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【オリックス】太田椋選手が右手に死球を受け病院へ 全試合出場中の首位打者、打率.323

オリックス・バファローズの内野手、太田椋選手(24歳)が試合中に右手に死球を受け、所沢市内の病院に向かいました。 太田選手は「5番・二塁手」として出場しており、1-1で迎えた9回1死満塁の場面で、西武ライオンズの2番手ピッチャー、ウィンゲンター投手が投じた156キロの直球が右手に直撃。その押し出し死球により、チームも試合に勝利しました。 ここまで太田選手は全試合に出場し、打率は3割2分3厘で首位打者としての活躍を見せています。試合後、トレーナーに付き添われながらチームとは別行動で病院へ向かいました。

【広島】新井監督「謝罪していたつもり。腹に据えかねるものあった」阪神との“死球騒動”に言及

広島東洋カープの新井貴浩監督(48)は、試合後に阪神タイガースとの間で起こった“死球騒動”についてコメントしました。この騒動は4月20日に行われた甲子園での試合で発生しました。広島の岡本駿投手(22)が阪神の坂本誠志郎捕手(31)に対して頭部に死球を与え、藤川監督が怒りを露わにしてベンチから飛び出す一幕がありました。この激しい場面により、両チームの選手たちが入り乱れ、瞬時に緊迫した雰囲気となりました。審判団は試合を警告試合とする判断を下し、岡本投手は危険球により退場処分を受けました。今回の3連戦では、試合前のメンバー表交換時における両監督の表情にも注目が集まりました。試合後、新井監督は誠実な姿勢でこの件について語りました。「前回の件に関しまして、我々としては謝罪する意図がありました。しかし、あのような態度で向き合われた際、自分自身もチームを背負う立場として、また年長者として、自らの感情を抑えきれないものがありました。新人投手による外角の変化球が思わぬところで抜けてしまったこともあり、それについてもまた謝罪を行っていました」と述べました。さらに、新井監督は「いつまでもこの件に囚われるつもりはありません。私の取った行動に対し、不快に思われたファンの皆様や心配してくださった方々には大変申し訳ないと思っています。これで終わりにしたいです」と締めくくりました。16日に行われた第1戦の試合前には、岡本投手が石原貴規捕手(27)と共に練習中の坂本捕手を訪れ、謝罪の意思を示しました。坂本捕手はその謝罪を笑顔で受け入れていました。

【巨人】2軍戦で3回1失点の田中将大が手応え感じる「1つ1つのボールやコースが前進している」最速148キロ

巨人の田中将大投手(36)が約2週間ぶりに実戦に登板し、3回43球を投げて4安打1失点でマウンドを降りました。彼は3つの三振を奪い、最速148キロを記録しました。「1つ1つのボールや、その辺の手応えはありました。(小林)誠司ともさっき話をして、『よくなっていますよ』と言ってもらえました。実際に低めのボールやコースは前進していると感じます」と田中は語りました。しかし、「縦の変化球や、右打者へのインサイドにまだミスが多いので、前進はしていますが、まだ細かい部分はもう少し練習が必要だと感じています」と課題も挙げました。初回は2安打を浴びましたが無失点で切り抜けました。元巨人の陽岱鋼を135キロのスプリットで空振り三振に仕留めるなど2アウトを取りましたが、三塁手のミスで出塁を許しました。その後は連続の右前打で2アウト満塁のピンチを招きましたが、6番知念の打球は右翼フェンス近くまで飛び、満塁ホームランになりそうでしたが、右翼手の佐々木がジャンプして好捕し、無失点に抑えました。2回は1アウトから148キロの直球と138キロのスプリットで連続三振を奪い、3者凡退。「前回、新潟(オイシックス)に投げた時と比べて、やはり空振りが取れたので、状態が良くないと空振りは取れないと思います」と話しました。3回は1番陽岱鋼に左翼フェンス直撃の二塁打を許し、1アウト3塁から3番園部に中前適時打を許しました。さらに1アウト2塁のピンチでしたが、三ゴロと左飛で追加点は許しませんでした。田中将大は、1日の広島戦(東京ドーム)で移籍後3度目の登板に臨んだものの、3回8安打3失点で降板。その後、無期限で2軍調整となっていました。

