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大谷翔平、逆方向へ20号2ラン 5月で初の20本到達&日本人単独トップの6度目20本

ドジャースの大谷翔平選手(30)が「1番指名打者」で試合に出場し、第3打席で3試合連続となる20号2ランを放ちました。2-0で迎えた4回、2アウト一塁の場面で、右投手バイビーと3度目の対戦。初球、外角へのカットボールを打ち、左翼スタンドへ飛び込む20号2ランを記録しました。打球速度は104.5マイル(約168キロ)、飛距離は362フィート(約110メートル)、角度は39度でした。第1打席、無死で右投手バイビーと対戦し、カウント2-2から外角寄りの速球に手こずり、見逃し三振。第2打席では2-0の2回2死三塁で、申告敬遠によって出塁。その後、ベッツの四球で二塁に進んだものの、フリーマンが空振り三振に倒れました。第4打席は5-3の7回無死の場面で、左投手ヘリンと対戦。カウント1-2から外角のカーブにバットが回り、空振り三振となりました。今季はここまでの試合で、打率.295、メジャーリーグ単独トップの19本塁打、33打点、11盗塁を記録中。OPS(出塁率+長打率)は1.040となっています。5月25日(現地26日)のメッツ戦から、2試合連続で先頭打者本塁打を達成。5月中に20本に到達したのは初めてで、シーズン全体では自己記録を更新する58本ペースです。20本到達は18年、21~24年に続き5年連続で6度目。松井秀喜の5度(04、05、07、09、10年)を上回り、日本人選手として単独トップに立ちました。◆大谷翔平の年度別本塁打数18年=22本19年=18本20年=7本21年=46本22年=34本23年=★44本24年=★54本【★は本塁打王。23年まではエンゼルス】

大谷翔平、驚異の逆方向ホームラン「これは見事だ。バッテリーも衝撃的」NHK解説者が語る20号

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(30歳)は「1番指名打者」として先発出場し、第3打席で3試合連続となる20号2ランホームランを放ちました。 試合は2-0の4回2アウト1塁の場面。相手は右腕投手バイビーで、3度目の対戦。初球の外角カットボールを逆方向に打ち込み、左翼席に飛び込む20号2ランとしました。打球速度は104.5マイル(約168キロ)、飛距離362フィート(約110メートル)、打球角度は39度でした。 高さ5.8メートルの左翼フェンスを越えるこの逆方向への一発に、NHK BSで解説を務めた元広島の小早川毅彦氏(53歳)は、「これは本当にすごいホームランですね」と驚きを示しました。 「最近、レフト方向へのホームランは少しご無沙汰だったのではないでしょうか。打たれたバイビー投手も驚いていたことでしょう。アウトコースの球を慎重に攻めて、ホームランを避けようとしたところ、それを見事に逆方向へ。長打警戒で外角を攻めればと思ったのでしょうが、初球で一振りして仕留めましたから、バッテリーも相当ショックを受けたと思います。」と解説しました。

大谷翔平、3戦連発20号! 第3打席で左越え2ラン ドジャース快勝で2連勝/詳細

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。3打数1安打2四球2打点だった。4回の第3打席で左越えへ3試合連発となる20号2ランを放った。両リーグ一番乗りで20本に到達。20号は5年連続6度目となった。ドジャースはコンフォート、マンシーにも本塁打を放ち9-5で快勝し2連勝とした。 2025年全本塁打写真特集 ガーディアンズ対ドジャース 球場入りするドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 4回表ドジャース2死一塁、2点本塁打を放った大谷はヒマワリの種シャワーで祝福される(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 9回裏、ベンチで笑顔のドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎) チーム123456789計 ド0202010139 ガ0003000025 【本】大谷20号、コンフォート3号、マンシー4号(ド)シュニーマン7号(ガ) 大谷翔平第5打席 9回先頭打者 ガーディアンズ投手は右腕エンライト カウント3-1から133キロの低めカーブを見極め四球で出塁。ベッツの安打で三塁へ。2死後、マンシーの4号3ランで生還 ガーディアンズ対ドジャース 9回表ドジャース無死一塁、ムーキー・ベッツの安打から三塁へ向かって走る大谷(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 9回表ドジャース無死一塁、ベッツの安打から三塁進塁した大谷(右)はラミレスと話す(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 9回表ドジャース2死一、三塁、3点本塁打を放ったマンシー(右)を迎える大谷(中央)=2025年5月27日 ガーディアンズ対ドジャース 9回表ドジャース2死一、三塁、マンシーの3点本塁打から生還した大谷(中央)を迎えるロバーツ監督(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 9回裏、ベンチで笑顔のドジャース大谷。左は金、右は山本(撮影・滝沢徹郎) ガーディアンズ対ドジャース 試合に勝利し笑顔でチームメートを迎えるドジャース大谷(中央)(撮影・滝沢徹郎) 大谷翔平第4打席...

