【ソフトバンク】上沢直之、膝から崩れ落ちる 同点7回痛恨被弾 移籍後初の古巣日本ハム戦先発

ソフトバンクの投手、上沢直之(31)は重要な場面で1発を浴びせられ、自己最多の122球を7回まで投げて3安打3失点でマウンドを降りました。
試合は2-2の同点で迎えた7回1死、6番打者の万波にソロホームランを許しました。3球目で追い込み、フルカウントからの6球目で、真ん中に甘く入った変化球が捉えられ、左翼ホームランテラス席に飛び込みました。この痛手の一打を見届けた上沢はその場で膝から崩れ落ちました。
公式戦での古巣・日本ハム戦には移籍後初めて先発。初回から変化球を駆使し、日本ハム打者に的を絞らせず、2回2死からは4者連続三振を奪い4回2死まで完全投球を見せました。しかし、2-0だった5回には2失点。連打で無死二、三塁のピンチを招き、7番の郡司の犠牲フライで1点を返されました。なおも2死三塁で9番水野にフルカウントから与えた投球が外れ、捕手の嶺井博希(33)が後逸し、三塁走者の万波が生還して同点に追いつかれました。
上沢は2023年オフにポスティングシステムを用いてアメリカ球界に挑戦。レイズとマイナー契約を結んだのち、5月にレッドソックスへ移籍。しかし右肘の故障によりメジャーでの登板は2試合のみとなり、昨オフに自由契約となってホークス入りを決断。日本ハムを離れる決断に際しては批判の声も上がりました。試合前には日本ハムファンからブーイングを浴びせられる一幕もありました。
試合前時点で今季は4試合で先発し、2勝1敗、防御率3.27を記録しています。チームの本拠地での白星は全て上沢が挙げています。