【阪神】森下翔太がピンチの伊原陵人を救う 4回に坂倉の大きな飛球を見事にキャッチ

阪神タイガースの外野手、森下翔太(24)が素晴らしい守備で、先発の伊原陵人投手(24)を助けました。1点を先制された直後、4回の2死三塁の状況。広島の坂倉が右翼に大飛球を放ちましたが、森下が懸命に追いかけ、フェンスにぶつかりながらボールをキャッチしました。このファインプレーのおかげで追加点を許さず、球場は大歓声に包まれました。伊原投手はこのピンチを最小失点で切り抜け、同級生である森下のプレーに感謝の意を込め、グラブタッチで迎え入れました。

【巨人】陽岱鋼の二塁打から失点、田中将大2軍戦先発で3回を投げる ー 4安打1失点、最速148キロ

巨人の田中将大投手(36)は約2週間ぶりに実戦登板に臨み、3回を投げて43球、4安打1失点で降板しました。3つの三振を奪い、最速で148キロを記録しました。 1回は陽岱鋼を135キロのスプリットで空振り三振に打ち取り、2死を獲得。しかし三塁手の失策で走者を出し、そこから連続ヒットで2死満塁のピンチに。しかし、6番打者知念の打球が右翼フェンスギリギリに飛びましたが、右翼手の佐々木がジャンプしてキャッチし、無失点で切り抜けました。 2回は1死から148キロの直球と138キロのスプリットで連続三振を奪い、3者凡退に抑えました。 3回は陽岱鋼に左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、1死三塁の場面で3番園部に中前適時打を許しましたが、その後のピンチをしのぎ、追加点は許しませんでした。 3回で降板し、4回からは2番手の西舘がマウンドに立ちました。田中は1日に広島戦(東京ドーム)で移籍後3度目の先発をしましたが、3回8安打3失点で降板。その後、2軍で調整を続けていました。 一方、丸佳浩外野手(36)は「2番左翼」でスタメン復帰。右大腿二頭筋損傷からの復帰後初めて守備に付き、第1打席では二ゴロの失策で出塁しました。

「大谷翔平の日」に無念の6打数ノーヒット、自己最長4試合連続本塁打記録とはならず

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(30)は、「1番DH」として試合に出場しましたが、6打数ノーヒットに終わり、自己最長の4試合連続本塁打記録には届きませんでした。 第1打席では、先発のカーショー投手が3失点した直後に、対戦相手の技巧派左腕アンダーソンと対決。2ストライクから外角低めのチェンジアップに空振り三振を喫しました。 第2打席は、3-3の同点となった2回、2アウトからフルカウントに持ち込み、外角直球を左中間へ運びましたが、中堅手ルーゴの見事なランニングキャッチに阻まれました。 第3打席は、4-5とエンゼルスがリードしている4回、2アウト一塁で再びフルカウントとなり、外角低めのチェンジアップでタイミングを外され、この日2度目の三振となりました。 第4打席は、6-5と逆転して迎えた6回、無死一・三塁の好機に直球を打ち返しましたが、遊撃手ネトの正面に行き併殺打となりました。打点は記録されませんでしたが、三走は生還しました。 第5打席では、8-10と逆転された8回無死の場面で、16日に本塁打を打った右腕ゼファジャンと対戦。内角低めのスイーパーを捉えきれず、二ゴロに終わりました。 第6打席は、9-11で追い上げる9回、1アウト一塁の場面で守護神ジャンセンと対決。1ストライクから高めのツーシームを狙うも、打ち損じて二ゴロになりました。二塁封殺後、ベッツへの初球で二塁へ進塁し、さらにはボークで三塁まで進みましたが、ベッツは中飛で試合は終了しました。 この日は「大谷翔平の日」で、昨年の5月17日に背番号「17」にちなんでロサンゼルス市議会で制定されました。昨シーズンはこの日に本塁打を放ちましたが、2年連続での本塁打はなりませんでした。 試合後の大谷選手の打率は3割5厘で、メジャーリーグで単独トップの16本塁打と29打点、10盗塁を記録。OPS(出塁率+長打率)は1.071でした。14日からのアスレチックス戦で3試合連続本塁打を記録していましたが、自己最長の4試合連続本塁打とはなりませんでした。5月にはすでに9本塁打を打っています。

