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ロバーツ監督「フラストレーションたまる」屈辱のワースト6連敗にイラ立ちも「必ず立ち直れる」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)は、今季ワーストの6連敗にもかかわらずポジティブな姿勢を示しています。 この日、4回に大谷翔平選手(31)が押し出し四球で先制点をもたらしました。右肩の炎症から回復したタイラー・グラスノー投手(31)は、5回1失点(自責0)で力投を披露しました。 1-1で迎えた7回、ムーキー・ベッツ内野手(32)が犠飛で勝ち越しましたが、救援のタナー・スコット投手(30)が9回に同点打を浴び、試合は振り出しに。 延長戦ではフレディ・フリーマン内野手(35)、アンディ・パヘス外野手(24)、トミー・エドマン内野手(30)が連続三振。カービー・イエーツ投手(38)がサヨナラ打を許し、結果として6連敗を喫しました。 1997年以来となる6連敗に、ロバーツ監督は「フラストレーションがたまる」と心情を吐露しましたが、「選手たちはしっかりと戦っている。打席や守備でも良いプレーが続いているので必ず立ち直れる。良い選手がたくさんいるチームだから今後に期待している」と前向きなコメントをしました。 次の試合は、10日(11日)の休養日を挟んで、11日(12日)から同地区2位のジャイアンツと敵地で対戦します。大谷選手の次回登板は12日(13日)に予定されています。

【阪神】元助っ人ドリス再獲得へ 96セーブ記録した元阪神投手、現在は四国IL高知で活躍中

阪神タイガースは、現在四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーしているラファエル・ドリス投手(37)を再獲得に向けて動き始めていることが9日に判明しました。彼は2016年から4年間阪神に在籍し、球団外国人選手最多の96セーブを達成した記録を持っています。昨年のオフから続く獲得調査の中で、阪神のリリーフ陣強化に合致する選手として名前が挙がっています。また、今季メッツ3Aに所属するグラント・ハートウィグ投手(27)なども獲得候補に挙がっています。阪神はこの日も広島に勝利し、連勝記録を10に伸ばし、リーグ首位を独走していますが、2年ぶりのリーグ優勝に向けて戦力強化を怠りません。    ◇   ◇   ◇ 阪神は古巣の英雄ドリス投手の再獲得を進めています。彼は現在、四国IL高知で活躍中で、5月27日に行われた阪神2軍との交流試合(甲子園)でも完璧な投球を披露し、3球で三振を奪ったこともあります。試合後には「NPBへの復帰を視野に入れている」と語り、日本でプレーすることへの思いを強調しました。このような彼の熱意が、今回の動きに繋がっているようです。 ドリス投手は、2016年から2019年の4年間阪神でプレーし、17年には37セーブでタイトルを獲得するなど見事な成績を残しました。その後はブルージェイズでプレーした経歴がありますが、現在は四国IL高知で今年も素晴らしい成績を収めています。 阪神は今、リーグの首位を独走中ですが、さらなる救援陣の強化が求められています。今季の新顔、ネルソンが好調を維持しているとはいえ、競争の激化が続く中、ドリスのような経験豊富な投手の加入は大きな武器となるでしょう。17年には彼が記録した161キロの速球など、その実力は今でも健在です。 彼のプロフィールとしては、1988年1月10日生まれのドミニカ共和国ラ・ロマナ出身で、2004年に米国でプロデビュー。2011年にカブスでメジャーデビューを果たし、阪神では96セーブと名を馳せました。現在は四国IL高知で活躍しています。

