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ヤンキース監督、山本由伸攻略の要因を説明 強力な打線でスイープを阻止

ニューヨーク・ヤンキースは、ロサンゼルス・ドジャースの投手山本由伸(26)を打ち崩し、スイープを免れる勝利を収めました。 試合は1回2死一、二塁の場面で、5番打者のドミンゲスがレフトへの適時打で先制。3回には試合が1-1で並ぶ中、先頭打者ジャッジが四球を選び、その後4番ライスが低めのスプリットを捉えて中越えの2ランを放ちました。その後もボルピとウェルズの連打で一、三塁のチャンスを作り、山本投手の暴投を利用して4点目を奪いました。 ヤンキース打線は、山本投手を今季最短の3回2/3回で92球、7安打4失点で降板させました。さらに、5回には救援投手からラメーヒューとペラザが適時打を放ち、追加点を挙げました。 ピッチングでは、昨年7月までドジャースに所属していた左腕ヤーブローが6回を投げて4安打1失点と好投。1番大谷から4番スミスまでの上位打線を無安打に抑えました。 ブーン監督は、山本投手に多くの球数を投じさせられた要因について、「(打線が)良い状態にあったことが大きい。ストライクゾーンをしっかり把握し、ストライクに入ってきた球を確実に捉えることができた。打線全体が良いアプローチをしていた」と語りました。先発のヤーブローについては、「彼は配球を少し工夫して、進化を続けている。以前も我々に対して良い投球をしていたのを見ているので、我々のチームで投げる姿を見るのは嬉しい」と評価しました。

【阪神】交流戦の先陣を切るのは才木浩人「もう交流戦かって感じですけど…」3日日本ハム戦先発

阪神才木浩人投手(26)が3日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で先発する。2日は甲子園でキャッチボールなどの調整。「もう交流戦かって感じですけど、いつも通り頑張ります」。交流戦第1戦に向け、平常心で臨む。昨年、球宴第1戦で先発したのがエスコンフィールド。2年続けての登板となる。「マウンドにイメージはないけど、人工芝に変わっているらしいんで、そこも含めて明日(3日)行って、チェックしてどうかなって感じですね」。パ・リーグ首位の日本ハム打線を自慢の速球でねじ伏せ、今季5勝目を目指す。【関連記事】阪神ニュース一覧

骨折のベッツ「初めて普通に歩けた」左足つま先の現状を説明 前向きに「苛立つことはない」

ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ選手(31)が、骨折した左足のつま先についての現状を説明しました。5月30日のニューヨーク・ヤンキース戦から2試合連続で欠場しています。足の状態については、「とても良い調子だよ。今日は初めて普通に歩けたんだ。これから動いてみて、どんな感じになるか見てみるよ。でも、苛立つようなことでは全然ないし、シーズン中はこういうこともあるからね。」と冷静に語りました。彼はサンダル姿でクラブハウスに現れましたが、「この数日は靴も履けなかったけれど、今日は履けると思う。動いてみて問題がなければ、復帰も早まるかもしれない」と前向きな様子でした。現時点では負傷者リスト(IL)入りを避ける方向で、数日様子を見た上で復帰する予定です。

日本ハム新庄監督「投手に頼り切り」西武西口監督「いつものスタイルを」/パ・リーグ6球団監督前半戦総括

プロ野球は3日に「日本生命セ・パ交流戦」が開幕します。各球団の監督が序盤戦の総括とともに、交流戦に向けた意気込みやポイントを述べました。   ◇   ◇   ◇ ▽日本ハム新庄監督 投手陣が支えてくれたことが非常に大きいです。打線はまだまだです。投手に頼り切りの状態なので、交流戦ではその逆の展開を期待しています。▽オリックス岸田監督 粘り強く戦えていると思います。交流戦も簡単には勝たせてもらえないでしょうが、一戦一戦集中していきたいです。▽西武西口監督 選手たちがそれぞれの役割を果たしているのが結果として貯金に現れています。交流戦でもいつもの先制して逃げ切るスタイルを続けていきたいです。▽ソフトバンク小久保監督 まだしっかりと踏ん張っています。セ・リーグとの対戦が3週間続くので、セ・リーグ向けの戦略で挑みます。▽楽天三木監督 交流戦期間はシーズン中の重要なポイントにもなります。1つ1つの積み重ねをもっと高めていきたいです。▽ロッテ吉井監督 私たちができることは、本当に限られたことだけです。攻める姿勢を持って交流戦に臨んでいきます。

