baseball

【巨人】坂本勇人の10年ぶり4番アーチ、11年ぶりの延長ホームラン「僕自身4番を打てる成績では…」

巨人は4番を務める坂本勇人選手(36)が延長11回で勝ち越しのソロホームランを放ち、勝率5割に復帰しました。8回には2アウト3塁の場面で丸佳浩外野手(36)が左中間へのタイムリーヒットを放ち、試合は延長戦へ突入。最終的に、ベテランの一打が試合を決めました。坂本選手は「今年は全然活躍できていないので、ヒーローインタビューができて今日はホッとしています。僕自身は4番を打てる成績ではないんですけど、チームのみんなでつないで何とかやっていくしかない」とコメントしました。▼4番打者としての坂本選手は、延長11回に決勝点となる勝ち越し弾を記録。彼の4番でのホームランは、2015年6月7日ソフトバンク戦以来10年ぶり6本目です。それまでの5本はすべて2015年中に打たれ、4番での勝ち越しアーチも同年の5月15日ヤクルト戦、24日中日戦に次ぐ通算3本目。また、延長戦でのホームランは、2014年8月5日DeNA戦以来の11年ぶりでした。▼巨人は6月29日からのDeNA戦を皮切りに、10試合連続で1点差以内の接戦を続けています。1点差以内の試合が10試合続いたのは、プロ野球史上初めてのことです。これまでの最長は9試合で、40年7~8月の名古屋と67年5月の東京の記録でした。

【阪神】村上頌樹投手、自己最短の2回で降板—門別啓人に交代、自己ワースト失点

阪神の村上頌樹投手(27歳)は、先発として自己最短記録となる2回で降板しました。1回は無失点で抑えましたが、2回に突然の乱調に見舞われました。2回の1死から、盗塁死の後に7連打を浴び、6失点を喫しました。さらに、2死満塁の状況でヤクルトの内山選手に満塁ホームランを左翼スタンドに打ち込まれるなど、思いもよらない展開となりました。2回裏が始まる前に降雨のため試合が一時中断され、約50分後に再開することとなりました。このこともあってか、村上投手は3回から21歳の門別啓人投手に交代となりました。今回の出場で村上投手は、2回8安打6失点という結果で、これまでの自己ワーストだった5失点を更新することになりました。21年5月30日の西武戦(メットライフドーム)で記録した2回1/3での5失点KOを下回る、先発としての最短の降板となりました。

【阪神】「ウル虎の夏」に阪神園芸も黄色い服で整備 雨天で50分間の一時中断も再開

毎年恒例の夏のイベント「ウル虎の夏2025」が始まり、阪神園芸のスタッフたちも選手たちの特別ユニフォームに合わせて黄色の服を着て整備に励みました。試合は午後6時46分に雨天のため一時中断しましたが、雨が弱まり次第、阪神園芸のスタッフたちは試合再開に向けてグラウンドに土を入れて整備を続けました。そして、午後7時36分には試合が再開されました。

【阪神】「ウル虎の夏」初日で山本彩がノーバウンド投球 限定ユニホームは「すごいかわいい」

阪神タイガースの恒例イベントである「ウル虎の夏2025」が初日を迎えました。元NMB48で現在シンガー・ソングライターとして活躍する山本彩さん(31)が特別ゲストとして登場しました。彼女はファーストピッチセレモニーに参加し、見事にノーバウンドでの投球を披露しました。熱心な阪神ファンとしても有名な山本さんは、投球を終えた後、グラウンドで「テンションが上がります」と嬉しそうに語りました。黄色が基調となった限定ユニホームについても「すごいかわいい」とお気に入りの様子でした。

【阪神タイガース】村上頌樹、6失点の後に突然の豪雨で試合一時中断 黒い雨雲と雷が響く中、スタンドと選手たちは大混乱 恵みの雨となるか

突然の豪雨により試合が中断されました。この日の西宮市は終日天候が不安定で、東から雨雲が接近する中で試合開始が告げられました。時折雷の音が響き、観客は落ち着かない様子でした。2回のヤクルトの長い攻撃中、午後6時40分頃から雨が降り始めました。阪神の攻撃が始まる2回裏のタイミングで雨が本降りとなり、審判が試合を中断しました。観客たちは慌てて銀傘の下や通路に避難しました。中断の時点でヤクルトが6-0と大量リードしており、リーグ単独トップの9勝目を目指す阪神の村上頌樹投手(27)は8安打を浴びる苦しいピッチングとなっていました。

大谷翔平にメジャー唯一200勝150セーブ達成大投手が太鼓判「投手専念なら野球界最高投手」

通算213勝154セーブを記録した元ブレーブスの名投手、ジョン・スモルツ氏(58歳)が、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(31歳)を「史上最高の投手になる」と太鼓判を押しました。スモルツ氏は、米スポーツトーク番組「ダン・パトリック・ショー」に10日(日本時間11日)までにゲスト出演しました。大谷選手の最新の登板である5日のアストロズ戦を、現地でテレビ解説者として観戦し、そのパフォーマンスに対して「マウンド上の彼は、すべてが素晴らしかった」と称賛しました。そして「これは仮の話で現実的ではないかもしれないが、もし彼が1年間、打者をやめて投手に専念したとしたら、彼は野球界最高の投手になることは間違いない。議論の余地もない」と断言しました。さらに続けて「デグロム(レンジャーズ)は健康であれば史上最高の投手の一人ですが、ナ・リーグ時代には打席にも立ちましたが、基本的には投球に専念していました。二刀流である大谷とは違い、ピッチングに集中する方がはるかに簡単だ」と説明し、「もし彼が投球だけに集中したら、私の目から見ても、彼は最高の投手になることは間違いない」と語りました。スモルツ氏はメジャーリーグの歴史において唯一、200勝と150セーブ以上を達成した偉大な投手です。その彼が大谷の投球を間近で見て、そのすごさに改めて圧倒されたようです。

