【高校野球】楽天田中雅彦コーチの長男が初登板、明大中野・俐希「球界代表する投手に」/東東京

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明大中野のエースである田中俐希投手(3年)は、楽天の田中雅彦コーチ(43)の長男で、この試合で初めてマウンドに上がりました。試合は8点リードの8回から登板し、ヒット1本のみで、無失点に抑えてコールド勝ちを収めました。

先頭打者の8番に対して、カウント1ボールからの2球目をセンター前に打たれましたが、田中投手は「石和田がこの状況を作ってくれたので、自分もエースとして応えなければならない。今日はストレートで勝負する」と、冷静に対応しました。

最速145キロの速球を武器に、無死一塁の状況から三ゴロ、二ゴロで相手打線を封じ込めます。さらに2死二塁の場面では、力強い投球で三邪飛に打ち取ることに成功しました。

彼の父、田中雅彦コーチはPL学園(大阪)で2年の夏に甲子園で、横浜(神奈川)と延長17回におよぶ歴史的な試合を経験した選手で、プロ野球ではロッテとヤクルトで捕手として活躍しました。俐希投手も父の背中を追って、小学1年生から野球を始め、「尊敬できるところがたくさんあるし、目指していきたい」と話しています。

将来有望なこの右腕は、大学を経てプロ入りを目指しており、「球界を代表する大投手になって、大きな夢を追い求めていきたい」と力強く誓いました。この夏が俐希投手にとって最後の大会であり、チームの悲願である甲子園出場を置き土産にすることを目指しています。【泉光太郎】

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