阪神藤川監督「振り返る時期ではない」中日井上監督「先走って考え過ぎた」/セリーグ6球団監督による前半戦の総括

プロ野球は3日に「日本生命セ・パ交流戦」が始まります。各球団の監督たちは、これまでの試合を振り返りつつ、交流戦に向けた抱負や重要ポイントを語りました。   ◇     ◇     ◇  ▽阪神の藤川監督:「リーグ戦を振り返るというより、これからの交流戦に集中したいと思っています。」▽DeNAの三浦監督:「少しずつ良い面が増えてきています。DH制の中で誰を起用するかが鍵になりますね。」▽巨人の阿部監督:「若手選手が奮闘しています。試合に出続けることの難しさを皆感じているはず。その中で勝利するのが私の役目です。」▽広島の新井監督:「主力選手の離脱があったものの、若手が頑張ってくれています。攻撃力も少しずつ向上中。(交流戦は)重要な節目です。」▽中日の井上監督:「故障者も多く、計画通りには行かないことばかりでしたが、これまでよく戦ってくれました。」▽ヤクルトの高津監督:「大量得点が難しい状況です。交流戦ではDH制などもあり、創意工夫で1点を狙っていきたいです。」

鈴木誠也 最長記録の連続安打「11試合」で途切れる カブスが6カード連続で勝ち越し

シカゴ・カブスの鈴木誠也選手(30歳)は、「3番DH」として先発出場しましたが、3打数無安打1四球でした。鈴木選手の連続安打記録は「11試合」でストップしました。打撃内容は、四球、レフトフライ、再びレフトフライ、そして相手のエラーによる出塁でした。この試合で快勝したカブスは、6つのカードで連続勝ち越しを達成し、今シーズン最多となる「15」の貯金を蓄え、地区の首位をがっちりキープしています。

大谷翔平「1番DH」でヤンキース戦 山本由伸vsジャッジ/速報します

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。2試合ぶりとなる23号は出るか。山本由伸投手は7勝目を目指し先発。「3番右翼」で先発出場のヤンキース・ジャッジとの対決に注目。試合開始は午前8時10分の予定。 2025年全本塁打写真特集 ドジャース大谷翔平(25年4月撮影) チーム123456789計 ヤ 0 ド 0 【ド】山本由伸 【ヤ】ヤーブロー 山本由伸投球内容 【1回】 1ゴールドシュミット 2グリシャム 3ジャッジ 4ライス 5ドミンゲス 6ボルピ 7ウェルズ 8ラメーヒュー...

【巨人】大勢が挽回誓う 満塁から暴投で決勝点献上し今季初黒星「悔しい。しっかり反省」

巨人大勢投手(25)が挽回を誓った。同点の8回から登板。安打と2四球で2死満塁のピンチを招くと、暴投の間に決勝点を献上した。さらにカリステに中前への2点適時打を許し今季初黒星。「悔しい投球なんですけど、(3日から)交流戦も始まりますし、まだまだ試合はあるので。しっかり反省して、これからはもっとチームの勝利に貢献できるようなピッチングができるように」と前を向いた。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【阪神】森下翔太「勝てば勝つほどいい」両リーグ単独トップ9度目V打で広島戦3連勝けん引

