞者、ジェーコブ・デグロム投手(37)から2回までに3点を奪い、逆転に成功しました。その後、菊池投手は3回に2本の適時打を浴びて逆転を許しました。しかし打線が奮起し、6回にダーノー選手とウェード選手の適時打で再びリードを奪回。バックマン選手により8回に同点とされたものの、5-5のまま9回へ突入しました。9回、レンヒーフォ選手が二塁打を放つと、ニューマン選手のヒットとネト選手の意図的な敬遠で満塁に。1死満塁の大チャンスで、若き内野手ノーラン・シャヌエル選手(23)がフルカウントから押し出し四球を選び、シーソーゲームを決着させました。菊池投手は5回を投げて6安打2四球4失点4奪三振で勝敗はつきませんでしたが、初回にハガーティ選手の投ゴロ処理で豪快に転倒するハプニングを乗り越え、投げきりました。また、7回の攻撃中、マイク・トラウト外野手(33)の打席でのストライク判定に対し、モンゴメリー監督代行が激しく抗議した結果、退場となりました。

悔しさにじむベッツ「大きなミスをしてしまった…」山本由伸のメジャー初回KOを誘発した失策を反省

ロサンゼルス・ドジャースの内野手、ムーキー・ベッツ(32)が痛恨の失策を反省しました。 先発の山本由伸投手(26)は1回で3ランを浴びた後、さらにヒットと四球で危機を拡大。2アウト一、二塁から相手打者をショートゴロに仕留めたかと思いきや、ベッツの一塁へ向けた送球が乱れてしまいました。フレディ・フリーマン内野手(35)もフォローできず、失点が続く結果に。山本はその後も打たれてしまい、メジャー最短の2/3イニング5失点で降板しました。 このミスが試合の展開を大きく左右しました。「スポーツネットLA」などのインタビューに応えたベッツは、「大きなミスをしてしまった」と悔しさを滲ませていました。ドジャースは投手陣だけでなく、トミー・エドマン内野手(30)やテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)、キケ・ヘルナンデス内野手(33)らの怪我も相次いでいる苦しい状況。しかし、ベッツは「心配していないよ。1日1日を大切にし、私たちにできること、つまりコントロールできることをしっかりやって、次の試合に備えるだけ」とリーダーとして前向きな姿勢を示しました。 この日、ベッツは「2番・遊撃」に起用され、4打数無安打。今シーズンの打率は2割4分9厘、11本塁打、44打点、6盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.713です。開幕から体調不良や骨折など厳しい状況が続く中、スター選手としての地位を守り続けています。