大谷翔平が3戦連続の20号2ラン 20本到達は6度目 松井秀喜の5度抜き日本人単独トップ

ドジャース大谷翔平投手(30)が3試合連続の20号本塁打を放った。敵地クリーブランドのプログレッシブフィールドでのガーディアンズ戦に「1番DH」で出場し、4回の第3打席で2ランを放った。20本到達は18、21~24年に次いで5年連続6度目。6度は、松井秀喜の5度(04、05、07、09、10年)を抜いて、日本人では単独トップに立った。大谷がまた打った。25日にメッツ千賀滉大から、26日にウィリアムズから、2試合連続の先頭打者アーチをかけたばかりだった。3試合連発は5月14~16日以来、今季2度目、通算では10度目の最長タイ記録だ。4月末のマーリンズ戦から9カード連続で本塁打を放っている。5月はこれで13本目。例年6月から大爆発するスロースターターの大谷は、5月までに月間13発はメジャーで初めて。昨年まで5月の最多は23年の8本。大谷の月間最多本塁打は23年6月の15本で、13本は21年6月と並んで2番目に多い。これで今季はチーム55試合目で20本塁打。シーズントータルでは自己新となる58本ペースとなる。自己最多54本で本塁打王を獲得した昨季は、チーム75試合目(6月18日)に20号を記録しており、今季は20試合も早い到達となった。5月での20本到達は初めて。6月に例年通りの活躍を見せれば、日本人、ドジャースでは球団初となる、60本の大台も現実味を帯びてくる。ガーディアンズ戦での本塁打は公式戦通算11本目。プログレッシブフィールドでは、通算4本目となった。【実際の動画はこちら】ーー>>【動画】大谷翔平、3戦連発20号! 逆方向へ滞空時間の長い1発◆大谷の年度別本塁打18年=22本19年=18本20年=7本21年=46本22年=34本23年=★44本24年=★54本【★は本塁打王。23年まではエンゼルス】

【日本ハム】新庄監督の「執念」スクイズ連発で単独首位を守る

日本ハムの新庄剛志監督(53)は、戦略的な采配でソフトバンクの有原を攻略し、シリーズ初戦を制しました。2−2で迎えた8回、1死二、三塁の場面で五十幡が2度のセーフティースクイズを試みましたが失敗。それでも最終的に二ゴロの間に三塁走者の矢沢がトップスピードで本塁に生還し、勝ち越しに成功。その後、石井が再び1死二、三塁の場面でスクイズを決め、貴重な1点を追加。5月はここまで12勝7敗2分けで、2位西武との差を1.5ゲームに広げました。  ◇  ◇  ◇失敗してもあきらめない新庄監督は、小技を巧みに駆使して勝利を引き寄せました。2−2の8回、先頭の伏見が二塁打で出塁し、代走に矢沢を送ると、犠打で相手のミスを引き出して無死一、三塁の好機を作りました。浅間の初球から新庄監督は「セーフティースクイズ」を指示。しかし、ボール球を見逃し、さらにソフトバンクの海野が三塁送球するも、ボールが矢沢のヘルメットに当たり、その間に一塁走者の山県が二塁に進塁しました。浅間が空振りで三振し1死二、三塁となると、新庄監督は五十幡の初球と3球目に再び「セーフティースクイズ」を試みましたが、いずれもファウルで失敗。それでも新庄監督は「今日は6回ぐらいセーフティースクイズのサインを出したね(笑)」と振り返りました。五十幡の次の打球が二ゴロとなるも、三塁走者矢沢が「ギャンブルスタート」で本塁に突っ込み、貴重な1点を追加しました。この攻防を制してリードを広げると、石井の初球で五十幡が二盗に成功し再び1死二、三塁の状況を作りました。ここで新庄監督は「2ランスクイズ」を選択。「石井くん、よく決めてくれた。難しいボールだったね」と振り返り、三塁走者の山県が生還し追加点を獲得。五十幡は遅れて出発し、本塁でタッチアウトとなったが、「次は3ランスクイズを試そうかな(笑)」と新庄監督の独特のユーモアが光りました。前回の楽天戦では1点にとどまっていたものの、諦めない新庄監督は「打った方が点が取れない時はこれが確率がいいんだ。失敗してもやる。そして点を取るんだ」とコメント。防がれても再び挑戦し、結果として単独首位を守り抜きました。【永野高輔】

【中日】井上一樹監督、厳しい抗議の末、川越選手の痛恨のファウル判定に意見書提出予定「説明が必須だった」

中日ドラゴンズの井上一樹監督(53歳)は、ヤクルト戦での厳しい戦いに敗れ、今季最多の6連敗を記録しました。1点差で迎えた8回、1アウト1塁の場面で川越選手が放った大飛球は右翼のポール付近へ。ホームランであれば逆転の2ランとなるはずが、ファウルと判定され、監督はリクエストを求めましたが判定は覆らず、ベンチを飛び出す場面も見られました。井上監督は「間違いなくポールを巻いていると確信していた。審判からの明確な説明が欲しかった。これが敗因だとは言いませんが、スポーツマンシップに欠けると思われたくない」と述べ、苦々しい表情を浮かべました。球団はこの判定について、日本プロ野球機構(NPB)へ意見書の提出を検討しています。