【阪神】高橋遥人、甲子園に帰還 左手首の手術リハビリを完了し復帰

阪神タイガースの高橋遥人投手(29)が、今シーズン初めて1軍に合流しました。広島から甲子園に戻るチームに加わり、試合前の練習に参加しました。高橋投手は昨年11月、「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受けました。6月に実戦復帰を果たし、3試合で合計9回を無失点で抑えました。今回の1軍登板は、昨年10月13日のCSファーストステージで行われたDeNA戦(甲子園)以来のことです。レギュラーシーズンの最終登板は、昨年9月23日の巨人戦(甲子園)でした。

【巨人】元DeNA乙坂智「チャンスがあれば」練習に参加した阿部慎之助監督らにアピール

元DeNAの乙坂智外野手(31歳)は11日、川崎市にあるジャイアンツ球場で巨人の2軍練習に参加しました。外でのノックや室内練習場での打撃練習などを行い、入団に向けたテストの一環として、阿部慎之助監督(46歳)や吉村禎章編成本部長(62歳)らが彼の練習を見守りました。練習を終えた乙坂選手は、「日本に帰国してからは自分でグラウンドをお借りして練習を続けていたので、ある程度の動きができる状態です」とコメントしました。彼は6月28日にマリナーズ傘下の3Aチーム・タコマを自由契約となり、約1週間前に帰国。「本気でメジャーリーグ昇格を目指していましたが、日本に帰るということは、その夢を一旦諦めることを意味します。それでも、野球選手として必要としてくれる球団からチャンスをいただけるなら、最初に声をかけてもらったので、自分の全ての力を発揮したいと思い帰国しました」と心境を語りました。巨人については「伝統と歴史があり、選手も指導者も非常に洗練されています」との印象を語り、「海外では毎日全力で取り組まなければならない環境でした。もし契約していただけるなら、その姿勢を日本でも続けていきたい」と意気込みを見せました。阿部監督は「想像以上にしっかり動けていました。彼がいろんな国で頑張っているのは知っていたので、戦力になってくれるかもしれないと思っています」と評価しました。乙坂選手は強打の左打ち外野手で、2022年にDeNAを退団後、海外での出場機会を求めて活動。今年5月にマリナーズとマイナー契約を締結しましたが、6月28日に自由契約となりました。

【高校野球】楽天田中雅彦コーチの長男が初登板、明大中野・俐希「球界代表する投手に」/東東京

明大中野のエースである田中俐希投手(3年)は、楽天の田中雅彦コーチ(43)の長男で、この試合で初めてマウンドに上がりました。試合は8点リードの8回から登板し、ヒット1本のみで、無失点に抑えてコールド勝ちを収めました。先頭打者の8番に対して、カウント1ボールからの2球目をセンター前に打たれましたが、田中投手は「石和田がこの状況を作ってくれたので、自分もエースとして応えなければならない。今日はストレートで勝負する」と、冷静に対応しました。最速145キロの速球を武器に、無死一塁の状況から三ゴロ、二ゴロで相手打線を封じ込めます。さらに2死二塁の場面では、力強い投球で三邪飛に打ち取ることに成功しました。彼の父、田中雅彦コーチはPL学園(大阪)で2年の夏に甲子園で、横浜(神奈川)と延長17回におよぶ歴史的な試合を経験した選手で、プロ野球ではロッテとヤクルトで捕手として活躍しました。俐希投手も父の背中を追って、小学1年生から野球を始め、「尊敬できるところがたくさんあるし、目指していきたい」と話しています。将来有望なこの右腕は、大学を経てプロ入りを目指しており、「球界を代表する大投手になって、大きな夢を追い求めていきたい」と力強く誓いました。この夏が俐希投手にとって最後の大会であり、チームの悲願である甲子園出場を置き土産にすることを目指しています。【泉光太郎】

そりゃ強いわ!2位と9・5差で独走阪神のリーグ1位の数字の数々 防御率、失点…【投手編】

阪神タイガースは11連勝を成し遂げ、2位の巨人や3位のDeNA、そして広島に対して今季最大となる9.5ゲームの差を付け、セ・リーグで独走状態に入った。 現在、阪神は貯金18を計上しており、一方で2位に位置している巨人や3位の広島、そしてDeNAはそれぞれ借金1となっている。結果として、阪神を除いた全てのチームが負債を抱える形となった。 交流戦が終了した時点では、2位のDeNAと広島には3.5ゲーム差、そして4位の巨人とは4.5ゲーム差があったが、一気に差を広げた形だ。 様々なデータが阪神の圧倒的な強さを物語っている。チーム防御率は驚異の1点台を記録し、リーグトップの1.92を叩き出している。175失点はリーグで最も少なく、被打率は.221で、被本塁打17もリーグ最少である。 これまでの試合数がリーグ最多タイの82試合であるにもかかわらず、与四球は186でリーグ最少、与死球は19、本塁打を除く被安打数602もリーグ最少タイという、投手陣の突出した安定感を示している。