虎の3番打者として驚くべき勝負強さを見せる阪神の森下翔太外野手(24)が、先制の2ランホームランで広島戦3連勝を達成しました。試合初回、1アウト2塁の場面で、左腕先発の森投手が放った133キロのチェンジアップを捉え、打球は鯉党で赤く染まった左翼の2階席まで届きました。「ボールの角度が非常に良かったです。速球が得意な投手ではなかったので、頭の片隅に変化球はありました」。このホームランは、5月20日の巨人戦以来48打席ぶりの第8号となり、伊原投手を援護しました。チームの30勝のうち、両リーグ単独トップに立つ9つ目の勝利打点を記録しました。「先制点を取ることで、試合を有利に進めることができると思います。結果は準備次第ですが、良い形で2点を取れたと思います」。森投手との対戦では昨年8月25日のマツダスタジアムでのアーチも記憶にあり、素晴らしい再現打となりました。通算150打点目となった2ランで今季の打点を36に積み上げ、この瞬間にDeNAの牧選手と並び暫定トップとなりました。8回に4番佐藤輝明の3ランで一つ抜かれる形となりましたが、3番と4番の切磋琢磨がチームを牽引しています。今季7度目の猛打賞も記録し、この好調を維持しながら交流戦に臨みます。エスコンフィールドが舞台だったプロ1年目の日本ハム戦では2軍降格中で出場はありませんでしたが、昨季の甲子園では打率3割8厘と良い成績を収めました。「このまま勝利を重ねられれば良いと思います。シーズンは長いので連勝記録にはこだわらず、1試合1試合を準備して臨むつもりです」。北海道での1軍初試合、今度はパ・リーグの首位チーム相手に活躍を見せることでしょう。【伊東大介】

【西武】交流戦前で借金15から貯金4に大変身した獅子たち 西口監督の戦略と人材活用に注目

西武ライオンズは連敗を2で止め、交流戦前の50試合を27勝23敗の貯金「4」で終える好成績を収めました。昨シーズンは15勝30敗という苦しい状況で、前監督の松井稼頭央が辞任を決めたほどでした。球団の上層部も「再建には3年から5年かかる」という予想を持っていましたが、その初年度である今年、すでに“勝つ”という経験を積んでいることは再建への確かな前進を示しています。今季の西武が勝利をつかめている理由とは何でしょうか。まず挙げられるのは先発投手陣と守備の強さです。さらに注目すべきは5月8日にあった出来事。24歳の内野手、野村大樹が出場選手登録を解除されたことです。理由は2軍での再調整でした。打率1割7分1厘。とはいえ、この時点で二塁のポジションを争っていた児玉は1割5分、元山は1割という状況でした。0割だった仲田は5月を終えても、まだ今季初安打を記録していません。「なぜ野村が2軍に?」という声が周囲からも上がっていました。その理由は-。野村には「打撃」での貢献が求められていたのです。児玉や仲田たちは主に守備と走塁を重視されベンチに入り、期待通りの働きを見せています。西口文也監督(52)は「打てない時はバリエーションが必要です」と述べ、様々な状況に対応できるようにしています。実際、仲田は期待通りの走塁で決定的なホームを踏みました。その一方で、野村大はスタメン6番での起用も見られたにも関わらず、打率や打点で結果を残せなかったのです。同じく代打で期待された栗山も再調整が必要とされました。 開幕3戦目にして安定したメンバーである源田を代打に起用するなど、新しい試みも見られました。西口文也監督(52)は「練習以上のものは出せない」と話し、選手たちを適材適所に配しています。オープン戦でも平沼を5番で起用した日がありました。レギュラーの渡部聖が休みだった時です。スタメンを変更する際には全体のバランスを大きく崩さないよう注意が払われます。開幕スタメンでは「7番元山、9番源田」が想定されていたものの、最終的には「7番源田」となりました。西口監督は起用に関してあまり多くを語りませんが、開幕当初に元山らを日替わりで二塁手起用することを見越していたと考えられます。5月28日の楽天戦(ベルーナドーム)で初めて牧野を3番DHとして起用し、「あてはめただけ」とのコメント。今季の西武はDHを中心に置いた打線で、この配置も納得の采配です。投手起用も序盤で大差がついた試合では、勝ちパターンの投手を使わないなど柔軟な戦略が見て取れます。21歳の山田を必勝リレーに加えるなど、選手それぞれに期待値を設定した断固たる采配が、シーズン前半戦を支えた一因となっています。【西武担当=金子真仁】