【日本ハム】新庄監督「あのスクイズ、よかったでしょ」5点目を小技で狙った理由は/一問一答

日本ハムが大勝し、今季2度目となる5連勝を記録しました。貯金を今季最多の「16」に伸ばし、首位を保持しています。 1回には五十幡選手の二塁打、水谷選手と万波選手の四球、続くレイエス選手の満塁ホームランで4点を先制しました。2回には五十幡選手のスクイズプレイ(記録は適時内野安打)で5点目を獲得。4回には田宮選手が自己最多の4号2ランを記録。5回、清宮幸選手のヒットで1点を追加します。6回には水谷選手の犠飛、代打マルティネス選手と清宮幸選手のヒットで3点を追加。8回にはマルティネス選手の内野ゴロで1点、9回には伏見選手のヒットでさらに1点を加え、合計今季最多の13点を奪いました。 先発の山崎投手は大量の援護を受け、今季2度目の完投勝利で4勝目を挙げました。 試合後の新庄剛志監督のコメントをお伝えします。 「(山崎投手について)今まではすぐに降板させられるケースが多かったので、ちょっと気にしていました。加藤コーチに今日は継投を自分が決めたいとお願いしました。今日の昼に必ず打者が5点以上取るので、失点は4点まで大丈夫、そして完封させるからと。それを125球以内にするという話をして、5点取った時に『取ったやろ』と笑い合いました。」 -監督も気にしていたのですか? 「もちろんです。投手たちは長いイニングを投げたいと思っていましたし、テレビのインタビューでもそういったコメントがありましたから。今日は力感のないピッチングができたことが重要でした。」 -打線は13得点を挙げましたね。 「打線については、選手に聞いてください。詳しいことは覚えていませんが、五十幡選手には『ホームランを狙え』と声をかけました。三振か、ホームランかの選択です。」 -ランニングホームランではなく、フェンスを超えるものを? 「そうですね。フェンスを超えるホームランです。良い時期に練習させた結果、力強い打球が左中間に飛び始めたのです。」 -試合を安心して見ていられたのではないですか? 「スクイズは良かったですね。5点目が大きかったです。あれは普通のスクイズであって、セーフティースクイズではないですよ。」 -最近はそういった場面も確実に決めていますね。 「昨日は水野選手のバントや田宮選手のキャッチングが勝利に貢献しました。一つのプレイが流れを大きく変えました。」 -5回から捕手を田宮選手から伏見選手に交代した理由は? 「山崎投手の球数を125球以内に抑えるためです。田宮選手のリードだと球数が増えてしまう可能性があったので、伏見選手と交代しました。」 -河野選手が抹消されていますが? 「恒例の走り込みです。再調整ということで、ここのところ恒例にしています。」 -特に再調整の方法については?...

【阪神】破竹の10連勝!佐藤輝が先制22号ソロで口火 5戦連続2ケタ安打&10戦連続2失点以下

ついに! 阪神が圧倒的な勢いで10連勝を飾りました。球団史上最速優勝となった18年前のリーグ制覇に繋がる、2023年9月1日~14日の11連勝以来となります。貯金は17にまで増加しました。 これでチームは10試合連続で2失点以下、今季最長タイの5試合連続2ケタ安打をマークし、投打の勢いはとどまるところを知りません。 試合は0-0の2回、佐藤輝明選手(26)が広島の先発・大瀬良投手の143キロの直球を捉え、右翼スタンドに弾丸ライナーの22号ソロ本塁打を放ち、先制点を奪いました。前の夜に続いて2試合連続の先制点を獲得したことになります。 その後1-1と追いつかれましたが、3回1死で近本選手が中前打を放ち二盗成功。さらに中野選手が内野安打でチャンスを広げ、2死満塁から佐藤輝選手の二ゴロの間に勝ち越し点をゲットしました。 さらに7回、1死二塁から森下翔太選手(24)の中越え適時三塁打で追加点を奪い、終盤に貴重な1点を加えて広島を突き放しました。 先発の大竹耕太郎投手(30)は6回途中、6安打1失点の粘り強い投球で今季5勝目を挙げました。広島戦で通算12勝1敗と、今回も相性の良さを見せつけました。 阪神は、佐藤輝選手が22本塁打と58打点でトップ、森下選手が57打点で続いています。近本選手は98安打と22盗塁の記録で打撃タイトル争いをリードしています。これで4つのカード連続で勝ち越しを決め、チームの勢いは留まるところを知りません。

