【日本ハム】ツルツル頭になってレイエス絶好調全打点、決意の“辞退”から1週間で約束果たす

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丸刈りで連弾だ。日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が1回1死一塁で、2戦連発となる先制の左越え2ランを放つと、3回にも適時二塁打で全打点をたたき出し、達孝太投手(21)の勝利をお膳立てした。髪をそり上げてから2戦2発6打点。チームは好調な助っ人の活躍で、2位に再浮上した。   ◇   ◇   ◇ツルツル頭のレイエスは、トークも滑らかだった。大型連休の企画でヒーローインタビュアーは子どもたち。「大事な場面で緊張した時はどうしていますか」の問いに、「深呼吸して『緊張しているのは僕じゃなくて相手だ』という風に考えています」。優しい返しで、エスコンフィールド今季最多3万3529人の観衆を楽しませた。決意の“辞退”から約1週間たっての本拠初お立ち台だった。4月26日ロッテ戦で決勝弾も「ファンの前に出るからには去年みたいな明るいレイエスを出したい。もうちょっと打ってから絶対にファンの前に出ます」と約束して固辞した。4月30日、5月1日のソフトバンク戦は2試合連続でスタメンから外れた。新庄監督は「あえて今回は話さなかった。悔しさっていうのも少しは持たせないと、集中力って生まれないと思うから」。まじめな助っ人は考えた末、打席でバットを揺らす動きを抑えた。「日本の投手はセット(ポジション)で長時間持ったりする。ずっと(自分が)手を動かしていて、いつ来るんだ? というのではタイミングも取りづらい」。投手が動き出してから自身も始動。この日は防御率0点台だった西武隅田から1回に左越え2ランを放つと、3回無死一塁では3ボールから149キロ直球を右中間へ。3日同戦から計4安打、6打点。自力で調子を取り戻した。丸刈りにした理由は、ドレッドヘアを続けて「髪が痛んで部分的にはげた」から。「目立たないように全部切ってリセットしないといけなかった」。髪形同様、不調だった打撃もリセットできたが、「ここからは切らないで伸ばすよ」。指揮官は「次、調子が悪くなったらヒゲそるんじゃない」とジョークを飛ばしたが、ここからは本塁打数も頭髪もヒゲも、かっこよく伸ばし続ける。【永野高輔】

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