【阪神】藤川と新井の両監督が遺恨を解消、「手打ち」に場内も大爆笑 視線を合わせて、相撲のように礼

注目を集めたメンバー交換で「手打ち」が行われました。阪神の藤川球児監督(44)と広島の新井貴浩監督(48)がホームベースに向かって歩み寄ると、場内がざわつきました。多くの観客が見守る中、両監督が視線を合わせて握手を交わすと、会場から大きな歓声が響きました。最後に二人が息を合わせて一礼し、ちょうど相撲の立ち会いのようにタイミングよく輪を解く姿に、場内から笑い声が上がりました。この首位攻防の3連戦は、因縁の対決でもありました。4月20日に甲子園で行われた前回の対戦では、広島の岡本駿投手(22)が阪神の坂本誠志郎捕手(31)に頭部死球を与え、藤川監督がベンチから飛び出す騒ぎもありました。両チームの選手が入り乱れ、あわや乱闘に発展しかねない状況に。審判は試合を警告し、岡本投手は危険球で退場。このカードはそれ以来の対戦でした。初戦と2戦目のメンバー表交換では、両監督は視線を交わさず、笑顔も会話もありませんでした。初戦は新井監督が、2戦目は藤川監督が先にベンチに戻り、「冷戦」状態が最高潮に達していました。しかし、1勝1敗で迎えた3戦目では、明らかに雰囲気が変わりました。互いにしっかりと向き合い健闘を称え合う、本来の形に戻ったのです。ここまでの流れを知り尽くしているファンには、その空気感がしっかりと伝わっていました。

大阪桐蔭が履正社を破り春3年ぶりの大阪優勝 プロ注目の中野大虎が2失点完投

大阪桐蔭高校が履正社高校に昨年秋の敗北を晴らし、3年ぶりに春の大阪優勝を果たしました。プロ入りが期待される右腕で主将でもある中野大虎投手(3年)が9回を2失点で完投し、勝利に貢献しました。打線も4回に3得点を挙げて逆転し、最終的に6点を奪いました。背番号1を背負った中野投手は、粘り強いピッチングで存在感を示しました。1回と2回では相手にヒットを許しつつも無失点に抑えましたが、3回に長打を浴びて先制点を許しました。さらに6回にも適時打を浴びましたが、1イニングでの複数失点を阻止しました。バッティングでも8回に左翼を越える2点適時打を決め、笑顔を見せました。昨年秋の大阪決勝では3-8で敗れてしまいましたが、今回は見事にリベンジに成功しました。そして、24日に開幕する春季近畿大会への出場権を獲得しました。

【西武】経験豊富な栗山巧、2軍で再調整へ 通算2150安打の実力者も今季打率1割に届かず奮闘中

西武ライオンズのベテラン外野手、栗山巧選手(41歳)が、18日のオリックス戦(ベルーナドーム)に向けた試合前練習に姿を見せませんでした。この日は2軍での再調整に入ることとなり、選手登録から外れる形となりました。プロ24年目の栗山選手は、今季開幕を2軍で迎え、4月19日に1軍に昇格。しかし、23打数で7三振を喫し、シングルヒット2本、打率0割8分7厘という結果に苦しんでいます。17日のオリックス戦(ベルーナドーム)では、追加点を狙う8回1死一、二塁の場面で代打として登場しましたが、カウント3-0からオリックスの左腕、山田投手のインハイ直球に空振り三振を喫しました。栗山選手はNPB歴代27位の通算2150安打を記録しており、左打者として現役トップのヒット数を誇り、今年の4月27日には通算3000塁打も達成しています。昨年は4月21日に2軍での再調整となり、その後6月4日に1軍に復帰しました。今回、栗山選手に代わって、2軍で調整を続けていたレアンドロ・セデーニョ内野手(26歳)が1軍の練習に合流しました。

大谷翔平、今季最多50球で2イニング調整 菊池雄星、佐々木朗希と岩手出身の絆

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30歳)は試合前練習としてブルペンでのピッチングを行い、インターバルを挟みながら2イニングを想定して今季最多となる50球を投げました。その後、大谷選手は左翼側のブルペン練習を終え、右翼フィールドへと向かい、同じく岩手・花巻東高校出身でエンゼルスの菊池雄星投手(33歳)としっかり握手を交わし挨拶をしました。さらに、佐々木朗希投手(23歳)もそこに加わり、一時は岩手県出身の選手たちが集まる場面となりました。岡山県出身の山本由伸投手(26歳)もこの交流に参加し、調整後には日本人スタッフを含む8人が約12分間、笑顔で談笑し交流を深めました。ドジャースとエンゼルスの高速道路で結ばれた本拠地対決「フリーウェイ・シリーズ」が始まり、初戦ではエンゼルスが力強い勝利を収めました。第3戦では菊池が先発予定で、今季初となる大谷との直接対決に注目が集まっています。