【西武】強打力を求め新たな外国人デービスを獲得内定 メジャー通算72本塁打の右打ち内野手、攻撃力の向上を目指す

西武ライオンズが攻撃力の強化を目指し、新外国人選手としてジャスティン・デービス内野手(32)の獲得を内定したことが9日に判明しました。右投げ右打ちのデービスは、メジャーリーグで通算72本塁打を記録した強打者です。2019年にメッツで22本塁打、2023年にはジャイアンツで18本塁打を放ちました。今シーズンはエンゼルスとマイナー契約を結んでいました。主に三塁や一塁で守備をこなします。西武は今季、期待される主砲として前オリックス選手のレアンドロ・セデーニョ内野手(26)を迎えましたが、9日の時点で打率1割8分9厘、2本塁打、8打点と不調に陥っています。さらに、最大で「7」あった勝ち越しも9日の試合で一時的に消滅しました。球団は現状を打開すべく、新たな外国人選手の獲得に向けた調査を進めていました。

【巨人】守護神マルティネス、2試合連続で“KO” 9回2死からの痛恨3ランで逆転負け

巨人は守護神の不調により逆転負けを喫しました。9回、2点リードの場面でマルティネスが崩れました。1死から岡林と辻本に連打を許し、さらに暴投が重なり2死二、三塁とピンチを招きました。続く細川に対して、落ちきらなかったスプリットを左翼スタンドに運ばれ、痛恨の逆転3ランを許しました。これは、3日の阪神戦に続く2試合連続での“KO”であり、ベンチで頭を抱える結果となりました。東北遠征の初戦、前夜の山形開催では正反対の試合展開でした。2点リードを最終9回裏に4連打で逆転し、丸の2点適時三塁打でサヨナラ勝ちを収めていました。この日も9回裏に2死満塁のサヨナラのチャンスを作りましたが届きませんでした。阿部監督は「しょうがないね。勝つか負けるかなんで。最後もいい粘りを見せてくれた」とコメントしました。降雨中断明け直後の2回には、ドラフト3位ルーキーの荒巻がプロ初号となる先制ソロホームランを放ち、猛打賞も記録しました。先発の井上も6回2/3を3安打無失点の好投を見せました。再び借金1とし、首位阪神との差は9ゲームとなりました。1日のうちに天国と地獄を味わいましたが、指揮官は「良い出来事もあった」と前向きな姿勢を見せました。

【ヤクルト】古賀優大あと1人から起死回生同点2ラン「一番いいボールが真っすぐ」と狙いピタリ

ヤクルト古賀優大捕手(26)が起死回生となる同点の2号2ランを放った。2点を追う9回2死一塁に代打で登場。DeNA守護神の入江に対し、迷わずに初球の直球を狙い打ちした。内角低めにうまく回転し、芯に乗せた。左翼席最前列にたたき込んだ。あと1人の土俵際から試合を振り出しに戻す一撃。今季最長となる7回途中まで投げ、4失点だった先発奥川の黒星を消した。引き分けに持ち込んだ。古賀は「9回2死で相手投手もクローザー。一番いいボールが真っすぐだと思っていた。それにまず振り負けないことを第一に、初球から積極的に行こうと打席に立った。勝てればもっと良かったと思うけど、負けなかったのはすごく良かった」と振り返った。

【阪神】10連勝で“独り勝ち”2位広島とは8.5ゲーム差 「毎日丁寧に1つずつやろうと」藤川監督

阪神タイガースは勢いよく10連勝を達成しました。これは、18年ぶりとなるリーグ優勝への途を開く快挙であり、2003年の9月1日から14日にかけて記録した11連勝以来の偉業です。現在、貯金は17まで積み重なりました。この日は、巨人が中日に2-3で敗れ、DeNAはヤクルトと引き分けたため、上位4チームの中で阪神だけが勝利を収める結果となりました。これにより、2位広島とのゲーム差は今季最大の8.5となり、3位の巨人やDeNAとは9ゲーム差となりました。阪神の藤川球児監督(44)は、10連勝を続けるチームの現状について「毎日、丁寧に1つずつやろうとしてくれているというのが一番ですから、あとはコンディションになると思いますね」と冷静に述べました。