【DeNA】三浦監督がバウアーに謝罪「勝たせてあげられず申し訳ない」8回無失点も白星つかず

DeNAベイスターズの監督である三浦大輔氏(51)は、先発ピッチャーのトレバー・バウアー選手(34)に謝罪しました。バウアー投手は、中5日での登板において自己最多タイの12奪三振を記録し、素晴らしい投球を見せました。118球で8回を無失点に抑え、4安打と4四死球のみの内容でしたが、打線の援護がなく3勝目はお預けとなりました。延長11回まで両チーム無得点のまま進んだ試合は、4番手の山崎康晃投手(32)が連打と申告敬遠で無死満塁のピンチを招き、続く5番手の投手颯が押し出し四球を与えサヨナラ負けを喫しました。5月に入って初の連敗で、地方球場では8連敗となりました。三浦監督は「勝たせることができず申し訳なく思います。それに尽きます。前回から組み立ても変え、(松尾)汐恩とバッテリーで良い投球をしてくれました。素晴らしい投球をしてくれただけに本当に残念です」と、勝ち星をつけられなかったことを深く詫びました。

【中日】井上監督、ファウル判定に不満「退場が怖くて言わん監督おらんやろ」リクエストも実らず

中日ドラゴンズの井上一樹監督(53)は、試合後も8回の川越誠司外野手(31)の2ランが幻となった判定に納得がいかなかった様子を見せました。8回の1点差を追う場面で、1死一塁の状況でヤクルトの矢崎投手が投じたフォークボールを川越選手が右翼ポール付近に大飛球。しかし、ファウルと判定され、井上監督のリクエストも認められませんでした。監督は球審の山路氏へ抗議に動きました。試合後のインタビューでは、「私が(三塁ベンチから)見ていた位置と、ポール付近の真正面での判定が違っていた感がある。右翼ポールを確実に巻いていると思ったから、これはね」と述べました。リクエスト後に再度審判に抗議した理由について、「NPBでは、リクエストに関する判定への抗議自体が許されていないんでしょう。でも、オレがね、判定は変わらないよと分かっていても、言わない監督なんていないでしょう? 退場が怖くて、言わない監督もいないんですよ。」と切実に語りました。また、「ロースコアの試合での一打だったから、必死にやらなければならない場面だった」と続けました。 さらに、スポーツマンシップに欠けていると思われたくないため、その点については口をつぐみましたが、「ジャッジのあり方について、もっといろいろ提案してもらいたいですね。アメリカのように、ジャッジマンがビデオを見に行くわけではなく、専用のスタッフがいるわけで、そういう体制も必要ではないかと思う」と米国のメジャーリーグに似たビデオ判定専門の人員の導入を提案しました。この考えを球団と共有し、NPBに意見書を提出する予定です。▽敷田責任審判(8回川越のファウルに中日がリクエストするも判定が変わらず)「ホームランの映像がありませんでした」▽中日川越(8回入れば逆転2ランの大飛球もファウル)「自分ではポールを巻いたと思ったので、正直ショックです。自分のミス(4回に左翼で適時失策)で1点入ったので何とかしたかったので、なおさら悔しいです。」

【西武】高橋光成投手「特別な経験」地元群馬での試合、惜しくも敗戦も「よくやった!」1000人に見送られる

帰路に就く西武の高橋光成投手(28)は、約1000人の地元ファンに迎えられました。「光成くーん!!」「光成さーん!!」といった声援が飛び交う中、彼はまるで英雄のように帰宅しました。結果は勝てませんでしたが、群馬での登板自体が特別な経験でした。「群馬での試合は非常に特別です」と彼は述べ、多くの応援に感謝の意を表しました。7回を投げて1点を許しましたが、自責点はなし。ピンチの場面では空振り三振に仕留める力投を見せました。「この粘りは次の試合にも生きると思います」。地元開催は年に一度あるかないかの貴重な機会で、彼は群馬の声援を背に121球を投げ抜きました。彼の投球には「群馬で試合をする機会は貴重だからこそ、勝利を届けたかった」という強い思いが込められていました。高橋投手は、前橋市より600メートルも海抜の高い沼田市利根町で生まれ育ちました。小学校は1学年1クラスで男子が8人だけ。彼はその頃の同級生の名前を今でもほぼ全員覚えているそうです。「カモシカやタヌキ、キツネなどがいる自然豊かな環境でした」。試合の前日には町の入り口に小熊が現れるほどの自然あふれる地で成長しました。前橋育英高校時代に甲子園で優勝し、その際は大フィーバーを巻き起こしました。その時抱っこした知人の息子「ぶんた君」は、現在中学生となり、6月1日に同じ利根中学校の野球部員としてデビューします。多くの地元の子どもたちが背番号13の彼の雄姿に触れ、「田舎からでもプロになれる」と実感したことでしょう。チームは敗北しましたが、上州の夜空に輝く花火以上に彼の活躍は人々の心に残りました。【金子真仁】