【日本ハム】「海賊打線」が最多13得点で5連勝、新庄監督「ベストでしょう。ベンチでは面白くないけど」

日本ハムの新庄剛志監督(53)が率いる「海賊打線」が絶好調です。最下位のロッテを相手に、17安打で今季最多の13得点を挙げ、今季2度目となる5連勝を達成しました。新庄監督は試合前に、先発投手の山崎福也(32)に「野手が5点以上取るから4点までは大丈夫」と約束していました。試合の初回、レイエスが満塁本塁打を放ち、2回には五十幡のスクイズで手堅く5点を獲得し、山崎の完投勝利をサポートしました。チームは首位をキープし、貯金は今季最多の「16」に伸ばしました。    ◇   ◇   ◇ スローガン「大航海は続く」を掲げる日本ハムの海賊軍団が再び活躍です。新庄監督は、最多の17安打13得点を記録した打線に関して「もう打線については選手に聞いて。覚えてない」とコメントしました。連勝中の5試合で合計65安打45得点を記録し、指揮官もどの得点がどれだったか覚えきれないほどの勢いです。 それでも、試合前の約束はしっかりと覚えていました。試合前の昼食の時間に、先発山崎に「必ず野手がすぐに5点以上取るから。4点までは大丈夫」と伝えていました。前回の6月28日の西武戦では6回無失点で1点リードのまま72球で降板し、中継ぎ陣が崩れて勝利を逃した苦い経験があったため、ベテラン左腕を安心させるための言葉でした。すると初回無死満塁でレイエスが満塁本塁打を放ち、2回には五十幡のスクイズ(記録は三塁内野安打)で、あっさり5得点を奪いました。新庄監督は「『取ったやろ』って(山崎に)伝えたら、彼もニコッとしていました」と嬉しそうに語りました。 打線のスイッチ役として大きな存在だった五十幡も素晴らしい活躍を見せました。初回に右翼線への二塁打で出塁し、その後の得点をお膳立てするなど、3安打1打点を記録しました。2回に内野安打、6回に中越え三塁打とサイクルヒットまで本塁打1本に迫りましたが、残り2打席は凡退。しかし、新庄監督は「ホームランか三振行けと言いましたね。でも、1番が出ると全然違う」と、切り込み隊長の活躍を称賛しました。 11日からは本拠地エスコンフィールドで3位のオリックスを迎え撃つ予定です。新庄監督は「このような戦い、今日のような勝ち方はベストです。ベンチでは面白くないけど」と笑顔を見せ、冷静な船長として振る舞いました。3年半鍛えた選手たちが、指揮官の思いを体現しています。【永野高輔】

【巨人】荒巻悠がプロ1号「同じ学年。負けないように」と誓った高橋宏斗から雨中弾

巨人の荒巻悠内野手(22)が、同じ年齢のライバルである高橋宏斗投手から、プロ初のホームランを放ちました。試合は雨天で2度の中断を経て再開され、2回裏に中日の先発投手高橋宏の140キロカットボールを捉え、見事に右翼席へ運びました。「もう最高です。センター返しを意識してヘッドがうまく効いてくれました。次も打てるよう頑張ります」と喜びのコメントを述べています。昨年の秋にドラフト3位で指名を受け、11月19日の仮契約会見では、対戦したい投手を尋ねられたときに、迷いなく答えました。「中日ドラゴンズの高橋投手とは同じ学年ということもあります。彼は世界で戦っている投手なので、同じ学年として、負けないようにと心がけています」。先にプロの舞台で活躍していた中日のエースである高橋投手の名前を挙げました。それから8カ月後、荒巻選手は悪天候の中でも集中力を切らさず、雨を切り裂く大きなアーチを描いて見せました。